題詠100首blog

こちらは「題詠100首blog」のイベント会場です。「イベントの仕組み」をお読みの上、ご参加ください。(五十嵐きよみ)

036:組

2006-01-02 | 031-040の歌
「036:組」の歌は、こちらにトラックバックしてください。

036:組(美山小助) (小助の和歌)
教え子と 肩を組みつつ 写真撮る 今は笑顔を 作れずにいて

036:組(エクセレント安田) (風流三昧)
組織化に反対意見言うものは誰であろうと破門命じる

036:組(はこべ) (梅の咲くころから)
組香は新古今集を語りおり 郭公香は舟明石なり

036:組(船坂圭之介) (kei\'s anex room)
遅れたる季節(とき)にぞあらめ風花のなか一組の翔ぶ雁の見ゆ

036:組 行方祐美 (やまとことのは)
組み合わせ自由なランチのように生き自由の重たさを知りたる四月

036:組(みずき) (空)
ひと組の眉引き細し罪障の身ぬちさ迷ふ紅刷けぬまま

036:組(かのこ) (短歌*かのこ流)
願い込めせっかく買った宝くじ組違いでも当たって欲しい

036:組(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
ボラの仔の跳ね飛ぶ海に遠泳の隊列組みて児ら泳ぎ出づ

036:組(しゃっくり) (春雨じゃ)
組合は潰れぬものとみつけたり所詮ガセネタ廃業したり

036:組(丹羽まゆみ) (All my loving ♪)
秋空に五重塔やピラミッド組み上ぐる子の素足まぶしも

036:組(aruka) (外灯都市)
夢をみないきみをだれがつくったの? 音をださない水の仕組みで

036:組(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
足組みて駅のベンチで目をつぶる女もありて夜の更けて行く

036:組(ほにゃらか) (♪おみそしるパーティー♪)
棟上げの式か 組みたる梁の上(へ)に大工のかしらの誇らしく立つ

036:組(草野つゆ) (草野つゆ@はてな)
組みひものように髪の毛編んでいき 今日のは二時間かかったんだ

036:組(紫女) (クロッカスの歌)
少年は冬に美し薪のごと組敷かれては燃え盛りたる

036:組(まつしま) (心の空)
指を組み合わてもなお絶えがたき悔いの重さ細きうなじに

036:組(まつしま)再投稿 (心の空)
指を組み合わせてもなお絶えがたき悔いの重さ細きうなじに

036:組(謎彦) (ジャポン玉)
悪性の新生物を削ぐこころ江戸の火消しに「ひ」組なかりき

036:組(かっぱ) (きゅーりをこのむ)
春からは3年2組じゃない君をみている 2年5組の窓で

036:組(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
流木を組みて燃やせば那珂川のぶた草ゆれて腹が鳴るなり

036:組(春畑 茜) (アールグレイ日和)
遺伝子を組み換へられし麦のあをあはくけぶりぬ雨降る朝に

036:組 新津康 (NOTHING WORKS)
幾度組み合わせてもできないパズル。君と僕との会話のパズル。...

