題詠100首blog

こちらは「題詠100首blog」のイベント会場です。「イベントの仕組み」をお読みの上、ご参加ください。(五十嵐きよみ)

034:シャンプー

2006-01-02 | 031-040の歌
「034:シャンプー」の歌は、こちらにトラックバックしてください。

034:シャンプー(美山小助) (小助の和歌)
風に舞う 貴女の髪の シャンプーの ほのかに漂う 残り香を嗅ぎ

034:シャンプー(エクセレント安田) (風流三昧)
「シャンプーをするからお目々閉じててね」ママのお手々が頭まさぐる

034:シャンプー(ねこまた@葛城) (ねこちぐら)
これからが格闘なのよネコ達を小脇に抱えてさぁシャンプー!

034:シャンプー(船坂圭之介) (kei\'s anex room)
シャンプーとリンス違へてそのあまり眼に痛しまたポカしてしまふ

034:シャンプー(はこべ) (梅の咲くころから)
すれ違うシャンプー匂うその人は 湯上りの髪かがやいており

034:シャンプー 行方祐美 (やまとことのは)
シャンプーの泡立ち匂う浴室の窓にも桃が咲き出だしそう

034:シャンプー(みずき) (空)
ほたる火は湯船に青きシャンプーの残り香ならん 水かけ放つ

034:シャンプー(かのこ) (短歌*かのこ流)
シャンプーの減り方だけでわかるのよ あの子の恋は本物だって

034:シャンプー(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
嵩減りてシャンプー・リンス怠らば見る影なきぞ髪の哀しく

034:シャンプー(しゃっくり) (春雨じゃ)
ローマより持ち帰りたるオリーブのシャンプー減らず今はいずこぞ

034:シャンプー(aruka) (外灯都市)
天国で天使がシャンプーしたときの泡があの雲なのさ しんじて

034:シャンプー(丹羽まゆみ) (All my loving ♪)
柔らかくなりたる父の五分刈りに空木の花を開くシャンプー

034:シャンプー(ほにゃらか) (♪おみそしるパーティー♪)
東洋の美女チャン・ツィイーのシャンプーに<A>とふ文字の凛と立ちたり

034:シャンプー(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
シャンプーの容器の文字の小さければ老眼鏡を掛けて湯に入る

034:シャンプー(草野つゆ) (草野つゆ@はてな)
美容院シャンプーの指が心地よく このままとろり眠くなっちゃう

034:シャンプー(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
アリューシャンの海の鈍(にび)にも桃色のシャンプーハット染まず漂う

034:シャンプー(紫女) (クロッカスの歌)
シャンプーの馨りあざとき十六の娘が語る身体より愛

034:シャンプー(謎彦) (ジャポン玉)
道化師の朝のシャンプー打楽器としてのピアノをとほくしたがへ

034:シャンプー(まつしま) (心の空)
微笑が幸描くときシャンプーの香ほのかに風に漂い

034:シャンプー(かっぱ) (きゅーりをこのむ)
もう出ないことを知らないシャンプーが今日もなでられるのを待ってる

034:シャンプー(春畑 茜) (アールグレイ日和)
幼な日の記憶桃色シャンプーの「エメロン」匂ふ昭和なかばの

034:シャンプー 新津康 (NOTHING WORKS)
シャンプーをする。この髪をあなたが手櫛で梳いてた思い出を消す。...

