題詠100首blog

こちらは「題詠100首blog」のイベント会場です。「イベントの仕組み」をお読みの上、ご参加ください。(五十嵐きよみ)

006:自転車

2006-01-02 | 001-010の歌
「006:自転車」の歌は、こちらにトラックバックしてください。

006:自転車(エクセレント安田) (風流三昧)
新緑のそよ風受けて疾走す自転車漕いでどこまで行こう?

006 自転車(美山小助) (小助の和歌)
自転車を 風に逆らい 漕ぐ姿 吐く息白き 人生に似て

006:自転車(ねこまた@葛城) (ねこちぐら)
つぎはぎの自転車一台明日へと漕ぎ行く友は今朝も快調

006:自転車(新井蜜) (暗黒星雲)
自転車で通うあなたに会釈され酸素が欲しい春の日の朝

006:自転車(船坂圭之介) (kei\'s anex room)
空を飛ぶごとくに乙女疾走す春風に乗る朱なる自転車

006:自転車(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
自転車もバイクもシクロも自動車も嗚呼いつせいに奔るハーノイよ

006:自転車(上田のカリメロ) (ほわほわの森)
学生の代名詞かも田舎道 春夏秋冬走る自転車

006:自転車(はこべ) (梅の咲くころから)
駅前に並ぶ自転車翼ひろげ 飛び立つ如き渡り鳥かや

006:自転車(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
自転車に権兵衛坂を登らせて今夜私は風を吹きます

006:自転車(aruka) (外灯都市)
雨のなか けれどこころは晴れだから自転車にのり花を買いにいく

006:自転車(畠山拓郎) (想いまっすぐに)
自転車のレースを見ているそこだ行けゴール手前で血圧上がる

006:自転車 (アールグレイ日和)
自転車に藤吉郎をしたがへて信長われは河土手をゆく

006:自転車(春畑 茜)再投稿 (アールグレイ日和)
自転車に藤吉郎をしたがへて信長われは河土手をゆく

006:自転車 (やまとことのは)
自転車を漕げない丈君ママを呼ぶ蓮君だって出来たんだから

006:自転車(草野つゆ) (草野つゆ@はてな)
限界のスピード出して自転車で街に行くのだB’zを買いに

006: 自転車(小軌みつき) (小軌みつき-つれづれ日和-)
向かい風小径をぬける自転車にきっと見えないたてがみがある

006: 自転車 (佐田やよい) (言の波紋)
補助輪がガラガラガラと音をたてサンバのリズムで踊る自転車

006:自転車(水都 歩) (水都blog)
転んでも何度も乗って怪我もして乗れた自転車宝物だね

006:自転車(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
買い物に出ていし妻が帰るらし自転車置く音書斎に聞こゆ

006:自転車(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
買い物に出ていし妻が帰るらし自転車置く音書斎に聞こゆ

006:自転車(富田林薫) (カツオくんはかもめ第三小学校5年3組&『まぐろ袋ブログ』)
堤防を二人乗りする自転車の加速度数に迫る夕暮れ

006:自転車(みずき) (空)
春を恋ふペダル限りに踏み鳴らす自転車そらそら天まで逝つた

006:自転車(小雪) (朱紗)
自転車に乗ることが出来夢のよう 一生無理と諦めていた

006:自転車 (水沢遊美) (ふんわりんさまの想ひ人)
君の背を小さくつかみ自転車の荷台にすわる完熟トマト

006:自転車(丹羽まゆみ) (All my loving ♪)
高原の風をぐいぐい圧しながらベンツを抜きて走る自転車

006:自転車 行方祐美 (やまとことのは)
自転車を漕げない丈君ママを呼ぶ今度ピエロに訊いて来ようか

006:自転車 (NOTHING WORKS)
「自転車を押しながらなぜ泣いていた?」記憶の中の遠い夕暮れ。...

