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003:手紙(エクセレント安田) (風流三昧)
携帯が普及した今筆を取り手紙を書くと優雅な気分
003:手紙(風マリア) (風マリア -☆- 荒川静香選手、金メダルおめでとう♪)
お手紙は吾子のものです。ともだちに切手を貼ってえんぴつ宛名
003:手紙(上田のカリメロ) (ほわほわの森)
いつ会える?離れ離れの子の文字の 手紙カバンに隠す我れ居り
003:手紙(畠山拓郎) (想いまっすぐに)
好きですとレポート用紙に手紙書く真実ですと証明している
003:手紙(はこべ) (題詠100首)
友の死を受け入れかねて読み返す 訃報の手紙秋風わたる
003 手紙(美山小助) (小助の和歌)
色あせた ボールペン字の あの手紙 若き想いを 含ませて消ゆ
003:手紙 (里坂季夜) (コトノハオウコク)
「手紙ってきんちょうするよ」10歳のレターセットを購いて言う
003:手紙(小雪) (朱紗)
手紙ってなんだか秘密めいていて開ける瞬間心ときめく
003:手紙(ねこまた@葛城) (ねこちぐら)
書きかけの手紙のごとき生なればいかに結ぶや遥けき朝に
003:手紙 (水沢遊美) (ふんわりんさまの想ひ人)
シャボン玉の中にいるよなあなたには届かぬ手紙 かさりと鳴った
003:手紙 (aruka) (外灯都市)
砂浜にこわれてしまったきみがいて砂に手紙をずっと書いてる
003:手紙(新藤伊織) (月が堕ちるころ)
国境を越える手紙は何色のペンで書いたら伝わりますか
003:手紙(新井蜜) (暗黒星雲)
きみからの手紙待ってる土曜日の午後は掃除と洗濯をする
003:手紙 (はいほー通信 短歌編)
泣きたくて君に手紙を書きましたゆがんだシャボン玉の飛ぶ日に
003:手紙(船坂圭之介) (kei\'s anex room)
003:手紙 読まぬまま破り捨てたし遠い日の未来の僕に宛たる手紙
003:手紙(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
手紙書く右手に替ふる左手でいつしかメール打ちてしをりぬ
003:手紙(かのこ) (短歌*かのこ流)
ポスト見て今日も手紙が来ていない やっぱり君は忙しいんだ
003:手紙(柴田匡志) (明日はきっといいことがある)
「なんとなくお便りします」あなたへと届くといいなメールでなくて
003:手紙(春畑 茜) (アールグレイ日和)
雨匂ふ手紙とならむ戻り橋すぎてふたたび雨は降り出す
003:手紙(中村成志)(再投稿) (はいほー通信 短歌編)
タイトルに自分の名前を入れるのを忘れていました。再投稿します。 泣きたくて君に手紙を書きましたゆがんだシャボン玉の飛ぶ日に
003:手紙 (佐田やよい) (言の波紋)
菜の花の黄色い町にみつばちが春を香らせ手紙を運ぶ
003:手紙 (小軌みつき) (小軌みつき-つれづれ日和-)
雑草の名前おぼえてみたくなる絵手紙に咲くセイヨウカラシナ
003:手紙(愛観) (ひ と ひ ら こ と ば)
眠り姫 破った手紙出せぬまま 来ない季節を待ちわびている
003:手紙(逢森凪) (みそじのみそひともじ)
君の手が触れると思えば手紙にも嫉妬している文字も乱れる
003:手紙(水須ゆき子) (ぽっぽぶろぐ。)
母からの手紙はいつも頼りなくみの字が泳ぐ 帰れないのよ
003:手紙 (青野ことり) (こ と り の ( 目 ))
配達の手が差し入れる気配して手紙にきっとみずいろの文字
003:手紙(富田林薫) (カツオくんはかもめ第三小学校5年3組&『まぐろ袋ブログ』)
街角で手紙魔まみを見かけたし笑っちゃうほど陽気な日でした
003:手紙(原田 町) (カトレア日記)
水茎の跡うつくしき手紙にて氷のような言葉がならぶ
003:手紙(草野つゆ) (草野つゆ@はてな)
この手紙 返事はいらない捨てていい ただ一度だけ読んでくれれば
003:手紙 (スガユウコ) (ココニイルコト)
祖母からの手紙にあった二文字は\"せう\"と読んでも\"しょう\"と言うべき
003:手紙(空色ぴりか) (題詠100首blog/空色ぴりか)
いつだって吾の味方なり弁当に添えられていた母の手紙は
003:手紙(水都 歩) (水都blog)
色あせた亡き父からの毛筆の手紙の誤字を我も書きおり
003:手紙(日和小春) (こは短歌)
思い出となるほど前に書き損じた手紙たちが疼いておりぬ
003:手紙 (やまとことのは)
夕風が手紙をひらくように咲く枝垂れ梅いっぽん風を流して
003:手紙 行方祐美 (やまとことのは)
夕風が手紙をひらくように咲く枝垂れ梅いっぽん風を流して
003:手紙(柴田匡志) (明日はきっといいことがある)
「なんとなくお便りします」あなたへと届くといいな 手紙書きおり
003:手紙(みにごん) (MINI\'S LIFE blog)
雨粒のひとつひとつにお手紙を書いちゃったから濡れて帰って
003:手紙(鬼龍児) (さんさしおん)
五月雨に濡れた竹林 旧友の境遇を知る手紙の字列は
003:手紙(ふふふふふふふ) (題詠マラソン2006)
青インクの魚になって逢ひにゆく夜の手紙は滲んで届く
003:手紙(五十嵐きよみ) (ドン・ジョヴァンニはアリアを歌わない)
菱形に折られた手紙をほどきゆくときめきに似てそこまで春が
003:手紙(白辺いづみ) (Iduming☆World)
南風 手紙は花になり飛んだあなたは五番目の季節です
003:手紙(みゆ) (*** ことばあそび ***)
前略と縦に並んだ女文字 引き出しの奥見つけた手紙
003:手紙 (骸骨レイアウト)
恋手紙 一行ほどで事足りる なぜか付け足す 無駄文ばかり
003:手紙(野良ゆうき) (野良犬的)
見つかった世界最古の手紙から検出された指紋と涙
003.手紙 文月万里 (Kagerou つれづれ)
ポケットに閉じこめたまま三日間出せぬ手紙は海に流そう
003.手紙(みずき) (空)
ポケットに手紙しのばせ地図のない街のポストを探しつづけぬ
003:手紙(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
急がざる手紙にあれどこの夏の暑さを惜しみ午後の道行く
003:手紙(ドール) (花物語)
あなたから届く楽しいことだけをうまく選んで書かれた手紙
003:手紙(丹羽まゆみ) (All my loving ♪)
さくら舞ふ便箋 ありがたうとしか書けぬ手紙をまた反故にする
003:手紙(改行やたら好きな人)(再投稿) (骸骨レイアウト)
恋手紙 一行ほどで事足りる なぜか付け足す 無駄文ばかり
003:手紙(ほにゃらか) (♪おみそしるパーティー♪)
手紙には逢ひたしといふ常套句 逢ふつもりなどひとつもなくて
003;手紙(みずすまし) (水紋)
鉛筆で手紙を書きし文通も 年を重ねて今やメル友
003:手紙(凛) (臥薪嘗胆)
戒(いまし)めの手紙を綴る自分へと 君への愛を見失わぬよう
003:手紙 (丘村トモエ) (ことばとわたし(丘村トモエ))
筆圧と濃すぎる黒が中身より手紙の意気を表していて
003:手紙 行方祐美 (やまとことのは)
夕風が手紙をひらくように咲く枝垂れ梅いっぽん風を流して
003:手紙(ユメハ) (夢見堂)
どうしても言えないゴメン帰ったら手紙を書くよ私の気持ち
003:手紙 (NOTHING WORKS)
冷たい貴方(ひと)は冷たいまま。出せなかった手紙を燃やして暖をとる。 ...
003:手紙(再投稿) (NOTHING WORKS)
冷たい貴方(ひと)は冷たいまま。出せなかった手紙を燃やし暖をとる。...
003:手紙(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園 ー題詠百首のためにー)
預かった手紙を失くす癖のあるわたしの白い花弁を毟る
003:手紙(謎彦) (ジャポン玉)
日出づる国の天子のお手紙を黒い天子は読まずにたべた
003:手紙(神ヤ飛魚) (飛魚の徒然なるまま日記)
手紙にはどんな内容書いてたの?気になりますよ しろやぎさん
003:手紙(暮夜 宴) (青い蝶)
コバルトの色えんぴつで書き足した追伸だけが本音の手紙
003:手紙(ふしょー) (DEATH IS A LONELY BUSINESS)
これ全部あなたに宛てた手紙です 想いを込めて伝心短歌
003:手紙(小原英滋) (過去と現実)
定型の侘びの手紙を作りつつ大福もちのましろをおもふ
003:手紙(舞姫) (Thirty One 題詠100首置き場)
ほんのりと香るブルガリプールオム次の手紙まで消えないでいて
003:手紙 (ス芸紙一重?)
優しさと温かさとの魔法の手紙もすぐさま鶴に変身
003:手紙(ハナ) (象の求愛ダンス)
それだけは駄目だと思う事ばかり選ばれてゆく手紙をやぶる
003:手紙(佐原みつる) (あるいは歌をうたうのだろう)
手のひらに青いインクで綴られる星の名前をつたえる手紙
003:手紙(きじとら猫) (きじとら小部屋)
今日もまた長い手紙をしたためる投函場所は引き出しの奥
003:手紙 やっつん(U151の目線) (U151の目線)
帰宅して机にあった置手紙大きな文字でアイスママの
003:手紙 (方舟)
爺婆に文字覚えたと書きてくる宛名は母に頼みし手紙
003:手紙(Ja) (chapaとchaiとJaの生活)
祖母からの手紙にいつも襟正すその筆遣いと言葉遣い
003:手紙 (たざわよしなお) (世界を翻訳するための試み)
今のあなたの子どもの近況なんて知らないでいい 手紙はいらない
003:手紙(天野 寧) (三十一文字の毒薬)
あなたへの手紙出せないままなのは切手がないから、ということに
003:手紙(翔子) (花こみち)
春一番ふんぎりつけて手紙書くあなたと買った青いインクで
003:手紙(かっぱ) (きゅーりをこのむ)
便箋を君がたどれば手紙から解き放たれる青い心臓
003:手紙(おとくにすぎな) (すぎな野原をあるいてゆけば)
手紙には蝙蝠マーク今すぐに雨のふらないところに隠せ
003:手紙(末松さくや) (旅人の空(待ち人の雪別館))
やぶられた手紙の海で泳いでる無駄で馬鹿げてやさしいことば
003:手紙(みなとけいじ) (海馬)
八月の空から落ちてくる手紙声出さずに笑うあるるかん
003:手紙 (なかた有希) (* にじのかかるばしょ *)
最後に千切った手紙を入れたなら完成!特製スープ(しょっぱい)
003:手紙(てん) (てんの短歌部屋)
さにつろう君に手紙を書きましょう寂しかったら虹も書きましょ
003:手紙(御厨しょうこ) (哀よりも愛 愛よりモアイ)
お手紙は読んでないです でも聞いて 食べてしまったのあたしじゃないよ
003:手紙(湯山昌樹) (短歌 富士山麓より)
メールでは尽くせぬ思い綴るため 手紙セットは常備しておく...