034:シャンプー(畠山拓郎) (想いまっすぐに)
さりげなく誘惑の術繰り出しぬ君の髪から香るシャンプー

034:シャンプー (新井蜜) (暗黒星雲)
海亀に出会った夜のシャンプーの香りをさっき嗅いだ気がする

034:シャンプー(暮夜 宴) (青い蝶)
春風にほつれてしまう愛犬のしっぽにシャンプーやさしい夜は

034:シャンプー(遠山那由) (百億粒の灰の鳴る空)
シャンプーを泡立てている最中にも震度5強の地震は来たね

034:シャンプー(ふしょー) (DEATH IS A LONELY BUSINESS)
シャンプーをボトル半分使えたら上出来の過敏性皮膚炎

034:シャンプー(飯田篤史) (ひこうき雲)
はるのよるやさしいきみのかなしみを知って両手にうけるシャンプー

034:シャンプー(本原隆) (それについて)
さっきから「シャンプーリンス」くり返し歌ってるけど楽しそうだね

034:シャンプー(Yosh) (★光に向かって★)
シャンプーで苦悩の垢を掻き取りたい 今よりだいぶ楽になるから

034:シャンプー(よっきゅん) (よっきゅんの100首)
リンスだよ わかっていると 言うけれど シャンプー気分で 泡を立ててる

034:シャンプー(鈴雨) (鈴雨日記)
シャンプーの香りはいつも呼び覚ます 週末ごとの逢瀬の記憶

034:シャンプー(柴田匡志) (明日はきっといいことがある)
詰め替えのシャンプーパック入れおりつ多少漏れおりシャワーで流す

034:シャンプー(ハナ) (象の求愛ダンス)
特売のシャンプーまみれ特別に愛されたとか譫言まみれ

034:シャンプー (翔子)  (花こみち)
なにもかも洗い流せるものならば買い占めてやる薔薇のシャンプー

034:シャンプー(藤原 湾) (湾の歌詠の日々。)
行き交うと 髪をなびかせ 歩む人 シャンプーの香が 鼻孔くすぐる
035: (なかた有希) (* にじのかかるばしょ *)
贈られたシャンプーくまなく全身にあなた好みの女でありたい