006:自転車 (青い蝶)
3月の虹を探しに行くときは自転車だって立ちこぎのまま

006:自転車(水須ゆき子) (ぽっぽぶろぐ。)
みずからの影を轢きつつ自転車の少年ななめに校庭を裂く

006:自転車(白辺いづみ) (Iduming☆World)
ハチ公になき物語ひとにあり単線駅の錆びた自転車

006:自転車 (青野ことり) (こ と り の ( 目 ))
ひとつだけ思い出せないことがあり自転車の鍵なくした場所へ

006:(原田 町) (カトレア日記)
夕闇の迫る駅前駐輪場わが自転車のゆくえ知らずも

006:自転車(原田 町)再投稿 (カトレア日記)
夕闇の迫る駅前駐輪場わが自転車のゆくえ知らずも

006:自転車(スガユウコ) (ココロに花を)
イマの風感じてみたい自転車でカーステレオはなくてもいいよ

006:自転車 やっつん (U151の目線)
自転車の後ろカゴに乗せられて祖父と行った近くの風呂屋

006:自転車(改行やたら好きな人) (骸骨レイアウト)
自転車を 折りたためると 超べんり 持ち歩くには 邪魔なんだけど

006:自転車(ほにゃらか) (♪おみそしるパーティー♪)
母たちは自転車なりき支へあひ漕ぎつづけねば倒れてしまふ

006:自転車 (花物語)
盗まれた自転車たちはしかたなくどこかの町を走り続ける

006:自転車(柴田匡志) (明日はきっといいことがある)
自転車をこぎつ耳にはヘッドフォン QUEENの歌う「Bicycle Race」

006:自転車(丘村トモエ) (ことばとわたし(丘村トモエ))
壊れてるカゴの音からすぐわかる だから自転車直さずにいて

006:自転車 (里坂季夜) (コトノハオウコク)
パンクした自転車を押すあの曲を今あの曲をすぐに聴きたい

006:自転車(愛観) (ひ と ひ ら こ と ば)
自転車の後ろに僕を乗っけてよ沈丁花の咲く曲がり角まで

006:自転車 (たざわよしなお) (世界を翻訳するための試み)
ハロゲンの燈色がひとり酔いどれを照らす深夜の自転車置き場

006:自転車(みゆ) (*** ことばあそび ***)
過去なんて振り返らない今日からは 恵風受けて自転車をこぐ

006:自転車(空色ぴりか) (題詠100首blog/空色ぴりか)
駅前の倒れし自転車ためらわず踏みつけていく大量のヒト

006:自転車(謎彦) (ジャポン玉)
髭くぢら御するがごとし子爵家をよろめき出づる巨き自転車

006:自転車(みにごん) (MINI\'S LIFE blog)
自転車とミニスカートの作戦がいけると思った馬鹿は私だ

006:自転車(かっぱ) (きゅーりをこのむ)
盗まれたとばかり思った自転車が街で乗せてたすげえイケメン

006:自転車(五十嵐きよみ) (ドン・ジョヴァンニはアリアを歌わない)
自転車の鍵をほうって缶ビール買ってくるよう僕に命じる

006:自転車(神ヤ飛魚) (飛魚の徒然なるまま日記)
補助輪を外して自転車乗りました これで少しは遠くへ行ける

006:自転車(ハナ) (象の求愛ダンス)
もう二度と君に会えない盗まれた自転車ならば不幸になぁれ

006:自転車(方舟) (方舟)
覚束なき子等の自転車従へて公園外周ママチャリは行く

006:自転車(凛) (臥薪嘗胆)
自転車に初めて君と二人乗り 空に気持ちが吸い込まれそう

006:自転車 (なかた有希) (* にじのかかるばしょ *)
自転車の荷台に鍋と銃を載せ月まで行こう口笛吹いて

006:自転車(天野 寧) (三十一文字の毒薬)
物言わずご主人待って数ヶ月 今日もぽつりとさみしげ自転車

006:自転車(かのこ) (短歌*かのこ流)
クイーンの疾走感を鼻歌に自転車の旅、少し長距離

006:自転車(佐原みつる) (あるいは歌をうたうのだろう)
自転車を漕ぎながら吹く口笛は遠いだれかに呼ばれるようで

006:自転車(おとくにすぎな) (すぎな野原をあるいてゆけば)
のら犬のクロ・自転車に乗れるきみ・乗れないぼくの順に夕日へ

006:自転車(みなとけいじ) (海馬)
自転車のタイヤチューブは腸のごとぬるま湯のなかで唄ひき

006 自転車(舞姫) (Thirty One 題詠100首置き場)
自転車で迷いこみゆくきまぐれにわたしを生んだ春のはらっぱ

006:自転車(小原英滋) (過去と現実)
自転車でいっぽんみちを駆けてゆく少年ひとり今日も独りか

006:自転車(島田久輔) (裏庭のきりぎりす)
ガタギシと音をたててた自転車は学生寮にまだ住んでいる

006:自転車(逢森凪) (みそじのみそひともじ)
自転車で駆け抜けてゆく 春の土手 向かい風でも目はつぶらない

006:自転車(史之春風) (はちぶんめblog)
ガキなんて好きでやってる訳じゃねえくそうちくしょう 自転車を漕ぐ

006:自転車(Yosh) (★光に向かって★)
自転車に初めて乗れた感動は 車に轢かれ 渇きに変わる

006:自転車(松本響) (春色ぶれす SIDE-D)
自転車に名前をつけて走り出す少年たちの微熱ドライブ

006:自転車(てん) (てんの短歌部屋)
ぬばたまの黒の自転車大きくて可愛くなくて大好きだった

006:自転車(野良ゆうき) (野良犬的)
おもいきり踏んだペダルを踏みはずす。自転車なんて嫌いだ。恋も。

006:自転車 (きじとら猫) (きじとら小部屋)
自転車の後輪脇のフレームにあの日の嘘が隠されている

006:自転車(翔子) (花こみち)
焼きたてのフランスパンを縦に積む草萌えの道自転車の坂

006:自転車(山本雅代) (BONY ELBOS)
みどり色の脳は囁く自転車のライトできみは糖度を上げる

006:自転車 (鈴雨日記)
卒業の朝の自転車置き場にて渡せし詩集とうに失せしか

006:自転車(紫女) (クロッカスの歌)
自転車で君の遺品を撒き散らす喚いた背中に早咲きの梅

006:自転車(しゃっくり) (春雨じゃ)
通販で買った自転車返品の荷造り難を誰そ知るらむ

006:自転車(ふしょー) (DEATH IS A LONELY BUSINESS)
二人乗りすれば5分の距離だけど自転車押して5倍いっしょに

006:自転車(日和小春) (こは短歌)
自転車を影送りして見上げると乗れない私が空にも乗れる

006:自転車 (末松さくや) (旅人の空(待ち人の雪別館))
自転車で突っ切る 風のはかなさをすくえないのに両手をのばす

006:自転車(みずすまし) (水紋)
 自転車で三角乗りができた日は 大人気分でペダルふみこむ

006:自転車(紫峯) (時空の扉)
君のこえ胸に溢れて坂くだる自転車はもう桟橋の前...