036:組(畠山拓郎) (想いまっすぐに)
勝ち組と負け組みとに分けている左と右は今は流行らぬ

036:組 (新井蜜) (暗黒星雲)
組からは足を洗えと言われたがすぐに汚れる海亀の足

036:組(暮夜 宴) (青い蝶)
4組のあそこの席の花子さんブランコ揺れていつか見た空

036:組(遠山那由) (百億粒の灰の鳴る空)
「腕を組みたい」と思わぬことにして杖の金属面を撫でてる

036:組(ふしょー) (DEATH IS A LONELY BUSINESS)
遺伝子組み換え大豆は使用しておりません 豆腐の自己主張

036:組(飯田篤史) (ひこうき雲)
いつの日もやさしゆびを組みながらうみのひかりのなかにあなたは

036:組(本原隆) (それについて)
広さとか過ぎた日とかが気になれば組み立て式のひこうき飛ばす

036:組(Yosh) (★光に向かって★)
組み立てた人生設計 病院で安楽死され 何も残せず

036:組(よっきゅん) (よっきゅんの100首)
体育祭 組体操が 嫌いです だってさ毎年 下のほうなの

036:組(柴田匡志) (明日はきっといいことがある)
個人より組織プレーで勝ち進む冬の走り込み夏に活きる

036:組(ハナ) (象の求愛ダンス)
組み上げた決意2秒でひるがえる着信音は兵器 泣いちゃう

036:組 (翔子) (花こみち)
愚かさのパーツ並べて組み立し少しずらしてメッキする

036:組(藤原 湾) (湾の歌詠の日々。)
新学年 どきどきしながら 学校へ 組分け友達 一緒かなと

036:組(川内青泉) (青泉の部屋)
閉鎖的学校組織の中でこそ勤められたか三十余年

036:組(改行やたら好きな人) (骸骨レイアウト)
 プラモデル  うまい子供は  組み立て屋  へたな子供は  投資家だった

036:組 (なかた有希) (* にじのかかるばしょ *)
ふと思い山の手線路組みかえた遠くへ行くのは簡単と知る

036:組(水都 歩) (水都blog)
「頑張れ」と5年3組一同の名前書かれた千羽鶴来る

036:組(西宮えり) (aglio-e-olio)
生きること憎みぬくこと訪れぬままばら組ではつ恋をした

036:組(天野 寧) (三十一文字の毒薬)
笑い声泣き声たまに怒鳴り声紡ぎ創ろうふたりの組曲

036:組(animoy2) (~うたよみ日記(短歌とともに)~)
ティーセット五客一組購入し輪郭描くまだ見ぬ家族

036:組(ドール) (花物語)
今日の日を生きとし生きるものたちがあげて奏でる組曲「春」を

036:組(五十嵐きよみ) (ドン・ジョヴァンニはアリアを歌わない)
「嫌いならデュオは組まない」なだめても足りないらしい頭が痛い

036:組(水須ゆき子) (ぽっぽぶろぐ)
できるだけいじめられない分け方にされて寿(ことほ)ぐ春の組替え

036:組 (青野ことり) (こ と り の ( 目 ))
できあがるはずだったろう日も過ぎて枠組みだけがのこされたまま

036:組(スガユウコ) (ココロに花を)
宙組をソラグミと呼ぶ歌劇団マイノリティーの少女が集う

036:組(原田 町) (カトレア日記)
「新撰組」ゆかりの街の賑わいも放送終わればたちまちに褪せ

036:組(花夢) (花夢)
B組の窓際からは見えていた世界の色が褪せてゆく夏

036:組(愛観) (ひ と ひ ら こ と ば)
仕組まれて出逢う僕らは透明な糸を互いに引き寄せながら

036:組(夜さり) (夕さり夜さり)
組長も頭をひくうする新宿の脱税指南のホスト<流星>

036:組(みゆ) (*** ことばあそび ***)
組糸が織りなす彩にまどろみて しばし現実忘れた仔猫

036:組(ゆあるひ) (ゆあるひの鍛高短歌4)
更新の止まったページにまだ残るサクラ幼稚園モモ組の娘

036:組(秋野道子) (気まぐれ通信)
妹と組んだ連弾たゆみなく規則正しくずれ続けてる

036:組(おとくにすぎな) (すぎな野原をあるいてゆけば)
キャラメルの煉瓦でおうち組み上げてオオカミ用のスープを煮よう

036:組 ( 小軌みつき) (小軌みつき-つれづれ日和-)
かたくなに拒めばこばむほど枠組みをはみでるわたしの向日葵のこと

036:組(野良ゆうき) (野良犬的)
人生とがっぷり四つに組んだのよ あとは寄り切るしかないじゃない

036:組(上田のカリメロ) (ほわほわの森)
組という集団行動懐かしく クラスとは別 そんな気がする

036:組(みなとけいじ) (海馬)
すこしづつ痛むやうになつてゆく五・七・五・七・七の組あはせ

036:組(素人屋) (素人屋雑貨店)
組み合わせ自由の靴を並べ替え・・・運命論を並べ立てては

036:組(yasubow) (忘れえぬ人々)
朧来る海の組成は我にある一滴垂れ仮にも獣

036:組(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
ベッドにも組み立てキットぶちまけて想う人から離れた暮らし