034:シャンプー(改行やたら好きな人) (骸骨レイアウト)
 かつらとり  お辞儀するさま  かわゆらし  帽子掛けには  シャンプーハット

034:シャンプー(川内青泉) (青泉の部屋)
入院し五日ぶりにてシャンプーす春風のような暖かさあり

034:シャンプー(ドール) (花物語)
シャンプーを手のひらに取り泡立てる すべてを洗い流したかった夜

034:シャンプー(西宮えり) (aglio-e-olio)
葉の裏で私はシャンプーあわだてて今日だけは傷つきたくなかった

034:シャンプー(水都 歩) (水都blog)
かぁさんの髪に要るのはこれだねと高級シャンプー指さす息子

034:シャンプー(上田のカリメロ) (ほわほわの森)
選択の 余地はさまざまシャンプーの 第一条件わたしは香り

034:シャンプー(天野 寧) (三十一文字の毒薬)
風に乗り香る同じシャンプーがふたりの関係暴露するんだ

034:シャンプー(五十嵐きよみ) (ドン・ジョヴァンニはアリアを歌わない)
今ごろは別の誰かのシャンプーの香りを褒めているのでしょうか

034:シャンプー(animoy2) (~うたよみ日記(短歌とともに)~)
シャンプーの香り確かめ軽やかに約束の場所新緑五月

034:シャンプー(水須ゆき子) (ぽっぽぶろぐ)
つい同じシャンプーなんか使ってるうちに家族になってしまった

034:シャンプー (青野ことり) (こ と り の ( 目 ))
うす蒼い光を宿す真昼間にシャンプーの泡 流す 静かに

034:シャンプー(スガユウコ) (ココロに花を)
シャンプーを選んでみても変わらない誰かに似てて強情な髪

034:シャンプー(原田 町) (カトレア日記)
愛用のシャンプー買いに行きたしと思えど今日の風の凄さよ

034:シャンプー(愛観) (ひ と ひ ら こ と ば)
午前4時 流し忘れたシャンプーの泡が消えてく肩の冷たさ

034:シャンプー ( 小軌みつき) (小軌みつき-つれづれ日和-)
好きだった嘘じゃなかった事実「薔薇のシャンプー」いまも残りぬ

034:シャンプー(花夢) (花夢)
こころ泡立っているのかてさぐりで確かめるように朝のシャンプー

034:シャンプー(みゆ) (*** ことばあそび ***)
恋心 並んだ時の身長差 思い描いて選んだシャンプー

034:シャンプー (夜さり) (夕さり夜さり)
魅入られて剃刀の刃を渡りたり脈打ちてゐるシャンプーの頸

034:シャンプー(おとくにすぎな) (すぎな野原をあるいてゆけば)
あわだつととうめいじゃなくなっていくラムネのびんのいろのシャンプー

034:シャンプー(ゆあるひ) (ゆあるひの鍛高短歌4)
短髪の我はシャンプー楽なるも年年歳歳楽になるらん

034:シャンプー(素人屋) (素人屋雑貨店)
みなと湯の陳列ケース 憧れは たまごシャンプー20円也

034:シャンプー (野良犬的)
泡立ちてシャンプーの香のたちこめる風呂場は僕のステージとなる

034:シャンプー(斉藤そよ) (つれづれつづり)
ハミングもされなくなってひとり湯に忘れられゆくシャンプーの歌

034:シャンプー(秋野道子) (気まぐれ通信)
シャンプーの終わったあとの濡れ猫はあっけらかんと痩せ細ってる

034:シャンプー(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
クマちゃんもシャンプーしましょ明け方の腐りかけてる月抱いたでしょ

034:シャンプー(みなとけいじ) (海馬)
シャンプーの泡(あぶく)にうつる吾こそがわれか小惑星燃えむとす

034:シャンプー(kitten) (kitten song)
天使の長い髪からシャンプーの香りがする奇跡的な午後

034:シャンプー(yasubow) (忘れえぬ人々)
自意識の澱の流れし排水溝シャンプーをもと母の声する

034:シャンプー (佐藤紀子) (「題詠100首blog」参加作品)
乾燥し傷んだ髪へのシャンプーを勧められたり 少し複雑

034:シャンプー(みにごん) (MINI\'S LIFE blog)
銘柄をひたすら調査してゆけば同じ残り香 まずシャンプーから

034:シャンプー(濱屋桔梗) (桔梗の独白)
吊るし売るシャンプーハットに蘇る父と入りし団地の風呂場

034:シャンプー(小雪) (朱紗)
シャンプーの上手下手かで美容室決める基準のひとつなりけり

034:シャンプー(みずすまし) (水紋)
 ふりかえる女(ひと)の黒髪緑なしそよ風吹かばシャンプー香る

034:シャンプー(紫峯) (時空の扉)
一途なる恋のまことを全うす 夢で逢いますシャンプー宣言...