006:自転車(みあ) (言の葉たち)
自転車を漕ぎだす瞬間とうめいな羽根がにょきにょき背中からでる

006:自転車(田崎うに) (楽し気に落ちてゆく雪)
補助輪は抜け殻となり新しき羽を付けたる自転車がゆく

006:自転車(栗凛) (ス芸紙一重?)
学校の自転車置き場で待つことも許されなくなる春の訪れ

006:自転車(究峰) (思い浮かぶがままに)
下り坂女子高生が自転車で一気に駆け行く朝の風景...

006:自転車(ひわ) (十日三日月)
自転車に初めて乗れた日のようにいつか空も飛べる気がする

006:自転車(田丸まひる) (ほおずり練習帳。)
自転車の後ろに乗せるひとがもうわたしではなくなって花冷え

006:自転車(くろ) (鎌倉日記)
自転車屋すぎて飛べとぞつぶやけり始祖鳥のごと骨組み吊られ

006:自転車(みの虫) (みの虫が居る「書」のぷらぷら道)
うつしみを虫自転車に運ばせて銀河鉄道始発駅まで

006:自転車(みの虫)再投稿 (みの虫が居る「書」のぷらぷら道)
うつしみを虫自転車にはこばせて銀河鉄道始発駅まで

006:自転車(遠山那由) (百億粒の灰の鳴る空)
自転車に乗れたのは僕 ぬるま湯のようにギブスを引きずるのも僕

006:自転車 (夢見堂)
自転車に乗れたらきっと一番に君の家まで走っていくよ

006:自転車(鈴雨) (鈴雨日記)
卒業の朝の自転車置き場にて渡せし詩集とうに失せしや

006:自転車(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園 ー題詠百首のためにー)
きらきらと互いを絡めあいながら放置自転車朽ちる三月

006:自転車(堀 はんな) (たん たん 短歌)
くるぶしの下に小さな傷跡の幼き記憶自転車の事故...

006:自転車(堀 はんな) (たん たん 短歌)
くるぶしの下に小さな傷跡の幼き記憶自転車の事故...

006:自転車(ぱぴこ) (テクテク)
「おはよう」を自転車小屋で交わすため少し早めた登校時間

006: (Betty\'s second Bar)

006:自転車 ベティ (Betty\'s second Bar)
草むらに棄てられ錆びた自転車よ月へと昇る夢をみたいか

006:自転車(鬼龍児) (さんさしおん)
玉葱の吊るせし納屋の自転車にはつかに馬の息は聞こゆる

006:自転車(まつしま) (心の空)
風ですか?自転車ですか?どちらにも置き去りにした過去があります。

006:自転車(魚虎) (脳内に散らばり在りし言の端をDJ的感覚で編む棄てるダム)
冬の自転車置場が揺れるベルと心のいっせいに鳴る

006:自転車(ふふふふふふふ) (題詠マラソン2006)
菜のはなが風になぶられおじぎするゆるめのカーブわらう自転車

006:自転車 (人間万事塞翁が馬)
自転車を降りて歩こうゆっくりと 君の家までもうすぐだから...

006:自転車(月影隼人) (人間万事塞翁が馬)
自転車を降りて歩こうゆっくりと 君の家までもうすぐだから...

006:自転車(湯山昌樹) (短歌 富士山麓より)
山坂の多き在所に暮らしたれば自転車などは扱いかねたり...

006:自転車(花夢) (花夢)
あいされていないと気づく出来事は自転車置き場に捨てて来ている

006:自転車(ことら) (ことらのことのは)
真っ黒のおかっぱ髪と真っ白の自転車 世界のすべてを愛した

006:自転車(Ja) (chapaとchaiとJaの生活)
もう君が乗ることのない自転車に如月の雪静かに積もる

006:自転車(素人屋) (素人屋雑貨店)
手袋を忘れた朝の清しさよ 自転車のペダルぐんと踏み込む

006:自転車 (虹色アドレナリン。)
からからと回れ自転車はじかれていく砂粒の声を焼きつけ

006:自転車 (虹色アドレナリン。)
からからと回れ自転車はじかれていく砂粒の声を焼きつけ

006:自転車(mamaGON) (赤い椅子)
4歳の誕生日には自転車を買いやる約束指切りをする

006:自転車 (佐藤紀子) (「題詠100首blog」参加作品)
伊豆一周自転車旅行をしたときの天城の険しさ今に忘れず

006:自転車 (KARI-RING) (ほとりほとりと藍色の海)
自転車で海の上走るような風逃げるんじゃなく撒き散らして行け

006:自転車 (本原隆) (それについて)
幼い日使えるようにした魔法自転車に乗りどこまで飛ぼう

006:自転車(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
自転車の荷台にて駆けにし枯野 おとうさんあれは夢ぢやないよね

