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002:指(新井蜜) (暗黒星雲)
中指の付け根の白い傷跡の痛みを思い出せないでいる宵
002:指(エクセレント安田) (風流三昧)
親指で力比べの指相撲思わず熱と気合が入る
002:指(風マリア) (風マリア -☆- 荒川静香選手、金メダルおめでとう♪)
春めいて薄明かりさす水曜日。それでも指は凍った時計。
002:指(上田のカリメロ) (ほわほわの森)
鍵盤の上の指先みつめつつ 幼き子らの成長を知る
002:指(逢森凪) (みそじのみそひともじ)
その指をを恋うるこの指 ふれたくてのばすこの指からめとる、指
002:指(小雪) (朱紗)
君の手は真珠のごとく輝いて白魚の指若かりし頃
002:指(はこべ) (題詠100首)
美しき頬に触れたる指先の 弥勒菩薩は大和の古寺
002:指(畠山拓郎) (想いまっすぐに)
ペンを持つ細さが痛い君の指そんなにいつも強がらなくても
002:指(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
「もういいの?」絡めた指を撫でながら一本いっぽんもいでいく人
002:指(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
「もういいの?」絡めた指を撫でながら一本いっぽんもいでいく人
002:指(逢森凪)(再投稿) (みそじのみそひともじ)
その指を恋うるこの指 ふれたくてのばすこの指からめとる、指 「を」が重複してました。再投稿します。
002 指(美山小助) (小助の和歌)
瞳閉じ か弱く細き 指先が 微かに震え わが頬に触る
002:指 (里坂季夜) (コトノハオウコク)
水底の闇にまぎれて焦げたのは尾鰭の先かそれとも小指
002:指(ねこまた@葛城) (ねこちぐら)
幼子は小さき指を差し延べて春つかまえると無邪気に笑う
002:指 (水沢遊美) (ふんわりんさまの想ひ人)
今生のせつなさがみな集まりき シャガールの青 君の指先
002:指(五十嵐きよみ) (ドン・ジョヴァンニはアリアを歌わない)
ギタリストらしからぬ指をもつ彼と気が合いデュオを組んで半年
002:指(水須ゆき子) (ぽっぽぶろぐ。)
さみしいと言えばどこまで伸びて来るあなたの指の爪の冷たさ
002:指(aruka) (外灯都市)
うしなったことばを語る笛があり小さな指が付属している
002:指(新藤伊織) (月が堕ちるころ)
雨を呼ぶ六月生まれは中指のペディキュアだけが剥がれてしまう
002:指(愛観) (ひ と ひ ら こ と ば)
窓ガラス少し大きい手の跡に指を重ねて君想っている
002:指(きじとら猫) (きじとら小部屋)
荒れ果てた小手指ヶ原(こてさしがはら)古戦場 武士(もののふ)たちの無念渦巻く
002:指(渡辺建太) (nostalgie)
鋭さを指でなぞった地下鉄の窓に映ったアイ・コンタクト
題詠100首blog 002:指 (kei\'s anex room)
002:指 ゲンマンをして居るきみの小指にも春風そっと口づけて行く 船坂圭之介
002:指 (青野ことり) (こ と り の ( 目 ))
ごつい手の節くれだった指先が生む三月のお茶会の菓子
002:指 (青野ことり) (こ と り の ( 目 ))
ごつい手の節くれだった指先が生む三月のお茶会の菓子
002:指(空色ぴりか) (題詠100首blog/空色ぴりか)
指紋にて鍵を掛けたりはずしたりできる「未来」に我は今ある
002:指(スガユウコ) (ココロに花を)
指を折り5.7.5.7のステップでミソヒトモジの森を歩こう
002:指(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
幾度の春の残りし指折りて数ふる吾の春を待ちをり
002:指(富田林薫) (カツオくんはかもめ第三小学校5年3組&『まぐろ袋ブログ』)
一面の菜の花畑の一番のモンシロチョウはこの指とまれ
002;指(原田 町) (カトレア日記)
指なめて頁をめくる癖あると知りてよりいつか疎みだしたり
002:指(かのこ) (短歌*かのこ流)
私には似合う指輪はないらしい 結婚するのやめようかしら
002:指(みにごん) (MINI\'S LIFE blog)
指先が溶け出してゆく漆黒の中で会えたらもう死んでいい
002:指(日和小春) (こは短歌)
この指が勢いにのる音楽家ショパンはやっぱり侮りがたし
002:指 (明日はきっといいことがある)
名指揮者タクトを揮う 神経を終演まで尖らせており
002:指(柴田匡志) (明日はきっといいことがある)
名指揮者タクトを揮う 神経を終演まで尖らせており
002:指(佐原みつる) (あるいは歌をうたうのだろう)
親指のつけ根に触れてほんとうの言葉かどうかたしかめている
002:指(春畑 茜) (アールグレイ日和)
春の指反らしてごらん子ぎつねと母ぎつねゆく影のあそびに
002:指(みゆ) (*** ことばあそび ***)
触れた指熱き想いが流れゆく 凍りし心溶け出すように
002:指 (佐田やよい) (言の波紋)
しっぽりと濡れた小指で紅をさす昨夜の熱にうかされながら
002:指(草野つゆ) (草野つゆ@はてな)
包丁で指先切って血がぽたり「その血を僕に舐めさせてくれ」
002:指(ドール) (花物語)
結納は雛人形の立会いと桃のつぼみの婚約指輪
002:指(鬼龍児) (さんさしおん)
指先にうすき炎をともすよう慕いたるなり春の夜雨に
002:指 小軌みつき (小軌みつき-つれづれ日和-)
朝顔のつるくさ指に巻きつけて苦手だったなラジヲ体操 朝顔のつるくさ指に巻きつけて苦手だったなラジヲ体操 朝顔のつるくさ指に巻きつけて苦手だったなラジヲ体操
002:指 (小軌みつき) (小軌みつき-つれづれ日和-)
朝顔のつるくさ指に巻きつけて苦手だったなラジヲ体操 (3連になって失敗しましたので再投稿します)
002:指(野良ゆうき) (野良犬的)
からませた指をほどいていくときに夜はねじれていくようでした
002:指(野良ゆうき) (野良犬的)
からませた指をほどいていくときに夜はねじれていくようでした
002;指(みずすまし) (水紋)
別れ際 曇りガラスに顔よせて指で伝える さ・よ・う・な・ら
002:指(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
採血に我が手を取りし看護婦の指白くして爪の小さき(1763)
002:指 (Iduming☆World)
その指でそのスピードで体温で海と宇宙をつなげてください
002:指(改行やたら好きな人) (骸骨レイアウト)
うち幸子 うまれついてのなまえ負け 期待し過ぎか 雛と指きり
002:指(水都 歩) (水都blog)
げんまんの約束小指からませたあの遠い日は三月二日
002:指(ふしょー) (DEATH IS A LONELY BUSINESS)
指先の信号を読むあなたには隠し通せるはずがないけど
002:指(みずき) (空)
外れない指輪のやうな気だるさがグラスワインを傾けてゐる
002,指 (やまとことのは)
塩舐め指食指人差し指という名前それぞれ平たき一本
002,指 行方祐美 (やまとことのは)
塩舐め指食指人差し指という名前それぞれ平たき一本
002:指(ふふふふふふふ) (題詠マラソン2006)
めをとぢて心で指を折ってみる とおくで思っているひなまつり
002:指(方舟) (方舟)
まづ一尾かかりし感覚指に受け次々かかる公魚を待つ
002.指 (Kagerou つれづれ)
指先でたどるあなたの背なの地図ほほをうめるに程よき窪地
002:指(栗凛) (ス芸紙一重?)