003:手紙(松本響) (春色ぶれす SIDE-D)
いつまでも元気でいてね 地球から届く手紙は懐かしいブルー
003:手紙 (みあ) (言の葉たち)
さよならと書いた手紙を食べちゃった心の中の黒やぎさんが
003:手紙(くろ) (鎌倉日記)
雨あがりに届く手紙に消印のなくて足音とほざかりけり
003:手紙(鈴雨) (鈴雨日記)
やさしきは手紙の文字の行間の空白に読むいたわりのいろ
003:手紙(島田久輔) (裏庭のきりぎりす)
要約をすれば「逢いたい」「きみが好き」手紙本文まだ書きたらず
003:手紙(田崎うに) (楽し気に落ちてゆく雪)
君に着く80円の貼る位置をタテ・ヨコ・ナナメ悩んだ手紙
003:手紙(史之春風) (はちぶんめblog)
届かない手紙をテキストファイル化しデスクトップに「遺言」とする
003:手紙(Yosh) (★光に向かって★)
人生の全てを込めた一枚の手紙を「遺書」と人は言うなり
003:手紙 (みの虫) (みの虫が居る「書」のぷらぷら道)
繰り返す、ごめんね。ごめん。亡き人の手紙にて知る心弱りよ
003:手紙(村上はじめ) (spidyな日々)
メールより手紙の方が好きでした あなたの筆跡あなたの言葉
003:手紙(ひわ) (十日三日月)
一度だけ届いた手紙 宛先にあなたの文字でわたしの名前
003:手紙(田丸まひる) (ほおずり練習帳。)
あたたかい言葉まみれの決別の手紙ちいさくちいさくたたむ
003:手紙 (夢眠・日々綴り)
巣立ちの日衣装ケースのあの手紙息子の胸に届くことなく
003:手紙(夢眠) (夢眠・日々綴り)
巣立ちの日衣装ケースのあの手紙息子の胸に届くことなく
003:手紙(山本雅代) (BONY ELBOS)
たもとから零れ落つ砂さらさらと手紙は中国からのものだ
003:手紙 (萱野芙蓉) (Willow Pillow)
003:手紙(紫女) (クロッカスの歌)
引き裂きし手紙を机上に並べては懐かしむなり破局の八月
003:手紙 (春雨じゃ)
絶縁を手紙で送り一年後姉妹は集ふ忘れたやうに
003:手紙(花夢) (花夢)
悲しみの飛べない鳥へいたわりの手紙ばかりも書いてられない
003:手紙(長沼直子) (うたかたの日々*短歌 題詠100首blog*)
「た」じゃなくて「る」だといいたい「あいして 。」とうめいすぎてだせない手紙
003:手紙 (紫峯) (時空の扉)
なにがしの手紙も持たず訪ね行く濃霧の朝の舗道は黒く...
003:手紙(渡邉建太) (nostalgie)
諦めそうな夜は手紙を読み返し 会いたい、それまで生きようと思う
003:手紙(魚虎) (脳内に散らばり在りし言の端をDJ的感覚で編む棄てるダム)
讃美歌を唄うふりして呪いかけ手紙を書いては引き千切る日々
003:手紙(素一) (Tanka::Tanken)
「手紙」はというとついつい中国の「手紙」のことを思ってしまう
003:手紙(究峰) (思い浮かぶがままに)
古本の中にひっそり隠れたる手紙が語る淡き想ひよ...
003:手紙(堀 はんな) (たん たん 短歌)
君からの手紙の束が燃え尽きて別れを決めた冬の夜更けに...
003:手紙(新野みどり) (明日は明日の風が吹く)
机から溢れる程に受け取った友の手紙を読み返す午後
003 手紙 ベティ (Betty\'s second Bar)
鮮やかな鳥の絵手紙破り泣く 背黄青鸚哥は去年死んだの
003:手紙(遠山那由) (百億粒の灰の鳴る空)
眺め飽きた文字をちぎって水面(みなも)に撒く 親に見せない教師の手紙
003:手紙 (ぱぴこ) (テクテク)
思い出にさらわれそうで手紙には日々の出来事ばかりを綴る
003:手紙(月影隼人) (人間万事塞翁が馬)
「逢いたい」と書いた手紙の宛先を書けずにいます 君は今どこ...
003:手紙(佐藤紀子) (「題詠100首blog」参加作品)
故郷の夜に書きたる絵手紙を赤き筒型ポストに落とす
003:手紙(ことら) (ことらのことのは)
手紙にはやさしい嘘を書きました 涙の跡にキスする如く
003:手紙(kitten) (kitten song)
宛名のない手紙の封を切れば部屋中に溢れ出す光
003:手紙(みち。) (虹色アドレナリン。)
出してない手紙を7通溜めこんで「元気だよ」ってメールを打った。
003:手紙 (夜さり) (夕さり夜さり)
未晒しの鳥の子紙に畳まれてシガーのにほふ手紙は眠る
003:手紙 (菜の花の道)
難産かもしれないなんてあなたから手紙が届く男のくせに
003:手紙(はるな 東) (菜の花の道)
難産かもしれないなんてあなたから手紙が届く男のくせに
003:手紙(まつしま) (心の空)
今はもうセピア色です。その手紙、行く宛てのないままの恋です。
003:手紙(素人屋) (素人屋雑貨店)
手紙には書けない言葉行間に閉じ込めておき今朝投函す
003:手紙(新明さだみ) (ぬ ま み み)
坂上るバイクの音の近づいてポストに手紙の落ちていくまで
003:手紙(あおゆき) (メソトリウム)
花文字の手紙ささやく(Blomma dig)あらゆる時が咲く、そして抱く
003:手紙(林本ひろみ) (いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ)
どんぐりを拾って瓶に閉じ込める明日の森への届かぬ手紙
003:手紙(濱田花香) (紅葵爽♪)
母よりの手紙に入りハ写真のみ 言葉無きとも思い解りて
003:手紙(振戸りく) (夢のまた夢)
渡された東雲色の手紙にはただいっぱいに生きろ生きろと
03:手紙(そばえ) (日照雨)
書けなかった手紙のような鳥が来てわれの骸をついばむだろう
003:手紙(斉藤そよ) (つれづれつづり)
書きかけの手紙手紙に銀杏降る季節外れの和紙の便箋
003 手紙 (酒童子) (酒童子「歌」ワールド)
春告鳥よダンボール一杯の手紙は紅蓮の中にうち捨てていく
003:手紙(KARI-RING) (ほとりほとりと藍色の海)
10年後のお前に手紙を書いておけ それまで死ぬのは俺が許さない
003:手紙(夢麿) (夢幻泡影)
彼方から手紙が届くひっそりと「お元気ですか?」消印はない
003:手紙(mamaGON) (赤い椅子)
メールでは伝わらぬものあるならむ手紙にて友の夫を悼む
003:手紙(本原隆) (それについて)
飛んでいる鳥らが風に流される出せないものも手紙と呼ぶよ
003:手紙 (ケビン・スタイン) (In Other Words・別の言葉で)
古い歌口ずさみつつ手紙書く 今のあなたの住所知らずに
003:手紙(yurury**) (Scene-Flow into space*写真短歌・五行詩)
直筆の手紙渡せず紅梅の花散る夜に千々破きたり
003:手紙(もけこ) (!セバスチャンの暴挙!)
わざとらしい「探さないで」の置き手紙気づいてくれればいいのだけれど
003:手紙(西宮えり) (aglio-e-olio)
きもちわるい私の部屋がきもちわるい手紙ばかりで埋めつくされる
003:手紙(やすまる) (やすまる)
手を掲げラベンダー色の空に書く君への手紙は大きな文字で
003手紙(Toshie)題詠100首blog (題詠100首blog)
手紙にて託して込めぬ吾が思いきみに伝えることなく捨てにき
003:手紙 ( 風十 ) (走ったり、歩いたり、時には寝転がったり。)
水底に。明日にも沈む。老木の。樹皮は手紙。食む度「生きよ」と。
003:手紙 (保井香) (パパは乳牛屋)
真夜中に書いた手紙を翌朝に読み返さずに出す勇気あれ
003:手紙(福々屋大福) (20世紀とラックバック)
どくどくと脈打つペンでなみなみと文字をそそいだ手紙を君へ
003:手紙(萌香) (空の青さをみつめていても)
自らに宛てた手紙は時を経て褪せたインクが今を夢見る
003:手紙(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
放たれて春の真ん中言い訳も愛も置き手紙に添えてある
003:手紙 (にしまき) (びおん書局 ※にしまき※)
諦めと希望が垣間見えている積み重なった手紙の隙間
003:手紙(まゆねこ) (家事、ときどき短歌)
鳩居堂の便箋たちまち反古となる義理一遍の今日の手紙に
003:手紙 (ひこうき雲)
ただ一度手紙のようになりたくてぼくたちそらのいろかもしれない
003:手紙(折口弘) (はっちんずBLOG)
君からの手紙は納戸の奥にありそして心の底にもあって
003:手紙(オオタセイイチ) (angle。)
「手紙は話してる気がするから好き」そう書く君は今日卒業す
003:手紙川内青泉)青泉の部屋 (青泉の部屋)
退院後お手紙書きに追われるが一日一通と決心する我
003:手紙(和良珠子) (the strange of stranger)
子の元に赤い手紙が月ごとに届く さよならこどものあなた
手紙(智理北杜) (智理北杜)
君からの手紙一通もないのに愛の終わりは来ていたんだね...
