銀座大幸歯科

銀座大幸歯科院長ブログ

自殺

2006-10-31 16:27:03 | Weblog
最近、学童期の自殺が多い。

なぜ死に急ぐのか。全国的に自殺者は一向に減少しない。

自殺と聞くと思い出すのが、妻子がありながら愛人と心中した太宰治のことだ。
彼は生前にこう書いていた。「愛することは命がけだよ。甘いとは思わない。」
本物の恋愛は誰もが憧れるようなものじゃない。憧れるのは自由だが、本気で惚れてしまったら、相手にもよるが、命がいくつあっても足りやしない。
彼の自殺はロマンチックで、作風と同じようになったから本望だろう。

 しかし、いま社会で問題になっている自殺問題は、もっと深刻だ。

 警察庁がまとめた2005年の国内自殺者は3万2552人に上る。8年連続して3万人台を超えている。この数字は交通事故の犠牲者のおよそ4倍に相当する。

  警察庁の資料によると、自殺の動機は「健康問題」「経済・生活問題」が多く、次いで「家庭問題」「勤務問題」「男女問題」「学校問題」と続く。

 リストラや過労、職場の環境、学校内でのイジメなど、弱い立場の人間にしわ寄せが集まっていないか。
 勝ち組、負け組と言われる格差社会の広がりの中で、ぎすぎすした人間関係が自殺の背景になっていないか。

 そこに心の病がかかわっているなら、早い段階で根治しなければならない。

 世界保健機関(WHO)の04年データによると、自殺率(人口10万人当たりに占める自殺者の割合)の高い国は男性が1位ロシア、2位ハンガリー、3位日本の順である。女性は1位が日本で、2位ハンガリー、3位ロシア。いまや日本は世界有数の自殺国である。

 わが国もようやく昨年、関係省庁が自殺予防総合対策をまとめ今年6月、自殺対策基本法を成立させた。5年後の「自殺率20%減」「自殺未遂者の再企画率30%減」の実現を目指す。

 最近、注目されるのは「うつ病」と自殺との深いかかわりが医学的にわかってきたことだ。自殺未遂者の4人中3人に何らかの精神障害があり、さらにその半数にうつ病やそれに近い症状がみられたという。

僕は男三人兄弟の末っ子だ。 当然、アニキにいつもいじめられていた。
いま考えると、自分を保つために勉強の虫になっていたと思う。
自分の学年の問題だけでなく、アニキの解けない問題まで勉強し、論破することにより自分を高め、競い合いながら成長してきた。
アニキからすると、こしゃくな弟である。

相当いじめられてきたが、自殺しようなんて一度も思ったことない。

あたりまえか。

今でもそうだが、逆境に強く打たれ強い。


アニキありがとう。