指先で触れて呼吸が出来ぬほど心は君に侵食(おか)されていく
002:指(凛) (臥薪嘗胆)
黙々と携帯メール打つ少女両の親指器用に使い
002:指(小原英滋) (過去と現実)
まろらかなる君の指(おゆび)に絡まれてテールランプの連なるを見る
002:指 (佐藤紀子) (「題詠100首blog」参加作品)
蕗の薹採りて黒土を落とすとき指の先から春に入りゆく
002:指(福々屋大福) (20世紀とラックバック)
できたてのプリンのようにあたたかい君のてのひら指をからめる
002:指(西中眞二郎)再投稿 (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
採血に我が手を取りし看護婦の指白くして爪の小さき *操作ミスで、末尾に無意味な数字が入っていましたので再投稿します。
002:指(御厨しょうこ) (哀よりも愛 愛よりモアイ)
指切りをした瞬間に間違えて赤い糸まで切っちゃったみたい
002:指(丹羽まゆみ) (All my loving ♪)
閑やかな農道に立つ遮断機はひがら一日そらを指さす
002:指(Ja) (chapaとchaiとJaの生活)
吾の指をにぎる手緩み寝入る子の顔をただ見る飽くこともなく
002:指(舞姫) (Thirty One 題詠100首置き場)
またここに来ようと指きりしたけれど雪が降ったらきっと時効だ
002:指(ほにゃらか) (♪おみそしるパーティー♪)
「内緒ね」と指きりしたる約束をみづからほどく貴女(あなた)が嫌ひ
001:風(ほにゃらか) (♪おみそしるパーティー♪)
しなやかに風のかたちをとらへては束のあひだをざざめける木々
002:指(長沼直子) (うたかたの日々*短歌 題詠100首blog*)
絡め合う指から愛はこぼれ落ち前ぶれはなく前ぶれはない
002:指(神ヤ飛魚) (飛魚の徒然なるまま日記)
感情なき傀儡(くぐつ)操る指先のその糸からも感じぬ感情
002:指 (末松さくや) (旅人の空(待ち人の雪別館))
くらべあう指の長さで体温も鼓動もまざるマーブルな夜
002:指(松本響) (春色ぶれす SIDE-D)
真夜中の光は窓を貫いて君の指輪にくちづけをする
002:指(丘村トモエ) (ことばとわたし(丘村トモエ))
指だけは好きだった あの前髪を掻き上げていた骨の節とか
002:指(天野 寧) (三十一文字の毒薬)
広がった指と指輪の隙間から貴方のじゃない愛忍び込む
002,指 行方祐美 (やまとことのは)
塩舐め指食指人差し指という名前それぞれ平たき一本
002:指(ユメハ) (夢見堂)
料理とかお掃除とかは苦手でも指相撲ならきっと負けない
002:指 新津康 (NOTHING WORKS)
君が奏でるピアノ。でも惹かれるのはその音色よりその指先。...
002:指(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園 ー題詠百首のためにー)
罪人の頭に飾る刺草を編む指 なべて人は俯く
002:指(謎彦) (ジャポン玉)
あたしたちいいトコなのに言さへく百済なまりで運指を叱る
002:指(暮夜 宴) (青い蝶)
頼りない天使みたいな君とした指きりがまだほどけずにいる
002:指 やっつん(U151の目線) (U151の目線)
年頃で譲り受けたはいいけれど関節通らぬ母の指輪
002:指(ハナ) (象の求愛ダンス)
あのひとの人差し指の長さまで恋しい 葡萄 苺 あの夜
002:指 (紫峯) (時空の扉)
花挿せば ひひなの白き指先にほんのり淡く春の漂う...
002:指(なかた有希) (* にじのかかるばしょ *)
君の指10本立てて飾っとく花瓶もあるし薔薇持ってきて。
002:指(翔子) (花こみち)
土さぐる指の先には確かなる春の形の白き野蒜よ
002:指(てん) (てんの短歌部屋)
ひとりでは短い夜をさにつろうあなたの指で甦らせて
002:指(みなとけいじ) (海馬)
早春の指とがらせた人に会う知らない街にかかるモザイク
002:指 再々投稿(小軌みつき) (小軌みつき-つれづれ日和-)
朝顔のつるくさ指に巻きつけて苦手だったなラヂオ体操
002:指 (たざわよしなお) (世界を翻訳するための試み)
満員の電車に触れるごつごつとした指の太さに荒げる息は
002:指(かっぱ) (きゅーりをこのむ)
少しだけあなたに触れた指のさき 蝶のあたまの二本のように
指(みあ) (言の葉たち)
見あげてる星はそれぞれちがうけどまだはずせないビーズの指輪
002:指(みの虫) (みの虫が居る「書」のぷらぷら道)
爪あれば指だとおもふ手のひらにさし出だされしあはれ犬の手
002:指(おとくにすぎな) (すぎな野原をあるいてゆけば)
ぴこぴこん方向指示器まねしてる人とこのあと南へ曲がる
002:指 はるな 東 (菜の花の道)
カルチエの三連リング十年のあとは真白き右の薬指
002:指(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
手袋をはづせば春へ透過する指あやふげに浮力をもちて
002:指(夢眠) (夢眠・日々綴り)
窮屈に リングで締まった 指は言う 月日重ねた 幸(さち)物語
002:指(湯山昌樹) (短歌 富士山麓より)
やわらかき指先をそっと包みつつ この幼子の幸(さち)をぞ思う...
002:指(田崎うに) (楽し気に落ちてゆく雪)
君が行く出張の日を指を折り待つ指先と伸ばす爪先
002:指(庄司庄蔵) (庄司庄蔵)
「先生と指が似ている」と言う女生徒の手がかざされたストーブのそば
002:指(くろ) (鎌倉日記)
ひかり色の指揮棒ふればひらきたる紅梅、白梅 正夢なりき
002:指(村上はじめ) (spidyな日々)
木漏れ日が指の隙間を通り抜け そのあたたかさ私に届く
002:指(鈴雨) (鈴雨日記)
指先に鼓動あつめて上昇のちからなるかな 祈るかたちは
002:指(田丸まひる) (ほおずり練習帳。)
「守るよ」ときみが啄む指先もおんなのひとになるしかないの
002:指 (堀 はんな) (たん たん 短歌)
泣き止みて乳房を頼る吾子の目ともみじの指が必死を語る...