003:手紙 (Romantic irony)
手紙をね、書いたの。きっと今はもう届かないけど、手紙を書いたの。
003:手紙(癒々)(再投稿) (Romantic irony)
手紙をね、書いたの。きっと今はもう届かないけど、手紙を書いたの。
003:手紙 (内田かおり) (題詠2006深い海から)
八つ切りの画用紙細く畳まれて郵便ごっこの手紙の在処
003 手紙(美鈴) (大和撫子)
徒然に 想いを込めて 書きつづる 押し花添えし つたなき手紙
003:手紙 (游 ききあ) (納戸)
もう手紙出しましたかと朝早く電話してくる君は不純 題詠blogに参加中
003:手紙(市川周) (ミルミルを飲みながら)
雪の夜のポストに眠る手紙たち 右翼手の恋/放火魔の夢
003:手紙 (瑞紀) (歌信風(かしんふう))
手紙とふこのふたしかなもののみが君とをつなぐよすがになりぬ
003:手紙(秋野道子) (気まぐれ通信)
「そこにいる青い服の」と吾を指した師よりの手紙 聴き書きによる
003:手紙。 (P) (猫の毛玉 別荘 -しろうとたんか-)
置き手紙 書いてる途中に目が覚めた そっと渡すは後朝の歌
003:手紙(黒田康之) (今日の、おUTA)
引き出しの謎の箱からぼろぼろの手紙出でたり 在りし日の文字
003:手紙(animoy2) (~うたよみ日記(短歌とともに)~)
「待っている。」手紙の文字を目で追えばこちらが待っているかも知れず
003:手紙(藤原 湾) (湾の歌詠の日々。)
まだ来ぬと郵便受けを覗き見る 君からの手紙待ち遠しいよ
003:手紙(飛鳥川いるか) (しぐなすの短歌感電ノート)
お別れの手紙書きます「あっぷる市」になるはずだった雪の町から
003:手紙(よっきゅん) (よっきゅんの100首)
弟に 渡したけれど 返された 不幸の手紙 これで5通目
003:手紙(ゆあるひ) (ゆあるひの鍛高短歌4)
末娘の綴りし手紙胸に抱き祖父は夜空の星となりたり
003:手紙(現川尋香) (ミミーシャの部屋)
手紙すら書く暇もなく家事をしていつまで続くか子育ての苦労
003:手紙(庄司庄蔵) (庄司庄蔵)
綴るのは好きなほうだが送るのは苦手なほうだ妻への手紙
003:手紙(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
「雨待ちの傘です」手紙に書きました臆病者の片思い 晴れ
003:手紙(pig_pearl) (ブタに真珠)
いつの日か もらう手紙を 想うだけ 想うそばから 今すでに涙
003:手紙(新谷休呆) (新谷休呆の短歌の部屋)
君からの手紙を一通また一通火に焼べて泣く海を捨てた夜
003:手紙(owl) (さもあらばあれ)
披露宴?残念ですがその手紙、シロヤギさんが食べちゃいました
003:手紙(ざぼん) (グレイト・エスケイプ!)
欲しいもの以外の言葉浮かばずにすっかり涙で滲んだ手紙 欲しいもの以外の言葉浮かばずにすっかり涙で滲んだ手紙 欲しいもの以外の言葉浮かばずにすっかり涙で滲んだ手紙 欲しいもの以外の言葉浮かばずにすっかり涙で滲んだ手紙
003:手紙(ざぼん)再投稿 (グレイト・エスケイプ!)
欲しいもの以外の言葉浮かばずにすっかり涙で滲んだ手紙
003:手紙(矢野結里子) (Leaf-Life-Feeling)
切れ端の手紙 袋に一杯分 みんなの文字が捨てられなくて
003:手紙(つきしろ) (halcyon days)
久しぶりに書いた手紙は「アリガト」の4文字だけで終わってしまう
003:手紙(濱屋桔梗) (桔梗の独白)
あのときに君に貰った手紙など探さなくとも暗誦できる
003:手紙(中村うさこ) (みすずかる信濃の庵(いお)の歌綴り)
絵手紙の南瓜は紙をはみだして受け取りし吾(あ)の笑ひを誘ふ
003:手紙(透明) (limerence)
交通費八十円で日本中飛べる手紙を羨み投函
003:手紙(田咲碕) (いたずらっこ)
巧い字も容も意味もなき手紙ばかりなるので──あいにいきます
003:手紙(yasubow) (忘れえぬ人々)
手紙、出す前塗り込める黒インク 個人情報抹消のために
003:手紙(芹澤京乃) (りなときょうのの迷走記録。)
便箋の文字はさながら縺れ糸 『元気か?』尋ねる父からの手紙 003:手紙(芹澤京乃) 便箋の文字はさながら縺れ糸 『元気か?』尋ねる父からの手紙
003:手紙(寺田 ゆたか) (素浪人Joeのスローライフ)
・若き日の手紙の束を紐解きて はやみまかりし友をかなしむ
003:手紙(川内青泉)再投稿 (青泉の部屋)
退院後お手紙書きに追われるが一日一通と決心する我
003:手紙(我妻俊樹) (喜劇 眼の前旅館)
手紙しか読まないくせに図書館の椅子に着せるためだけのカーディガン
003:手紙 (きりころじっく)
燃やされるために書かれた手紙だと気づいた指が発光してゆく
003:手紙(村本希理子) (きりころじっく)
燃やされるために書かれた手紙だと気づいた指が発光してゆく
003:手紙(なかはられいこ) (みんなだれかの夢だから)
くりかえしくりかえし読む一通の手紙のようなわたしの銀杏
003:手紙(美里和香慧) ( Popん?TANKA)
(チャンスは一度) ポストの前で手をあわす春まだ浅き手紙のゆくえ
003:手紙(ひろこ) (ひろたんの創作日記)
手紙よりメールで用事済ませてる 言葉あやふや漢字忘れる
003:手紙(いちぼん) (空も、つながっている)
お手紙と言って差し出す紙切れは文字ならぬ字がびっしり書かれ
003:手紙 (村上きわみ) (北緯43度)
春楡にながい手紙を託されてあなたはふゆのとりに似てくる
003:手紙(村上きわみ) (北緯43度)
春楡にながい手紙を託されてあなたはふゆのとりに似てくる
003:手紙(内田誠) (その言葉の行方)
行間に消えてしまった優しさが残した手紙の青い血の文字
003:手紙(落合朱美) (言の葉帖)
勢いで書いてしまった手紙です。君が黒ヤギだったらいいのに
004:キッチン (落合朱美) (言の葉帖)
つかのまの逢瀬は街の雑貨屋でキッチンツールを選ぶまねごと
003:手紙(理宇) (±籠)
受け取りの確認をする手紙には詳しくない方が佳いのです
003:手紙(眞木) (ひとりももうた)
書き上げた手紙をすぐに出したくてコートをはおる午前二時半
003:手紙 (日々の徒然)
細切れに破ることすらできないで引き出しにいる君への手紙
003:手紙(志岐) (日々の徒然)
細切れに破ることすらできないで引き出しにいる君への手紙
003:手紙(kira-kura) (遠く離れて ~From a Distance~)
母の日と父誕生日に向けしたためし置手紙赤いリボンで束ね去る
003:手紙(今泉洋子) (sironeko)
身の奧に深く蔵(しま)ひし手紙あり杳(とほ)きかの日の青き片恋
003:手紙(黄菜子) (月待ち人の窓辺)
書きなほし又書きなほす 君想ふ時の長きも手紙は知りぬ
003:手紙(David Lam) (でたらめなうたどもよ!)
妻からの手紙6通読み返す気にもならない捨てるか明日
003:手紙(小早川忠義) (ただよし)
生温き夏のポストを掻き混ぜて手紙の有無を確かむるなり
003:手紙(白玉だんご) (だんごのきもち)
近頃の手帳に手紙の作法なく白便箋に筆落としかぬ
003:手紙(笹井宏之) (【些細】)
鼻先を夜領域に差し込めば夜領主から手紙が届く
003手紙(クロエ) (90%の幸福)
絨毯の下に隠せり手紙束踏みしめ抱けば満ちる斜陽
003:手紙(寒竹茄子夫) (鶴太屋別館「マニエリスム」)
友よりの手紙ふたつに引き裂きてなにほどの夜 砂金のひかり
003:手紙(twinkle) (◆kirakira)
手紙なんども何度も読んだよ意味は剥がれ文字は飛び去りさらさらさらと
003:手紙(cocoa) (cocoaのうたにっき)
トイレットペーパー (中国語で手紙) なくても早くいっちゃいなって
003:手紙(びっきい) (チョキで殴るぞ!)
あなたへの怨みを綴ったお手紙に買ったばかりのカミソリ同封
003:手紙(nao-p♪) (私サイズの日々)
「元気だ」と後は少しの近況と 電報みたいな手紙が届く
003:手紙(嶋田電気) (目的なんていつも後付け。)
メールでもよかったけれど手紙なら届く気がした君までの距離
003:手紙 (桑原憂太郎.com)
月曜の一時間目の数学はイニシヤルトオクの手紙が回る
002:指(れむ) (あま~い短歌)
文節のどれかがいつもないんですE.T.の指くちびるを押す
003:手紙(れむ) (あま~い短歌)
ほしいって書いたばかりに手紙からあなたが消えてしまわぬように
003:手紙 (沼尻つた子) (リップサービス)
叔母からの絵手紙の茄子の執拗な輪郭の滲み で、ご用事は?
003:手紙(ちゅう) (ちゅう …ノラのつぶやき…)
大掃除色あせた手紙ポケットに 黄泉の人との思い出だから
003:手紙(柴田菜摘子) (パイロットランプ)
こころから言いたいことは口頭じゃ言えなくて白い手紙に託す
003:手紙(星桔梗) (風船がわれるまで)
書いてなおポストに入れる勇気出ず 手紙ひとつで岐路に立たされ
003:手紙(ひじり) (みじかうた)
真夜中に綴る手紙は封をせず昼読み返しまた書き直し
003:手紙(星川郁乃) (Air Station)
ながいながい手紙をもらうほんとうのことはP.S.4文字だけの
003:手紙(ヒジリ) (*tRIGger.)