006:自転車(振戸りく) (夢のまた夢)
自転車の二人乗りにも情緒とか必要なんじゃないのでしょうか

006:自転車(西宮えり) (aglio-e-olio)
自転車は龍になるため三月の嵐の中を来る ここへ来る

006:自転車(やすまる) (やすまる)
植木鉢ひとり前カゴにすわらせて自転車でゆく森林限界

006:自転車(斉藤そよ) (つれづれつづり)
春丘を駆け上がりたし銀色のつばさ自転車さみどりの風

006:自転車(kitten) (kitten song)
海へ向かう自転車に乗って君の髪がそよぐ天使の休日

006:自転車(夜さり) (夕さり夜さり)
ふたり乗り自転車が夜を天翔るスピルバーグと月の黙契

006:自転車(新野みどり) (明日は明日の風が吹く)
自転車を軽々と漕ぐ君の背をじっと見つめた午前零時に

006:自転車(暮夜 宴)再投稿 (青い蝶)
3月の虹を探しに行くときは自転車だって立ちこぎのまま

006:自転車(村上はじめ) (spidyな日々)
自転車の鍵をなくした帰り途 夕陽で伸びた影も俯き

006: 自転車(はるな 東) (菜の花の道)
校門の手前で降りろと哲ちゃんの自転車に乗る十七の春

006:自転車(夢麿) (夢幻泡影)
自転車に乗れない私この足で走ったほうが速いと思う

006:自転車 (にしまき) (びおん書局 ※にしまき※)
自転車はコンビニ前に置いてある小林君のあだ名と共に

006:自転車(飯田篤史) (ひこうき雲)
自転車のひかりのなかのぼくたちのもうもどらないやさしさのなか

006:自転車(萌香) (空の青さをみつめていても)
  どこまでも行ける気がした自転車で風の誘いにペダル踏みしめ

006:自転車(夢眠) (夢眠・日々綴り)
坂下る自転車またぎ宙を舞い見習い魔女に成りきり夢飛ぶ

006:自転車(川内青泉) (青泉の部屋)
自動車はとっくにあきらめ今はまた自転車もだめ老いるとはこれ

006:自転車(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
月見でも花見でもなく自転車にワインを積んで君を見に行く