002:指(夜さり) (夕さり夜さり)
<半跏思惟>菩薩歯痛のわななきに微熱の指(および)当つるともなし
002:指(島田久輔) (裏庭のきりぎりす)
背負われて足指先を弄われて顔の見えない幼時の記憶
002:指 (はちぶんめblog)
また鉢を枯らしてしまいうなだれてみどりの指でゼリーを掬う
003:手紙 (はちぶんめblog)
届かない手紙をテキストファイル化しデスクトップに「遺言」とする
002:指(史之春風) (はちぶんめblog)
また鉢を枯らしてしまいうなだれてみどりの指でゼリーを掬う
002:指(檜坂王仁) (だって、スピリチュアルなんだもん。)
嫁ぎゆく友の多幸を願ひつつ 指先染む色を贈りし義理堅き白の日
002:指(Yosh) (★光に向かって★)
指折った人生計画の数々が 無常の一吹き 木っ端微塵に
002:指(ひわ) (十日三日月)
軽やかに弦を弾いて笑う人 その指先で我を奏でよ
002:指(新野みどり) (明日は明日の風が吹く)
タンバリン皮の面(おもて)を滑る指tremoloの音生み出していく
002:指(新明さだみ) (ぬ ま み み)
指でしかできない会話 終わりからはじまりまでを繰り返し書く
002:指 (鳴井有葉) (そのための日記)
中指と人指し指をからめても目を閉じててもつまらない人
002:指(魚虎) (脳内に散らばり在りし言の端をDJ的感覚で編む棄てるダム)
バスに雨降りかかる夜におれを見て薔薇を描いた指で彼女は
002:指(山本雅代) (BONY ELBOS)
ごまんといるだろうよ歯向かう奴は指の取れた助手のビーカー
002:指(ぱぴこ) (テクテク)
引き出しに眠る指輪がいつまでも君の変化を否定している
002:指 (クロッカスの歌)
路地裏で夢を売りたる少年が男教師の指を舐めをり
002:指(紫女) (クロッカスの歌)
路地裏で夢を売りたる少年が男教師の指を舐めをり
002:指 (春雨じゃ)
邪魔するなきっと目を上げ吾の指血のにじむほどオカメは噛みぬ
002:指(花夢) (花夢)
ほどかれるものなのだろう指切りを生み出したのはきっと大人で
002:指(萌香) (空の青さをみつめていても)
指きりに必死でしがみついていた果たされるはずない約束に
002:指(素一) (Tanka::Tanken)
穴あきの赤いハートのあまたあり指差すかたち拳銃は似る
002:指 (メソトリウム)
美しい外科医の指とその妻の指の時間を淡く妬めり
002:指(あおゆき) (メソトリウム)
美しい外科医の指とその妻の指の時間を淡く妬めり
002:指(究峰) (思い浮かぶがままに)
指先の示す向こうに故郷の島が見えたる小江原の丘...
002:指(kitten) (kitten song)
髪をくしけずる指先が繰り返し寄せかえす黒い海原
002:指(まゆねこ) (家事、ときどき短歌)
遺伝子のうれしき一つ夫に似て娘の指のすらりと長し
002 指 ベティ (Betty\'s second Bar)
恋人になれと請われて頷けぬ指輪を拒む過去の傷痕
002:指(ことら) (ことらのことのは)
その指でわたしの何を掬ったの 夜の狭間を滴り落ちる
002:指(蝉マル) (蝉の声)
ゆらゆらと手が伸び指が嘴となる荒川静香の白鳥スピン
002:指(斉藤そよ) (つれづれつづり)
指にゆき ちひさなぬくみ 傷ぐちにエゾカンゾウの種をうづめる
002:指(遠山那由) (百億粒の灰の鳴る空)
きれぎれに聴こえるショパン鍵盤を子犬のように飛び跳ねる指
002 指 (酒童子) (酒童子「歌」ワールド)
指絡めまたねと言った一年前 故郷を出た君の消息
002:指(月影隼人) (人間万事塞翁が馬)
ゆっくりと力を込めた指先で「あいしてます」と君に想いを...
02:指(そばえ) (日照雨)
手袋に指が届かぬさびしさをそれぞれ持ちて三人姉妹
002:指(和良珠子) (the strange of stranger)
病む姉の白い指からほとほとと連なり落ちる千の鶴の首
002:指(yurury**) (Scene-Flow into space*写真短歌・五行詩)
指先に切符冷たし改札は風とわれ往(ゆ)く寂しき小径
002:指 (ケビン・スタイン) (In Other Words・別の言葉で)
食卓をいつも叩いていた君の妙にリズムの乱れた指紋
002:指(みち。) (虹色アドレナリン。)
探ったり 撫でたり 涙拭ったり だけど隙間を埋められぬ 指
002:指(まつしま) (心の空)
恋の文字なぞる指にはピンクだと決めているのだマニュキュアの色
002:指(振戸りく) (夢のまた夢)
スプーンに映したような顔をして指輪の跡をそおっとなでて (振戸りく)
002:指(素人屋) (素人屋雑貨店)
指と指つなげばもっと淋しいよ・・・もっと。あなたを友だちと呼ぶ
002:指(KARI-RING) (ほとりほとりと藍色の海)
指先をうんと伸ばせば届くから俺はお前を引っ張り上げる
002:指(yurury**)(再投稿) (Scene-Flow into space*写真短歌・五行詩)
指先の切符抜けたし改札はきみを残してわれのみ往く路(みち)
002:指(林本ひろみ) (いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ)
銀杏の木寂しい心の置き場所を枝で指さす夕焼けの空
002:指(濱田花香) (紅葵爽♪)
誰誘う カップをなぞる長き指 動き艶めき眼も外せず
002:指(振戸りく)再投稿 (夢のまた夢)
スプーンに映したような顔をして指輪の跡をそおっとなでて
002:指(もけこ) (!セバスチャンの暴挙!)
簡単にほどけてしまうものだけど割り切らなかった細く固い指
002:指(田咲碕) (いたずらっこ)
「遺伝してしまったね」言い我が指をさする母の手 乾燥の冬
002:指(夢麿) (夢幻泡影)
お刺身をいただきながら君に訊く蛸の指って吸盤のトコ?
