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My Favorite Things II

福岡生活、満喫中。

スペインのワイン。

2011年02月07日 | Wine
ある晩、外出先で携帯の着信に気づきました。
シェ・クドウの先生とワインボス氏からのお誘いです。
もちろん寄りますよ~。
だってほら、どうせ帰り道だし。(←言い訳 ^^)

駆けつけると、
ボス氏お気に入りのスペインワインをお二人で堪能中でした。
(遠慮なく)ご相伴に預かる私。(す、すみません・・)

☆PEGASO GRANITO 2007(写真左)

花崗岩土壌で作られたグルナッチャ100%のワインです。
ステンレスタンク発酵後、フレンチオーク樽18ヶ月熟成。

じつはこの前に同じ造り手の
☆PEGASO PIZARRA 2007(写真右)

をお二人は飲んでいたのですが私は間に合わず。
こちらはシスト土壌のグルナッチャ100%、
オーク開放桶とティナハと呼ばれる壷で発酵、
フレンチオーク樽で24ヶ月以上熟成とのこと、
その味わいの違いを楽しむことはできませんでしたが・・

私が頂いたGRANITOのワイン、
色も薄めだし、柔らかくて上品な印象。
でも、これでもPIZARRAのワインと比べると、
こちらは土っぽく力強い印象なんだそうです。
うーん、飲んでみたかったなあ。

遅くに到着した私のために、
興の乗った(スイッチが入った、とも言う)先生が、
奥からまた1本出してきてくれました。

☆GRAN COLEGIATA Reserva 1990 Farina TORO

20年だけに、だいぶ褐色が入り良い感じ。
口に含むとまず清涼感とほのかな甘みを感じます。
果実味も残りますが、コーヒーかほうじ茶のような香ばしい味わいも。
最後に蒸留酒のようなアルコールの余韻があります。
飲み込むまでに口の中で様々な印象を感じられる、複雑な大人のワイン。

と書いてきましたが、この日は特にメモ等していなかったので、
じつは記憶も少々曖昧。
TOROのワインは、飲みきれなかった分を持たせていただいたのですが、
翌日には多少変化し、より枯れた印象が強くなっていました。

いずれにしてもこの日いただいたスペインワインは、
これまで私が持っていた「スペインの赤」のイメージ
(太陽をたくさん浴びた赤紫色、タンニンも果実味もたっぷりで力強い)
を変えるようなものばかりでした。
これだから、ワインは面白いのですね。

貴重なワインのご相伴に預かり、本当にありがとうございました。
ごちそうさまでした。


プレジール・デュ・ヴァン

2011年01月30日 | Wine
シェ・クドウで「貴重なワインを先生の手料理と共に楽しむ会」です。
オミソな私には勿体なくも嬉しいことに、メンバーに入れて頂きました。

今日のテーマは、
「Grand Vin Bourgogne Blanc , Chardonnay」
ブルゴーニュの白ワインを4種類、ブラインドで飲み比べます。

ワインリストはこちら。
(a) Nuits Saint-Georges La Gerbotte 2004
 Domaine D' Arlot
 

(b) Beaune Premier Cru Clos Des Mouches Blanc 1999
 Domaine Joseph Drouhin
 

(c) Corton-Charlemagne Grand Cru 2004
 Domaine Bonneau Du Martray
 

(d) Meursault Premier Cru Santenots 2000
 Domaine Marquis D'Angerville
 

目の前にはワイン名を伏せられ、番号だけついたグラスが4つ。

左から(1)(2)(3)(4)、さっそく試飲してみます。

(1) いちばん色が濃いです。蜂蜜のように美しく艶やかな黄金色。
 蜂蜜やブランデーのような少し香ばしい香り。
 やわらかでたっぷりした樽の印象が前面に出ていますが、
 余韻に渋みの混ざった酸味を感じます。

(2) ナッツような甘やかな香り、なめらかなアタック、
  最初もっとも口当たりがよかったワイン。
  柔らかで厚みがあり、時間がたってもその印象は殆ど変わりません。
  パパイヤやマンゴーのような南のフルーツの味わいも感じますが、
  後味は意外にさっぱりしています。
  個人的にはこの日いちばんのワイン。

(3) 蜂蜜やバターの滑らかさを感じます。
  ミネラル、木香、奥の方に酸味もあり、複雑な味わい。
  余韻の香りが何か思い出せなくて・・先生のヒントでようやく判明。
 「美容院でパーマをかけたときの匂い」に似ていました!