034:シャンプー (新野みどり) (明日は明日の風が吹く)
君の吸う煙草の残り香消したくていつもの2倍のシャンプー使う

034:シャンプー(ざぼん) (グレイト・エスケイプ!)
シャンプーの泡ほろほろとなぜかまた君を泣かせる曼陀羅模様

034:シャンプー(松本響) (春色ぶれす SIDE-D)
シャンプーのすべての泡は流されてもうこれ以上いらないの みず

034:シャンプー (みあ) (言の葉たち)
シャンプーのさいごの泡を見おくって今日をきのうへ生糸でつなぐ

034:シャンプー 方舟 (方舟)
暖かき昼を選びて愛犬のシャンプーすれば今日が終りぬ

034:シャンプー(やすまる) (やすまる)
3度目のシャンプーの後にこぼれ落つ草の匂いと土色の水

034:シャンプー(はるな 東) (菜の花の道)
モザイクをかけてゆうべの残り香をおもいで河に流すシャンプー

034:シャンプー(飛鳥川いるか) (しぐなすの短歌感電ノート)
伊太利亜の女男(めを)から採りし惚れ薬(フェロモン)を配合したるシャンプーありと

034:シャンプー(小原英滋) (過去と現実)
鼻先にシャンプーの香の漂へばただそれだけの時が過ぐこと

034:シャンプー(田崎うに) (楽し気に落ちてゆく雪)
シャンプーのせいではないよサラサラとこぼれる髪は恋をしたから

034:シャンプー(島田久輔) (裏庭のきりぎりす)
なみだためいまかいまかと見上げてるシャンプーハットの下からの目

034:シャンプー(振戸りく) (夢のまた夢)
シャンプーのボトルに小さな隆起などつけて誰かに優しくしてる

034:シャンプー (佐田やよい) (言の波紋)
カナシイと輪唱しながら落ちてくるしずくあつめるシャンプーハット

034:シャンプー (みの虫) (みの虫が居る「書」のぷらぷら道)
川の字に親子連れゆく桜影シャンプーにほふお母さんかな

034:シャンプー (ユメハ) (夢見堂)
シャンプーの残り香が好き?それは駄目 洗い残しは将来ハゲる

034:シャンプー (KARI-RING) (ほとりほとりと藍色の海)
さらさらとシャンプーの香り漂わせ黒髪の女(ひと)は頬杖を付く

034シャンプー(クロエ) (90%の幸福)
嫌悪とか後悔とかならシャンプーで流せる僕のストイシズム

034:シャンプー(笹井宏之) (【些細】)
知られてはならないことをひとつずつシャンプーの原液へと溶かす

034:シャンプー(寺田 ゆたか) (素浪人Joeのスローライフ)
・シャンプーする白きうなじに見惚れしは 遠き日のこと記憶うすれて

034:シャンプー(David Lam) (でたらめなうたどもよ!)
夜更けにはバスルームから愛を込めシャンプーまみれの憎悪飛ばすよ  

034:シャンプー(中村うさこ) (みすずかる信濃の庵(いお)の歌綴り)
意に反す会議の結果思ひ出しシャンプーする手に力のこもる

034:シャンプー(小早川忠義) (ただよし)
生まれ変はる。よりを戻してやり直す。言い訳代わりのシャンプー流す

034:シャンプー(栗凛) (ス芸紙一重?)
シャンプーで彼の移り香消すほどのバカじゃないです 見くびらないで

034:シャンプー(美里和香慧) (     Popん?TANKA)
Blue Sky のバスタブ浮かぶ虹の色シャボンセシボンシャンプーぽわん

034:シャンプー(ことら) (ことらのことのは)
シャンプーの香りに飽いて買い換えるような恋だったのに爪痕

034:シャンプー(富田林薫) (カツオくんはかもめ第三小学校5年3組&『まぐろ袋ブログ』)
シャンプーの泡にまみれてエビちゃんと阿波おどりしたい南越谷

034:シャンプー(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
シャンプーの香りを厭ふわが仔猫どぶにはまつたおまへがわるい

034:シャンプー(まゆねこ) (家事、ときどき短歌)
シャンプーは「メリット」がいいと何故か拘る夫が一人使えり 

034:シャンプー(凛) (臥薪嘗胆)
シャンプーのあとの香りが好きだよと髪なでながら煙草吸う君

034:シャンプー(末松さくや) (旅人の空(待ち人の雪別館))
しぶきとか飛ばされながらこの指であなたは犬にシャンプーをする

034:シャンプー(くろ) (鎌倉日記)
シャンプーケープ巻かれてクルシクナイデスカ? 苦しくないとてるてるになる

34:シャンプー(魚虎) (脳内に散らばり在りし言の端をDJ的感覚で編む棄てるダム)
となりの君のほんとうは切れかけのポンプの底のシャンプーのよう

034:シャンプー (里坂季夜) (コトノハオウコク)
シャンプーを詰め替えてゆく1,2分 分になおした余生を量る

034:シャンプー(きじとら猫) (きじとら小部屋)
「シャンプーは使わない主義」あなたからふうわり香る化粧石鹸

034:シャンプー (あんぐの短歌)
シャンプーは抜けないだけじゃだめなんだ 増えろ増えろよ我の頭髪

034:シャンプー(佐原みつる) (あるいは歌をうたうのだろう)
ゆびきりをする小指から透きとおりシャンプーの香りだけが残って

034:シャンプー(桑原憂太郎) (桑原憂太郎.com)
農作業手伝ひし朝子どもらはシヤンプウ香らせ登校をせり

034:シャンプー(やな) (やなさんの基地)
シャンプーのせいで毎日遅刻する 待つひと、お手討ち覚悟してます

034:シャンプー(あおゆき) (メソトリウム)
はつなつはマジシャンプードル犬たちはふんふんふんと空をお散歩

034:シャンプー(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
能書きは「髪と地肌に良いシャンプー」坊主頭の弟のです

034:シャンプー(澁谷 那美子) (題詠100首に参加中)
共に住む男変わりし親友のシャンプーの香りも変わりてをりぬ...

034:シャンプー(智理北杜) (智理北杜)
顔に似合わずデリケートなのでシャンプーはメリットじゃなきゃいけないのです...

