21世紀 脱原発 市民ウォーク in 滋賀

<脱原発 市民ウォーク in 滋賀> の 活動報告、お知らせなど を掲載 ♪
ときどき、トピックも ~☆

脱原発 市民ウォーク in 滋賀   新春 1月の予定

2018-12-20 13:13:50 | 記事
高浜原発うごかすな!
21世紀 第75回  
◆ 脱原発 市民ウォーク in 滋賀 ◆

1450万人の近畿の水源=びわ湖と私たちの未来=子どもたちを守りましょう。

ご一緒に歩きましょう! 参加無料!

<とき・ところ> 
2019年 1月26日(土)13:30
JR膳所駅前集合
⇒JRの新しい改札を出て、左手(北側:びわ湖側)を地上に降りてから
 右手の奥の広場(工事中です。生協・市民病院へ渡る階段の手前下)

★コース = ときめき坂 ~ 西武百貨店前 ~ 関電滋賀支店 ~ びわ湖畔

☆主 催=21世紀 脱原発市民ウォーク in 滋賀 実行委員会
☆呼びかけ人・・・池田進(原発を知る滋賀連絡会 電話077-522-5415)
         岡田 啓子(ふぇみん@滋賀 電話077-524-5743)
         稲村 守(9条ネット・滋賀 電話080-5713-8629)

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トピックス ♪

◆千葉県の放射能ホットスポットから避難の山崎さん。12・1近江八幡。



◆12・8あいば野集会





◆関西生コン支部反弾圧集会 12・8大阪



◆両隣の韓国代表と、若狭の原発を考える会の橋田さん 11・27



◆「放射能ゴミ焼却を考える福島連絡会」の和田央子さん 
  11・20ユニオンネットワーク・京都主催集会後



☆若狭の老朽原発再稼働に反対する大運動を開始します!賛同よろしく!

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チラシのダウンロードは ⇒ コチラ

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廃炉作業の現状はどうなっているのか?

2018-12-11 13:28:39 | 記事
◆ 第74回・脱原発市民ウォークin滋賀のご案内 ◆

  2018年12月15日(土)午後1時半、JR膳所駅前集合 

第74回・脱原発市民ウォークを上記のとおり行います。
どなたでも自由に参加できます。
年末でお忙しいことと思いますが、都合のつく方はぜひ足をお運びください。

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■ 福島第一原発の廃炉作業の現状はどうなっているのか? ■

 福島第一原発では事故発生後の2011年6月ごろから当面の応急対策としての汚染水除去装置の設置をはじめとして、廃炉に向けての作業が開始されており、現在は汚染水対策や廃棄物対策と同時に燃料棒取り出しや燃料棒取り出しのための準備作業など、大型の工事を含む様々な作業が同時進行の形で進められています。しかし、メディアは廃炉作業については断片的に報じるだけであり、最近は福島第一原発の廃炉作業ついての報道はあまり目にしなくなっています。

 原発問題に関心がある人のなかには、廃炉作業は現在一体どうなっているのか、どの程度進んでいるのか、果たして廃炉できるのか、それを知るために一度は現場で自分の目で確かめたいと思っている方々も少なからずおられるのではないかとおもいます。しかし、現場を見るのは「関係者」ではない一般の市民にとっては容易でありません。このためメディアはもっと継続して精力的に報道に努めるべきではないかと思っていましたところ、今年の3月に、福島第一原発の廃炉作業を克明に記録した写真集が出版されました。

記録写真集『福島第一原発 廃炉の記録』
(撮影:西澤丞、みすず書房、2018年3月刊、本体3200円)

 撮影したのは科学や工業の現場を撮ることを専門としている西澤丞(にしざわ・じょう)という写真家です。撮影期間は2014年~2017年の3年間。150点余のカラー写真が掲載されています。今も毎日数千人の人々が働いている廃炉作業の現場を撮った唯一の写真集とされています。

 この写真集を発表した写真家の西澤氏は、その序文で以下のように述べています。
 「自分にできることは、何なのか。湧き上がってくる自分自身への問い。事故後、時間がたっても不鮮明な写真しか発表されないことへの疑問。誰もやらないのであれば、自分がやるしかないという使命感。それらに対する答として2014年7月から現在まで撮影を行っている。撮影にあたっては、現場の目線で撮った記録写真を残したいと考えていただけで、写真集としてまとめるつもりはなかったが、実際の現場と人々が持つイメージとのずれが徐々に大きくなっていることや、事故が風化しつつあることを感じ、事故から7年経つこの機会に本としてまとめようと考えた。」

 また、撮影は東京電力の協力を得て行われたのですが、この点に関して、「写真の中立性について、問われることがある。この撮影が東京電力を協力によって行われたことを考えれば当然の疑問だが、東電の案内がなければ現場に入れないという条件は誰が行っても同じであり、また福島原発に限らず放射線管理区域では第三者が自由に行動することは許されない。まして放射性物質がどこに存在しているのかわからない状況下では現場を把握している人の案内が不可欠だ」としています。

 そして「この写真に関して私は何らかの意見を伝えることを目的としているのではなく、ただ現場に行けない人に判断材料を提供したいと考えている。原子力発電には、さまざまな考えがあるだろう。しかし福島第一原発の廃炉作業については、どのような形にせよ解決しなければならず、今の現役世代だけでは完了できない課題であることも確かな事実だ。そのためは、できる限り多くの記録を残しておくことも大切だとも考えている。唯一、個人的に伝えたいことがあるとすれば、それは、現場には一生懸命働いている人が大勢いるということ。それだけだ。」と述べています。

 東電の許可を得ての撮影であるため、当然一定の限界があると考えることもできますが、この写真家は「撮影において制限を受けているのは核物質を守るための機密事項と個人の特定につながるものだけだ。機密に該当する部分は、テロリスト対策であるので撮影できるはずもない」と記しています。

 しかし、それでも、150枚余の写真全体を、一枚一枚眺めていきますと、完全ではありませんが、廃炉作業の現実の全体像を、そして廃炉の作業がいかに困難と危険を伴うものであるかということを、ある程度具体的に理解できるのではないかと思います。

 廃炉作業に参加している企業名が掲示されている管理施設の外壁を撮った写真を見ますと、神戸製鋼、IHI(石川播磨島重工)、鹿島建設、日揮、清水建設、三菱重工、KDDI、東芝、関電工、久保田など、日本のさまざまな大手の建設会社、工事会社など約60社、それにフランスの代表的な原子力関連企業であるアレバ社も参加していることがわかり、いかに廃炉作業が大がかりなものであるかが理解されます。

 書店や図書館などでこの写真集を見かけたら、ぜひ一度手に取ってご覧になるようお勧めいたします。

 なお、この写真集のすべての写真について英文の説明が併記されています。
英語の題名は
《Decomissioning Fukushima:A Photographer's Journey into the Depth of the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant》です。

注:表紙の写真には以下のような説明が付されています。

「3号機のそばで作業員がタングステン入りのベストを着ようとしている。このベストは重量が10kgほどもある装備で、放射線量の高い場所で被曝量を抑えるために使う。着たことがなくても、作業が大変になることは容易に想像できる。(2016年9月30日撮影)」

2018年12月10日

 《脱原発市民ウォークin滋賀》呼びかけ人のひとり 池田進
  連絡先:電話/FAX:077-522-5415


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