002:指(mamaGON) (赤い椅子)
手の指の細くて長い幼子はわれになきプラスの遺伝子を持つ
002:指(本原隆) (それについて)
優しさと柔らかさまでおんなじで指をつたって心に落ちる
002:指 (走ったり、歩いたり、時には寝転がったり。)
何もないはずの空だが人肌の温もり絡むはお前の指か
002:指 ( 風十 ) (走ったり、歩いたり、時には寝転がったり。)
何もないはずの空だが人肌の温もり絡むはお前の指か
002:指(toshie) (題詠100首blog)
幼子のように指にて吾がなぞる「愛」という字に思いふくらむ
002:指(フワコ) (きくとわたし)
指先についた綿あめ舐めながら「いちばん好き」と笑い合ったね
002:指(船坂圭之介)再投稿 (kei\'s anex room)
ゲンマンをして居るきみの小指にも春風そっと口づけて行く
002:指(西宮えり) (aglio-e-olio)
臨界値越えて愛するとき指はかけらとなってまな板にのる
002:指(やすまる) (やすまる)
黄昏にヒマラヤ杉の天辺の枝は指し示す 魂への扉(と)
002:指(黒田康之) (今日の、おUTA)
ささくれた指に染み込む夜のあお青々としてまどろみを断つ
002:指 (保井香) (パパは乳牛屋)
指先が触れてもきゅんとしなかったので本件は恋不認定
002:指(折口弘) (はっちんずBLOG)
好きだなと私の指を誉める君 ねぇほかのとこ触れなくていいの
002:指 (内田かおり) (題詠2006深い海から)
泥玉が小さな指に包まれてそっと置かれる靴箱の中
002:指(落合朱美) (言の葉帖)
顔も名も遠い昔に忘れてもまだ覚えている声と指先
002:指(オオタセイイチ) (angle。)
10本の指が大地をつかんでる空にまっすぐ突き刺さる朝
002:指(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
洗い髪指に絡めて湯上がりの肌もてあます君のいない夜
002:指 (にしまき) (びおん書局 ※にしまき※)
声を出し年を数えて指を見る折れずに握る忘れたいもの
002(川内あおいずみ) (青泉の部屋)
発作前に指のこわばりありしこと思い出すのは入院後なり
002:指 (ひこうき雲)
こんなにもうみがとおくにみえるからこのまま指をつないでほしい
002:指(瑞紀) (歌信風(かしんふう))
絡まりし縁(えにし)の糸を解(ほど)きゆく指はしづかにためらひもなく
002:指(現川尋香)ミミーシャの部屋 (ミミーシャの部屋)
白魚のような自慢の指先に一筋痛くあかぎれはしる
指(智理北杜) (智理北杜)
指先をゆらゆら揺れる陽炎に数々の過去移ろい行きて...
002:指(癒々) (Romantic irony)
冷え切った指先包む人もなく ひとりぼっちの街の隅っこ
002:指(市川周) (ミルミルを飲みながら)
親指姫の足の小指の爪に描く梵字がきっとナノテクノロジー
002 指(美鈴) (大和撫子)
赤き糸 小指と小指 結ばれし まだ見ぬ君に 想いを寄せて
002:指 (游 ききあ) (納戸)
指先に探られ惑う君はまだ乾いた心を隠し持ってる
002:指。 (P) (猫の毛玉 別荘 -しろうとたんか-)
中指と小指のあいだ ちと寒い あったまる日も遠からじ自分のことではありませない。アシカラズ。
002:指。 (P) 再投稿 (猫の毛玉 別荘 -しろうとたんか-)
中指と小指のあいだ ちと寒い あったまる日も遠からじ
002:指(秋野道子) (気まぐれ通信)
行き先を間違いあった糸たちが導かれてく織姫の指
002:指(稲荷辺長太) (マシンガンスキップ アドリブマニュアル)
しみじみと枯山水の趣の指紋を見てて過ぎた半日
002:指(animoy2) (~うたよみ日記(短歌とともに)~)
重ねたる指にすべてを込めてみる言葉でこぼれ落ちたる何か
002:指(飛鳥川いるか) (しぐなすの短歌感電ノート)
白木蓮(はくれん)の真夜さかむけの指をもてをとこが撫づるCtrlキー
002:指(藤原 湾) (湾の歌詠の日々。)
差し出した冷えた指先白い息 指を絡めて歩く雪道
002 指 (よっきゅん) (よっきゅんの100首)
指鳴らし 注文をする バカ発見 見つめる先は 大きな鏡
002:指(ゆあるひ) (ゆあるひの鍛高短歌4)
乳飲み子と指を比べて笑む我が子小さき者には勝てるはず無し
002:指(owl) (さもあらばあれ)
手の甲を指でなぞれば熱い頬が嘘みたいな冷たい小指
002:指 (pig_pearl) (ブタに真珠)
君の頬 そっと這わせる 指先に 涙一粒 春の宵
002:指(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
べったりと指紋をつけて返された小さなかがみ胸に一枚
002:指 (pig_pearl) 再投稿 (ブタに真珠)
君の頬 そっと這わせる 指先に 涙一粒 春の夜更け
002:指(新谷休呆) (新谷休呆の短歌の部屋)
蜂蜜の滲みた指先嘗めてゐる仔猫のやうな君の舌先
002:指(丹羽まゆみ)再投稿 (All my loving ♪)
閑やかな農道に立つ遮断機はひがな一日そらを指さす
002:指(嶋田電気) (目的なんていつも後付け。)
公園ではじめてあった人たちと将棋を指している水曜日
002:指(ざぼん) (グレイト・エスケイプ!)
痛ましい動作の浸みた指先で眠る子の頬おづおづと撫づ
002:指(矢野結里子) (Leaf-Life-Feeling)
その指で奏でる心とけこんで空気すべてがつながってゆく
002:指(つきしろ) (halcyon days)
十本の指を絡めて誓い合う、春の日差しのようなほほえみ
002:指(濱屋桔梗) (桔梗の独白)
我が指を掴む幼い掌の 儚さについ見惚れてしまう
002:指(中村うさこ) (みすずかる信濃の庵(いお)の歌綴り)
裏の鍵、ガス、アイロンと指差していざ出で行かん老いの習慣
002:指(透明) (limerence)
連絡がない週末は暗闇に指を噛まれて泣いていました
002:指(芹澤京乃) (りなときょうのの迷走記録。)
家路恋いいと頼りなき十指もてモニタの中の敵(かたき)に挑む
002:指(yasubow) (忘れえぬ人々)
古桜 幹まで暖かい夜に逢えば第2間接まで温かいんです
002:指(yasubow):再登録 (忘れえぬ人々)
古桜 幹まで暖かい夜に逢えば第2関節まで温かいんです
002:指(yasubow):再登録 (忘れえぬ人々)
中指をきつく折れば四月ぬくく薄きピンクは透明になる
002:指(寺田 ゆたか) (素浪人Joeのスローライフ)
いと白きほそき指にて持ちあぐる轆轤(ろくろ)の上の信楽の土
002:指(川内青泉) 再投稿 (青泉の部屋)
発作前に指のこわばりありしこと思い出すのは入院後なり
002:指(我妻俊樹) (喜劇 眼の前旅館)
吉田家が指さされてる電柱が「待て」のできない犬の便器に
002:指(村本希理子) (きりころじっく)
はじつこに指紋のついたセロテープにて補修してゐる母子手帳
002:指(美里和香慧) ( Popん?TANKA)
しろつめくさのくびかざりあむ指さきは白く幼い恋の約束
002:指(いちぼん) (空も、つながっている)
こうやって開くんだよと傘を持つ幼子の手に指先添える
002:指(ひろこ)(ひろたんの創作日記) (ひろたんの創作日記)
指先でこそぶりあいっこしていると 体温もりほんわかするよ
002:指(なかはられいこ) (みんなだれかの夢だから)
幾億の言葉を秘匿する指とたった一語を洩すくちびる
002:指(村上きわみ) (北緯43度)
じきに泣き出す少年のためゆうぐれの指をあつめてしずかに待った
002:指(村上きわみ) (北緯43度)
じきに泣き出す少年のためゆうぐれの指をあつめてしずかに待った
002:指(内田誠) (その言葉の行方)
悲しみに消え入りそうな正しさをかざす光をさがす指先
002:指(理宇) (±籠)
はだの上無邪気なこどものフリをしてたんたんと触れるのはあたしの指
002:指(志岐) (日々の徒然)
約束と言ってあの日に結んだの逝ってしまったあなたの小指と
002:指(眞木) (ひとりももうた)
吾と君をつなぐ縁は横の糸結ぶ小指も心もとなし
002:指(黄菜子) (月待ち人の窓辺)
親指の太く短くあればこそしっかと握れるリレーのバトン
002:指(kira-kura) (遠く離れて ~From a Distance~)
6月の3日間に夢託し指おりかぞえ待つ祭典
002:指(今泉洋子) (sironeko)
絡めあふ指(おゆび)しだいに解(ほど)けゆき君はしふしふ寝息たて初む
002:指(David Lam) (でたらめなうたどもよ!)