(4) 樽から来る滑らかさは他のワインと同様なのですが、
  最初もっとも酸味が強く、苦みも感じました。
  輪郭をしっかり感じるワインです。
  時間とともに味わいの変化を待ちましたが、意外に変わらず・・
  それはどのように判断するか?

白ワインは好きなのですが、当てるのは苦手です。
ぜんぶ美味しいし。(汗)
正直、ぜんぜん分かりません・・。
さんざん迷った挙げ句、私の答えは(a)(b)(c)(d)=(4)(2)(3)(1)。  

さて、種明かし。
じゃーん。

(a)(b)(c)(d)=(2)(3)(4)(1) が正解でした。

今回は難しかったですね。
先生・先輩方も含め、一同イマイチの結果に終わりました。

種あかしのあとは、先生の手料理をご馳走になりながらワイン談義。
今日のメインディッシュは鶏つみれ鍋。
先生特製の鶏つみれはまたもや絶品だし、
寒い夜、しかもワインのために暖房はあまり効かせない店内に、
ぴったりの温かいお料理でした。
ご馳走さまでした!

ラストモンターニュ

2011年01月21日 | Wine
お世話になっていた西中洲のワインバー、
「ラ・カーヴ・ド・モンタ-ニュ」がいよいよ閉店されることになり、
水曜の夜、ワイン教室一同で最後に集まりました。

私は(こんな時に限って! 涙)野暮用が出来てしまい、
短時間しかいられなかったのですが、
それでもセラーに入ってワインを選ばせていただいたり、
ちょっとだけ店主Yさんともお話出来て、
思い出に残る夜になりました。

乾杯の泡のあと、
まずはすっきり爽やかめの1本を、ということでこちらを。

☆GAVI "FILAGNOTTI"


エチケットに描かれたわんちゃんと目が合い、思わず選んだ1本。
ブルゴーニュワインのお店で、
私が選んでしまったのはイタリアだった、というオチ(涙)ですが、
爽やかな口当たり、樽から来るヴァニラ香と丸い印象。
太陽をたくさん浴びたイタリアらしい白でした。
わんちゃんも、暑さでちょっとぐったり目?(笑)

そう言えば東京時代お世話になったオケの指揮者様は、
このGAVIがお好きだったなあと急に思い出したりして、
久しぶりにイタリアワインも開拓したくなりました。


☆MARSANNAY SAINT-JACQUES
 Domaine Fougeray de Beauclair


次を選んでくれたメンバーのおかげで、ブルゴーニュに戻って来られました(笑)
フルーツの酸味、ミネラルなど様々な印象がとけあってとてもバランスが良く、
穏やかで品の良い、ブルゴーニュらしい白ワインでした。

と私はここで残念ながらタイムリミット。
後ろ髪ひかれつつ、YさんKさんにご挨拶してお店を後にしたのでした。

* * * * *

何度も書いてきたのでしつこいけれど、
ここは福岡へ来たばかりの頃、ボス氏に教えていただいたのでした。
YさんKさんのお人柄やお店の雰囲気、もちろんワインもお料理も全部大好き、
福岡で心細い思いをしていた私にとっては、これ以上ないようなお店でした。
ワイン教室を始められてからは私も仲間に入れて頂き、
楽しいワイン友達も出来てとても楽しかった。
福岡という町からこぼれ落ちそうだった私を、
しっかりつなぎ止め馴染ませてくれた、大事な大事な場所でした。
いまは感謝の気持ちでいっぱいです。

