朗読劇『月光の夏』閉幕しました。
観に来てくださいました皆々様ありがとうございました❗
今年は東演パラータでの公演で、普段よりも多いステージ数のなか、感染症の影響で全6ステージを務めさせていただきました。
毎回違うメンバーとピアニストとで奏でる物語がとても新鮮で、濃密な空間を観客の皆様と共有できていたら幸いです。
初演時、故鈴木完一郎さん(演出家)と共に一から創りあげた今作品が20回目の夏を迎えたことはとても感慨深いです。
劇団の財産演目である『月光の夏』を朗読劇にして、まだ20代だった私が風間や石倉を演じ語り、それは大きなプレッシャーを感じ、初日は台本を持つ手が震えたのを今でも覚えています。
完一郎さんに「この芝居は君らのライフワークにして続ければいい」と仰り、その言葉通りに全国各地で上演して来ました。
音楽を愛する、戦争を嫌う、ストレートな演出が私達の道標のように、今でも完一郎さんは生きています。
「最後は音楽会にしたいんだ」と仰っていた通り今日もピアノ・ソナタ「月光」は劇場に響いていました。
そして現演出家の原田一樹さんはこの作品にさらなる幅と深みをもたらせてくださり、これからも共に創り続けたい。
ありがとうございました。
南保大樹
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