題詠100首blog

こちらは「題詠100首blog」のイベント会場です。「イベントの仕組み」をお読みの上、ご参加ください。(五十嵐きよみ)

001:風

2006-01-02 | 001-010の歌
「001:風」の歌は、こちらにトラックバックしてください。

この歌から投稿を始めてください。投稿は、題にふられた番号順にお願いします。

001:風(空色ぴりか) (題詠100首blog/空色ぴりか)
オジロワシがぶつかり死すとふ羽根まわし地球にやさしき風力発電

001:風(新井蜜) (暗黒星雲)
かんからが風に飛ばされ転がって俺の先ゆく もうすぐ夜明け

001:風(小雪) (朱紗)
すれ違う美しき人なびく髪高原の風香るがごとく

001:風(栗凛) (ス芸紙一重?)
はるか先 空のかなたに吹く風は何色ですか お元気ですか 

001:風(愛観) (ひ と ひ ら こ と ば)
手のひらに届ける宛てのないことば千切って託す風に任せて

001:風(畠山拓郎) (想いまっすぐに)
ぐいぐいと風に押されて自転車をこぐが如くに読書に耽る

001:風(エクセレント安田) (風流三昧)
風雪に耐えて幾歳丸太小屋意外と丈夫地震に強い

001:風(くろ) (鎌倉日記)
春の夜の寝やのあかりに屏風絵の旅人すこし近づいてをり

001:風(逢森凪) (みそじのみそひともじ)
風は吹く雲は流れる海は鳴く地球はまわる あなたが、いない

001:風(鬼龍児) (さんさしおん)
さびさびとサスペンス見る 犯人は生を受けたり風つよき街に

001:風(水須ゆき子) (ぽっぽぶろぐ。)
風音に耳を立たせて雉猫は春という名の靴を視ており

001:風(ふしょー) (DEATH IS A LONELY BUSINESS)
もしぼくがさきに死んでも泣かないであなたを守る風になるから

001:風(風マリア) (風マリア -☆- 荒川静香選手、金メダルおめでとう♪)
風はもうわたしのことを忘れたかぬくもりの雨しとしと落ちる

001:風(原田 町) (カトレア日記)
ブログからブログへ通う風ならん弥生三月わが歌はじめ

001:風(上田のカリメロ) (ほわほわの森)
長き冬 今を待つ人そこに立つ 心も飛ばせ 一陣の風

001:風 (スガユウコ) (ココロに花を)
風向きが変わるその日を待ちあぐねもうどれくらいあとどれくらい

001:風(みにごん) (MINI\'S LIFE blog)
「気を付けて帰れよ」いつも同じこと言うだけ言って去ってゆく風

001:風(きじとら猫) (きじとら小部屋)
行き先は気の向くままにどこへでも私を乗せた風力鉄道

001:風(柴田匡志) (明日はきっといいことがある)
庭先のブンゴウメの花膨らんで春風よ吹け満開になれ

001:風 (青野ことり) (こ と り の ( 目 ))
風も音も光もなくてほの白く明るいばかりまどろみの夢

001:風(佐原みつる) (あるいは歌をうたうのだろう)
ゆうぐれの風にページを捲られて見たことのない夜の幕開け

001:風(日和小春) (こは短歌)
いつまでも止まらない涙がかわかない今日は風もわたしを吹かない

001:風(みずすまし) (水紋)
君住むと 風のうわさに教えられ 小さき町の駅に降り立つ

001風(はこべ) (題詠100首)
浜辺には風が寄せたる貝ありて 比良の八荒春を告げおり

001:風(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
水辺には苔のむしたる石積みて貴船川床(きふね・かわどこ)風の冷たき

001:風(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
熱 波長 強度 薫香 角度 音 あなたをおもいださせるよ風

001 風(美山小助) (小助の和歌)
山頂の 雪を含みし この風の いずこに行くか 我も供をせん 美山小助

001:風 (里坂季夜) (コトノハオウコク)
駅前のブルースハープ少年にぬるい風吹く 答はきっと

001 :風 (ねこちぐら)
いずこより来りていずこへ去り行くか碧き風食む弥生朔日

001 :風(ねこまた@葛城) ・再投稿 (ねこちぐら)
いずこより来りていずこへ去り行くか碧き風食む弥生朔日

001:風(野良ゆうき) (野良犬的)
迂闊にも真正面から風をうけ前傾姿勢が決まってしまう

001:風 (水沢遊美) (ふんわりんさまの想ひ人)
春風と戯るスカート気まぐれで「つかまえてよ」と誘いて逃げる

001:風(aruka) (外灯都市)
雪の夜に街は浮上する 少年は両手を広げ風をかんじる

001:風(みゆ) (*** ことばあそび ***)
今日の道ほころび始めし蕾あり 優しき風が頬をくすぐる

001:風(五十嵐きよみ) (ドン・ジョヴァンニはアリアを歌わない)
風邪声でゆくオーディション気休めに蜂蜜のどあめ口にふくんで

001:風(新藤伊織) (月が堕ちるころ)
浮雲を風にそがれた月ひとつほうと見上げて急ぐ気もなく

001:風(改行やたら好きな人) (骸骨レイアウト)
ありえねえ 遅刻のわけは向かい風 寝坊とほざく二枚目の舌

001:風(凛) (臥薪嘗胆)
耳の端(は)に細く届いて身を冷やす季節外れの風鈴の音

001:風(黒田康之) (今日の、おUTA)
風邪などを召されぬようにと人肌の「春鹿」などを酔わぬほど呑む

001:風(小原英滋) (過去と現実)
風冴ゆる女体山のいただきで我がみち思ふ結願の道

001:風(小軌みつき) (小軌みつき-つれづれ日和-)
 あの星への階段はあるそのうえをあまやかな風ゆっくりすべる

001:風(渡辺建太) (nostalgie)
吹く風がら・ら・らって言うゴーストがジュスイイスィって言うときみたく

題詠100首ブログ投稿歌 001:風 (kei\'s anex room)
001:風 風説のやたら飛び交ふ春の夜の鼓膜しきりに啜り泣き居り         

001:風(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
風もなく微かに揺るるブランコの片方に眠る家なき老人の (片方=かたへ、老人=ひと)