036:組 (佐藤紀子) (「題詠100首blog」参加作品)
もも組の名札をつけたアッチャンは二列目にゐて母に手を振る

036:組(斉藤そよ) (つれづれつづり)
水ひかり草ふさふさとひと組の鴨が治める金太郎池

036:組(濱屋桔梗) (桔梗の独白)
ほの昏き大地と 月と 金星が 組み合わさる時 私が顕る

036:組(鈴雨) (鈴雨日記)
つえ放し早五年(いつとせ)がたつ吾とゆび組みあゆむ君は変わらず

037:花びら(鈴雨) (鈴雨日記)
「花びらと松葉漂う池の面は小袖の柄ね」彼女は言った

036:組(みにごん) (MINI\'S LIFE blog)
少しだけ歪な二次曲線を書き組み替えてゆく足のいくつか

036:組(みずすまし) (水紋)
はるかなる宇宙(そら)の果てまで組まれたる小さき星に吾在る不思議

036:組(松本響) (春色ぶれす SIDE-D)
遺伝子の組み換えよりも複雑な心の微分積分を解け

036:組(ざぼん) (グレイト・エスケイプ!)
組まれゐた女スパイの脚ほどけまたもジャックを連れて去る夏

036:組 (紫峯) (時空の扉)
幾重にも組み合わされし絹糸の記憶は厚くあるいは薄く...

036:組 方舟 (方舟)
花の名や動物の名に組み分けて子等は元気に入園なせり

036:組(小雪) (朱紗)
幕末を駆け抜け散った浪士たち語り継がれよ新撰組を

036:組(やすまる) (やすまる)
全身の皮下組織には広がって青い匂いがそれから消える

036:組(新野みどり) (明日は明日の風が吹く)
組替えの朝には紙が配られて親しい友との別れを惜しむ

036:組(みあ) (言の葉たち)
特売のたまごはスクラム組まされてよい子よい子のふりをしている

036:組(飛鳥川いるか) (しぐなすの短歌感電ノート)
サル山のてつぺんの猿を眩しみて負け組にぬるき祝日がある

036:組(島田久輔) (裏庭のきりぎりす)
一組と見られることのうれしさよ大観覧車の列は伸びゆく

036:組 (佐田やよい) (言の波紋)
組曲を星が奏でる夏空にビー玉ふたつしのびこませて

036:組(小原英滋) (過去と現実)
毛抜きもてタヌキがまゆ毛を抜くことよ組立式のニュースを食べれば

036:組(みの虫) (みの虫が居る「書」のぷらぷら道)
 純白の躑躅のごとし祖父の技 鐘撞堂の基礎の石組

036:組(田崎うに) (楽し気に落ちてゆく雪)
ゆく冬とくる春ととが腕相撲ゆれる組手に人はあちこち

036:組(振戸りく) (夢のまた夢)
こめかみの傷は小さいはずなのに「組長」なんて呼ばれています

036組(クロエ) (90%の幸福)
チューナーを合わせしラジオは茫漠な砂漠に映えり田園組曲

036:組(笹井宏之) (【些細】)
このところ番組表が心地よくなっているのでとてもうれしい

036:組 (寺田 ゆたか) (素浪人Joeのスローライフ)
・汝が胸の淡き縹(はなだ)の組紐の先に光れる十字架(クルス)かなしも

036:組(KARI-RING) (ほとりほとりと藍色の海)
君に会うために選んできたんだね順列組み合わせ数多ある中

036:組(小早川忠義) (ただよし)
それぞれが結社に組み込まれいるらしネット歌壇に秩序あるらし

036:組(David Lam) (でたらめなうたどもよ!)
大トリの組体操のつまらなさ 上級生なら舞え! 狂え! 跳べ!  

036:組(中村うさこ) (みすずかる信濃の庵(いお)の歌綴り)
製品の組み立てラインにもくもくと派遣社員は歯車のごとし

036:組(美里和香慧) (     Popん?TANKA)
エイエンを組み込まれてた遺伝子は/パラサイト・ラヴ/キスではじまる

036:組(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
無雑作に組み敷かれたる夕まぐれ 答へがあると思つてはだめよ