君に逢うつもりもない夜 指先のグリスの汚れ妙に気になる
002:指(小早川忠義) (ただよし)
キー打てど打てども浮かばぬ歌の魂 二十一本目の指を思ふ
002指(クロエ) (90%の幸福)
フェンス越しの風が優しすぎるから指絡ませゆく衝動
002指(クロエ) 再投稿 (90%の幸福)
フェンス越しの風が優しすぎるから指を絡ませてゆく衝動
002:指(白玉だんご) (だんごのきもち)
百人の歌詠み人に生業(なりわい)で荒れたる指を持つは幾人(いくたり)
002:指 (だんごのきもち)
百人の歌詠み人に生業(なりわい)で荒れたる指を持つは幾人(いくたり)
002:指(笹井宏之) (【些細】)
バスタブへ指をひたせば全身が孔雀ように羽をひらいた
002:指(cocoa) (cocoaのうたにっき)
降りつもる雪は静かにぬぐいます もう汚れてもいい指だから
002:指(桑原憂太郎) (桑原憂太郎.com)
抱かれし男の数を指折りて我に教えむ受け持ちの女生徒
002:指(寒竹茄子夫) (鶴太屋別館「マニエリスム」)
痙攣につれし小指(をゆび)の音楽が弾きだす生のあとなきメロディ
002:指(twinkle) (◆kirakira)
手の垢にまみれた小さな水晶を撫ぜる 指 きみはナルシス
002:指(びっきい) (チョキで殴るぞ!)
君にやる指輪はないよ あまつさえ指輪代わりのチクワもないよ
002:指(nao-p♪) (私サイズの日々)
その指はどういう風に私を狂わせそして捨てるのだろう
002:指(れむ) (あま~い短歌)
文節のどれかがいつもないんですE.T.の指くちびるを押す
002:指(沼尻つた子) (リップサービス)
床擦れを背負った狢(ムジナ)にねぶらせるままにしておく左薬指
002:指(ちゅう) (ちゅう …ノラのつぶやき…)
サラサラと春陽さし駅を発つ 指差し確認横顔見せて
002:指(柴田菜摘子) (パイロットランプ)
体育はいつも見学してた君フェンスにからめた指は細くて
002:指(星桔梗) (風船がわれるまで)
指先が絡まるほどの仲じゃない追い詰められたら逃げればいいさ
002:指(ちゅう)再投稿 (ちゅう …ノラのつぶやき…)
サラサラと春陽差し込む駅を発つ 指差し確認横顔見せて
002:指(ひじり) (みじかうた)
触れたくて行きつ戻りつすくむ指背中へ隠してそっと溜息
002:指(星川郁乃) (Air Station)
指先で尖ってるのは七日前ひらいたはずのおまえの小骨
002:指(ヒジリ) (*tRIGger.)
差しだされあなたの親の指ふくみ明日会うのになリアル親とも
002:指(もりたともこ) (短歌、すきです。)
指先で星をつないで描(えが)きだす願い 陽射しに隠されるまで
002:指(小籠良夜) (DARKSIDE OF THE MOON)
裏切りはいつだってある 愛しても指切りなんてするもんじゃない
002:指(小籠良夜) (DARKSIDE OF THE MOON)
裏切りはいつだってある 愛しても指切りなんてするもんじゃない
002:指(ゆづ) (透明ランドセル)
呼吸器のひとつひとつを愛でている指が知らない生物になる
002:指(あんぐ) (あんぐの短歌)
五七五に七七と指折りすぎて指骨折した 夢の中だが
002:指(本田瑞穂) (空にひろがる枝の下から)
ばんばんばん、急にきこえてきた歌詞が指のうごきを確実にする
002:指 (風見鶏)
指をさす空の手前の風見鶏 うしろはまへでまへはうしろで
002:指 (砺波湊) (みなとぶろぐ)
曇り空に浮かんだ三日月のような 白くねじれた指をながめる
002:指 (香山凛志) (東京パピヨン)
でも愛はたった一度の指きりのような脆さで佇んでいる
002:指(宮沢耳) (MIMI NO UTA ~題詠100首blog)
トントンと机をたたく指先は知らず知らずにエリーゼを弾く
002:指(神川紫之) (圏外圏)
そのきゃしゃな指がせかいをおえる (わたしの) せかいがおわる さよなら
002:指(百田きりん) (きりんメモ)
輪郭を指でなぞっているうちに大きくなってしまった愛を
002:指(わたつみいさな。) (乱切りくじら)
その指で した約束もセックスもリストカットに十分過ぎて
002:指(幸くみこ) (そこそこがんばる)
ばあちゃんのひしゃげたあられのカンカンに 指ぬき、針山、ズロースのゴム
002:指(犬飼信吾) (アバタニエクボ)
中指とちんちん立てて エアーズロックで叫んだ愛「Fuck you」
002:指(丸山太一) (短歌 Before Sleeping)
強かった頃の親父とおんなじで指の関節鳴らすのが癖
002:指(澁谷 那美子) (題詠100首に参加中)
熱きこと 確かめるごと 指先が 君の額の 上に留まる...
002:指(水風抱月) (朧月夜に風の吹く。)
願込めて月の面端をなぞる指 月よ墜つるな祈りの重さに
002:指(やな) (やなさんの基地)
こわごわと触れた指先 少しだけ棘が刺さると思ってました
002:指(ハル) (木漏れ日気分~題詠マラソンblogと過去の詩と短歌)
指先に金色の糸曳きながら春を奏でるたおやかな人
002:指(わかば) (わかばのうた)
くちびるを指で押さえて預言者よ私の旅を自転といわせて
002:指 (可燃性連鎖)
少しばらばらのBGMかけてクーピーで描く 消える指紋を
002:指(goldfish) (月と金魚鉢)
指の先しろい粉つけてジャンプする コーチがいれば空のうえです
002:指(しょうがきえりこ) (GakiDay's TANKA)
今指が感じたままの感触を君に伝える言葉がほしい
002:指(繭) (hallo hallo!!)