ほしいもの 手紙より声それよりも音と重さと温度、くちびる
003:手紙(小籠良夜) (DARKSIDE OF THE MOON)
ヤツからの誘いの手紙 ケータイもメールも厭うエセヴァンパイア
003:手紙(もりたともこ) (短歌、すきです。)
雨に濡れ届く手紙の恋しいが心変わりに見える梅雨どき
003:手紙(本田瑞穂) (空にひろがる枝の下から)
なにかに一枚二枚となってゆく手紙めくっていくうちさめる
003:手紙(あんぐ) (あんぐの短歌)
英会話メンズエステに絵手紙と何でもありのスポーツクラブ
003:手紙 (砺波湊) (みなとぶろぐ)
横書きの手紙の文字をたてに読む マリコの夢は女スパイか
003:手紙(春村蓬) (風見鶏)
えんぴつで手紙を書かう森の風吹くやもしれず吹かずともよし
003:手紙(春村蓬 再投稿) (風見鶏)
えんぴつで手紙を書かう森の風吹くやもしれぬ吹かずともよし
003:手紙(フワコ) (きくとわたし)
木漏れ日をまぶした手紙を送るからきっと少しはあたたかいから
003:手紙(宮沢耳) (MIMI NO UTA ~題詠100首blog)
幼子の読めぬ手紙の半分はお姫様の絵が描かれてをり
003:手紙(神川紫之) (圏外圏)
あおいろの鳥がのこした手紙ならオレンヂいろのひかりこぼれる
003:手紙(わたつみいさな。) (乱切りくじら)
しあわせを綴っただけの手紙なら悲鳴をあげて破かれてゆけ
003:手紙(幸くみこ) (そこそこがんばる)
かあさんは「アイロン台を買いなさい。」手紙残して田舎へ帰った
003:手紙(澁谷 那美子) (題詠100首に参加中)
携帯の 禁じられたる 職場にて 君への手紙 「今日何時まで?」...
003:手紙(やな) (やなさんの基地)
こどもだと叱る貴方にでもやはり手紙を出して公園へ行く
003:手紙(ハル) (木漏れ日気分~題詠マラソンblogと過去の詩と短歌)
捨てられた手紙のような心抱く音楽だけが優しい夜に
003:手紙(わかば) (わかばのうた)
山ほどの手紙が欲しいという君にじゃあためらわず不細工なのも
003:手紙(ゆづ) (透明ランドセル)
冒頭にお元気ですかと書く手紙の最後に小さく ( わたしも げんき )
003:手紙(瀧口康嗣) (可燃性連鎖)
いい人に宛てた手紙によく似てるあなたを砕きはじめた夜明け
003:手紙(goldfish) (月と金魚鉢)
負け組と言ってる君の引き出しの手紙のキラキラ独り占めする
003:手紙(しょうがきえりこ) (GakiDay's TANKA)
ただの紙 ただの手紙だ 私ではない誰かへの愛があっても
003:手紙 (hallo hallo!!)
プリントの裏に書かれた手紙でも大事な気持ちきっと伝わる
003:手紙(繭)再投稿 (hallo hallo!!)
プリントの裏に書かれた手紙でも大事な気持ちきっと伝わる 名乗り忘れました↓↓
003:手紙 (あみー) (手遊びBlog)
黒ヤギと白ヤギみたい お互いの手紙を糧にして生きている
003:手紙(池田潤) (神様、ぼくは。)
一言も交わせず握手紙のよに白く薄くなりゆく君と
003:手紙(るくれ) (とっても単純なこと)
浴びるほどもらった手紙の封筒の数だけあなたの未来を背負う
003:手紙(なまねこ) (路地裏稼業)
手紙にはなにも書かずに鍵だけを同封します どうか元気で。
003:手紙 (鳴井有葉) (そのための日記)
手紙ですあなたに宛てた手紙ですここからすべて目につくものは(鳴井有葉)
003:手紙 (如月綾) (お気に召すまま)
途絶えがちだった手紙もこなくなり ただ願うのは「お元気ですか?」
003:手紙(蝉マル) (蝉の声)
この前の乙女が池の一枚を同封します今度の手紙
003:手紙 (のんちゃんの衣裳部屋裏)
うすっぺらい手紙が届き校長と面談させらる受刑者の如
003:手紙(のんちゃん)再 (のんちゃんの衣裳部屋裏)
うすっぺらい手紙が届き校長と面談させらる受刑者の如
003:手紙(路喜) (水陸両用)
過ぎる眩しさに開かれぬ手紙高架下の轟音鳴り止まぬ
003:手紙(あめあがり) (あおいかいだん)
三十路なる我に手紙を送れども道の先から返事あらずや
003:手紙(くまのこ) (あめふりくまのこ)
手紙なら新しいのを書きましょう神様アキレス腱をください
003:手紙 (お気楽堂) (楽歌三昧)
見なければよかった君が隠してた私ではない女(ひと)への手紙
003: 手紙 (ひらそる) (*ひねもすもずく*)
したためた手紙をビンにしまいこみタイムカプセルむねに埋めるよ
003:手紙(岩井聡) (North Marine Drive)
逝く風よ叛旗のようにあかあかと揺れた手紙も恋もあったが
003:手紙(Harry) (四月なかなか)
「間違いはあつたが読めた」 ハングルで書きし手紙に友より返事
003:手紙 (キサラギウタ)
あばら骨を削って入れた手紙にも気づけばコロンを振って私は (宮田ふゆこ)
003:手紙(本田あや) (明晃晃)
「哀」が「衰」になっている鉛筆書きの手紙でみせる君の誠実
003:手紙(睡) (Melting*Diary)
中庭でうたいはじめる真冬の手紙きみの手のつめたい朝にも
Unknown (万美愛任叶結実)
手紙(日下智世) 花柄の模様の剥げたこのペンであなたに何度も手紙を書いた。
003:手紙 (短いが身近というお話)
回送の付箋の付いた手紙来る元カノの文字整然とある
003:手紙(碓井和綴) (雨歩日記)
真剣なセンチメンタル、冷静に波押し戻す瓶中手紙
003:手紙(長岡秋生) (廊下に座る)
ポンペイに抱き合う恋人たちのため美しい手紙を書く奴隷
003手紙(帯一 鐘信) (361℃)
迷い道小さく切って投げられた手紙のような空の星屑
003:手紙(佐藤羽美) (one hundred gumdrops , elephants and sandals)
お別れの手紙を今夜、書き込めり鉄筋コンクリートの壁に
003:手紙(橋都まこと) (笑って東京サヴァイヴァル)
もう会えぬひとの手紙を抱きしめて私は眠る 明日のないまま
003:手紙(のんしゃらん) (のんしゃらん)
ねえさんはみずのあふれる街なかを手紙に乗ってポストまでゆく
003:手紙 杉山理紀 (2006R57577)
むらさきの夕焼けだけをみてるはず手紙を売って暮らした部屋で
003:手紙(瀧村小奈生) (陽だまりのふちっこで ver.2)
あなたへの手紙にそっと閉じ込めるあした生まれる月の光を...
003:手紙(小春川英夫) (さるさるパパ)
送れない手紙の気持ちを空白の便箋にうつした筆圧
003:手紙(小太郎) (ねこのにくきゅう)
手紙など書く癖も無く便箋はふすまに淡い花を咲かせる
003:手紙(九慈八幡) (短歌と非短歌の狭間で~短歌や日記やエッセイ)
迷路なきひかりの手紙を受け取ればただ暖かい小路へ歩む
003:手紙(浅井あばり) (ギンガムクロス)
憐憫が消えないうちに朝摘みのとうがらしひとつ手紙に添える
003:手紙(門哉彗遥) (Nambo no Monya?)
この手紙彫って下さいってそこの女子そりゃむちゃむちゃだクラムチャウダー、か?
003:手紙(百田きりん) (きりんメモ)
いつかこの手紙も食べてみせるから ヤギの遊びのように いつかは
003:手紙(紺乃卓海) (ぷらんたー)
裏庭の土に埋めた小箱から手紙のような葉陰 触れくる
003:手紙(湖雨) (waffle)
向日葵の溢れる手紙夕暮れにひとつ先のポストに落とす
003:手紙(水風抱月) (朧月夜に風の吹く。)
読み返し読み返しては書き直す 手紙よ繋げ遠き我が朋
003:手紙(yuri.) (なつのよるに、うまれてきた気がする。)
気が付けば手紙に探したぎんいろをあなたの皮膚に探す六月
003:手紙 (心を種として)
君からの手紙に書かれた私の宛名の名前が照れくさかった
003:手紙(野田 薫) (さしあたり大丈夫)
ホーミーの聞こえる場所にいる人が手紙に挟んでくれた草原
003:手紙 (遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
手紙なら100%本当のことが言えると思ってたのに
003:手紙 あいっち (詠題100首blog-あいっちのうたあそび。)
手紙なら祖母に明かせる思いあり太く大きく二枚に綴る
003:手紙(edocko) (RYU's Monologue)
掃除の手たびたび止めて眺め入る昔の手紙大晦日の夜
003:手紙(けこ) (あきのうた声)
東京の快晴 それは 我からの文字なき手紙 ひとを照らせよ
003:手紙(shall3) (山歩き録)
手紙には書きたき事は山と有りいつも出せずに時は過ぎ行く
003:手紙(椎名時慈) (ワレ短(壊れ短歌))
幸せに暮らしていると未来から手紙が届く今日はそんな日
003:手紙(まほし) (うた・たね)
「かしこ」から始まり妙にかしこまった手紙にふっと励まされてる
003:手紙(minto) (@100@)
手紙には書けない事が多すぎて溢れる思ひ コーヒーを飲む
003:手紙(徳田ゆきこ) (題詠100)
さよならの手紙はぬけた歯とともにペットボトルにつめておくるわ
003:手紙(大辻隆弘) (大辻隆弘 題詠100首のために)
さばいろの雨がうごいて玄関に落ちてた手紙が濡れた
003:手紙 (象と空)
手紙出す!の約束から1ヶ月夏の終わりの電話が虚し
003:手紙(浅葱) (空耳の森*番外地)
真っ白な便箋何も語らない 手紙に愛を託すずるさも
003:手紙(平岡ゆめ) (le petit cahier)
もう君に手紙を出さぬと決めた日のポストはやけに赤かりしかな
003:手紙 (nine) (songs)
あひるのこ白鳥になり手紙には楽しいことと追伸の山
003:手紙(青山みのり) (わざとじゃないもん!)
