サンタに保険がかけられた

うちのサンタには今年から保険がかけられた。

昨年のクリスマスの朝、遊戯王のなんちゃらかんちゃらがほしかったのに、
お父さんがそれに価値を見出さず、やっぱり子供はラジコンだとうと
ヘリコプターのラジコンを用意した。

それを開けた時の子供の悲しそうな顔はいまも目に焼きついているほど、
かわいそうだった。『願ったもんと違う～～』と突っ伏した。
お父さんは、対応できず『世の中そんないつも上手く行くわけないんだ』とか
言ったけど・・・・しかもそのショボイラジコンは開けて
10分もしないうちに天井にぶつかり壊れてしまった。

今年はお父さんに任せておいたら大変だと、私はサンタに立候補。
ジャンプアルティメットスターズという難しい名前のゲームを
ジャンプスーパースターズと間違えそうになりつつもゲット。
しかし、子供はもうサンタを信用していなかったのだ。

遊戯王の新しいカードパックが出たが1000円でお小遣いで買えなくて
困っている子供に、年末におばあちゃんちに行った時に買ってもらえば
いいじゃんと言うと『いや、おばあちゃんには、そんなつまんないもの
頼めない。サンタが間違えた時、頼まなくちゃいけないから』

すごっ、完璧なリスクマネジメントである。

しかし、今ここでまた危機が訪れている。
新しいDSソフトでほしいのがあるらしく、前の晩にお母さんに貰った
大きな紙（研修であまった模造紙だな）に書いて
ベッドの上に張って置こうとか計画しているのだ。
まずい・・・・・・・・・・
今、彼は9歳だから、ほぼサンタを信じている最後の年だろうに、
なんとかなるのだろうか？