001:風(髭彦)再投稿 (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
風もなく微かに揺るるブランコの片方(かたへ)に眠る家なき老人(ひと)の

001:風(富田林薫) (カツオくんはかもめ第三小学校5年3組&『まぐろ袋ブログ』)
北風の最終ランナー抜き去ってゴールテープは春の空色

001:風(かのこ) (短歌*かのこ流)
世間での変な話や噂など 何処吹く風と笑っていたい

001:風(草野つゆ) (草野つゆ@はてな)
春風よわたしもお供いたしたい 皆のほほ笑みキャッチしたいの

001:風 (佐田やよい) (言の波紋)
手のひらで風花うけるホームにて発車のベルの空耳を聞く

001:風(春畑 茜) (アールグレイ日和)
さんぐわつの風のさなかに声を上ぐいま勝鬨をあぐるこころは

001:風」 (「題詠100首blog」参加作品)
001:風(佐藤紀子)良寛のひらがなばかりの屏風の字 心をゆつくりじつくりほぐす

001:風 (水都 歩) (水都blog)
駆け上る土手の草の香春の風卒業証書の筒投げてみる

001:風(ドール) (花物語)
風を聞き光を見つむ降ってくる言の葉ひとつ受けとめたくて

001:風(みずき) (空)
馬酔木より生(あ)れし風とも鈴鳴らす春を乗せきて木木を灯しぬ

001:風(夢眠) (夢眠・日々綴り)
加湿器の頬を撫でるゆげの風誉められてるよなくすぐったさが

001:風(夢眠)再投稿 (夢眠・日々綴り)
加湿器の頬を撫でるゆげの風褒められてるよなくすぐったさが

001:風(長沼直子) (うたかたの日々*短歌 題詠100首blog*)
春の風いますぐきみを連れてきてわたしのこころかき乱すため

001:風 (紫峯) (時空の扉)
幾千の風と光りを身にまとい時空の扉開けし歌人(うたびと)...

001:風(ふふふふふふふ) (題詠マラソン2006)
風さそふ嵐も庭もないけれどふりゆくわれを君にささげむ

001:風 (Iduming☆World)
あびる春風がすっぱいものらしく彼が20度ナナメ向く坂

001:風 (Iduming☆World)
あびる春風がすっぱいものらしく彼が20度ナナメ向く坂

001:風(Ja) (chapaとchaiとJaの生活)
潮風に亡き子の声を聞かむとて 片道4時間 めざすあの海

001:風 (やまとことのは)
風見鶏が西を向くひる透明になりたく候チョコ食べながら

001:風 行方祐美 (やまとことのは)
風見鶏が西を向くひる透明になりたく候チョコ食べながら

001:風(御厨しょうこ) (哀よりも愛 愛よりモアイ)
泣いているときに強風吹いたからあたしの記憶も攫っていって

001:風(蝉マル) (蝉の声)
考えは堂堂めぐり噴水にときおり風ある公園のみち

001:風(方舟) (方舟)
そよ風に里山の道春めきて雑木林も淡くけぶりぬ

001:風(神ヤ飛魚) (飛魚の徒然なるまま日記)
空想に別離(わかれ)を告げた妖精は闇へ消え去り風がやみました   【詞書】ベルセルク15巻あたりから始まるロスト・チルドレンの章に出ていたロシーヌの気持ちで詠みました。勝手に「カラン卿の短歌魔宮」出…

001.風 (Kagerou つれづれ)
001.風 文月万里 ベストアングルはここですシャッター押しますと風の岬の郵便職員

001:風(村上はじめ) (spidyな日々)
追い風に弱気な背中支えられ 踏み出す一歩に春の陽射しが

001:風(なかた有希) (* にじのかかるばしょ *)
風が吹き君が笑ったその時にどこかの星がばくはつしたんだ

001:風 (萱野芙蓉) (Willow Pillow)
猟猟と胎内あらく音立つる針葉樹あり風産まむかも   猟猟(れふれふ)  