036:組(栗凛) (ス芸紙一重?)
組替えることも容易い この身体 護る神など宿るわけなく

036:組(ことら) (ことらのことのは)
漣(さざなみ)立つ心臓一つ捧げ持て 組曲「コッペリア」燦然たり

036:組(凛) (臥薪嘗胆)
組織ってぬるま湯みたいでいいところ 私はできないあいつみたいに

036:組(富田林薫) (カツオくんはかもめ第三小学校5年3組&『まぐろ袋ブログ』)
そら組で一番人気のまゆたんの未来の夢は ずるい女

036:組 (里坂季夜) (コトノハオウコク)
負け組にだけ許されたささやかなしあわせ数え夜は群青

036:組(きじとら猫) (きじとら小部屋)
ゆっくりと腐敗が進む組織だが生まれ変わるか二〇〇七年

036:組 (あんぐの短歌)
勝ち組か負け組なのかは知らないがカラスは今日もカーカー鳴いている

036:組(あんぐ) (あんぐの短歌)
勝ち組か負け組なのかは知らないがカラスは今日もカーカー鳴いている

036:組(やな) (やなさんの基地)
組織すらふんわり抱えてかけて行くあなた 去るのは仕方ないけど

036:組(あおゆき) (メソトリウム)
三つ組みの性でありたしあなたからこなたそなたと愛を語って

036:組(澁谷 那美子) (題詠100首に参加中)
幼子の泣き顔並ぶ 幼稚園年中組の健康診断...

036:組(はるな 東) (菜の花の道)
同窓会6年B組ジャッジャ馬とわんぱく坊主のおもかげに笑む

036:組(桑原憂太郎) (桑原憂太郎.com)
三階の一年二組の廊下側より圏外と表示される

036:組(村上きわみ) (北緯43度)
ひよこ組の大きな襟にせがまれて夏草を漕いでゆくいっしんに

036:組(小籠良夜) (DARKSIDE OF THE MOON)
天罰は下されたらしい焼け跡に組んず解れつする餓鬼の群

036:組(わかば) (わかばのうた)
寸分の隙も許さず組み上げた石垣のような言葉でありたい

036:組(まゆねこ) (家事、ときどき短歌)
ペアを組み優勝をしたあの夏の君が還りぬ 訃報今朝知る

036:組(佐原みつる) (あるいは歌をうたうのだろう)
いいわけを考えるのもめんどうで組立式の本棚を買う

036:組(月影隼人) (人間万事塞翁が馬)
骨組みに肉を盛りつけ少しづつ命吹き込む君の指先...

036:組(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
脚と脚組んで絡めてじゃれあって君の温度に癒される夜

036:組(goldfish) (月と金魚鉢)
幻かもしれない場所を探してる「組」じゃあないけどあなたは勝ちだ

036:組(瑞紀) (歌信風(かしんふう))
それぞれの楽章あはせ組曲にしたしと言へぬままに離れつ

036:組(くろ) (鎌倉日記)
特売の豆腐に(遺伝子組み換えでない)とあらねばしばしまどひぬ

036:組(くろ)再投稿 (鎌倉日記)
特売の豆腐に(遺伝子組み換へでない)とあらねばしばしまどひぬ

036:組 (旅人の空(待ち人の雪別館))
梅雨入りをしてもあなたが組成式ひくく唱える首筋は白

036:組(みち。) (虹色アドレナリン。)
神様がぼくらを組み立てたときに願ったことが思い出せない

036:組(舞姫) (Thirty One 題詠100首置き場)
西日射すカナリヤ組のせんせいはおうたがすこしへたなんだけど

036:組(智理北杜) (智理北杜)
また今年もうるさいやつらが集まった1年4組今や伝説...

