銀座大幸歯科

銀座大幸歯科院長ブログ

匂い

2006-10-06 11:54:30 | Weblog
先日、上履きの匂いが嗅ぎたくて、現役の巡査が夜間の学校に侵入し、逮捕された。
なにが原因で、こんな物の匂いが好きになったのか分からない。
しかし、匂いというものは、強い刺激となり、脳裏に焼きつく。
人間には、視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚など、様々な感覚受容器がある。
その中で、人間が拒否できない、一番強い刺激だと言われているのが、実は嗅覚なのです。
匂いは、鼻から肺に入り、肺で血中に入り、全身に循環する。
つまり、匂いは体に入るのだ。
視覚は目をつぶればある程度拒否できる。 聴覚も耳をふさげば同じである。

「匂いの記憶」これはマインドコントロールさえ出来てしまうのである。

例えば、街でキレイな人と出会う。彼女の顔は忘れてしまうが、彼女の香水の匂いが脳裏に焼きつく。
数日後、駅で同じ匂いがする。胸が躍る。 また彼女に会えるのでは?
淡い期待を胸に振り向くと、オバちゃんだったりする。
「俺はいったいなにを考えてるんだ。」分裂してしまう。

こんなことは日常茶飯事に起こる。 

女性の香水の中には、男性の性ホルモンを刺激する「イランイラン」という成分が入っている。
逆に、男性の香水には女性を刺激する「麝香」が入っている。いわゆるムスクといわれるものがそれである。

匂いで、人生まで狂ってしまう。

拒否できない匂い。

恐ろしい。