001:風(舞姫) (Thirty One 題詠100首置き場)
風邪をひく一歩手前の微熱でもバファリンもってきてくれますか

001:風(福々屋大福) (20世紀とラックバック)
台風のふう子を君は飼っている 雨が降る日は眼がくもってる

風(cooca) (ぼくたちはまだピカピカじゃないけれど)
ふぉわらぁんふぉうわうらぁんでんせんがのたうちまわるからみつけ、風

001:風               (游 ききあ) (納戸)
今だけはひいてくれるな風邪君は大きな岐路の目前に起つ

001:風(丹羽まゆみ) (All my loving ♪)
ほのあをき莟のねむる菜畑を鳥のはやさで鳴りわたる風

001:風 やっつん(U151の目線) (U151の目線)
3月の春の兆しはまだみえぬ風は冷たし家路を急ぐ

001:風(ほにゃらか) (♪おみそしるパーティー♪)
しなやかに風のかたちをとらへては束のあひだをざざめける木々

001:風(ほにゃらか) (♪おみそしるパーティー♪)
しなやかに風のかたちをとらへては束のあひだをざざめける木々

001:風 (末松さくや) (旅人の空(待ち人の雪別館))
風と手をつないだままでかけおりる魔法が使えるひとの気分で

001:風(松本響) (春色ぶれす SIDE-D)
始まりを告げる桜の花びらが銀河の風に流されている

001:風(翔子) (花こみち)
風のうた拾いて歌集つくりたしそよぐ囁き嘆き喜び

001:風(丘村トモエ) (ことばとわたし(丘村トモエ))
春風と飛ぶ空 きみが住んでいる街が見えるよ こんな近くに

風 (言の葉たち)
いつだって笑うピエロの哀しみの糸をつまびく春風が吹く

001:風(湯山昌樹) (短歌 富士山麓より)
南風いま定まりぬ 帆をあげて乗り出さむ はるか短歌の海へ...

風(みあ)再投稿 (言の葉たち)
いつだって笑うピエロの哀しみの糸をつまびく春風が吹く

001:風(天野 寧) (三十一文字の毒薬)
風だけがそぅっと髪を撫でてくれる さよなら言ったあの夜からは

001:風(天野 寧) (三十一文字の毒薬)
風だけがそぅっと髪を撫でてくれる さよなら言ったあの夜からは

001:風 行方祐美 (やまとことのは)
風見鶏が西を向くひる透明になりたく候チョコ食べながら

001:風(ユメハ) (夢見堂)
仕返しに課長のコーヒー砂糖抜きどこ吹く風という顔をして

題詠100首開始 (NOTHING WORKS)
僕は、風に揺れる月を見ている。未だに砕けてこぼれる光。...

001:風 新津康 (NOTHING WORKS)
僕は、風に揺れる月を見ている。未だに砕けてこぼれる光。...

001:風(はるな 東) (菜の花の道)
土手をゆく風にまかせてみぎひだりままよままよと揺れる菜の花

001:風(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園 ー題詠百首のためにー)
  病む人の杳い眠りを吹く風が果てなき国へ呼ぶ夜の飛花  

001:風(謎彦) (ジャポン玉)
神風をぐつとこらへて石舞台古墳も膝がさすがにわらふ

001:風(暮夜 宴) (青い蝶)
あおぞらに8分音符を遊ばせて風の奏でるソネットは春

001:風 (堀はんな) (たん たん 短歌)
指先を天に突き出し見る風を君が放った芝が飛びゆく...