(この名には見覚えがある)ダイレクトメールのこぼす手紙の匂い
003:手紙(千) (Mille et une nuits―題詠100首blog)
恋を語りルーズリーフの両面を埋めし手紙は遠く慕わし
003:手紙(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
母をらば十月十日が誕生日『絵手紙入門』贈るだらうか (小池邦夫 日貿出版社)
003:手紙(久野はすみ) (月の融点)
還暦を過ぎたあなたの手紙から駆けだす蒼い少年の影
003:手紙(中野玉子) (薔薇がなくちゃ生きていけない)
イカスミと土とニカワとハチミツを煮詰めてすぐに手紙を書こう
何か困ったこと、わからないことが生じたら、サイドメニュー「カテゴリ」で、ルールを確認してみてください。
003:手紙(エクセレント安田) (風流三昧)
携帯が普及した今筆を取り手紙を書くと優雅な気分
003:手紙(風マリア) (風マリア -☆- 荒川静香選手、金メダルおめでとう♪)
お手紙は吾子のものです。ともだちに切手を貼ってえんぴつ宛名
003:手紙(上田のカリメロ) (ほわほわの森)
いつ会える?離れ離れの子の文字の 手紙カバンに隠す我れ居り
003:手紙(畠山拓郎) (想いまっすぐに)
好きですとレポート用紙に手紙書く真実ですと証明している
003:手紙(はこべ) (題詠100首)
友の死を受け入れかねて読み返す 訃報の手紙秋風わたる
003 手紙(美山小助) (小助の和歌)
色あせた ボールペン字の あの手紙 若き想いを 含ませて消ゆ
003:手紙 (里坂季夜) (コトノハオウコク)
「手紙ってきんちょうするよ」10歳のレターセットを購いて言う
003:手紙(小雪) (朱紗)
手紙ってなんだか秘密めいていて開ける瞬間心ときめく
003:手紙(ねこまた@葛城) (ねこちぐら)
書きかけの手紙のごとき生なればいかに結ぶや遥けき朝に
003:手紙 (水沢遊美) (ふんわりんさまの想ひ人)
シャボン玉の中にいるよなあなたには届かぬ手紙 かさりと鳴った
003:手紙 (aruka) (外灯都市)
砂浜にこわれてしまったきみがいて砂に手紙をずっと書いてる
003:手紙(新藤伊織) (月が堕ちるころ)
国境を越える手紙は何色のペンで書いたら伝わりますか
003:手紙(新井蜜) (暗黒星雲)
きみからの手紙待ってる土曜日の午後は掃除と洗濯をする
003:手紙 (はいほー通信 短歌編)
泣きたくて君に手紙を書きましたゆがんだシャボン玉の飛ぶ日に
003:手紙(船坂圭之介) (kei\'s anex room)
003:手紙 読まぬまま破り捨てたし遠い日の未来の僕に宛たる手紙
003:手紙(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
手紙書く右手に替ふる左手でいつしかメール打ちてしをりぬ
003:手紙(かのこ) (短歌*かのこ流)
ポスト見て今日も手紙が来ていない やっぱり君は忙しいんだ
003:手紙(柴田匡志) (明日はきっといいことがある)
「なんとなくお便りします」あなたへと届くといいなメールでなくて
003:手紙(春畑 茜) (アールグレイ日和)
雨匂ふ手紙とならむ戻り橋すぎてふたたび雨は降り出す
003:手紙(中村成志)(再投稿) (はいほー通信 短歌編)
タイトルに自分の名前を入れるのを忘れていました。再投稿します。 泣きたくて君に手紙を書きましたゆがんだシャボン玉の飛ぶ日に
003:手紙 (佐田やよい) (言の波紋)
菜の花の黄色い町にみつばちが春を香らせ手紙を運ぶ
003:手紙 (小軌みつき) (小軌みつき-つれづれ日和-)
雑草の名前おぼえてみたくなる絵手紙に咲くセイヨウカラシナ
003:手紙(愛観) (ひ と ひ ら こ と ば)
眠り姫 破った手紙出せぬまま 来ない季節を待ちわびている
003:手紙(逢森凪) (みそじのみそひともじ)
君の手が触れると思えば手紙にも嫉妬している文字も乱れる
003:手紙(水須ゆき子) (ぽっぽぶろぐ。)
母からの手紙はいつも頼りなくみの字が泳ぐ 帰れないのよ
003:手紙 (青野ことり) (こ と り の ( 目 ))
配達の手が差し入れる気配して手紙にきっとみずいろの文字
003:手紙(富田林薫) (カツオくんはかもめ第三小学校5年3組&『まぐろ袋ブログ』)
街角で手紙魔まみを見かけたし笑っちゃうほど陽気な日でした
003:手紙(原田 町) (カトレア日記)
水茎の跡うつくしき手紙にて氷のような言葉がならぶ
003:手紙(草野つゆ) (草野つゆ@はてな)
この手紙 返事はいらない捨てていい ただ一度だけ読んでくれれば
003:手紙 (スガユウコ) (ココニイルコト)
祖母からの手紙にあった二文字は\"せう\"と読んでも\"しょう\"と言うべき
003:手紙(空色ぴりか) (題詠100首blog/空色ぴりか)
いつだって吾の味方なり弁当に添えられていた母の手紙は
003:手紙(水都 歩) (水都blog)
色あせた亡き父からの毛筆の手紙の誤字を我も書きおり
003:手紙(日和小春) (こは短歌)
思い出となるほど前に書き損じた手紙たちが疼いておりぬ
003:手紙 (やまとことのは)
夕風が手紙をひらくように咲く枝垂れ梅いっぽん風を流して
003:手紙 行方祐美 (やまとことのは)
夕風が手紙をひらくように咲く枝垂れ梅いっぽん風を流して
003:手紙(柴田匡志) (明日はきっといいことがある)
「なんとなくお便りします」あなたへと届くといいな 手紙書きおり
003:手紙(みにごん) (MINI\'S LIFE blog)
雨粒のひとつひとつにお手紙を書いちゃったから濡れて帰って
003:手紙(鬼龍児) (さんさしおん)
五月雨に濡れた竹林 旧友の境遇を知る手紙の字列は
003:手紙(ふふふふふふふ) (題詠マラソン2006)
青インクの魚になって逢ひにゆく夜の手紙は滲んで届く
003:手紙(五十嵐きよみ) (ドン・ジョヴァンニはアリアを歌わない)
菱形に折られた手紙をほどきゆくときめきに似てそこまで春が
003:手紙(白辺いづみ) (Iduming☆World)
南風 手紙は花になり飛んだあなたは五番目の季節です
003:手紙(みゆ) (*** ことばあそび ***)
前略と縦に並んだ女文字 引き出しの奥見つけた手紙
003:手紙 (骸骨レイアウト)
恋手紙 一行ほどで事足りる なぜか付け足す 無駄文ばかり
003:手紙(野良ゆうき) (野良犬的)
見つかった世界最古の手紙から検出された指紋と涙
003.手紙 文月万里 (Kagerou つれづれ)
ポケットに閉じこめたまま三日間出せぬ手紙は海に流そう
003.手紙(みずき) (空)
ポケットに手紙しのばせ地図のない街のポストを探しつづけぬ
003:手紙(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
急がざる手紙にあれどこの夏の暑さを惜しみ午後の道行く
003:手紙(ドール) (花物語)
あなたから届く楽しいことだけをうまく選んで書かれた手紙
003:手紙(丹羽まゆみ) (All my loving ♪)
さくら舞ふ便箋 ありがたうとしか書けぬ手紙をまた反故にする
003:手紙(改行やたら好きな人)(再投稿) (骸骨レイアウト)
恋手紙 一行ほどで事足りる なぜか付け足す 無駄文ばかり
003:手紙(ほにゃらか) (♪おみそしるパーティー♪)
手紙には逢ひたしといふ常套句 逢ふつもりなどひとつもなくて
003;手紙(みずすまし) (水紋)
鉛筆で手紙を書きし文通も 年を重ねて今やメル友
003:手紙(凛) (臥薪嘗胆)
戒(いまし)めの手紙を綴る自分へと 君への愛を見失わぬよう
003:手紙 (丘村トモエ) (ことばとわたし(丘村トモエ))
筆圧と濃すぎる黒が中身より手紙の意気を表していて
003:手紙 行方祐美 (やまとことのは)
夕風が手紙をひらくように咲く枝垂れ梅いっぽん風を流して
003:手紙(ユメハ) (夢見堂)
どうしても言えないゴメン帰ったら手紙を書くよ私の気持ち
003:手紙 (NOTHING WORKS)
冷たい貴方(ひと)は冷たいまま。出せなかった手紙を燃やして暖をとる。 ...
003:手紙(再投稿) (NOTHING WORKS)
冷たい貴方(ひと)は冷たいまま。出せなかった手紙を燃やし暖をとる。...
003:手紙(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園 ー題詠百首のためにー)
預かった手紙を失くす癖のあるわたしの白い花弁を毟る
003:手紙(謎彦) (ジャポン玉)
日出づる国の天子のお手紙を黒い天子は読まずにたべた
003:手紙(神ヤ飛魚) (飛魚の徒然なるまま日記)
手紙にはどんな内容書いてたの?気になりますよ しろやぎさん
003:手紙(暮夜 宴) (青い蝶)
コバルトの色えんぴつで書き足した追伸だけが本音の手紙
003:手紙(ふしょー) (DEATH IS A LONELY BUSINESS)
これ全部あなたに宛てた手紙です 想いを込めて伝心短歌
003:手紙(小原英滋) (過去と現実)
定型の侘びの手紙を作りつつ大福もちのましろをおもふ
003:手紙(舞姫) (Thirty One 題詠100首置き場)
ほんのりと香るブルガリプールオム次の手紙まで消えないでいて
003:手紙 (ス芸紙一重?)
優しさと温かさとの魔法の手紙もすぐさま鶴に変身
003:手紙(ハナ) (象の求愛ダンス)
それだけは駄目だと思う事ばかり選ばれてゆく手紙をやぶる
003:手紙(佐原みつる) (あるいは歌をうたうのだろう)
手のひらに青いインクで綴られる星の名前をつたえる手紙
003:手紙(きじとら猫) (きじとら小部屋)
今日もまた長い手紙をしたためる投函場所は引き出しの奥
003:手紙 やっつん(U151の目線) (U151の目線)
帰宅して机にあった置手紙大きな文字でアイスママの
003:手紙 (方舟)
爺婆に文字覚えたと書きてくる宛名は母に頼みし手紙
003:手紙(Ja) (chapaとchaiとJaの生活)
祖母からの手紙にいつも襟正すその筆遣いと言葉遣い
003:手紙 (たざわよしなお) (世界を翻訳するための試み)
今のあなたの子どもの近況なんて知らないでいい 手紙はいらない
003:手紙(天野 寧) (三十一文字の毒薬)
あなたへの手紙出せないままなのは切手がないから、ということに
003:手紙(翔子) (花こみち)
春一番ふんぎりつけて手紙書くあなたと買った青いインクで
003:手紙(かっぱ) (きゅーりをこのむ)
便箋を君がたどれば手紙から解き放たれる青い心臓
003:手紙(おとくにすぎな) (すぎな野原をあるいてゆけば)
手紙には蝙蝠マーク今すぐに雨のふらないところに隠せ
003:手紙(末松さくや) (旅人の空(待ち人の雪別館))
やぶられた手紙の海で泳いでる無駄で馬鹿げてやさしいことば
003:手紙(みなとけいじ) (海馬)
八月の空から落ちてくる手紙声出さずに笑うあるるかん
003:手紙 (なかた有希) (* にじのかかるばしょ *)
最後に千切った手紙を入れたなら完成!特製スープ(しょっぱい)
003:手紙(てん) (てんの短歌部屋)
さにつろう君に手紙を書きましょう寂しかったら虹も書きましょ
003:手紙(御厨しょうこ) (哀よりも愛 愛よりモアイ)
お手紙は読んでないです でも聞いて 食べてしまったのあたしじゃないよ
003:手紙(湯山昌樹) (短歌 富士山麓より)
メールでは尽くせぬ思い綴るため 手紙セットは常備しておく...
