銀座大幸歯科

銀座大幸歯科院長ブログ

消費税

2010-07-06 10:20:08 | Weblog
いわずもがな、政府は消費税を増税しようとしている。
でも素朴な疑問だが、どういう計算をして10%になったのだろうか。
恐らく財務省の役人が適当に試算して、キリがいいし計算しやすいから10%にでもしたのだろう。
それを政治家、特に財務大臣なんかに吹聴・洗脳して「10%を目標に話し合い」ってなことになってしまったのだと思う。
仮に10%にした場合の税収は10兆円だそうである。国の借金973兆円には程遠い。
それと、一般的な家庭では年間300万円くらい消費するから、年間の負担は15万円の増税である。
恐らく、欧州の消費税を参考にしているのだと思うけれど、イギリス、イタリアなんかは20%、フランスは19.5%である。
でも、イギリスなんかは軽減税率であるから、食品や医療にかかる消費税は無税である。
驚くべきことに、税収全体の消費税比率は25%くらいで、消費税率20%でも税負担は日本より低い。
一律で10%にするのと、贅沢品だけ20%にするのとでは訳が違う。

もちろん我々医療人にも大きな影響がある。
自費治療などの自由診療には消費税がかかる。
もし、消費税が一律10%になった場合のシュミレーションも考えなければならないが、軽減税率にして、できれば実質無税にしてもらいたい。
民主党も最近になって、「軽減税率や税還付について話し合う。」なんて言っているけれども、選挙対策のリップサービスにはしてほしくない。
きちんと、軽減税率の中身を理詰めで計算して、マニフェストに書いてほしかった。

「これから話し合う準備を始めたい。」

専門用語は、あまりにも難しい。