001:風 (てんの短歌部屋)
百薬の長を捧げんさにつろう季節変われば風邪引く君に

001:風(ハナ) (象の求愛ダンス)
さぶちゃんが沁みる女になりました風雪ながれ旅リフレイン

001:風(かっぱ) (きゅーりをこのむ)
三月の風に舞い上がる帽子 丘へむかって泳いだイルカ

001:風(みの虫)(「書」のぷらぷら道) (みの虫が居る「書」のぷらぷら道)
さんぐわつの風にふかれてさらされてほつれるままの旗となるまで

001:風(みなとけいじ) (海馬)
あぜ道を駈けてのら犬見あげればステンドグラスの街に風花

001:風 (たざわよしなお) (世界を翻訳するための試み)
ゲイバーの去り際を読めない僕の生き方は未だしょっぱい風味だ

001:風 (山本雅代) (BONY ELBOS)
柔らかきガラスを売れば凍る風 凍る男の硬い肘掛け

001 風 (Betty\'s second Bar)
「思うままゆかぬからこそ人生」とか言うやつを蹴り風上に立て  萩 はるか

001:風(ひわ) (十日三日月)
旅人は高い塔のてっぺんで紫色の風を見ている

001:風(田崎うに) (楽し気に落ちてゆく雪)
燃えるゴミ燃えないゴミと振り分けてテレビから鳴る風の吹きざま

001:風(おとくにすぎな) (すぎな野原をあるいてゆけば)
てのひらは風にとびこみポケットで育てた蝶をしずかに放す

001:風(和良珠子) (the strange of stranger)
どの風に吹かれはじめて青磁器の耳 薄桃色に染めるか子らは

001:風(田丸まひる) (ほおずり練習帳。)
奪わない、奪われないでいるひとと風葬の向こう岸を見ている

001:風(庄司庄蔵) (庄司庄蔵)
身に受けた風のひびきに詞をつけて名前をつけて走る僕たち

001:風(檜坂王仁) (だって、スピリチュアルなんだもん。)
春一番 強風のくせに親しまる さらばこれを手本とするらむ

001:風(田咲碕) (いたずらっこ)
暖かくつんと泣きたくなる風に記憶の春はもっと凍えた

001:風(Yosh) (★光に向かって★)
谷風も一念ごろりと倒す餓鬼 「無常の風」と背後で語る

001:風(鈴雨) (鈴雨日記)
潮風に心を放つ 海鳥の翼のごとくあれと願いて

001:風(夜さり) (夕さり夜さり)
円環の花弁を攫ふ風もなしくれのあゐ散る山茶花あかり

001:風(新明さだみ) (ぬ ま み み)
台風は自転車並みの速度にて 島から島は舐められていた

001:風(史之春風) (はちぶんめblog)
雨の夜におわあと鳴いた風来坊 春がのっそり近付いてくる

001:風(島田久輔) (裏庭のきりぎりす)
引き込まれたかぶるきざし後頭にすず爽やかな風を感じる

001:風 (明日は明日の風が吹く)
一陣の風の如くに駆け抜けた想いを告げる視線よ届け

001:風 (鳴井有葉) (そのための日記)
全方位春めく風の吹き荒れて笑顔をぼろぼろこぼしてしまう

001:風(魚虎) (脳内に散らばり在りし言の端をDJ的感覚で編む棄てるダム)
壕抜けてふぁるりひりらる舞う雪の風ミュージックにあわせて吾も

001:風 (ぱぴこ) (テクテク)
前髪をふたつに裂いてのびる風やっとあなたに触れた告白

001:風(まゆねこ) (家事、ときどき短歌)
 恋猫の鳴き声風は運び来て老い猫たちに春を知らせり

001:風(紫女) (クロッカスの歌)
椿咲く斑の枕死期近き少女が母を呼ぶ風が吹く

001風(しゃっくり) (春雨じゃ)
なぜにこう浮世の事は気紛れや見えない風にふらふこ揺れし

001:風(花夢) (花夢)
風らしい音がしている公園の古いぶらんこ君のくちぶえ

001:風(萌香) (空の青さをみつめていても)
  いつからか風の便りも届かない故郷の地の春を想いて

01:風(そばえ) (日照雨)
こんもりと黄な粉かけ終え静かなる父に向かいて吹く春の風

001:風(kitten) (kitten song)
僕の燃える頬を風が打って海を抱きしめる青春の終わり

001:風(あおゆき) (メソトリウム)
いつわりの風が吹くのでこのまちの動詞は時制を完了できない

001:風 (嶋田電気) (目的なんていつも後付け。)
手作り風メロンパン食む公園の寂びたベンチはペンキぬりたて

001:風(素一) (Tanka::Tanken)
『春さがし』なる宿題にこどもらが雪の上かけるそのかぜにあう

001:風(素一) 再投稿 (Tanka::Tanken)
『春さがし』なる宿題にこどもらが雪の上かけるその風にあう

001:風 (ケビン・スタイン) (In Other Words・別の言葉で)
空き家では飾りっぱなしの風鈴が鳴ってる2月 長い真夜中

001:風(究峰) (思い浮かぶがままに)
海原を吹きぬく風が大陸の砂を運びて島は霞みぬ...

001:風(みち。) (虹色アドレナリン。)
うしろから吹き抜けた風 もうここの芝生は過去の色をしている。

001 風 ベティ (Betty\'s second Bar)
「思うままゆかぬからこそ人生」とか言うやつを蹴り風上に立て  すいません、TBの

001:風(ことら) (ことらのことのは)
ひとびとの髪に瞼にくちづけて秘密を一つ盗む春風

001:風(月影隼人) (人間万事塞翁が馬)
風を読み翼をひろげ悠然と空とたわむる君を見上げて...

001:風(斉藤そよ) (つれづれつづり)
風が来てひめくりめくる くうさうの居間にも春がめぐりくるらし

001:風(遠山那由) (百億粒の灰の鳴る空)
詰問には沈黙を返す 西風が見てきたような嘘はつかない

001 風 (酒童子) (酒童子「歌」ワールド)
ひかる風眩しき季節くるごとに吾子亡き空の青なお哀し

001:風(yurury**) (Scene-Flow into space*写真短歌・五行詩)
平らかな沖見つうららに風を受くわが深海にきみ放ちつつ

001:風(稲荷辺長太) (マシンガンスキップ アドリブマニュアル)
あたたかで不安な風に吹かれてる俺がいたんだ僕は見ていた

素人屋 (素人屋雑貨店)
午後2時の日差しは熱し 脱ぎ捨てた黒ストッキング春風に干す

001:風(素人屋)再投稿 (素人屋雑貨店)
午後2時の日差しは熱し 脱ぎ捨てた黒ストッキング春風に干す

001:風(林本ひろみ) (いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ)
風に舞う雪を見上げる街の空送れぬメールが隠されていく

001:風(もけこ) (!セバスチャンの暴挙!)
砂まみれ私の中のいっさいを風に飛ばせばリセットできる?