006:自転車(もけこ) (!セバスチャンの暴挙!)
自転車のペダルは知ってるわかってる決意の重みがどこへ行くのか

006:自転車(あおゆき) (メソトリウム)
液晶化していく日々を欲望の自転車ぎりぎり漕いで、振り切れ

006:自転車(toshie) (題詠100首blog)
自転車を押して堤をそぞろ行けば菜の花咲きぬ桜もすぐか

006:自転車(まゆねこ) (家事、ときどき短歌)
自転車に初めて乗れた砂利路と朧月夜の還る詠題

006:自転車(秋野道子) (気まぐれ通信)
自転車が倒れるほどの風を見るフーフーというラーメン屋にて

006 自転車(美鈴) (大和撫子)
二人乗り 自転車を漕ぐ 僕の背に 貴女の胸の 鼓動伝わる

006:自転車(渡邉建太) (nostalgie)
初恋とロサンゼルスのスタジオへこぎ続けてた赤い自転車

006:自転車 (ケビン・スタイン) (In Other Words・別の言葉で)
自転車をはじめて降りずあの坂を上り見渡す小さな町を

006:自転車(animoy2) (~うたよみ日記(短歌とともに)~)
自転車をこげばわき立つ風ひとつ さらっておくれ文句は言わぬ

006:自転車(藤原 湾) (湾の歌詠の日々。)
早くこげ自転車のペダルを回しては 一分一秒さあ競争だ

006:自転車(保井香) (パパは乳牛屋)
ママの漕ぐ自転車ばかり進んでく 同じリズムで漕いでいるのに

006:自転車(よっきゅん) (よっきゅんの100首)
音楽を 自転車のって 聴いていた 調子に乗ったね 花壇の上だ

006:自転車(新明さだみ) (ぬ ま み み)
それはわたしのためにあるものではなく 花吹雪を切り裂く自転車

006:自転車(折口弘) (はっちんずBLOG)
補助輪をはずして自転車のれる日が今年の君に予約されてる

006:自転車。   (P) (猫の毛玉 別荘 -しろうとたんか-)
猫発電 みんなで漕ぐよ自転車を 時々サボる だって猫だし

006:自転車(癒々) (Romantic irony)
「ハルカゼ」と君が名付けた愛用の自転車でさえちょっとねたましい

06:自転車(そばえ) (日照雨)
イスラエル総選挙開票のニュース 盗まれた自転車が帰る

006:自転車 (ミルミルを飲みながら)
海を夢みている田螺(たにし) 川底へ向かう盲いた自転車の群れ

006:自転車(市川周) (ミルミルを飲みながら)
海を夢みている田螺(たにし) 川底へ向かう盲いた自転車の群れ

006:自転車(ゆあるひ) (ゆあるひの鍛高短歌4)
うれしさのあふれるままにそのままに自転車の少女風切り走る

006:自転車(飛鳥川いるか) (しぐなすの短歌感電ノート)
自転車で走り抜けたい1000ヘクトパスカルの瑠璃色の大気を

006:自転車(庄司庄蔵)   (庄司庄蔵)
前カゴも荷台もなくて自転車は君だけが乗る道の途中で

006:自転車(黒田康之) (今日の、おUTA)
自転車はキコキコと行く春の街ブリキ細工の吾の速度で

006:自転車(瑞紀) (歌信風(かしんふう))
花びらのやうにアオザイなびかせて乙女らならび自転車をこぐ

006:自転車(濱田花香) (紅葵爽♪)
風に挑む 立ち漕ぎ強く自転車を前に進めし学らんの君

006:自転車(yurury**) (Scene-Flow into space*写真短歌・五行詩)
往来のガス室の脇 身を曲げて臥せるしかばね放置自転車

006:自転車(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
「もう一人あとから来ます」とつぶやいて今日もまちぶせ自転車置き場