034:シャンプー(村上きわみ) (北緯43度)
かみさまのことを知らない僕たちのシャンプーハットを溶かす閃光

034:シャンプー(小籠良夜) (DARKSIDE OF THE MOON)
なにゆえに貴様待つ夜のリビドーよボディシャンプー泡にまみれて

034:シャンプー(わかば) (わかばのうた)
「シャンプーをしてあげる」という甘い声そんなに響いて行かれないじゃない

034:シャンプー(わかば) (わかばのうた)
「シャンプーをしてあげる」という甘い声そんなに響いて行かれないじゃない

034:シャンプー(月影隼人) (人間万事塞翁が馬)
ふわふわの髪にしみこむシャンプーのかおりが君のトレードマーク...

034:シャンプー(ちゅう) (ちゅう …ノラのつぶやき…)
爪を立て眼もつり上がり荒き息 猫のシャンプー又も日延べす

034:シャンプー (虹色アドレナリン。)
さわれないやさしさなんてほしくない シャンプーだってひとりでできる

034:シャンプー(瑞紀) (歌信風(かしんふう))
嗅ぎなれぬシャンプーの香をひざとひざ触れさせながら確かめあひき

034:シャンプー(goldfish) (月と金魚鉢)
シャンプーなんかしなくていいから鶏と思ってていいからここにいさせて

034:シャンプー(びっきい) (チョキで殴るぞ!)
「シャンプー」か「ツャンプー」なのかわからない 二流スーパー手書きのPOP

034:シャンプー(舞姫) (Thirty One 題詠100首置き場)
ほめられた百合のかおりのシャンプーをもうつかわないという戒め

034:シャンプー(空色ぴりか) (題詠100首blog/空色ぴりか)
がんばったけれど成果はリンス・イン・シャンプーくらい中途半端で

034:シャンプー(村本希理子) (きりころじっく)
犬用のシャンプーですねJ-POP聞いてゐるのはぽわぽわ頭

034:シャンプー(芹澤京乃) (りなときょうのの迷走記録。)
絡まって縺れて軋んで 安いシャンプーと人間関係は似てる

034:シャンプー(るくれ) (とっても単純なこと)
居場所なんてあるわけなかったシャンプーの匂いを出さなきゃ嫌だ嫌だ嫌だって

034:シャンプー(本田瑞穂) (空にひろがる枝の下から)
シャンプーのポンプをいちどぎゅっと押すああいうことはわすれらない

034:シャンプー (ほおずり練習帳。)
シャンプーのにおいが同じふたりなど羨んでない健全な朝

034:シャンプー(田丸まひる) (ほおずり練習帳。)
シャンプーのにおいが同じふたりなど羨んでない健全な朝

034:シャンプー(ヒジリ) (*tRIGger.)
シャンプーを揃えて並べて待ってみる なにもないなにもないせかいで

034:シャンプー(市川周) (ミルミルを飲みながら)
シャンプーが海馬にしみる あのときもわたしはずるいいきものでした

034:シャンプー(ぱぴこ) (テクテク)
妹が家族と別のシャンプーを使い始めて尖る浴室

034:シャンプー(我妻俊樹) (喜劇 眼の前旅館)
安物のシャンプーにおう外は雨でぼくらのだれも仕事をしない

034:シャンプー(夢眠) (夢眠・日々綴り)
背をすべるボディシャンプー滑らかに手で流すのはためらいなのかな

034:シャンプー (水沢遊美) (ふんわりんさまの想ひ人)
シャンプーの匂いに包まる傘の中 雌しべと雄しべは口づけ交わす

034:シャンプー(なまねこ) (路地裏稼業)
せっけんをシャンプー代わりに泡立てる なげやりな日は暮れて濃紺

034:シャンプー(癒々) (Romantic irony)
あわあわのシャンプーハットに乗っかって無垢な目なんて見えなくなぁれ

034:シャンプー(濱田花香) (紅葵爽♪)
シャンプーす 美容師の娘手荒し 真剣・優(やさ)く、清きを与ふ

034:シャンプー(路喜) (水陸両用)
失恋の気楽シャンプー血眼で選ぶ必要も消え

034:シャンプー (ケビン・スタイン) (In Other Words・別の言葉で)
シャンプーにまた水入れてラベンダー君の記憶も薄らいでいく

034:シャンプー(そばえ) (日照雨)
リンスしないシャンプーだけの君といてローズマリーがほのぼの香る