003:手紙(松本響) (春色ぶれす SIDE-D)
いつまでも元気でいてね 地球から届く手紙は懐かしいブルー
003:手紙 (みあ) (言の葉たち)
さよならと書いた手紙を食べちゃった心の中の黒やぎさんが
003:手紙(くろ) (鎌倉日記)
雨あがりに届く手紙に消印のなくて足音とほざかりけり
003:手紙(鈴雨) (鈴雨日記)
やさしきは手紙の文字の行間の空白に読むいたわりのいろ
003:手紙(島田久輔) (裏庭のきりぎりす)
要約をすれば「逢いたい」「きみが好き」手紙本文まだ書きたらず
003:手紙(田崎うに) (楽し気に落ちてゆく雪)
君に着く80円の貼る位置をタテ・ヨコ・ナナメ悩んだ手紙
003:手紙(史之春風) (はちぶんめblog)
届かない手紙をテキストファイル化しデスクトップに「遺言」とする
003:手紙(Yosh) (★光に向かって★)
人生の全てを込めた一枚の手紙を「遺書」と人は言うなり
003:手紙 (みの虫) (みの虫が居る「書」のぷらぷら道)
繰り返す、ごめんね。ごめん。亡き人の手紙にて知る心弱りよ
003:手紙(村上はじめ) (spidyな日々)
メールより手紙の方が好きでした あなたの筆跡あなたの言葉
003:手紙(ひわ) (十日三日月)
一度だけ届いた手紙 宛先にあなたの文字でわたしの名前
003:手紙(田丸まひる) (ほおずり練習帳。)
あたたかい言葉まみれの決別の手紙ちいさくちいさくたたむ
003:手紙 (夢眠・日々綴り)
巣立ちの日衣装ケースのあの手紙息子の胸に届くことなく
003:手紙(夢眠) (夢眠・日々綴り)
巣立ちの日衣装ケースのあの手紙息子の胸に届くことなく
003:手紙(山本雅代) (BONY ELBOS)
たもとから零れ落つ砂さらさらと手紙は中国からのものだ
003:手紙 (萱野芙蓉) (Willow Pillow)
003:手紙(紫女) (クロッカスの歌)
引き裂きし手紙を机上に並べては懐かしむなり破局の八月
003:手紙 (春雨じゃ)
絶縁を手紙で送り一年後姉妹は集ふ忘れたやうに
003:手紙(花夢) (花夢)
悲しみの飛べない鳥へいたわりの手紙ばかりも書いてられない
003:手紙(長沼直子) (うたかたの日々*短歌 題詠100首blog*)
「た」じゃなくて「る」だといいたい「あいして 。」とうめいすぎてだせない手紙
003:手紙 (紫峯) (時空の扉)
なにがしの手紙も持たず訪ね行く濃霧の朝の舗道は黒く...
003:手紙(渡邉建太) (nostalgie)
諦めそうな夜は手紙を読み返し 会いたい、それまで生きようと思う
003:手紙(魚虎) (脳内に散らばり在りし言の端をDJ的感覚で編む棄てるダム)
讃美歌を唄うふりして呪いかけ手紙を書いては引き千切る日々
003:手紙(素一) (Tanka::Tanken)
「手紙」はというとついつい中国の「手紙」のことを思ってしまう
003:手紙(究峰) (思い浮かぶがままに)
古本の中にひっそり隠れたる手紙が語る淡き想ひよ...
003:手紙(堀 はんな) (たん たん 短歌)
君からの手紙の束が燃え尽きて別れを決めた冬の夜更けに...
003:手紙(新野みどり) (明日は明日の風が吹く)
机から溢れる程に受け取った友の手紙を読み返す午後
003 手紙 ベティ (Betty\'s second Bar)
鮮やかな鳥の絵手紙破り泣く 背黄青鸚哥は去年死んだの
003:手紙(遠山那由) (百億粒の灰の鳴る空)
眺め飽きた文字をちぎって水面(みなも)に撒く 親に見せない教師の手紙
003:手紙 (ぱぴこ) (テクテク)
思い出にさらわれそうで手紙には日々の出来事ばかりを綴る
003:手紙(月影隼人) (人間万事塞翁が馬)
「逢いたい」と書いた手紙の宛先を書けずにいます 君は今どこ...
003:手紙(佐藤紀子) (「題詠100首blog」参加作品)
故郷の夜に書きたる絵手紙を赤き筒型ポストに落とす
003:手紙(ことら) (ことらのことのは)
手紙にはやさしい嘘を書きました 涙の跡にキスする如く
003:手紙(kitten) (kitten song)
宛名のない手紙の封を切れば部屋中に溢れ出す光
003:手紙(みち。) (虹色アドレナリン。)
出してない手紙を7通溜めこんで「元気だよ」ってメールを打った。
003:手紙 (夜さり) (夕さり夜さり)
未晒しの鳥の子紙に畳まれてシガーのにほふ手紙は眠る
003:手紙 (菜の花の道)
難産かもしれないなんてあなたから手紙が届く男のくせに
003:手紙(はるな 東) (菜の花の道)
難産かもしれないなんてあなたから手紙が届く男のくせに
003:手紙(まつしま) (心の空)
今はもうセピア色です。その手紙、行く宛てのないままの恋です。
003:手紙(素人屋) (素人屋雑貨店)
手紙には書けない言葉行間に閉じ込めておき今朝投函す
003:手紙(新明さだみ) (ぬ ま み み)
坂上るバイクの音の近づいてポストに手紙の落ちていくまで
003:手紙(あおゆき) (メソトリウム)
花文字の手紙ささやく(Blomma dig)あらゆる時が咲く、そして抱く
003:手紙(林本ひろみ) (いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ)
どんぐりを拾って瓶に閉じ込める明日の森への届かぬ手紙
003:手紙(濱田花香) (紅葵爽♪)
母よりの手紙に入りハ写真のみ 言葉無きとも思い解りて
003:手紙(振戸りく) (夢のまた夢)
渡された東雲色の手紙にはただいっぱいに生きろ生きろと
03:手紙(そばえ) (日照雨)
書けなかった手紙のような鳥が来てわれの骸をついばむだろう
003:手紙(斉藤そよ) (つれづれつづり)
書きかけの手紙手紙に銀杏降る季節外れの和紙の便箋
003 手紙 (酒童子) (酒童子「歌」ワールド)
春告鳥よダンボール一杯の手紙は紅蓮の中にうち捨てていく
003:手紙(KARI-RING) (ほとりほとりと藍色の海)
10年後のお前に手紙を書いておけ それまで死ぬのは俺が許さない
003:手紙(夢麿) (夢幻泡影)
彼方から手紙が届くひっそりと「お元気ですか?」消印はない
003:手紙(mamaGON) (赤い椅子)
メールでは伝わらぬものあるならむ手紙にて友の夫を悼む
003:手紙(本原隆) (それについて)
飛んでいる鳥らが風に流される出せないものも手紙と呼ぶよ
003:手紙 (ケビン・スタイン) (In Other Words・別の言葉で)
古い歌口ずさみつつ手紙書く 今のあなたの住所知らずに
003:手紙(yurury**) (Scene-Flow into space*写真短歌・五行詩)
直筆の手紙渡せず紅梅の花散る夜に千々破きたり
003:手紙(もけこ) (!セバスチャンの暴挙!)
わざとらしい「探さないで」の置き手紙気づいてくれればいいのだけれど
003:手紙(西宮えり) (aglio-e-olio)
きもちわるい私の部屋がきもちわるい手紙ばかりで埋めつくされる
003:手紙(やすまる) (やすまる)
手を掲げラベンダー色の空に書く君への手紙は大きな文字で
003手紙(Toshie)題詠100首blog (題詠100首blog)
手紙にて託して込めぬ吾が思いきみに伝えることなく捨てにき
003:手紙 ( 風十 ) (走ったり、歩いたり、時には寝転がったり。)
水底に。明日にも沈む。老木の。樹皮は手紙。食む度「生きよ」と。
003:手紙 (保井香) (パパは乳牛屋)
真夜中に書いた手紙を翌朝に読み返さずに出す勇気あれ
003:手紙(福々屋大福) (20世紀とラックバック)
どくどくと脈打つペンでなみなみと文字をそそいだ手紙を君へ
003:手紙(萌香) (空の青さをみつめていても)
自らに宛てた手紙は時を経て褪せたインクが今を夢見る
003:手紙(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
放たれて春の真ん中言い訳も愛も置き手紙に添えてある
003:手紙 (にしまき) (びおん書局 ※にしまき※)
諦めと希望が垣間見えている積み重なった手紙の隙間
003:手紙(まゆねこ) (家事、ときどき短歌)
鳩居堂の便箋たちまち反古となる義理一遍の今日の手紙に
003:手紙 (ひこうき雲)
ただ一度手紙のようになりたくてぼくたちそらのいろかもしれない
003:手紙(折口弘) (はっちんずBLOG)
君からの手紙は納戸の奥にありそして心の底にもあって
003:手紙(オオタセイイチ) (angle。)
「手紙は話してる気がするから好き」そう書く君は今日卒業す
003:手紙川内青泉)青泉の部屋 (青泉の部屋)
退院後お手紙書きに追われるが一日一通と決心する我
003:手紙(和良珠子) (the strange of stranger)
子の元に赤い手紙が月ごとに届く さよならこどものあなた
手紙(智理北杜) (智理北杜)
君からの手紙一通もないのに愛の終わりは来ていたんだね...
