北海道の須藤さん(98ページ)のように箱代で年間1000万円かかる
農家は数少ないと思うが、農家にとって箱代がバカにならないのは
たしかだ。
そこへきて、今度の原油の高騰で、4月から紙代が1kg5円ほど値上
がりした。長野の中沢紙工の中澤さん(91ページ)も、この夏から
箱代を5~10%値上げせざるを得ないという。
農産物の価格が低迷するなか、箱代が上がるのはつらい。なんとか
少しでも箱代を下げることはできないだろうか。箱代を安くするには
段ボール屋さんと交渉することだ。交渉を有利にすすめるためにも、
段ボール箱のことをいろいろと知っておこう。
■箱代を安くするポイント■
・紙の厚さと材質で箱代を安く(ダブルをシングルへ)
・強度は撥水紙、強化中芯でおぎなう
・中身が軽い場合、材質を落とせば最大3割安くなる
・箱の色で安く(白箱から茶箱へ)
・箱の形で安く(ミカン箱タイプがいちばん安い)
・予約で安く
・数量で安く
・印刷で安く
・運賃を安く(地元段ボール業者を探そう)
http://www.ruralnet.or.jp/gn/200609/kant.htm
(月間現代農業2006年9月号)