006:自転車(長沼直子) (うたかたの日々*短歌 題詠100首blog*)
待ち合わせ時間とっくに過ぎている赤い自転車走らせて、きみ

006:自転車(和良珠子) (the strange of stranger)
口重い父について行く自転車の轍重なる道のたんぽぽ

006:自転車(ざぼん) (グレイト・エスケイプ!)
補助輪をはづしし朝(あした)「自転車が吾をからかふ!」と叫びき父に

006:自転車(つきしろ) (halcyon days)
太陽へ向かう坂道駆け上がりほのかピンクの自転車の恋

006:自転車(濱屋桔梗) (桔梗の独白)
「自転車に乗って」と歌い歩きゆく私をさっと抜かす自転車

006:自転車(中村うさこ) (みすずかる信濃の庵(いお)の歌綴り)
雨の中自転車に行く少年の未来を思ふ慈雨となるべし

006:自転車(現川尋香) (ミミーシャの部屋)
なつかしき修学旅行のサイクリング私ひとり自転車乗れず

006:自転車(新藤伊織) (月が堕ちるころ)
小さな風をひゅんとつくってまき散らす四月の朝の赤い自転車

006:自転車(福々屋大福) (20世紀とラックバック)
自転車のカゴでころがるカルピスがはじけ始める君との温度

006:自転車(yasubow) (忘れえぬ人々)
軽くやばき妹使う自転車のサドルに付いた染み何なのか

006:自転車(寺田 ゆたか) (素浪人Joeのスローライフ)
     ・自転車を押しつつ友と語り行くサドルに遊ぶ春の陽の影

006:自転車(芹澤京乃) (りなときょうのの迷走記録。)
自転車で行って行けない距離じゃない 逆らう気もない 逢いたい発作

006:自転車(オオタセイイチ) (angle。)
自転車のサドルは今日も愉快ナリぐんぐんこぐよあの雲目指し

006:自転車(我妻俊樹) (喜劇 眼の前旅館)
自転車で寝てしまう 春の看板が広告主を募集している

006:自転車 (みんなだれかの夢だから)
自転車にまたがったまま待っているアンダルシアのとおいひまわり

006:自転車(なかはられいこ) (みんなだれかの夢だから)
006:自転車 自転車にまたがったまま待っているアンダルシアのとおいひまわり

006:自転車(ひろこ) (ひろたんの創作日記)
風を切り走り回るよ自転車で そういう夢をたまには見てる

006:自転車(村上きわみ) (北緯43度)
倒されてよりよいかたち見せているわたしの青いよわい自転車

006:自転車(新谷休呆) (新谷休呆の短歌の部屋)
捨てやうと玄関先に放置せし古き自転車盗まれにけり

006:自転車(内田かおり) (題詠2006深い海から)
春風に追いつくつもり自転車の補助輪もうじき要らなくなれば

006:自転車(矢野結里子) (Leaf-Life-Feeling)
春かおる帰り道ふと あの人に似合う自転車たぶん銀色

006:自転車(美里和香慧) (     Popん?TANKA)
(恋の暴走)ふたりのりする自転車【チャリンコ】はゆうぐれの海めざしてました

006:自転車(村本希理子) (きりころじっく)
翼竜の死に絶へしのち自転車は折り畳まれてロッカーにある

006:自転車(眞木) (ひとりももうた)
店の前に君の自転車があることを確かめてから立ち読みにいく

006:自転車(内田誠) (その言葉の行方)
漕ぎ方を忘れた君が乗り捨てていつかの夏に消える自転車

006:自転車(酒童子) (酒童子「歌」ワールド)
この坂を上れば母に会えるという 早く速くと自転車を漕ぐ

006:自転車(志岐) (日々の徒然)
風がある止める母に偽ってスピードが出る自転車の輪

006:自転車 (空も、つながっている)
自転車は走ってないと倒れちゃう?スタンドあればそうでもないよ

006:自転車(今泉洋子) (sironeko)
コスモスの畑の向かうしろがねの翼光りて放置自転車

006:自転車(理宇) (±籠)
ゴミ溜めで拾った黄色い自転車は空を飛んでも壊れなかった。

006:自転車(David Lam) (でたらめなうたどもよ!)
自転車で北の地をゆく少年と我が狡猾さ交差せし夏  

006:自転車(小早川忠義) (ただよし)
自転車を漕ぎ初むる足大地とも空気ともつかぬ手ごたへのあり

006:自転車(笹井宏之) (【些細】)
自転車と私がすこし死んだので夕陽はとてもあかいのでしょう

006自転車(クロエ) (90%の幸福)
反社会的なほど純化させたく自転車のペダル踏むたましい

007揺(クロエ) (90%の幸福)
軽率な失言が影おとす胸 ジャコウアゲハの動揺ほどの

006:自転車(黄菜子) (月待ち人の窓辺)
ひともとのミモザの黄乗せ自転車は黒板塀の角曲がりゆく

006:自転車(kira-kura) (遠く離れて ~From a Distance~)
共に遊びたり わが友 雲の上まで自転車の軌跡残し 走り抜け    

006:自転車 (鶴太屋別館「マニエリスム」)
金森光太を想へば侘助咲きいづる自転車朝の冷気を切り裂け

006:自転車(寒竹茄子夫)再投稿 (鶴太屋別館「マニエリスム」)
金森光太を想へば侘助咲きいづる自転車朝の冷気を切り裂け

006:自転車 (私サイズの日々)
変速器付きの自転車自慢した少年は今も君に居ますか? 

006:自転車(nao-p♪)再投稿 (私サイズの日々)
変速器付きの自転車自慢した少年は今も君に居ますか? 

006:自転車(嶋田電気) (目的なんていつも後付け。)
肩にのる手の小さきに奮い立ち猛スピードの自転車はゆく

005:自転車(cocoa) (cocoaのうたにっき)
自転車をひきずる少女 ゆうぐれは誰の肩にものしかかるもの

006:自転車 (桑原憂太郎.com)
自転車で一階廊下を乗りまはす生徒捕まへ朝の始まる

006:自転車(ちゅう) (ちゅう …ノラのつぶやき…)
自転車の荷台に付けし箱四角 赤白黄色アイスキャンデー

006:自転車(星桔梗) (風船がわれるまで)
旅先で借りた電動自転車に恐さ隠して風を楽しむ

006:自転車(ひじり) (みじかうた)
転んでも転んでもまた走り出す自転車の旅

006:自転車(星川郁乃) (Air Station)
もうここに帰って来てはいけないと言いたげな海 自転車の錆

006:自転車(びっきい) (チョキで殴るぞ!)
自転車のサドルの感触楽しめるようになったらお前も大人

006:自転車(pig_pearl) (ブタに真珠)
上海の 自転車の海 かき分けて 君を抱いて 歩く真夏日

006:自転車(柴田菜摘子) (パイロットランプ)
ひまわりが咲いてる線路沿いの道自転車でゆく夏をかんじて

006:自転車(小籠良夜) (DARKSIDE OF THE MOON)
じゃあ行くか?ついて来るなら自転車に二人乗りして赤錆の街へ

006:自転車(りよや) (DARKSIDE OF THE MOON)
じゃあ行くか?ついて来るなら自転車に二人乗りして赤錆の街へ

006:自転車(本田瑞穂) (空にひろがる枝の下から)
自転車のうしろに荷物くくりつけちからいっぱいめざすこの頃

006:自転車(れむ) (あま~い短歌)
大好きといえばあなたの自転車に空飛ぶものの記憶が戻る

006:自転車 (落合朱美) (言の葉帖)
自転車の荷台で君にしがみつき風になれたね十六の春

006:自転車(ヒジリ) (*tRIGger.)
自転車に運ばれている父のあとつけて行く程じゃないだろうが

006:自転車 (砺波湊) (となみ☆みなと)
つのだ☆ひろの☆(ほし)を回せるほど強く自転車をこぐあの女(ひと)の腿

006:自転車(あんぐ) (あんぐの短歌)
ごめんなさい!あなたを捨てたのは私です 車に積まれるあの自転車を

006:自転車(わたつみいさな。) (乱切りくじら)
自転車をトメルついでに息までも時間までをもトメル呪文を

006:自転車(もりたともこ) (短歌、すきです。)
重いもの運び続けた自転車をあきらめる夏 楽になろうか

006:自転車(田咲碕) (いたずらっこ)
風向きに走れ自転車翻る裾プリーツの波も自由だ

006:自転車(宮沢耳) (MIMI NO UTA ~題詠100首blog)
ガラガラと補助輪付きの自転車のをのこ必死に漕ぎゆけり

006:自転車(宮沢耳)再投稿 (MIMI NO UTA ~題詠100首blog)
ガラガラと補助輪付きの自転車のをのこ必死に漕ぎてゆきたり

006:自転車 (智理北杜)
自転車に乗りつつ交わす「おはよう」の声が桜の花びら揺らす...