034:シャンプー(村上はじめ) (spidyな日々)
シャンプーが目に沁みたよと泣く君の嘘に気付かず騙されるぼく

034:シャンプー (お気楽堂) (楽歌三昧)
無防備に髪を任せて美容室のシャンプー台に仰向けになる

034:シャンプー(しょうがきえりこ) (GakiDay's TANKA)
夏祭り 浴衣とシャンプーエサにしてあのひとのこと釣る寸法です

034:シャンプー(幸くみこ) (そこそこがんばる)
炊事場でシャンプーしてた山ちゃんのその泡立ちはチャーミーVだと

034:シャンプー(星桔梗) (風船がわれるまで)
シャンプーの香りに惑わず行進をしていそうだね蟻の行列

034:シャンプー(理宇) (±雑記蝶)
シャンプーとリンスを間違えてた君を指差し笑う初めての朝

034:シャンプー (たざわよしなお) (世界を翻訳するための試み)
手探りでシャンプーの刻み目をさぐるように他人の肉叢に触れ

034:シャンプー (万美愛任叶結実)
石鹸をシャンプーがわりにする夫、祖母も生前そうしていたな。

034:シャンプー(碓井和綴) (雨歩日記)
シャンプーのボトルに湯を詰め出しており笑いのあとに涙が出けり 

034:シャンプー(ひらそる) (*ひねもすもずく*)
シャンプーを着替えてあなたに逢いに行く ほてっているの早くキスして

034:シャンプー(黄菜子) (月待ち人の窓辺)
無防備に首さしだしてシャンプーをさせる裸の背にも親しむ

034:シャンプー (砺波湊) (となみ☆みなと)
きみどりのメリットシャンプー掌(て)にとりて わたしの長所を考えている

034:シャンプー(本田あや) (明晃晃)
存在を赦してほしい 息殺し薄荷シャンプーの結界破る

034:シャンプー(逢森凪) (みそじのみそひともじ)
あのひとが好きな香りと言っていたシャンプーと見つめ合う店先

034:シャンプー(折口弘) (はっちんずBLOG)
シャンプーが目に入っただけです 泣いてないです 泣いてないです

034:シャンプー(内田誠) (その言葉の行方)
シャンプーをしながら君はオレンジの色と香りのくちぶえを吹く

034シャンプー(帯一 鐘信) (361℃)
横浜のBarの汽笛に陽がさして流すシャンプー足元の渦

034:シャンプー (今日の、おUTA)
シャンプーをせし吾が首にメントール染み入る時に海に落日

034:シャンプー(長岡秋生) (廊下に座る)
メリットのシャンプーよりも変わらない母のカレーを食べる盆の日

034:シャンプー(岩井聡) (North Marine Drive)
恋うというむず痒いこと火照ることシャンプーハットで受ける星くず

034:シャンプー(yurury**) (Scene-Flow into space*写真短歌・五行詩)
夜の深みシャンプーの香の濃く染めるひとすぢごと梳くひと抱(いだ)くため 

034:シャンプー (にしまき) (びおん書局 ※にしまき※)
熱湯と力任せのシャンプーで記憶も洗い流したつもり
031:シャンプー(つきしろ) (halcyon days)
一日の終わりは近い。シャンプーのにおいの髪をそっとほどいた。

034:シャンプー(あめあがり) (あおいかいだん)
シャンプーの香に惑わさることもなくメリット使い我が道生きむ

034:シャンプー(小太郎) (ねこのにくきゅう)
シャンプーに君の名をつけ押しまくる涙が枯れてしまうまでの間(ま)

034:シャンプー(再投稿)(小太郎) (ねこのにくきゅう)
シャンプーに君の名をつけ押しまくる涙が泡になれるまでの間(ま)

034:シャンプー(夢麿) (夢幻泡影)
シャンプーを一本全部あわ立てて家を作るの小さな家を

034:シャンプー(酒童子) (酒童子「歌」ワールド)
耳元に水音ながれうつうつと シャンプー台でのリラクゼーション

034:シャンプー(今泉洋子) (sironeko)
夫と子のシャンプーの香に包まれてゆらりゆらゆら川の字に寝る

034:シャンプー(門哉彗遥) (Nambo no Monya?)
鉄アレイ転がすような鳩胸で嘶けシャンプーオンザロックと

034:シャンプー(湯山昌樹) (短歌 富士山麓より)
シャンプーの泡に包まれているときわたしも飛べる気分がしてくる...