036:組(村本希理子) (きりころじっく)
5足組ソックスきつと無造作に合はされたのだ さびしい週末

036:組(びっきい) (チョキで殴るぞ!)
ゆうべ見てしまった 父と母がするベッドの上の組体操を

036:組(本田瑞穂) (空にひろがる枝の下から)
手をはなすことはかんたんひとつひとつ活字を組んだ先の現実

036:組(我妻俊樹) (喜劇 眼の前旅館)
あしを組むことの涼しさ十一時特有の風が眉毛を進む

036:組(田丸まひる) (ほおずり練習帳。)
間違って優しくされているようなまひるの組成式をくずして

036:組(田丸まひる) (ほおずり練習帳。)
間違って優しくされているようなまひるの組成式をくずして

036:組(なまねこ) (路地裏稼業)
A組とか言ってみたい日もあったけど楢組だった高一の春

036:組 (水沢遊美) (ふんわりんさまの想ひ人)
組紐が吾の躯に絡みつく 揚羽の隣に並ぶ標本

036:組(癒々) (Romantic irony)
胸元で組まれた両手の爪先のネオンピンクがフラッシュバック

036:組(夢眠) (夢眠・日々綴り)
指組んで天に突き上げ身を伸ばし心の開放ヨガの教室

036:組(市川周) (ミルミルを飲みながら)
剥製がまばたきをする 本当は絵文字を使ってみたい組長

036:組(村上はじめ) (spidyな日々)
思い出を曲げて伸ばして組みかえて良い面だけを心に残す

036:組 (お気楽堂) (楽歌三昧)
副長と同じ苗字の人数多ここは新撰組のふるさと

036:組(しょうがきえりこ) (GakiDay's TANKA)
あんなにも組み上げたのに 煙くらいあげればいいのに トランプの塔

036:組(星桔梗) (風船がわれるまで)
細胞に組み込まれてたDNA 同じ指癖別れ時に知る

036:組 (たざわよしなお) (世界を翻訳するための試み)
パートナーシップは、アルカリ金属の融点や組成とかに准え。

036:組(日下智世) (万美愛任叶結実)
組曲のコンサートの帰り寄り道しいつもの場所で星を見る。

036:組(そばえ) (日照雨)
組み分けの教室の床 耳たぶの今朝のかたさを確かめてみる

036:組 (ケビン・スタイン) (In Other Words・別の言葉で)
3ヶ月生きた子犬に教わったこのやわらかさ 幸せの仕組み

036:組(濱田花香) (紅葵爽♪)
体組成。理解も薄き藪(でも)医者ハ 改善気づかず強薬切らず

036:組(空色ぴりか) (題詠100首blog/空色ぴりか)
手をあげたままロボットが立ちつくすお昼休みの組み立てライン

036:組(幸くみこ) (そこそこがんばる)
組体操 乗られるよりも乗るほうが苦手だったな 自分がきらい

036:組(芹澤京乃) (りなときょうのの迷走記録。)
知らぬ間に脚組んでいる 今はまだゆるせないんなら、いつならいいの?

036:組(ぱぴこ) (テクテク)
組み合って転がりましょう憎しみで使い果たした声を拾いに

036:組(碓井和綴) (雨歩日記)
組織化という武器を捨てベクトルの同じブラジルに抗す法なし

036:組(ひらそる) (*ひねもすもずく*)
死んでった人の組織を掬い取り生き往く人の薬生み出す

036:組(理宇) (±雑記蝶)
笑顔絶えぬ2年E組の生徒の顔を1人も思い出せない

036:組 (砺波湊) (となみ☆みなと)
もも組のほしのあいりのイヤイヤは地球を逆に回す勢い

036:組(逢森凪) (みそじのみそひともじ)
負け組みと他人笑われたっていい 自分にだけは負けるなアタシ

036:組(折口弘) (はっちんずBLOG)
組替えで別れが決定した四月 眺めるだけの君であるから

036組(帯一 鐘信) (361℃)
 抜け落ちた音符の場所が多すぎて腕組みをする柔らかい曲

036:組(黒田康之) (今日の、おUTA)
腕を組む少女らの群れは整然と学びの庭の思春期に立つ

036:組(黄菜子) (月待ち人の窓辺)
隊列を組みゆうぐれを帰りゆく鳥には鳥の秩序あるらし

036:組(岩井聡) (North Marine Drive)
優しさはつけ込みやすさ腕組みをほどく間合いで冷麺が来る

036:組(yurury**) (Scene-Flow into space*写真短歌・五行詩)
この夏も共に生くひと傍にあり広がる空の組曲「梅雨明け」

036:組 (にしまき) (びおん書局 ※にしまき※)
あやとりを同じ流れで組みほどく紅い毛糸が手を絡め取る

036:組(内田誠) (その言葉の行方)
組み立ててようやくひとつになる僕が引き摺る夏に消えそうな影

036:組(つきしろ) (halcyon days)
「三組のあの人が好き」と屋上を風がさらってゆく放課後に

036:組(小太郎) (ねこのにくきゅう)
無理やりに組まされたんじゃないでしょう瓶詰にらみ小言いう午後

036:組(今泉洋子) (sironeko)
 甲子園の土持ち帰る選手らにただ吹き過ぎる風の組曲

036:組(門哉彗遥) (Nambo no Monya?)
裂けないでφ(マル)80のフルボトル パルミジャーノな体内組織

036:組(湯山昌樹) (短歌 富士山麓より)
この児らでなければ三組となるまじと今日も三階の教室に向かう...