006:自転車(神川紫之) (圏外圏)
ありふれない一日だった 自転車にいやに棲みつくきのうを剥がす

006:自転車(幸くみこ) (そこそこがんばる)
自転車で君を挟んで走ってく 私も彼女も選ばないでね

006:自転車(春村蓬) (風見鶏)
自転車のブレーキ音をひびかせておかへりよまだわたしの少年

006:自転車(澁谷 那美子) (題詠100首に参加中)
自転車で 急ぎし帰路の その先に 待つ人のなき 春の過ぎゆく...

006:自転車(やな) (やなさんの基地)
「自転車に乗るクマだって」早耳のお客が少しいるようですが

006:自転車(沼尻つた子) (リップサービス)
自転車に引きずられながら帰る道 夕陽に陵辱されるがままで

006:自転車(ハル) (木漏れ日気分~題詠マラソンblogと過去の詩と短歌)
自転車でバスと競争する君を車窓に凭れてまぶしく見つめる

006:自転車(わかば) (わかばのうた)
自転車はこぐと決めてる信じてはくれなくたって鼻歌も歌う

006:自転車(フワコ) (きくとわたし)
自転車で走る海岸通りこの風景とまだ溶け合えないまま

006:自転車(goldfish) (月と金魚鉢)
散歩道通り過ぎてく自転車がちりんと言えばその日はいい日。

006:自転車(繭) (hallo hallo!!)
自転車の後ろに乗ってどこまでも行ける気がした 高3の夏

006:自転車(しょうがきえりこ) (GakiDay's TANKA)
自転車のブレーキ音がきこえたらあわててテレビにくぎづけのふり

006:自転車(るくれ) (とっても単純なこと)
自転車が欲しいな席がふたつあってふたりがどっちもペダル漕ぐやつ

006:自転車(なまねこ) (路地裏稼業)
自転車の錆をブラシでこすり落とす手には夕焼けと血の臭いがあり

006:自転車(瀧口康嗣) (可燃性連鎖)
白昼にふるふる震え走りだす投棄自転車撤去作業車

006:自転車 (そのための日記)
自転車に乗っているのにだめでした たくさんひかりが過ぎていきます

006:自転車 (香山凛志) (東京パピヨン)
ため息はやがておまへに還るだらう 夕暮れ行きの自転車を漕ぐ ?

006:自転車 (如月綾) (お気に召すまま)
男の子だったらひとり自転車で 自分探しに出かけたかった

006:自転車(路喜) (水陸両用)
四月自転車乗り場で再会のきみはどんどんおもしろくなる

006:自転車(あめあがり) (あおいかいだん)
ファインダー覗きて写す自転車と枯れ野もいつか帰り得ぬ日に

006:自転車(蝉マル) (蝉の声)
この冬に亡くなられてより自転車を押して上(のぼ)れるあの坂上らず

006:自転車(くまのこ) (あめふりくまのこ)
なにひとつ嫌いじゃないでも違うんだ大好きだった自転車、またね。

006: 自転車  (ひらそる) (*ひねもすもずく*)
わたくしの金魚がぷるぷるないたからあなたに逢いに自転車を漕ぐ

006:自転車(のんちゃん) (のんちゃんの衣裳部屋裏)
陰口好きラに挟まれて 自転車は後ろに漕げどバックは出来ぬ

006:自転車(のんちゃん)再 (のんちゃんの衣裳部屋裏)
かげ口好きラに挟まれて自転車を後ろに漕げどバックは出来ぬ

006:自転車(のんちゃん)再々堪忍! (のんちゃんの衣裳部屋裏)
かげ口好きラに挟まれて 自転車は後ろに漕げどバックは出来ぬ

006:自転車 (お気楽堂) (楽歌三昧)
パンクした自転車漕いでいるような情けないけど倒れぬ人生

006:自転車(池田潤) (神様、ぼくは。)
自転車をこぐ気も失せるほどの雨 切り裂きあなたに会いに行くから

006:自転車(岩井聡) (North Marine Drive)
薔薇でできた自転車漕げば血まみれのふるさとはもう通話圏外

006:自転車(本田あや) (明晃晃)
永遠を目指し国道5号駆る 赤い自転車鍵を壊して

006:自転車(睡) (Melting*Diary)
足のつかない自転車で君のうちへ遠出 バランスが大事でしょ

Unknown (万美愛任叶結実)
自転車(日下智世) 自転車で気になる人を追い抜きし今度はきっと挨拶しよう。

006:自転車(Harry) (四月なかなか)
自転車に三角乗りをしてたころ子供用など見たことなかつた

006:自転車(ゆづ) (透明ランドセル)
自転車に乗って朝日を見に行こう 君に結婚しようと言おう

006:自転車(碓井和綴) (雨歩日記)
身長差話せぬふたり 自転車は同じサイズで揺れてる二人

006:自転車(長岡秋生) (廊下に座る)
自転車はもう捜せずに夕闇に昨日と違う樹林を抜ける

006:自転車 (キサラギウタ)
泣き疲れた友達みたい パンクしてきしむ自転車引いていく道 (宮田ふゆこ)

006自転車(帯一 鐘信) (361℃)
 足広げ坂道くだる自転車で浮き雲に乗りアルプスにいく

006:自転車 (納戸)
そこに行く自転車一台くださいな。広島西条あなたの隣。

006:自転車(佐藤羽美) (one hundred gumdrops , elephants and sandals)
前輪がかすかに軋み自転車はあなたを乗せた海猫になる

006:自転車(owl) (さもあらばあれ)
自転車で雪道滑る下り坂 カーブを曲がり今日も転倒

006:自転車(橋都まこと) (笑って東京サヴァイヴァル)
ガラス越し 遥か遠くを夢見てるスポーツクラブの自転車マシン

006:自転車(透明) (limerence)
休日は休む日である自転車の運転免許もきっと取れない

006:自転車(たかし) (短いが身近というお話)
向日葵の向こうをあなたは自転車で花の高さの髪なびかせて

006:自転車(瀧村小奈生) (陽だまりのふちっこで ver.2)
六角とあなたの肩だけがあって自転車はもう夜に溶けだす...