001:風(まつしま) (心の空)
早咲きのスミレの花は追憶の風にうなずくように揺れてる

001:風(振戸りく) (夢のまた夢)
金色の波がさざめくあぜ道で風を見ていた 君へ届けと 

001:風(KARI-RING) (ほとりほとりと藍色の海)
私を掴んで攫って逃げていくきみは風と共に現る

001:風(フワコ) (きくとわたし)
春を連れた風はなぜだか不機嫌で声高に雪とかしてまわる

001:風 ( 風十 ) (走ったり、歩いたり、時には寝転がったり。)
僕は その 産まれる前の前の前 風だったんだ 思い出したよ  

001:風(濱田花香) (紅葵爽♪)
弥生の夕 寒風降りて雪舞わせ ついぞ春をどこかへ去らせ

001:風 (赤い椅子)
たちまちに身の片側に雪積もり風雪激しき尾根伝いゆく

002:指 (赤い椅子)
我になき遺伝子を持つ幼子は長き手の指足の指持つ

003:手紙 (赤い椅子)
メールでは伝わらぬものあるならむ手紙にて友の夫を悼む

003:手紙 (赤い椅子)
メールでは伝わらぬものあるならむ手紙にて友の夫を悼む

001:風(夢麿) (夢幻泡影)
ひたすらに歩を進めてく僕の背に少し遅めの追い風が吹く

001:風 (本原隆) (それについて)
明日には結論結果みんな出る風も気圧の高低差だし

001:風(題詠100首blog/toshie) (題詠100首blog)
山路来て桜の木末の赤き芽を見をれば空より風花ひとつ

001:風(落合朱美) (言の葉帖)
東風吹けば哀しい音だと君は云う春に咲けない蕾を持って

001:風(西宮えり) (aglio-e-olio)
もう終わりだというようにわれわれは風にゼラチンとかしてたべる

001:風(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
春だって急に薄着になれないよもっとちょうだい暖かい風

001:風(船坂圭之介)再投稿 (kei\'s anex room)
風説のやたら飛び交ふ春の夜の鼓膜しきりに啜り泣き居り         

001:風(折口弘) (はっちんずBLOG)
湯上りのさやかに渉る風になりあなたの熱を奪って逃げたい

001:風(やすまる) (やすまる)
陽に向けて血の花開く風信子を揺らさぬように西風は過ぎる

001:風 (保井香) (パパは乳牛屋)
北風が奪っていった体温をあなたの胸で取り戻してる

001:風(瑞紀) (歌信風(かしんふう))
封書から異国の風を解き放つペーパーナイフ金に光れり

001:風(花月 香) (下弦の月)
ゆく風に潜めた思いが揺れ動く 沈んでは舞い沈んでは舞い

001:風(癒々) (Romantic irony)
耳元を過ぎてく風に温もりが混じってシャツの襟がたなびく

001:風(犬飼信吾) (アバタニエクボ)
ひゅーひゅーと恋人達に吹く風は生温かい春の訪れ

001:風 (内田かおり) (題詠2006深い海から)
園庭に吹く風みどりままごとの花びらごはん揺らして遊ぶ

001:風(オオタセイイチ) (angle。)
風の来る西をふり向き 耳すます 君の声が聞こえる気がして

001:風 (にしまき) (びおん書局 ※にしまき※)
風を踏む全てわかった振りをして背負う荷物はまだ重いまま

001:風(つきしろ) (halcyon days)
「風の色が春になったら天心の太陽の下でキスをしようよ」

001:風(市川周) (ミルミルを飲みながら)
強風にあおられ飛んだ七人の老婆がヒルズに貼りついた まま

001:風(川内青泉) (青泉の部屋)
台風で飛行機飛ばず一泊す南国那覇のオンボロホテル

001:風 (ひこうき雲)
風のなかあなたは鳥をまっていてあなたのゆびにふれるゆびさき

001:風(現川尋香)ミミーシャの部屋 (ミミーシャの部屋)
「風立ちぬ」聖子の歌う清らかな声あんな悪女になってしまうとは

001;風(新谷休呆) (新谷休呆の短歌の部屋)
ひうひうと黄色の風が吹き抜けて僕らの仲を引き裂いてゆく

風(智理北杜) (智理北杜)
想い出のオルゴールたちカタカタと風のカノンを奏でておりぬ...

001 風(美鈴) (大和撫子)
はらはらと 風舞い落ちる ボタン雪 季節外れの 時の悪戯

001:風。  (P) (猫の毛玉 別荘 -しろうとたんか-)
ゆらゆらと揺らぐ炎か風花か 瞼の裏で消えてゆくのは

001:風(秋野道子)(気まぐれ通信) (気まぐれ通信)
桃の木の扇で作るたおやかな風さりげなくお裾分けする

001:風(pig_pearl) (ブタに真珠)
腕まくら ゆるゆるゆらり 夜が過ぐ きみの寝息の 風ぞやさしき

001:風(飛鳥川いるか) (しぐなすの短歌感電ノート)
暴風のごとくブルース歌ひつつ腹筋運動五回にて果つ

001:風(animoy2) (~うたよみ日記(短歌とともに)~)
ためこんださよならの風いっせいに解いて放てよ 飛び散る涙

001:風(藤原 湾) (湾の歌詠の日々。)
風運ぶ春の兆しの訪れを 聞いて楽しむ春の日々かな

001 風 (よっきゅん) (よっきゅんの100首)
初めての オープンカーだし おしゃれする セットがダイナシ 風大嫌い

001:風(ゆあるひ) (ゆあるひの鍛高短歌4)
夜半には冷たい雨も上がるとふ明日はやさしい風が吹くかな

001:風(ゆづ) (透明ランドセル)
おとなにはなりたくないと言っていた少女の手から離れた風船

001:風(owl) (さもあらばあれ)
云わずともとうに失くした賢明さ 何も近づけぬ風の道ゆく

001:風(透明) (limerence)
お墓まで胸に隠していましょうね風船に吹き込んでも割れる

001:風(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
初めての首輪を待って風はらむふわり仔犬のかしげたあたり