ワインのご縁はきっとこの先も続き、
また別の形でお世話になることもあると思います。
お二人の前途に、心をこめて乾杯を。
本当にお世話になりました。

ワイン講座第4回@シェ・クドウ

2011年01月20日 | Wine
先月は体調を崩してお休みしてしまったので、
とっても久しぶりの気がするシェクドウのお教室。
少し遅れて到着したのですが、先客はひとりだけ・・(汗)
先生いわく
「このクラスはとっても盛り上がるし面白いし、
 ユニークな人たち揃いなんだけど、時間がバラバラなのよねぇ~」
す、すみません先生! 
私はただの遅刻ですが、
他の皆は忙しいけど、とってもワインが好きで熱心なので、
お休みだけはしたくないと、何時になっても頑張って来るので、
余計その傾向が際立ってしまうのです(涙)

というわけで、この日も定刻より30分ほど遅れてレッスン開始です。

今回のテーマは南仏。
プロヴァンス、ラングドック・ルション、ボルドー南西部など、
範囲は広いけれど魅力ある地域です。
ワインリストはこちら。

(1) Vin de Pays des Cotes Catalanes 2001
 AOC 同上
 Domaine Gouby

輝きのあるレモンイエロー。
口に含むと少しピリピリした食感、ほんのわずか発泡を感じます。
落ち着いた酸味や苦み、樽の印象もありバランス良く感じます。
飲み込んだ後に舌の奥に甘い余韻があります。

(2) Cotes de Provence Rose 2007
 AOC 同上
 Otte Selection

薄いサーモンピンクの色合いが非常に美しい。
香りにも味わいにも、最初にミルキーな印象を感じたのは不思議、
味わいはフレッシュで心地よいです。
たとえば気候のよい時に、ビーチで青い海を眺めながら、とか、
お花見の時に、とか、
なんとも開放感を感じるワインでした。

(3) Trevallon 2001
 Vin de Pay de Bouches du Rhone
 Domaine Trevallon

誰もが異論なく品質を認めるけれど、
AOCの定めた品種割合から逸脱しているためヴァンドペイを名乗っている、
そんなエピソードを聞きながらの試飲です。
肉質な、スパイシーな香り。
「茹でたブロッコリーのような」香り、という意見も出ていました。
何と言うか、柔らかな中にスパイシーな刺激を感じる香りです。
しかし口に含めば意外に清涼感があり滑らかで、
柔らかな落ち着きを感じます。
南仏ならではの大らかでエレガントなワインです。

(4) Chateau Montus 2006
 AOC Madiran
 Chateau Montus

トム=クルーズが自家用ジェットで買い付けに来るワインとして有名(笑)
セパージュはタナとCS、いずれにしても濃い系ですが、
「重たい」感じはありません。
心地よく丸みを帯びたタンニンが柔らかい味わいでしたが、
(3)に比べて私の印象は薄かった・・
そろそろ酔いが回っていたのかもしれません(涙)

番外編(1) ~メンバーのアメリカ土産~
 Kistler
 Sonoma Coast

お仕事で西海岸帰りのメンバーが持ち帰って来てくれたソノマ。
上品で心地よいピノの香り、酸味や苦みのバランスがよく、
個人的には大好きなワインです。
同じ品種でも、ブルゴーニュと比べると、
おおらかで素直な主張が感じられるのが、アメリカらしさなのかも。

番外編(2)
 Vosne-Romanee 1er Cru
 Les Beaux Monts
 Louis Jadot

少し粉っぽいような乾いた、でも果実味豊かなな香り。
落ち着いた酸味とタンニンのバランスがよく、
奥行きのある深い味わい。
持ち寄ったおつまみ、ローストビーフによく合って幸せでした♪

番外編(3)
 Chateau Langoa Barton 1997
 Saint-Julien


ボリュームとまろやかさが印象に残っています。
でも・・何せここまで来るとすっかり酔いがまわり、
テイスティングシートは白紙(涙)、力尽きてます。。
機会をあらためて、ぜひお肉なお料理と共に
ゆっくり楽しみたいワインです。