006:自転車(小太郎) (ねこのにくきゅう)
自転車の前籠に君の笑顔見て ふざけた坂道息止めて漕ぐ

006:自転車(小春川英夫) (さるさるパパ)
駅前の駐輪場で自転車は夏の暑さをやり過ごしてる

006:自転車(浅井あばり) (ギンガムクロス)
逃亡もできたのだけど自転車をお箸のように使う明け方

006:自転車(門哉彗遥) (Nambo no Monya?)
自転車だ漕げよミカエル青ガエル学歴の瓦礫我がふるさとよ

006:自転車(湖雨) (waffle)
少年はあこがれに似た無謀さを抱き積乱雲に突っ込む自転車

006:自転車(百田きりん) (きりんメモ)
自転車を沖へ沖へとこぐヒール おしろいばなの礁をゆらして

006:自転車 (心を種として)
自転車の前で揺れてる幼子の顔哲学者 今日も真夏日

006:自転車(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
もう五年乗ってないけど自転車が空を飛ぶって本当ですか

006:自転車 あいっち (詠題100首blog-あいっちのうたあそび。)
自転車を愛車と呼んでいた頃の気力体力我に戻れよ

006:自転車(野田 薫) (さしあたり大丈夫)
自転車の部品で夏を組み立てて全ての車輪は海辺を目指す

006:自転車(edocko) (RYU's Monologue)
この気持ち君に届けと自転車をひたすらこいだ冬の夕暮れ

006:自転車(けこ) (あきのうた声)
「三年間、ずっと自転車通学」と 脚が語りぬ 脚は誇りぬ

006:自転車(水風抱月) (朧月夜に風の吹く。)
誰よりも我が脚となる自転車の名を付け名を呼びまた風を狩る

006:自転車(shall3) (山歩き録)
自転車のカゴに猫乗せ路を行き部室で飼いし学生時代

006:自転車 (ワレ短(壊れ短歌))
もがくほど暴走しだす止まれない自転車操業どうしたらいい?

006:自転車 杉山理紀 (2006R57577)
自転車に乗れないひとの足音がチクタクという時計がまわる

006:自転車(椎名時慈)再投稿 (ワレ短(壊れ短歌))
もがくほど暴走しだす止まれない自転車操業どうしたらいい?

006:自転車(まほし) (うた・たね)
自転車は景色の歌に染まりゆく白がよかった白でよかった

006:自転車(徳田ゆきこ) (題詠100)
皆吾の来し方へ行く ひとりぶんの体重だけで自転車を漕ぐ

006:自転車(minto) (@100@)
無動作に置かれたようで玄関にインテリアとして自転車がある

006:自転車(大辻隆弘) (大辻隆弘 題詠100首のために)
くろがねの鎖に無垢の自転車を緊縛したり、朝がさむくて

006:自転車 (象と空)
自転車が凶器に変わるこの町で不審尋問深夜に受ける

006:自転車(御厨しょうこ) (哀よりも愛 愛よりモアイ)
自転車の荷台に乗せていた歌は風にさらわれ鴉が食べた

006:自転車(浅葱) (空耳の森*番外地)
二度転び三度転んで負けられぬ 我の自転車ピンクに染まり

006:自転車(平岡ゆめ) (le petit cahier)
自転車に乗れないことを非難して私の影はするする伸びる

006:自転車(青山みのり) (わざとじゃないもん!)
金木犀。咲くかおるサク散るカオル薫る自転車操業で咲く

006:自転車 (nine) (songs)
自転車の跡だけ残し君 それからあたしは花びらを撒き

006:自転車(千) (Mille et une nuits―題詠100首blog)
漕いだだけ先へ進める自転車で一気に広がる世界もあった

006:自転車(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
『きつねいろのじてんしゃ』探し街の中めぐれど自転車帰らないまま (小野洋子/作 いもとようこ/絵  佼成出版社)

006:「自転車」(林本ひろみ) (いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ)
自転車のカゴに雨雲押し込んで泣き出す前に駆け抜ける街

006:自転車(久野はすみ) (月の融点)
サーカスの自転車乗りの熊が来てあしたかがやく虹の天幕

006:自転車(中野玉子) (薔薇がなくちゃ生きていけない)
真夜中にピンクの自転車校庭でナスカの地上絵トレースしてる

006 自転車 (文月万里) (Kagerou つれづれ)
新しき自転車を買い 新しき街に出で行く冒険者われ