001:風(ざぼん) (グレイト・エスケイプ!)
歌声が風を呼ぶ人おとづれてわれを揺らしてはゆく春の日

001:風(矢野結里子) (Leaf-Life-Feeling)
目をあけて 空のにおいに耳すまし 前髪に風 最初の一歩

001:風(濱屋桔梗) (桔梗の独白)
昼餉摂りソファにごろ寝 窓開けて 四月の風はシアワセの風

001:風(中村うさこ)(みしじかる、、、) (みすずかる信濃の庵(いお)の歌綴り)
北風と太陽の喩(ゆ)を思ひ出づ桜の季(とき)にマントを脱げず

001:風(我妻俊樹) (喜劇 眼の前旅館)
風船を埋めた地面をはこぶ船 顔にはいつも目鼻を添えて

[題詠100首blog] 001:風(芹澤京乃) (りなときょうのの迷走記録。)
かーちばいものみな熔かす陽を連れてでいごの島に真夏来たりぬ

001:風(yasubow) (忘れえぬ人々)
体液という吐露にむけ卑しさと悲しさこめてビル風は吹く

001:風(寺田 ゆたか) (素浪人Joeのスローライフ)
   ふうわりと優しき風を屋根にのせ赤き電車は春へと走る

001:風(村本希理子) (きりころじっく)
潮の香が汗と混じれりあれはさう雨風食堂だつたのだらう

001:声(いちぼん) (空も、つながっている)
枝揺らし 花びら散らす 風になり 吹き抜けて行く この春爛漫 

001: (     Popん?TANKA)
風の街さかみちこみちふりむいた恋する季節かぜにはこばれ

001:風(ひろこ)(ひろたんの創作日記) (ひろたんの創作日記)
短歌花 お題の風に負けないで 蕾のままで終わらないよう

001:風(なかはられいこ) (みんなだれかの夢だから)
花冷えの額と額よせあって頭蓋にひそむ風を聴いてる

001:風(村上きわみ) (北緯43度)
よくのびた四月の腕にまきとられ風があまさを増してゆきます

001:風(内田誠) (その言葉の行方)
消えてゆく僕らは困った顔をして桜の匂いの春風を待つ

001:風(志岐) (日々の徒然)
さよならと告げた返事に吹く風はきっと貴方のさよならだった

001:風(理宇) (±籠)
此の場所で風に成らむと思えどもあたし、振り向きあなたも殺す。

001:風(眞木) (ひとりももうた)
どの花も咲き初めなれば風神に今宵頼むは花惜しみの風

001:風(鳴海) (ゆずれもん)
午前5時35分毎朝に風産む新聞配達の人

001:風(黄菜子) (月待ち人の窓辺)
眼球のおもてを風がふれて行きわれのかたちの粒子動きだす

001:風(今泉洋子) (sironeko)
 花粉飛び風聞の飛ぶぬばたまの春夜聞ゆる青息吐息

001:風(kira-kura) (遠く離れて ~From a Distance~)
類稀な芝生の上のアーティスト天空舞台疾風し

001風(クロエ) (90%の幸福)
首すじに貼りつく髪も厭わない前傾姿勢の息は疾風

001:風(David Lam) (でたらめなうたどもよ!)
くぐもりの部屋に冷たい風入れる 煙草の臭い消えない ごめん  

001:風(小早川忠義) (ただよし)
向かひ風いなせいなせど襲ひ来る振り向けば追ひ風にならむや

001:声(白玉だんご) (だんごのきもち)
風を受け歩道を行けば目の前が滲む花粉の春がまた来た

001:風(白玉だんご) (だんごのきもち)
風を受け歩道を行けば目の前が滲む花粉の春がまた来た

001:風(笹井宏之) (【些細】)
くちびるを飛び去る風がまぎれもなく声のかたちであるのに気づく

001:風(芹澤京乃)再投稿 (りなときょうのの迷走記録。)
夏至南風(かーちばい)ものみな熔かす陽を連れてでいごの島に真夏来たりぬ

001:風(桑原憂太郎) (桑原憂太郎.com)
マアカアに彩られてゐる教科書の風に揺られし午後の教室

001:風(寒竹茄子夫) (鶴太屋別館「マニエリスム」)
風の里 絵日傘のをんな子を胎(やど)しあはれ渡れる花にらの橋

001:風(twinkle) (◆kirakira)
白壁を殴り明かしたおれにこそ、この俺にこそ風は用あり

001:風(びっきい) (チョキで殴るぞ!)
どっどどと又三郎がやって来る 風の予感ににやける桶屋

001:風(nao-p♪) (私サイズの日々)
君が背を向けた風なら今し方せせら笑いで河を渡った

001:風(れむ) (あま~い短歌)
どっどっどどうと春の風が連れてきたやんちゃな大人を愛してしまう

001:風(沼尻つた子) (リップサービス)
すりぬける風とくちづけかわしあいロナウジーニョの歯茎は乾く

(無題) (ちゅう …ノラのつぶやき…)
雨はげし傘折り飛ばすあばれ風 春の挨拶今年早くも

001:風(ちゅう) (ちゅう …ノラのつぶやき…)
雨はげし傘折り飛ばすあばれ風 春の挨拶今年早くも

001:風(もりたともこ) (短歌、すきです。)
吹き抜ける柔らかな風 冷えきった身体ゆっくり溶かしつつゆく

001:風(柴田菜摘子) (パイロットランプ)
何もかも肯定できる気にさせる春の夜の風が吹いてる

001:風(星桔梗) (風船がわれるまで)
風まかせ生きてみたって良いじゃない明日は私の番かもしれぬ

001:風(宮田ふゆこ) (キサラギウタ)
勝たなくちゃいけない時もあると知る 風にま向かう素はだかの頬

001:風(ひじり) (みじかうた)
並び行く大小二つのランドセル先輩風の吹きそよぐ春

001:風(春村蓬) (風見鶏)
目に見えぬものが動かす日常にからからからと風見の鶏よ

001:風(星川郁乃) (Air Station)
南風だけが背を押す ゆうぐれの新興住宅地への上り坂

001:風(ヒジリ) (*tRIGger.)
凪いだ風が後押しした前へ出た「早く他の人のになってよ」

001:風 (香乃) (お気楽に )
 ビーチには素足の色もさまざまに風を集めて 椰子の木の島

001:風(小籠良夜) (DARKSIDE OF THE MOON)
さて今宵、月の暗い側へ飛ぶよ。臆病風に吹かれたか、きみ?

