古本屋さんで何気なく手にしてから、さかのぼって全巻集めて読んでいるコミック『軍鶏(しゃも)』。少年院あがりの屈折した主人公が、すさんだ過去を背負いながらも、自分の居場所を必死で見つけようとする…。身につけた空手の技で、生き抜き、生き抜き、生き抜く物語です。冷たい社会の中では、一度貼られたレッテルは、容易には剥がれません。暗い過去を引きずりながらも、いつかは明るいステージへ…闘い続ける主人公の、強さを極めた格闘ストーリー!といったところです(笑) 作家と出版社の間にトラブルがあったらしく、何年も休載のままだったのですが、いつの間にか再開していました。たなか亜希夫という人の作品はけっこう好きです。
軍鶏…続きが楽しみです