(株)塚谷刃物製作所(大阪府八尾市)は、打抜き時のセット時間を大幅に短縮する「マジックナイフ」(以下MG)を、抜型用刃物「m-power」「WG」「G」のラインナップに追加した。耐久性や精度で高い品質を持つこれらの刃物でMGタイプが選択できることで、抜型性能や生産性などで多くの選択肢をユーザーに提供できるようになった。 抜型セット時には何回か試し抜きを行い刃の高さを調整する。刃の高さがシートに対して十分でない場合は、刃の裏側にムラ取りテープを貼って高さを調整するが、テープ貼りや試し抜きの回数が増えると、テープ使用量やセット時間も増加して生産性が低下する。MGは試し抜きを行うと、刃の背中部分がバックプレートにぶつかり潰されることで、少ない試し抜きでも、ある程度刃は適度な高さに修正され抜型全体に均等な圧力がかかるようになる。 MGの潰れ具合だけで全体に等しい圧力が掛けられない場合に限り、ムラ取りテープを貼って調整が必要になるため、従来のノーマルMGのユーザーの中には、使用前と比較してセット時間を約8割短縮した事例があるという。同社では小ロット傾向でセット回数が増加しているユーザーに積極的な活用を勧めていく。 問合せは電話0729-96-8770。 (板紙段ボール新聞 4月7日) |
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