最後のほうは味わいたくても気力が残っていなかったので、
とても勿体なかったなあ。
こんどは体調万全に整えて、最後まで頑張ります。


それにしてもこのクラスのメンバーは、
みんなワインに関する経験値が高いし話も面白くて、私は大好き。
クラスの雰囲気もとっても良くて、毎回本当に楽しいです。
勿論それは、それぞれの個性を引き出すK先生の話術と、さらに、
チャーミングで魅力的な先生自身の存在に依るところも大きいのです。

去年の春先福岡へ来て初めて、
自分の居場所が出来たと感じられたのがこの講座だったので、
私自身の思い入れも格別なのですよね。
この場所にこのお店があって良かった。
そして、世の中にワインがあって本当に良かった!

来月のクラスも今から楽しみにしています。

ワイン講座最終回@モンターニュ

2011年01月14日 | Wine
西中洲のワインバー「ラ・カーヴ・ド・モンターニュ」での講座も
いよいよ最終回です。

今回は「ワインの熟成」がテーマ。
熟成の目的、方法、それぞれの特徴、
またその過程で起こりうる異状とその原因などについて、
まずテキストでお勉強。
その後はお待ちかねの試飲です。
今回は最初からワイン名が公開されておりました。

(1) Le Chenin 2007 FL
 ロワール地方 アンジュー地区


(2) Chamboureau 2007 FL
 ロワール地方 サヴァニエール地区


(1)も(2)も輝きのある麦わら色。
最初、低温でサーブされたのですが、その段階で(1)は、
口の中で横に広がり、酸味や苦みといった存在感があり、
飲み込む際にもちょっと輪郭を感じます。
しかし、温度が上がるにつれて柔らかく丸くなり、
たとえば薄味の和食、白身のお魚などと合わせたいワインです。
一方(2)は、冷えている時から口当たりが柔らかい。
ただし、舌の両側に刺激を感じるところが(1)と似ています。
バニラのような香りはまさに樽香。
温度が上がればミルキーな印象も感じます。

(1)と(2)は同じ品種(シュナンブラン)、同じ造り手ですが、
(2)は樽熟成の特徴が強く出ています。
そのため印象がまるで違う。
この品種、単体でいただくのは私ちょっと苦手なのですが、
(2)のように上品に作り込んであれば、
意外に柔らかい印象で、美味しくいただけることを発見しました。

(3) Morey St. Denis 1er Clos des Ormes 2004
 George Lignier et Fils
 ブルゴーニュ地方


(4) Volnay 1er "Les Santenots" 1978
 Potinet Ampeau
 ブルゴーニュ地方


赤ワインは、(3)も(4)もブルゴーニュ1級。
造り手も違いますが、熟成という面で一番異なるのは「時間」。

(3)は、飴色がかった透明度ある赤色で輝きがあります。
枯れ草やコーヒーを思わせる香ばしい香り。
フレッシュで生き生きとした酸味、まろやかさも感じますが、
どこか青っぽく、尖っていて一体感がありません。
このあたりが若さなのですね(涙)
でも、後からいただいた生ハムとはばっちり好相性。
これもお食事と一緒に楽しむワインです。

(4)は、(3)よりも濃い飴色、褐色がかった赤。
落着きのある輝きは、年期の入ったブルゴーニュの品の良さを感じさせます。
そして、例えばいろんな材料を長時間煮込んだスープのような、
複雑で美味しそうな?香り。
まろやかで深みがあって幸せな味わいも、期待を裏切りません。
このお教室で最後にいただくワイン、いつまでも味わっていたかった。


東京時代はボルドーとイタリアが好きだった私が、
ブルゴーニュファンになるきっかけを作ってくれたお店でした。
また、地元に知人の殆どいない私に、
ワインを通じた出会いを与えてくれた場所でもありました。
福岡でのワインライフの充実と、もっと言えば、
私が福岡に馴染むひとつのカギをくださったこのお店を、
私はずっと忘れないでしょう。
本当に、ありがとうございました。



閉店間際、また来週、クラスのメンバーでお店に伺います☆