003:手紙 (Romantic irony)
手紙をね、書いたの。きっと今はもう届かないけど、手紙を書いたの。
003:手紙(癒々)(再投稿) (Romantic irony)
手紙をね、書いたの。きっと今はもう届かないけど、手紙を書いたの。
003:手紙 (内田かおり) (題詠2006深い海から)
八つ切りの画用紙細く畳まれて郵便ごっこの手紙の在処
003 手紙(美鈴) (大和撫子)
徒然に 想いを込めて 書きつづる 押し花添えし つたなき手紙
003:手紙 (游 ききあ) (納戸)
もう手紙出しましたかと朝早く電話してくる君は不純 題詠blogに参加中
003:手紙(市川周) (ミルミルを飲みながら)
雪の夜のポストに眠る手紙たち 右翼手の恋/放火魔の夢
003:手紙 (瑞紀) (歌信風(かしんふう))
手紙とふこのふたしかなもののみが君とをつなぐよすがになりぬ
003:手紙(秋野道子) (気まぐれ通信)
「そこにいる青い服の」と吾を指した師よりの手紙 聴き書きによる
003:手紙。 (P) (猫の毛玉 別荘 -しろうとたんか-)
置き手紙 書いてる途中に目が覚めた そっと渡すは後朝の歌
003:手紙(黒田康之) (今日の、おUTA)
引き出しの謎の箱からぼろぼろの手紙出でたり 在りし日の文字
003:手紙(animoy2) (~うたよみ日記(短歌とともに)~)
「待っている。」手紙の文字を目で追えばこちらが待っているかも知れず
003:手紙(藤原 湾) (湾の歌詠の日々。)
まだ来ぬと郵便受けを覗き見る 君からの手紙待ち遠しいよ
003:手紙(飛鳥川いるか) (しぐなすの短歌感電ノート)
お別れの手紙書きます「あっぷる市」になるはずだった雪の町から
003:手紙(よっきゅん) (よっきゅんの100首)
弟に 渡したけれど 返された 不幸の手紙 これで5通目
003:手紙(ゆあるひ) (ゆあるひの鍛高短歌4)
末娘の綴りし手紙胸に抱き祖父は夜空の星となりたり
003:手紙(現川尋香) (ミミーシャの部屋)
手紙すら書く暇もなく家事をしていつまで続くか子育ての苦労
003:手紙(庄司庄蔵) (庄司庄蔵)
綴るのは好きなほうだが送るのは苦手なほうだ妻への手紙
003:手紙(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
「雨待ちの傘です」手紙に書きました臆病者の片思い 晴れ
003:手紙(pig_pearl) (ブタに真珠)
いつの日か もらう手紙を 想うだけ 想うそばから 今すでに涙
003:手紙(新谷休呆) (新谷休呆の短歌の部屋)
君からの手紙を一通また一通火に焼べて泣く海を捨てた夜
003:手紙(owl) (さもあらばあれ)
披露宴?残念ですがその手紙、シロヤギさんが食べちゃいました
003:手紙(ざぼん) (グレイト・エスケイプ!)
欲しいもの以外の言葉浮かばずにすっかり涙で滲んだ手紙 欲しいもの以外の言葉浮かばずにすっかり涙で滲んだ手紙 欲しいもの以外の言葉浮かばずにすっかり涙で滲んだ手紙 欲しいもの以外の言葉浮かばずにすっかり涙で滲んだ手紙
003:手紙(ざぼん)再投稿 (グレイト・エスケイプ!)
欲しいもの以外の言葉浮かばずにすっかり涙で滲んだ手紙
003:手紙(矢野結里子) (Leaf-Life-Feeling)
切れ端の手紙 袋に一杯分 みんなの文字が捨てられなくて
003:手紙(つきしろ) (halcyon days)
久しぶりに書いた手紙は「アリガト」の4文字だけで終わってしまう
003:手紙(濱屋桔梗) (桔梗の独白)
あのときに君に貰った手紙など探さなくとも暗誦できる
003:手紙(中村うさこ) (みすずかる信濃の庵(いお)の歌綴り)
絵手紙の南瓜は紙をはみだして受け取りし吾(あ)の笑ひを誘ふ
003:手紙(透明) (limerence)
交通費八十円で日本中飛べる手紙を羨み投函
003:手紙(田咲碕) (いたずらっこ)
巧い字も容も意味もなき手紙ばかりなるので──あいにいきます
003:手紙(yasubow) (忘れえぬ人々)
手紙、出す前塗り込める黒インク 個人情報抹消のために
003:手紙(芹澤京乃) (りなときょうのの迷走記録。)
便箋の文字はさながら縺れ糸 『元気か?』尋ねる父からの手紙 003:手紙(芹澤京乃) 便箋の文字はさながら縺れ糸 『元気か?』尋ねる父からの手紙
003:手紙(寺田 ゆたか) (素浪人Joeのスローライフ)
・若き日の手紙の束を紐解きて はやみまかりし友をかなしむ
003:手紙(川内青泉)再投稿 (青泉の部屋)
退院後お手紙書きに追われるが一日一通と決心する我
003:手紙(我妻俊樹) (喜劇 眼の前旅館)
手紙しか読まないくせに図書館の椅子に着せるためだけのカーディガン
003:手紙 (きりころじっく)
燃やされるために書かれた手紙だと気づいた指が発光してゆく
003:手紙(村本希理子) (きりころじっく)
燃やされるために書かれた手紙だと気づいた指が発光してゆく
003:手紙(なかはられいこ) (みんなだれかの夢だから)
くりかえしくりかえし読む一通の手紙のようなわたしの銀杏
003:手紙(美里和香慧) ( Popん?TANKA)
(チャンスは一度) ポストの前で手をあわす春まだ浅き手紙のゆくえ
003:手紙(ひろこ) (ひろたんの創作日記)
手紙よりメールで用事済ませてる 言葉あやふや漢字忘れる
003:手紙(いちぼん) (空も、つながっている)
お手紙と言って差し出す紙切れは文字ならぬ字がびっしり書かれ
003:手紙 (村上きわみ) (北緯43度)
春楡にながい手紙を託されてあなたはふゆのとりに似てくる
003:手紙(村上きわみ) (北緯43度)
春楡にながい手紙を託されてあなたはふゆのとりに似てくる
003:手紙(内田誠) (その言葉の行方)
行間に消えてしまった優しさが残した手紙の青い血の文字
003:手紙(落合朱美) (言の葉帖)
勢いで書いてしまった手紙です。君が黒ヤギだったらいいのに
004:キッチン (落合朱美) (言の葉帖)
つかのまの逢瀬は街の雑貨屋でキッチンツールを選ぶまねごと
003:手紙(理宇) (±籠)
受け取りの確認をする手紙には詳しくない方が佳いのです
003:手紙(眞木) (ひとりももうた)
書き上げた手紙をすぐに出したくてコートをはおる午前二時半
003:手紙 (日々の徒然)
細切れに破ることすらできないで引き出しにいる君への手紙
003:手紙(志岐) (日々の徒然)
細切れに破ることすらできないで引き出しにいる君への手紙
003:手紙(kira-kura) (遠く離れて ~From a Distance~)
母の日と父誕生日に向けしたためし置手紙赤いリボンで束ね去る
003:手紙(今泉洋子) (sironeko)
身の奧に深く蔵(しま)ひし手紙あり杳(とほ)きかの日の青き片恋
003:手紙(黄菜子) (月待ち人の窓辺)
書きなほし又書きなほす 君想ふ時の長きも手紙は知りぬ
003:手紙(David Lam) (でたらめなうたどもよ!)
妻からの手紙6通読み返す気にもならない捨てるか明日
003:手紙(小早川忠義) (ただよし)
生温き夏のポストを掻き混ぜて手紙の有無を確かむるなり
003:手紙(白玉だんご) (だんごのきもち)
近頃の手帳に手紙の作法なく白便箋に筆落としかぬ
003:手紙(笹井宏之) (【些細】)
鼻先を夜領域に差し込めば夜領主から手紙が届く
003手紙(クロエ) (90%の幸福)
絨毯の下に隠せり手紙束踏みしめ抱けば満ちる斜陽
003:手紙(寒竹茄子夫) (鶴太屋別館「マニエリスム」)
友よりの手紙ふたつに引き裂きてなにほどの夜 砂金のひかり
003:手紙(twinkle) (◆kirakira)
手紙なんども何度も読んだよ意味は剥がれ文字は飛び去りさらさらさらと
003:手紙(cocoa) (cocoaのうたにっき)
トイレットペーパー (中国語で手紙) なくても早くいっちゃいなって
003:手紙(びっきい) (チョキで殴るぞ!)
あなたへの怨みを綴ったお手紙に買ったばかりのカミソリ同封
003:手紙(nao-p♪) (私サイズの日々)
「元気だ」と後は少しの近況と 電報みたいな手紙が届く
003:手紙(嶋田電気) (目的なんていつも後付け。)
メールでもよかったけれど手紙なら届く気がした君までの距離
003:手紙 (桑原憂太郎.com)
月曜の一時間目の数学はイニシヤルトオクの手紙が回る
002:指(れむ) (あま~い短歌)
文節のどれかがいつもないんですE.T.の指くちびるを押す
003:手紙(れむ) (あま~い短歌)
ほしいって書いたばかりに手紙からあなたが消えてしまわぬように
003:手紙 (沼尻つた子) (リップサービス)
叔母からの絵手紙の茄子の執拗な輪郭の滲み で、ご用事は?
003:手紙(ちゅう) (ちゅう …ノラのつぶやき…)
大掃除色あせた手紙ポケットに 黄泉の人との思い出だから
003:手紙(柴田菜摘子) (パイロットランプ)
こころから言いたいことは口頭じゃ言えなくて白い手紙に託す
003:手紙(星桔梗) (風船がわれるまで)
書いてなおポストに入れる勇気出ず 手紙ひとつで岐路に立たされ
003:手紙(ひじり) (みじかうた)
真夜中に綴る手紙は封をせず昼読み返しまた書き直し
003:手紙(星川郁乃) (Air Station)
ながいながい手紙をもらうほんとうのことはP.S.4文字だけの
003:手紙(ヒジリ) (*tRIGger.)