036:組(長岡秋生)(廊下に座る) (廊下に座る)
崩折れた少年の山十月の組体操のしずかな未来

037:花びら(長岡秋生)(廊下に座る) (廊下に座る)
花びらは殺された夢 炎天に楔のごとき蟻の列見る

036:組 (如月綾) (お気に召すまま)
あの人と腕組むあの子を見詰めてた 2ヶ月前まであたしのポジション

036:組(佐藤羽美) (one hundred gumdrops , elephants and sandals)
悪の地下組織で今日も繰り返す矢印ジャンケン(長谷川以外)

036:組(彼方) (心を種として)
腕組んでおすまし顔で歩き来る彼女にかぶさる赤ランドセル

036:組(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園)
指を組む仕草を真似て亡き人の机に届くひかりを見てる

036:組(ヒジリ) (*tRIGger.)
あさってのデッドラインと組みあって「ライクとラブの違いはなにさ?」

036:組(瀧口康嗣) (可燃性連鎖)
πとe唱えて傘を抜け出した彼らは天に近いひと組

036:組(もりたともこ) (短歌、すきです。)
秋になり噛み合わなくなりもう一度できる範囲で組み替えてみる

036:組(和良珠子) (the strange of stranger)
父に似ず粗い骨組み いつか旅立つ子は海の匂いを放つ

036:組(あめあがり) (あおいかいだん)
組まれたる葦の笛吹く君まねて吹きてみたれど音は寂しく

036:組(萌香) (空の青さをみつめていても)
  雑踏に紛れてそっと腕を組むこのまま消えてしまいたい夜

036:組(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
組み替えたあなたの足がコンパスのようにぐるりんあたしを回す

036:組(堀 はんな) (たん たん 短歌)
氷山の一角に位置す勝ち組も一夜のうちに波間に消える...

36:組 (蝉の声)
穴太積みの石組み緩くカーブして日吉大社の鳥居が見えくる

036:組 あいっち (詠題100首blog-あいっちのうたあそび。)
無伴奏チェロ組曲の一番が好きとう君を我は愛しき

036:組(新藤伊織) (月が堕ちるころ)
一年十組男子二十一番女子三番 脆い数字の羅列にすぎない 

036:組 (わたつみいさな。) (乱切りくじら)
明日からラシク生きると決めたけど組み合わせをまた間違えている

036:組(ひろこ) (ひろたんの創作日記)
遺伝子を組み替えてまで作り出す そんな作物怖くないのか

036:組(Harry) (四月なかなか)
妻と吾の血液型の組み合はせ最良だつたはずなんだけど

036:組(toshie) (題詠100首blog)
組んだ手をゆっくり下ろして吾を見ぬ父はあのとき何言わんとしき

036:組(内田かおり) (題詠2006深い海から)
絡まって組み伏せ合って涙目で笑うかもうじき四歳男児

036:組(透明) (limerence)
偽物が何の代わりになるのかと模型組み立て端から壊す

036:組(pig_pearl) (ブタに真珠)
への字口 腕組み足は 仁王立ち 如何にほぐそう もつれた気持ち

036:組(林本ひろみ) (いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ)
組みたてた積み木の塔を突き崩すその白い手にひそむ暗闇

036:組(shall3) (山歩き録)
ツユクサに 萩に黄花の コスモスに いろいろ野山 花組み合わせ

036:組(フワコ) (きくとわたし)
2年3組4番がこの春に娘に与えられたる数字

036:組(寒竹茄子夫) (鶴太屋別館「マニエリスム」)
金剛の朝にスクラム組むわれらラガーの眼(まなこ)に飛沫く花々

036:組(まほし) (うた・たね)
仕組まれたメロンの園を抜け出してユウコは緑のフェンスを越える

036:組(大辻隆弘): (大辻隆弘 題詠100首のために)
朝ほそく降る秋雨に立ちぬれてふたたび我を呼ぶ組織あり

036:組(究峰) (思い浮かぶがままに)
勝ち組を目指して今日も頑張ろう蜃気楼の夢を掴むため...