触れ合った指先 ぶつかり合った視線 永遠にすら感じる1秒
002:指 (あみー) (手遊びBlog)
ほんとうはひとりになんてなれなくてさよならと書く指がふるえる
002:指(池田潤) (神様、ぼくは。)
薄紅の関節をした指の人。想いし人に似てるか、僕は。
002:指(なまねこ) (路地裏稼業)
約束は果たされぬままあの夏におきざりの熱 遠いゆびきり
002:指(なまねこ)再投稿 (路地裏稼業)
約束は果たされぬままあの夏におきざりの熱 遠い指切り
002:指(るくれ) (とっても単純なこと)
ほんとうにごめん一緒にいてください曲がった指を握ってください
題詠100首blog/002:指 (キサラギウタ)
ひとつでもわかりたくって中指に意識を置いて飲みこんでみた (宮田ふゆこ)
002:指(水野 華也子) (華奴のふらここblog)
指先にエレベーターの灯をともし命をかけて今日を占う
002:指(路喜) (水陸両用)
過失とむきあう夜半の食卓 指の腹噛み平穏保つ
002:指 (如月綾) (お気に召すまま)
あの頃に戻れたらいいね 指切りで約束破らずいられた頃に
002:指(のんちゃん) (のんちゃんの衣裳部屋裏)
血がついたら洗えばいいし飯も食えると人差し指と中指口へ
002:指(あめあがり) (あおいかいだん)
わが指が血の紅(あか)を知るその日から われは命の重み知りたり
002:指(くまのこ) (あめふりくまのこ)
指切りをしたあの日からTシャツがいのちでじわり重くなり、夏
002:指(睡) (Melting*Diary)
三声のバッハを奏でる指先が染まりだす午後 月を導く
002:指(岩井聡) (North Marine Drive)
風に指、そして旅路は砂の果て灼けば血となる香料の名を
002:指(Harry) (四月なかなか)
ガラス管の扱ひをちと間違へて人差し指につけし傷痕
002:指 (お気楽堂) (楽歌三昧)
吾が指の這う首背中ふくらはぎ君の喉からもれる嘆息
002: 指 (ひらそる) (*ひねもすもずく*)
いかにも真面目くさったA君と10年後ここで逢おうとゆるい指きり
002:指(本田あや) (明晃晃)
触れてくる人差し指が熱いので 正しい恋と思えてしまう
Unknown (万美愛任叶結実)
指 (日下智世) 寂しさの分だけ指輪隙間できくるくる回る私の気持ちも。
002:指(のんしゃらん) (のんしゃらん)
うつむきてきみがハモニカならすたび指のすきよりほろほろわおん
002:指(たかし) (短いが身近というお話)
彼方から軍歌近づく午後のこと百合の花粉で指を汚して
002:指(碓井和綴) (雨歩日記)
撫でていく1本2本の愛おしく夜のはじまり指輪を脱がす
002:指(長岡秋生) (廊下に座る)
指ですくうバジルソースに泣いている子猫みたいな足跡残す
002指(帯一 鐘信) (361℃)
ストローの袋をいじるこの指はお使いに行く子供でゴメン
002 :指(佐藤羽美) (one hundred gumdrops , elephants and sandals)
春だからこころやさしい恋人の青い指先くだけてしまう
002:指(橋都まこと) (笑って東京サヴァイヴァル)
指の背を擦り剥きつつも淡々と一枚一枚衣を洗う。
002:指 (2006R57577)
疑いのない指先で木製のいちごのボタンひとつ
002:指 (杉山理紀)再投稿 (2006R57577)
疑いのない指先で木製のいちごのボタンひとつ買います
002:指(瀧村小奈生) (陽だまりのふちっこで ver.2)
指先がしんと痛むと言う人のヒトサシユビを抱いている夜...
002:指(小春川英夫) (さるさるパパ)
親指は憂鬱。絵文字も顔文字も自分の気持ちは伝えないから
002:指(小太郎) (ねこのにくきゅう)
指先が覚えた君の耳たぶの形さを真似てくるむ餃子
002:指(九慈八幡) (短歌と非短歌の狭間で~短歌や日記やエッセイ)
指冷ます無邪気な流れ 人里をわずか離れて夏蝉の群れ
002:指 (ギンガムクロス)
手を振って後ろを向いて中指の根元に溜まるビビッドカラー
002:指(門哉彗遥) (Nambo no Monya?)
中指を少し折り曲げ 波の音聴きたかったんだただそれだけ
002:指(紺乃卓海) (ぷらんたー)
ほら骨はこんな先端まで及び指先までも地上に留む
002:指(湖雨) (waffle)
「ほら、やっぱり」あたしをすべて知っている君の中指 音が遠のく
002:指(yuri.) (なつのよるに、うまれてきた気がする。)
絵の具さえ千切れないならその指もしずかにひかる洗面器の底
002:指(野田 薫) (さしあたり大丈夫)
丁寧に指紋舐め取る八月にごめん 真っ赤な体になるね
002:指 (心を種として)
くちびるに人差し指をふとあてる姿愛しや花占(はなうら)の君
002:指(笹井宏之)再投稿 (【些細】)
バスタブへ指をひたせば全身が孔雀のように羽をひらいた
002:指(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
指切りをするってことが大切で約束なんてどうでもいいの
002:指 (詠題100首blog-あいっちのうたあそび。)
ふと触れた君の指さきこんなにもかなしくなると思わなかった
002:指(edocko) (RYU's Monologue)
軽やかに 鍵盤叩く 細い指 紡ぐ音色に 聞き惚れる僕
002:指(けこ) (あきのうた声)
四分の三年間も会わぬ指 わすれたまふな 我のぬくみを
002:指(shall3) (山歩き録)
さまよいてボタン押さんと指は這う目覚まし音の携帯電話
002:指(椎名時慈) (ワレ短(壊れ短歌))
指絡め約束したまま離せない守れないことわかっているから
002:指(まほし) (うた・たね)
やわらかくベースの弦をはじくため固くきたえた指こそ誇り
002:指(minto) (@100@)
敬礼をする指は美し凛々しくも 時の止まつた写真の中で
002:指(minto) (@100@)
敬礼をする指は美し凛々しくも 時の止まつた写真の中で
002:指(徳田ゆきこ) (題詠100)
いつだって理性は見ないふりをするマニキュアを塗るわが指先を
002:指(大辻隆弘) (大辻隆弘 題詠100首のために)
ひとすぢの指として陽は濡れながらわたしの頬をなぞつて行つた
002:指 (象と空)
泥酔の指切りげんまん柿八年記憶がなくて後悔もなく
002:指 (浅葱) (空耳の森*番外地)
指先に伝わる温もり 直感で優しき笑顔の人と思えり
002:指(平岡ゆめ) (le petit cahier)
指だけは知っているから理由など捨てていいのだ夏の真ん中
002:指 (nine) (songs)
見られては困るもの全部隠せたか指差し確認君が来る前
002:指(青山みのり) (わざとじゃないもん!)