034:シャンプー(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園)
五月。ともに暮らしはじめてシャンプーを選ぶあなたに雲雀が宿る

034:シャンプー(佐藤羽美) (one hundred gumdrops , elephants and sandals)
ゴールドのシャンプーハットをはめたまま歌う怪傑ギリジンマーチ

034:シャンプー(和良珠子) (the strange of stranger)
洗い上げ静かに寝せる棺から乾ききらないシャンプーのかおり

034:シャンプー (如月綾) (お気に召すまま)
お気に入りのシャンプーももう使わない あなたの匂いを思い出すから

034:シャンプー(彼方) (心を種として)
シャンプーをしている君のくちびるがドナルドみたいで また好きになる

034:シャンプー(黒田康之) (今日の、おUTA)
シャンプーをせし吾が首にメントール染み入る時に海に落日

034:シャンプー(もりたともこ) (短歌、すきです。)
雷の叫び悲しくゆく夏のなかで静かに流すシャンプー

034:シャンプー(瀧口康嗣) (可燃性連鎖)
シャンプーがよく泡立った日を春と呼んでいるのが聞こえないのか

034:シャンプー(萌香) (空の青さをみつめていても)
  シャンプーの香りに伸びた手のひらの記憶に惑う髪の先まで

034:シャンプー(新藤伊織) (月が堕ちるころ)
男物のパジャマで熟れたシャンプーの香りがしみた褥で眠る

034:シャンプー(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
シャンプーの苦味わたしはいつまでもやさしくなんてなれそうにない

034:シャンプー(堀 はんな) (たん たん 短歌)
会釈して通り過ぎゆく制服の茶髪の少女シャンプー香る...

034:シャンプー(ひろこ) (ひろたんの創作日記)
美容院シャンプーの香り漂いて 体起こされ肩をタントン

34:シャンプー (蝉の声)
朝の道に行き逢う人びとシャンプーの香り振りまき行くは美少年

034:シャンプー (わたつみいさな。) (乱切りくじら)
いつになく目にしみているシャンプーを何度、何度も流す 泣け泣け

034:シャンプー あいっち (詠題100首blog-あいっちのうたあそび。)
次の恋想定しつつ薔薇の香のシャンプーを買う九月九日

034:シャンプー(toshie)   (題詠100首blog)
ひさしぶりにきみの頭を洗いをりシャンプーの泡立ちきみも吾が手も

034:シャンプー。  (P) (猫の毛玉 別荘 -しろうとたんか-)
浴室で暴れるキミを押さえつけ 泡あわシャンプー 猫はお嫌い

034:シャンプー(林本ひろみ) (いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ)
すれちがう美しい人のシャンプーの香りに一瞬男の子になる