001:風(丸山太一) (短歌BeforeSleeping)
風はまだ運んでこない街並みの向こうでひかる海の香りを

001:風(あんぐ) (あんぐの短歌)
寂しげに裸のままで立っている電信柱に北風は吹く

001:風(本田瑞穂) (空にひろがる枝の下から)
風がやむことをこわがるひとだったリュックのときは手をつなぐため

001:風 (香山凛志) (東京パピヨン)
そよ風が綻ぶ時間(目を閉じる)あぁ凪と言う名があるとしても

001:風 (砺波湊) (みなとぶろぐ)
欅の葉息苦しいほど重なって それでも風に軽々そよぐ

001:風(神川紫之) (圏外圏)
ろうそくに火をつけながら風を待つときの目をするあなたはずるい

001:風(わたつみいさな。) (乱切りくじら)
風穴が開いていました泣き声を靡(なび)かせるにはちょうどいいほど

001:風(宮沢耳) (MIMI NO UTA ~題詠100首blog)
ベランダの洗濯物を揺らしたる透明の風と青き空

001:風(宮沢耳)再投稿 (MIMI NO UTA ~題詠100首blog)
ベランダの洗濯物を揺らしたる透明の風と澄みわたる空

001:風(幸くみこ) (そこそこがんばる)
新橋の雑居ビルから生ぬるい風 体臭で唾液が濁る

001:風(百田きりん) (きりんメモ)
ゆっくりとあなたの前を横切って向かい風からあなたを守る

001:風(澁谷 那美子) (題詠100首に参加中)
  吾を部屋に 閉じこめたりし 雨風を 弱める如く 届きし言葉...

001:風(水風抱月) (朧月夜に風の吹く。)
君想ふ心に過ぎるまほろばの風よ運べや運べや我が身

001:風 (あみー) (手遊びBlog)
お風呂場であなたが歌う うとうととコタツで横になって聴いてる

001:風(やな) (やなさんの基地)
風にのせ飛ばしたい歌あふれくる もう一度ピクニックに行かない?

001:風(瀧口康嗣) (可燃性連鎖)
木星で生まれた歌を風下に落としてだれが拾うのか見る

001:風(ハル) (木漏れ日気分~題詠マラソンblogと過去の詩と短歌)
風吹けば風たちの歌生まれつつそうして春は脱線ばかり

001:風(わかば) (わかばのうた)
外へでる 春風にまた包まれて少し引かれて駆け足になる

001:風(池田潤) (神様、ぼくは。)
南風(まぜ)吹かば場のにおいして我の愛する故郷は平和

001:風(goldfish) (月と金魚鉢)
繰り返し扉をたたく春の風わたしの皮膜がするりと脱げる

001:風(しょうがきえりこ) (GakiDay's TANKA)
軟弱なカナシミはまた風からのメールひとつでシアワセになる

風(繭) (hallo hallo!!)
今日は今日 明日は明日の風が吹く 嫌なことなど笑ってしまえ

001:風(なまねこ) (路地裏稼業)
風神のような快速ごうごうと無人駅にて白線に立つ

001:風(るくれ) (とっても単純なこと)
「予想などしないで走れ」そう言った風をいつまでひとりにさせるの?

001:風(水野 華也子) (華奴のふらここblog)
白き根を曝されている風信子 切子硝子のモザイクかけて

001:風(路喜) (水陸両用)
どうしてもあなたが欲しく風のなか土足で踏み込むはるは遠く

001:風 (如月綾) (お気に召すまま)
お父さん魔王がくるよ 本当にそう思いたくなる風の夜

001:風(のんちゃん) (のんちゃんの衣裳部屋裏)
あほんだら風は前からけえ血だらけの車両清掃ばっかりやんけ

001:風(あめあがり) (あおいかいだん)
新緑の葉を揺らしたる風染まり君の色吹く 姿なき午後

001:風(平岡ゆめ) (le petit cahier)
君と会う時に吹く風思いつつ麦藁帽子のリボンを結ぶ

001:風(岩井聡) (North Marine Drive)
風葬の郊外団地に寄る皺の声を聴くとき誰もまた風

001:風(くまのこ) (あめふりくまのこ)
よそさまの破滅を喰らう初夏の風それでもあなたが好きだくたばれ

001:風(睡) (Melting*Diary)
風を呑む天窓のした両腕を差し出している 癒えない朝に

001:風(Harry) (四月なかなか)

001:風(Harry)
ころころと狗尾草のゆらぎゐてそれとは知れる風の抜け道 (四月なかなか)

001:風(Harry)