指先にオトコの色をにじませて給食袋つかみ取りたり
002:指(千) (Mille et une nuits―題詠100首blog)
義母となるひとより届きしぶどう撫で指の先から家族となりゆく
002:指(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
筒井さんちの爺さんの言ふことならば聞いて悪うない『壊れかた指南』 (筒井康隆 文芸春秋)
002:指(久野はすみ) (月の融点)
フエルトの指人形の姫さまの悲運を愉しむ春の少女は
002:指(中野玉子) (薔薇がなくちゃ生きていけない)
指のない手袋のなかお互いにくっつき合って指さんざめく
002 指 (文月万里) (Kagerou つれづれ)
指先でたどるあなたの背なの地図 ほほをうめるに程よき窪地
002:指(新井蜜) (暗黒星雲)
中指の付け根の白い傷跡の痛みを思い出せないでいる宵
002:指(エクセレント安田) (風流三昧)
親指で力比べの指相撲思わず熱と気合が入る
002:指(風マリア) (風マリア -☆- 荒川静香選手、金メダルおめでとう♪)
春めいて薄明かりさす水曜日。それでも指は凍った時計。
002:指(上田のカリメロ) (ほわほわの森)
鍵盤の上の指先みつめつつ 幼き子らの成長を知る
002:指(逢森凪) (みそじのみそひともじ)
その指をを恋うるこの指 ふれたくてのばすこの指からめとる、指
002:指(小雪) (朱紗)
君の手は真珠のごとく輝いて白魚の指若かりし頃
002:指(はこべ) (題詠100首)
美しき頬に触れたる指先の 弥勒菩薩は大和の古寺
002:指(畠山拓郎) (想いまっすぐに)
ペンを持つ細さが痛い君の指そんなにいつも強がらなくても
002:指(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
「もういいの?」絡めた指を撫でながら一本いっぽんもいでいく人
002:指(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
「もういいの?」絡めた指を撫でながら一本いっぽんもいでいく人
002:指(逢森凪)(再投稿) (みそじのみそひともじ)
その指を恋うるこの指 ふれたくてのばすこの指からめとる、指 「を」が重複してました。再投稿します。
002 指(美山小助) (小助の和歌)
瞳閉じ か弱く細き 指先が 微かに震え わが頬に触る
002:指 (里坂季夜) (コトノハオウコク)
水底の闇にまぎれて焦げたのは尾鰭の先かそれとも小指
002:指(ねこまた@葛城) (ねこちぐら)
幼子は小さき指を差し延べて春つかまえると無邪気に笑う
002:指 (水沢遊美) (ふんわりんさまの想ひ人)
今生のせつなさがみな集まりき シャガールの青 君の指先
002:指(五十嵐きよみ) (ドン・ジョヴァンニはアリアを歌わない)
ギタリストらしからぬ指をもつ彼と気が合いデュオを組んで半年
002:指(水須ゆき子) (ぽっぽぶろぐ。)
さみしいと言えばどこまで伸びて来るあなたの指の爪の冷たさ
002:指(aruka) (外灯都市)
うしなったことばを語る笛があり小さな指が付属している
002:指(新藤伊織) (月が堕ちるころ)
雨を呼ぶ六月生まれは中指のペディキュアだけが剥がれてしまう
002:指(愛観) (ひ と ひ ら こ と ば)
窓ガラス少し大きい手の跡に指を重ねて君想っている
002:指(きじとら猫) (きじとら小部屋)
荒れ果てた小手指ヶ原(こてさしがはら)古戦場 武士(もののふ)たちの無念渦巻く
002:指(渡辺建太) (nostalgie)
鋭さを指でなぞった地下鉄の窓に映ったアイ・コンタクト
題詠100首blog 002:指 (kei\'s anex room)
002:指 ゲンマンをして居るきみの小指にも春風そっと口づけて行く 船坂圭之介
002:指 (青野ことり) (こ と り の ( 目 ))
ごつい手の節くれだった指先が生む三月のお茶会の菓子
002:指 (青野ことり) (こ と り の ( 目 ))
ごつい手の節くれだった指先が生む三月のお茶会の菓子
002:指(空色ぴりか) (題詠100首blog/空色ぴりか)
指紋にて鍵を掛けたりはずしたりできる「未来」に我は今ある
002:指(スガユウコ) (ココロに花を)
指を折り5.7.5.7のステップでミソヒトモジの森を歩こう
002:指(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
幾度の春の残りし指折りて数ふる吾の春を待ちをり
002:指(富田林薫) (カツオくんはかもめ第三小学校5年3組&『まぐろ袋ブログ』)
一面の菜の花畑の一番のモンシロチョウはこの指とまれ
002;指(原田 町) (カトレア日記)
指なめて頁をめくる癖あると知りてよりいつか疎みだしたり
002:指(かのこ) (短歌*かのこ流)
私には似合う指輪はないらしい 結婚するのやめようかしら
002:指(みにごん) (MINI\'S LIFE blog)
指先が溶け出してゆく漆黒の中で会えたらもう死んでいい
002:指(日和小春) (こは短歌)
この指が勢いにのる音楽家ショパンはやっぱり侮りがたし
002:指 (明日はきっといいことがある)
名指揮者タクトを揮う 神経を終演まで尖らせており
002:指(柴田匡志) (明日はきっといいことがある)
名指揮者タクトを揮う 神経を終演まで尖らせており
002:指(佐原みつる) (あるいは歌をうたうのだろう)
親指のつけ根に触れてほんとうの言葉かどうかたしかめている
002:指(春畑 茜) (アールグレイ日和)
春の指反らしてごらん子ぎつねと母ぎつねゆく影のあそびに
002:指(みゆ) (*** ことばあそび ***)
触れた指熱き想いが流れゆく 凍りし心溶け出すように
002:指 (佐田やよい) (言の波紋)
しっぽりと濡れた小指で紅をさす昨夜の熱にうかされながら
002:指(草野つゆ) (草野つゆ@はてな)
包丁で指先切って血がぽたり「その血を僕に舐めさせてくれ」
002:指(ドール) (花物語)
結納は雛人形の立会いと桃のつぼみの婚約指輪
002:指(鬼龍児) (さんさしおん)
指先にうすき炎をともすよう慕いたるなり春の夜雨に
002:指 小軌みつき (小軌みつき-つれづれ日和-)
朝顔のつるくさ指に巻きつけて苦手だったなラジヲ体操 朝顔のつるくさ指に巻きつけて苦手だったなラジヲ体操 朝顔のつるくさ指に巻きつけて苦手だったなラジヲ体操
002:指 (小軌みつき) (小軌みつき-つれづれ日和-)
朝顔のつるくさ指に巻きつけて苦手だったなラジヲ体操 (3連になって失敗しましたので再投稿します)
002:指(野良ゆうき) (野良犬的)
からませた指をほどいていくときに夜はねじれていくようでした
002:指(野良ゆうき) (野良犬的)
からませた指をほどいていくときに夜はねじれていくようでした
002;指(みずすまし) (水紋)
別れ際 曇りガラスに顔よせて指で伝える さ・よ・う・な・ら
002:指(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
採血に我が手を取りし看護婦の指白くして爪の小さき(1763)
002:指 (Iduming☆World)
その指でそのスピードで体温で海と宇宙をつなげてください
002:指(改行やたら好きな人) (骸骨レイアウト)
うち幸子 うまれついてのなまえ負け 期待し過ぎか 雛と指きり
002:指(水都 歩) (水都blog)
げんまんの約束小指からませたあの遠い日は三月二日
002:指(ふしょー) (DEATH IS A LONELY BUSINESS)
指先の信号を読むあなたには隠し通せるはずがないけど
002:指(みずき) (空)
外れない指輪のやうな気だるさがグラスワインを傾けてゐる
002,指 (やまとことのは)
塩舐め指食指人差し指という名前それぞれ平たき一本
002,指 行方祐美 (やまとことのは)
塩舐め指食指人差し指という名前それぞれ平たき一本
002:指(ふふふふふふふ) (題詠マラソン2006)
めをとぢて心で指を折ってみる とおくで思っているひなまつり
002:指(方舟) (方舟)
まづ一尾かかりし感覚指に受け次々かかる公魚を待つ
002.指 (Kagerou つれづれ)
指先でたどるあなたの背なの地図ほほをうめるに程よき窪地
002:指(栗凛) (ス芸紙一重?)