034:シャンプー(Harry) (四月なかなか)
子がひとりでシャンプーできるやうになり親の役目はひとつ終はれり

034:シャンプー(透明) (limerence)
寂しげな深夜のメールに返せない今度逢ったらシャンプーさせて

034:シャンプー(内田かおり) (題詠2006深い海から)
おはようの声と同時に抱きついてシャンプーの香もすぐ走りゆく

034:シャンプー(pig_pearl) (ブタに真珠)
ハッとする 残り香これは あのシャンプー 探せど君は 居るはずもなく

034:シャンプー(shall3) (山歩き録)
山歩き 終えて帰りて シャワー浴び 汗を流して シャンプー香り

034:シャンプー(フワコ) (きくとわたし)
少しだけ言いすぎたかもしれないなシャンプーの泡たっぷり立てる

034:シャンプー(寒竹茄子夫) (鶴太屋別館「マニエリスム」)
シャンプーのかをりただよふ湯の町で鴨跖草(つきくさ)の影踏んでゐる夜

034:シャンプー(大辻隆弘) (大辻隆弘 題詠100首のために)
シャンプーのボトルに液をつめ替へてつんとした、ひとつ涙が垂れた

034:シャンプー(浅井あばり) (ギンガムクロス)
手のひらで深海魚めくシャンプーを映し鏡は曇りもしない

034:シャンプー(まほし) (うた・たね)
シャンプーの泡それぞれがゼロという望みを立てる朝のセレモニー

034:シャンプー(橋都まこと) (笑って東京サヴァイヴァル)
石鹸はシャンプー代わりにならなくて きしきし軋む髪も心も

034:シャンプー(究峰) (思い浮かぶがままに)
目に入るシャンプーの痛み堪えつつ洗髪される理髪店の秋...

034:シャンプー (象と空)
新月よ何を言っても通じぬか ふとシャンプーの香りに気づく

034:シャンプー(鳴井有葉) (そのための日記)
シャンプーが毎週違う中3の少女ほのかなバリアを持てり

034:シャンプー(けこ) (あきのうた声)
我の香とひとの呼びにしシャンプーを残して 我は海を渡りぬ

034:シャンプー(ゆづ) (透明ランドセル)
あわぶくに埋もれて動くあの人のシャンプーまみれの手に酔いしれて

034:シャンプー (赤い椅子)
20年ずっとなじみの美容師にからだ緩めてシャンプーされおり

034:シャンプー (nine) (songs)
詰め替え用シャンプー歯形でボロボロじゃん うちにいるのは猫か犬だな

034:シャンプー(ベティ) (Betty's second Bar)
シャンプーの香りが好きというひとは気の毒ほんとの恋をしらない

034:シャンプー(minto) (@100@)
秋風にまぎれし女よシャンプーの香り清かにすれ違う時

034:シャンプー(浅葱) (空耳の森*番外地)
シャンプーを分け合う暮らしはじめれば君の髪にも花の香移る

034:シャンプー(青山みのり) (わざとじゃないもん!)
燃ゴミの日のゴミ置き場によこたわる薔薇の模様のシャンプー容器

034:シャンプー 杉山理紀 (2006R57577)
シャンプーの人工的な花々のかぐわしいかぐわしい匂いのプリクラ

034:シャンプー(近藤かすみ)  (気まぐれ徒然かすみ草)
『シャンプー』は別れた人のわすれもの使ひ切るときまた泣くだらう (島村洋子 幻冬舎)

034:シャンプー (保井香) (パパは乳牛屋)
「ギュッと目をつぶっていてね」とママの声 シャンプーハットを卒業します

034:シャンプー(春村蓬) (風見鶏)
まだ同じ香りの家族 資生堂椿のボトルシャンプーたてて

034:シャンプー(瀧村小奈生) (陽だまりのふちっこで)
リンス入りシャンプーなんてきしきしと最悪だったきょうの終わりに...

034:シャンプー(平岡ゆめ) (le petit cahier)
シャンプーを変えた木曜準急に乗り遅れたりひしひしと冬

034:シャンプー(のんちゃん) (のんちゃんの衣裳部屋裏)
シャンプーのニオイが臭いってホザク子はネ本当はアンタが嫌いなんだよ

034:シャンプー(中野玉子) (薔薇がなくちゃ生きていけない)
シャンプーの指先に触れ頭皮から私の思考だだ漏れしてく

034:シャンプー(星川郁乃) (Air Station)
シャンプーはないから今日は石鹸で髪を洗った わたしは自由

034:シャンプー (香山凛志) (東京パピヨン)
昔むかし ささいなことに泣き笑い許し教室にシャンプー匂う

034:シャンプー(久野はすみ) (月の融点)
リンス入りシャンプーなみの不可解が朝のテレビを賑わせている

034:シャンプー(千) (Mille et une nuits)
たっぷりと流るる髪はCMのシャンプーなくとも美しきかな

034:シャンプー (いたずらっこ)
目に入るシャンプーなんて優しいの ああやっとだやっと素直に

034 シャンプー (文月万里) (Kagerou つれづれ)
見も知らぬ男に咽喉をさらしおり シャンプー台に無防備に寝て