036:組(橋都まこと) (笑って東京サヴァイヴァル)
腕組むは世界に対する防衛線「その癖止めろ」と友は言ふけど

036:組(浅井あばり) (ギンガムクロス)
君たちは組んでいるのに赤黒い夜空の下でまたも流局

036;組(ちゅう) (ちゅう …ノラのつぶやき…)
闇に組む ラブつなぎとや 指と指 胸の鼓動か 寄せ来る波か

036:組(夢麿) (夢幻泡影)
バラバラの私達には夢の夢二人一組二人三脚

036:組 (鳴井有葉) (そのための日記)
数字では組の名は二通り お花か名字 どちらも遠い

036:組 (象と空)
祠には2年3組と書いてあり森の動物のぞき込んでる

036:組 (透明ランドセル)
はな組でピアニカ吹いてたひとと今お遊戯みたいなキスをかわした

036:組(ゆづ) (透明ランドセル)
はな組でピアニカ吹いてたひとと今お遊戯みたいなキスをかわした

036:組 (赤い椅子)
遺伝子の組み換え大豆不使用と書かれし納豆を信じて買いぬ

036:組(けこ) (あきのうた声)
釈明も麗句も捨てて その熱い指組みかえてからませていて

036:組 (nine) (songs)
遺伝子の組み合わせならば同じですよく泣く妹泣かない妹

036:組(浅葱) (空耳の森*番外地)
腕組みをして考える横顔の凛々しさゆえに恋がはじまる

036:組(minto) (@100@)
枯れ枝に赤き実一つ組み合はせこんな場所にも秋は深まり

036:組。   (P) (猫の毛玉 別荘 -しろうとたんか-)
初めての きれいなお店 お茶を待つ 頬杖ついて脚組みなおし

036:組 (酒童子) (酒童子「歌」ワールド)
どこまでも遠くの空が見てみたい私の中の組曲にのって

036:組(ベティ) (Betty's second Bar)
一組のピアスを選ぶ午後8時裸身に似合うこと思いつつ

036:組 杉山理紀 (2006R57577)
腕組みの右手の位置が決まらない詐欺師の胸のフラミンゴピン

036:組(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
大型店より着任の店長の一押し『ヤクザに学ぶ組織論』 (山平重樹 ちくま新書)

036:組(青山みのり) (わざとじゃないもん!)
遺伝子を組み替えられた消しゴムが消さずにのこす伝言のメモ

036:組(春村蓬) (風見鶏)
ふたたびを願ふふたりの組曲にクラリネットのはつかながるる

036:組(のんちゃん) (のんちゃんの衣裳部屋裏)
わが上司は組んでた足を急に上げ椅子に片膝立てて仕事す

036:組(平岡ゆめ) (le petit cahier)
幾度も組み立て直せるものとしてある日は記す「わたし」の名前

036:組(瀧村小奈生) (陽だまりのふちっこで)
細胞の組織をあかく染めながら生きていた日をおもうカーミン...

036:組(中野玉子) (薔薇がなくちゃ生きていけない)
貸し鏡組合からの回覧で天変地異は水曜日から

036:組(星川郁乃) (Air Station)
組みかけの模型のように残されて待ち続けるとはうすい悦楽

036:組 (香山凛志) (東京パピヨン)
きみ我を刻めよ晩夏ひたむきに組織分裂を繰り返しつつ

036:組(久野はすみ) (月の融点)
紋白蝶迷いこみたり午後四時の経営組織論の教室

036:組(千) (Mille et une nuits)
「友は要らぬ」そう背を向ける?箸濔紊欧真?衒?賤遒舛討罎韻匹?

036:組 (いたずらっこ)
仕組みなど知っているからやり過ごす為の感情教えてよ

036:組(魚虎) (脳内に散らばり在りし言の端をDJ的感覚で編む棄てるダム)
未来まで震えあがらす鐘をつけ組曲のような今日のおわりに

036 組 (文月万里) (Kagerou つれづれ)
胸の上で祈りの形に指を組めば このまま命絶えてもいいと思う夜