段ボールWatcher

段ボールを中心とした情報整理ブログ

箱代を安くするための段ボールの基礎知識

2006-11-25 04:55:30 | 段ボールについて

北海道の須藤さん(98ページ)のように箱代で年間1000万円かかる
農家は数少ないと思うが、農家にとって箱代がバカにならないのは
たしかだ。

 そこへきて、今度の原油の高騰で、4月から紙代が1kg5円ほど値上
がりした。長野の中沢紙工の中澤さん(91ページ)も、この夏から
箱代を5~10%値上げせざるを得ないという。

 農産物の価格が低迷するなか、箱代が上がるのはつらい。なんとか
少しでも箱代を下げることはできないだろうか。箱代を安くするには
段ボール屋さんと交渉することだ。交渉を有利にすすめるためにも、
段ボール箱のことをいろいろと知っておこう。

■箱代を安くするポイント■

・紙の厚さと材質で箱代を安く(ダブルをシングルへ)
・強度は撥水紙、強化中芯でおぎなう
・中身が軽い場合、材質を落とせば最大3割安くなる
・箱の色で安く(白箱から茶箱へ)
・箱の形で安く(ミカン箱タイプがいちばん安い)
・予約で安く
・数量で安く
・印刷で安く
・運賃を安く(地元段ボール業者を探そう)

http://www.ruralnet.or.jp/gn/200609/kant.htm
(月間現代農業2006年9月号)


10年後に売上げ倍増 BHS

2006-11-11 17:52:13 | 段ボールについて
BHS(ドイツ)は10年後の2016年まで
に売上高を現在の約2倍の10億ユーロまで
引き上げることを目標として開発を進めている。
これは世界の段ボール機械市場(段ロール含む)
3000億円の約50%にあたる驚異的な数字だ。
 本社工場とクロアチア、チェコの工場で年間
25台のコルゲータを組める。またオーストリア
にカーボンシャフト、イタリアとブラジルには
段ロール加工工場を有している。昨年から稼動中
の上海工場は今年中国向けに5台のコルゲータを
出荷した他、低速スプライサーを100台販売。
08年には全面完成する予定で、売上高倍増に大
きく寄与する。
 日本法人のBHSコルゲーター・小島伸夫代表
取締役は「開発を怠れば沈んでしまう。本社工場
にはコルゲータのデモ機も設置してあり、ユーザー
と共同開発していくシークレット部門もある。
日本の段メーカーの要求はきめ細かく、ドイツ人が
忘れている事なども指摘され、次のステップ、開発
に役立てられる」とした。
(板紙・段ボール新聞 11月7日)

段ボール原紙の米坪量別生産量 中しんの薄物化進む

2006-11-04 23:22:27 | 段ボールについて

日本製紙連合会はこのほど平成18年7月度の段ボール原紙
(内装用ライナ除く)の米坪量別生産量を発表した。
本紙はその大要を紹介するとともに等級別に主要米坪量に
ついて検討した。JIS規格が昨年9月に改正したため
前年同月と詳細な比較は出来ないが、ライナは薄物化に
歯止めがかかり、中しん原紙は低グレード化した。
JISの主な改正点は次のとおり。
(1)級について、生産量の少ないものは除外し、簡素化した。
(2)米坪量について、生産量の多いものに集約化した。
(3)坪量許容差のプラス・マイナス4%を3%に改正した。
(4)性能(圧縮強さ及び非圧縮強さ、破裂強さ及び比破裂強さ)
について、市場実態や原料事情を勘案しつつ、必要水準を見直し、
級及び坪量毎に設定した。

http://beitsubo.com/news/article.asp?news_id=11920