001:風(Harry) (四月なかなか)
ころころと狗尾草のゆらぎゐてそれとは知れる風の抜け道

001:風(お気楽堂) (楽歌三昧)
逆風が怖くてゴルフが出来るかと勇んでみても哀れな飛距離

001:風(お気楽堂) (楽歌三昧)
逆風が怖くてゴルフが出来るかと勇んでみても哀れな飛距離

001:風  (ひらそる) (*ひねもすもずく*)
カラコロンめざめた蒼におよぎだす そらに恋した風鈴金魚

001:風(のんしゃらん) (のんしゃらん)
風がやみうすむらさきになる夕べ子らのうたごえふと読経になる

001:風(本田あや) (明晃晃)
中央区東日本橋 ビル風のぬるさで君に会おうと思う

題詠百首短歌 (万美愛任叶結実)
01 風 (日下智世)
オープンカー助手席で我鼻歌を緑の風が髪をなびかせ。

001風(たかし) (短いが身近というお話)
砂浜でたき火をすれば男らが闇から出てくる風狂の頃

001:風(碓井和綴) (雨歩日記)
3ヶ月君は答えを待たせおりドアから春風ドアから春風

001:風 杉山理紀 (2006R57577)
熱風が全方向に吹いている黙るジダンの頭をなでる

001:風(長岡秋生) (廊下に座る)
人類が滅びた夜の教室で風にほどかれゆく花飾り

001:風(佐藤羽美) (one hundred gumdrops , elephants and sandals)
「疾風が僕のお部屋にやって来てさようならって言ったんだ」

001風(帯一 鐘信) (361℃)
 進化論、誰かの声や芽吹きとか風で飛ばして風に吹かれて

001:風(橋都まこと) (笑って東京サヴァイヴァル)
転生のあるものならば次の世は 風を切り裂く鳥になりたい

001:風 (陽だまりのふちっこで ver.2)
たわいない夜の底へと下りてゆく葡萄の色の風にまみれて...

001:風(小春川英夫) (さるさるパパ)
夏の川の大きな橋を越えていく白夜のような夕方の風

001:風(小太郎) (ねこのにくきゅう)
また風が吹いたのでしょう夕飯の碗もならべず消えた母には  

001:風(九慈八幡) (短歌と非短歌の狭間で~短歌や日記やエッセイ)
たらふくと枝豆食めばアスファルトを冷風横切る 熱体質

001:風(浅井あばり) (ギンガムクロス)
関係が並べかえられなくなって風は不可算名詞になった

001:風(門哉彗遥) (Nambo no Monya?)
時折、奏でたくなる風景は藍とか藍でアイダニ藍を

001:風(紺乃卓海) (ぷらんたー)
そのたびに薄布は裂けやがてやがて 風鈴の鳴りやまないみぎみみ

001:風(湖雨) (waffle)
甘ったるく吹く風揺らすやわらかな君の前髪指を滑らせ

001:風 (なつのよるに、うまれてきた気がする。)
しなやかにたおれる日々の夕方も、波の根元の風が千切れた。

001:風(yuri.)再投稿 (なつのよるに、うまれてきた気がする。)
しなやかにたおれる日々の夕方も、波の根元の風が千切れた。

001:風(野田 薫) (さしあたり大丈夫)
粉々になってしまった風鈴が降って無人の病室は夜

001:風 (心を種として)
次々に飛び込む相手を抱きしめてさらりと流す風車の粋

001:風(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
風が吹くくらいでなにか新しい自分になれるなんて気がした

001:風 あいっち (詠題100首blog-あいっちのうたあそび。)
はつなつの風にキリンは吹かれおり洗ったばかりのTシャツのなか

001:風<edocko> (RYU's Monologue)
薫風に ゆらりゆらりと 導かれ 訪れたるは 旧き学舎

001:風(けこ) (あきのうた声)
"The summer is over"という報せもて 長月の風 北米をゆく

001:風(shall3) (山歩き録)
風が吹き雨が行き過ぎ虫の声長月来たり夜は涼みし

001:風(椎名時慈) (ワレ短(壊れ短歌))
髪撫でるだけではなかった そよ風は静かに君を乾かしている

001:風(まほし) (うた・たね)
肩ごしの風に名前をつけようと我はノートの扉をひらく

001:風(minto) (@100@)
故郷は風待ち港風の音と共に漕ぎ出す広き海原

001:風(徳田ゆきこ) (題詠100)
風になどなりたくはない自転車を押しながら聴く青い耳鳴り

001:風(大辻隆弘) (大辻隆弘 題詠100首のために)
風のなかに風あることの不思議さを橋上なかばを過ぎて思ひつ

001:風 (象と空)
春風があなたの髪をなびかせる口もきけずに憧れている

001:風 (浅葱) (空耳の森*番外地)
吹きすさぶ風の中で立ち尽くせ たまには一人もいいと嘯(うそぶ)け

001:風 (nine) (songs)
大風に吹きさらわれた歌声が樹海で巫女の神託になる

001:風(青山みのり) (わざとじゃないもん!)
風向きのやや木犀となるあした 子は長袖のシャツを選びぬ

001:風(千) (Mille et une nuits―題詠100首blog)
立ち尽くす時こそ風のニュアンスを頬で感じる そこかしこ秋

001:風 (近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
右耳がひだり耳よりやはらかい女に命ず『風の歌を聴け』 (村上春樹 講談社)

001:風(久野はすみ) (月の融点)
思い出は耳のうしろにすべりこむ 風をふくんで鳴る手風琴

001:風(中野玉子) (薔薇がなくちゃ生きていけない)
空を行くスプートニクはガムみたくちっちゃな風のつぶを噛んでる