ほしいもの 手紙より声それよりも音と重さと温度、くちびる
003:手紙(小籠良夜) (DARKSIDE OF THE MOON)
ヤツからの誘いの手紙 ケータイもメールも厭うエセヴァンパイア
003:手紙(もりたともこ) (短歌、すきです。)
雨に濡れ届く手紙の恋しいが心変わりに見える梅雨どき
003:手紙(本田瑞穂) (空にひろがる枝の下から)
なにかに一枚二枚となってゆく手紙めくっていくうちさめる
003:手紙(あんぐ) (あんぐの短歌)
英会話メンズエステに絵手紙と何でもありのスポーツクラブ
003:手紙 (砺波湊) (みなとぶろぐ)
横書きの手紙の文字をたてに読む マリコの夢は女スパイか
003:手紙(春村蓬) (風見鶏)
えんぴつで手紙を書かう森の風吹くやもしれず吹かずともよし
003:手紙(春村蓬 再投稿) (風見鶏)
えんぴつで手紙を書かう森の風吹くやもしれぬ吹かずともよし
003:手紙(フワコ) (きくとわたし)
木漏れ日をまぶした手紙を送るからきっと少しはあたたかいから
003:手紙(宮沢耳) (MIMI NO UTA ~題詠100首blog)
幼子の読めぬ手紙の半分はお姫様の絵が描かれてをり
003:手紙(神川紫之) (圏外圏)
あおいろの鳥がのこした手紙ならオレンヂいろのひかりこぼれる
003:手紙(わたつみいさな。) (乱切りくじら)
しあわせを綴っただけの手紙なら悲鳴をあげて破かれてゆけ
003:手紙(幸くみこ) (そこそこがんばる)
かあさんは「アイロン台を買いなさい。」手紙残して田舎へ帰った
003:手紙(澁谷 那美子) (題詠100首に参加中)
携帯の 禁じられたる 職場にて 君への手紙 「今日何時まで?」...
003:手紙(やな) (やなさんの基地)
こどもだと叱る貴方にでもやはり手紙を出して公園へ行く
003:手紙(ハル) (木漏れ日気分~題詠マラソンblogと過去の詩と短歌)
捨てられた手紙のような心抱く音楽だけが優しい夜に
003:手紙(わかば) (わかばのうた)
山ほどの手紙が欲しいという君にじゃあためらわず不細工なのも
003:手紙(ゆづ) (透明ランドセル)
冒頭にお元気ですかと書く手紙の最後に小さく ( わたしも げんき )
003:手紙(瀧口康嗣) (可燃性連鎖)
いい人に宛てた手紙によく似てるあなたを砕きはじめた夜明け
003:手紙(goldfish) (月と金魚鉢)
負け組と言ってる君の引き出しの手紙のキラキラ独り占めする
003:手紙(しょうがきえりこ) (GakiDay's TANKA)
ただの紙 ただの手紙だ 私ではない誰かへの愛があっても
003:手紙 (hallo hallo!!)
プリントの裏に書かれた手紙でも大事な気持ちきっと伝わる
003:手紙(繭)再投稿 (hallo hallo!!)
プリントの裏に書かれた手紙でも大事な気持ちきっと伝わる 名乗り忘れました↓↓
003:手紙 (あみー) (手遊びBlog)
黒ヤギと白ヤギみたい お互いの手紙を糧にして生きている
003:手紙(池田潤) (神様、ぼくは。)
一言も交わせず握手紙のよに白く薄くなりゆく君と
003:手紙(るくれ) (とっても単純なこと)
浴びるほどもらった手紙の封筒の数だけあなたの未来を背負う
003:手紙(なまねこ) (路地裏稼業)
手紙にはなにも書かずに鍵だけを同封します どうか元気で。
003:手紙 (鳴井有葉) (そのための日記)
手紙ですあなたに宛てた手紙ですここからすべて目につくものは(鳴井有葉)
003:手紙 (如月綾) (お気に召すまま)
途絶えがちだった手紙もこなくなり ただ願うのは「お元気ですか?」
003:手紙(蝉マル) (蝉の声)
この前の乙女が池の一枚を同封します今度の手紙
003:手紙 (のんちゃんの衣裳部屋裏)
うすっぺらい手紙が届き校長と面談させらる受刑者の如
003:手紙(のんちゃん)再 (のんちゃんの衣裳部屋裏)
うすっぺらい手紙が届き校長と面談させらる受刑者の如
003:手紙(路喜) (水陸両用)
過ぎる眩しさに開かれぬ手紙高架下の轟音鳴り止まぬ
003:手紙(あめあがり) (あおいかいだん)
三十路なる我に手紙を送れども道の先から返事あらずや
003:手紙(くまのこ) (あめふりくまのこ)
手紙なら新しいのを書きましょう神様アキレス腱をください
003:手紙 (お気楽堂) (楽歌三昧)
見なければよかった君が隠してた私ではない女(ひと)への手紙
003: 手紙 (ひらそる) (*ひねもすもずく*)
したためた手紙をビンにしまいこみタイムカプセルむねに埋めるよ
003:手紙(岩井聡) (North Marine Drive)
逝く風よ叛旗のようにあかあかと揺れた手紙も恋もあったが
003:手紙(Harry) (四月なかなか)
「間違いはあつたが読めた」 ハングルで書きし手紙に友より返事
003:手紙 (キサラギウタ)
あばら骨を削って入れた手紙にも気づけばコロンを振って私は (宮田ふゆこ)
003:手紙(本田あや) (明晃晃)
「哀」が「衰」になっている鉛筆書きの手紙でみせる君の誠実
003:手紙(睡) (Melting*Diary)
中庭でうたいはじめる真冬の手紙きみの手のつめたい朝にも
Unknown (万美愛任叶結実)
手紙(日下智世) 花柄の模様の剥げたこのペンであなたに何度も手紙を書いた。
003:手紙 (短いが身近というお話)
回送の付箋の付いた手紙来る元カノの文字整然とある
003:手紙(碓井和綴) (雨歩日記)
真剣なセンチメンタル、冷静に波押し戻す瓶中手紙
003:手紙(長岡秋生) (廊下に座る)
ポンペイに抱き合う恋人たちのため美しい手紙を書く奴隷
003手紙(帯一 鐘信) (361℃)
迷い道小さく切って投げられた手紙のような空の星屑
003:手紙(佐藤羽美) (one hundred gumdrops , elephants and sandals)
お別れの手紙を今夜、書き込めり鉄筋コンクリートの壁に
003:手紙(橋都まこと) (笑って東京サヴァイヴァル)
もう会えぬひとの手紙を抱きしめて私は眠る 明日のないまま
003:手紙(のんしゃらん) (のんしゃらん)
ねえさんはみずのあふれる街なかを手紙に乗ってポストまでゆく
003:手紙 杉山理紀 (2006R57577)
むらさきの夕焼けだけをみてるはず手紙を売って暮らした部屋で
003:手紙(瀧村小奈生) (陽だまりのふちっこで ver.2)
あなたへの手紙にそっと閉じ込めるあした生まれる月の光を...
003:手紙(小春川英夫) (さるさるパパ)
送れない手紙の気持ちを空白の便箋にうつした筆圧
003:手紙(小太郎) (ねこのにくきゅう)
手紙など書く癖も無く便箋はふすまに淡い花を咲かせる
003:手紙(九慈八幡) (短歌と非短歌の狭間で~短歌や日記やエッセイ)
迷路なきひかりの手紙を受け取ればただ暖かい小路へ歩む
003:手紙(浅井あばり) (ギンガムクロス)
憐憫が消えないうちに朝摘みのとうがらしひとつ手紙に添える
003:手紙(門哉彗遥) (Nambo no Monya?)
この手紙彫って下さいってそこの女子そりゃむちゃむちゃだクラムチャウダー、か?
003:手紙(百田きりん) (きりんメモ)
いつかこの手紙も食べてみせるから ヤギの遊びのように いつかは
003:手紙(紺乃卓海) (ぷらんたー)
裏庭の土に埋めた小箱から手紙のような葉陰 触れくる
003:手紙(湖雨) (waffle)
向日葵の溢れる手紙夕暮れにひとつ先のポストに落とす
003:手紙(水風抱月) (朧月夜に風の吹く。)
読み返し読み返しては書き直す 手紙よ繋げ遠き我が朋
003:手紙(yuri.) (なつのよるに、うまれてきた気がする。)
気が付けば手紙に探したぎんいろをあなたの皮膚に探す六月
003:手紙 (心を種として)
君からの手紙に書かれた私の宛名の名前が照れくさかった
003:手紙(野田 薫) (さしあたり大丈夫)
ホーミーの聞こえる場所にいる人が手紙に挟んでくれた草原
003:手紙 (遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
手紙なら100%本当のことが言えると思ってたのに
003:手紙 あいっち (詠題100首blog-あいっちのうたあそび。)
手紙なら祖母に明かせる思いあり太く大きく二枚に綴る
003:手紙(edocko) (RYU's Monologue)
掃除の手たびたび止めて眺め入る昔の手紙大晦日の夜
003:手紙(けこ) (あきのうた声)
東京の快晴 それは 我からの文字なき手紙 ひとを照らせよ
003:手紙(shall3) (山歩き録)
手紙には書きたき事は山と有りいつも出せずに時は過ぎ行く
003:手紙(椎名時慈) (ワレ短(壊れ短歌))
幸せに暮らしていると未来から手紙が届く今日はそんな日
003:手紙(まほし) (うた・たね)
「かしこ」から始まり妙にかしこまった手紙にふっと励まされてる
003:手紙(minto) (@100@)
手紙には書けない事が多すぎて溢れる思ひ コーヒーを飲む
003:手紙(徳田ゆきこ) (題詠100)
さよならの手紙はぬけた歯とともにペットボトルにつめておくるわ
003:手紙(大辻隆弘) (大辻隆弘 題詠100首のために)
さばいろの雨がうごいて玄関に落ちてた手紙が濡れた
003:手紙 (象と空)
手紙出す!の約束から1ヶ月夏の終わりの電話が虚し
003:手紙(浅葱) (空耳の森*番外地)
真っ白な便箋何も語らない 手紙に愛を託すずるさも
003:手紙(平岡ゆめ) (le petit cahier)
もう君に手紙を出さぬと決めた日のポストはやけに赤かりしかな
003:手紙 (nine) (songs)
あひるのこ白鳥になり手紙には楽しいことと追伸の山
003:手紙(青山みのり) (わざとじゃないもん!)
(この名には見覚えがある)ダイレクトメールのこぼす手紙の匂い
003:手紙(千) (Mille et une nuits―題詠100首blog)
恋を語りルーズリーフの両面を埋めし手紙は遠く慕わし
003:手紙(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
母をらば十月十日が誕生日『絵手紙入門』贈るだらうか (小池邦夫 日貿出版社)
003:手紙(久野はすみ) (月の融点)
還暦を過ぎたあなたの手紙から駆けだす蒼い少年の影
003:手紙(中野玉子) (薔薇がなくちゃ生きていけない)
イカスミと土とニカワとハチミツを煮詰めてすぐに手紙を書こう