指先で触れて呼吸が出来ぬほど心は君に侵食(おか)されていく
002:指(凛) (臥薪嘗胆)
黙々と携帯メール打つ少女両の親指器用に使い
002:指(小原英滋) (過去と現実)
まろらかなる君の指(おゆび)に絡まれてテールランプの連なるを見る
002:指 (佐藤紀子) (「題詠100首blog」参加作品)
蕗の薹採りて黒土を落とすとき指の先から春に入りゆく
002:指(福々屋大福) (20世紀とラックバック)
できたてのプリンのようにあたたかい君のてのひら指をからめる
002:指(西中眞二郎)再投稿 (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
採血に我が手を取りし看護婦の指白くして爪の小さき *操作ミスで、末尾に無意味な数字が入っていましたので再投稿します。
002:指(御厨しょうこ) (哀よりも愛 愛よりモアイ)
指切りをした瞬間に間違えて赤い糸まで切っちゃったみたい
002:指(丹羽まゆみ) (All my loving ♪)
閑やかな農道に立つ遮断機はひがら一日そらを指さす
002:指(Ja) (chapaとchaiとJaの生活)
吾の指をにぎる手緩み寝入る子の顔をただ見る飽くこともなく
002:指(舞姫) (Thirty One 題詠100首置き場)
またここに来ようと指きりしたけれど雪が降ったらきっと時効だ
002:指(ほにゃらか) (♪おみそしるパーティー♪)
「内緒ね」と指きりしたる約束をみづからほどく貴女(あなた)が嫌ひ
001:風(ほにゃらか) (♪おみそしるパーティー♪)
しなやかに風のかたちをとらへては束のあひだをざざめける木々
002:指(長沼直子) (うたかたの日々*短歌 題詠100首blog*)
絡め合う指から愛はこぼれ落ち前ぶれはなく前ぶれはない
002:指(神ヤ飛魚) (飛魚の徒然なるまま日記)
感情なき傀儡(くぐつ)操る指先のその糸からも感じぬ感情
002:指 (末松さくや) (旅人の空(待ち人の雪別館))
くらべあう指の長さで体温も鼓動もまざるマーブルな夜
002:指(松本響) (春色ぶれす SIDE-D)
真夜中の光は窓を貫いて君の指輪にくちづけをする
002:指(丘村トモエ) (ことばとわたし(丘村トモエ))
指だけは好きだった あの前髪を掻き上げていた骨の節とか
002:指(天野 寧) (三十一文字の毒薬)
広がった指と指輪の隙間から貴方のじゃない愛忍び込む
002,指 行方祐美 (やまとことのは)
塩舐め指食指人差し指という名前それぞれ平たき一本
002:指(ユメハ) (夢見堂)
料理とかお掃除とかは苦手でも指相撲ならきっと負けない
002:指 新津康 (NOTHING WORKS)
君が奏でるピアノ。でも惹かれるのはその音色よりその指先。...
002:指(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園 ー題詠百首のためにー)
罪人の頭に飾る刺草を編む指 なべて人は俯く
002:指(謎彦) (ジャポン玉)
あたしたちいいトコなのに言さへく百済なまりで運指を叱る
002:指(暮夜 宴) (青い蝶)
頼りない天使みたいな君とした指きりがまだほどけずにいる
002:指 やっつん(U151の目線) (U151の目線)
年頃で譲り受けたはいいけれど関節通らぬ母の指輪
002:指(ハナ) (象の求愛ダンス)
あのひとの人差し指の長さまで恋しい 葡萄 苺 あの夜
002:指 (紫峯) (時空の扉)
花挿せば ひひなの白き指先にほんのり淡く春の漂う...
002:指(なかた有希) (* にじのかかるばしょ *)
君の指10本立てて飾っとく花瓶もあるし薔薇持ってきて。
002:指(翔子) (花こみち)
土さぐる指の先には確かなる春の形の白き野蒜よ
002:指(てん) (てんの短歌部屋)
ひとりでは短い夜をさにつろうあなたの指で甦らせて
002:指(みなとけいじ) (海馬)
早春の指とがらせた人に会う知らない街にかかるモザイク
002:指 再々投稿(小軌みつき) (小軌みつき-つれづれ日和-)
朝顔のつるくさ指に巻きつけて苦手だったなラヂオ体操
002:指 (たざわよしなお) (世界を翻訳するための試み)
満員の電車に触れるごつごつとした指の太さに荒げる息は
002:指(かっぱ) (きゅーりをこのむ)
少しだけあなたに触れた指のさき 蝶のあたまの二本のように
指(みあ) (言の葉たち)
見あげてる星はそれぞれちがうけどまだはずせないビーズの指輪
002:指(みの虫) (みの虫が居る「書」のぷらぷら道)
爪あれば指だとおもふ手のひらにさし出だされしあはれ犬の手
002:指(おとくにすぎな) (すぎな野原をあるいてゆけば)
ぴこぴこん方向指示器まねしてる人とこのあと南へ曲がる
002:指 はるな 東 (菜の花の道)
カルチエの三連リング十年のあとは真白き右の薬指
002:指(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
手袋をはづせば春へ透過する指あやふげに浮力をもちて
002:指(夢眠) (夢眠・日々綴り)
窮屈に リングで締まった 指は言う 月日重ねた 幸(さち)物語
002:指(湯山昌樹) (短歌 富士山麓より)
やわらかき指先をそっと包みつつ この幼子の幸(さち)をぞ思う...
002:指(田崎うに) (楽し気に落ちてゆく雪)
君が行く出張の日を指を折り待つ指先と伸ばす爪先
002:指(庄司庄蔵) (庄司庄蔵)
「先生と指が似ている」と言う女生徒の手がかざされたストーブのそば
002:指(くろ) (鎌倉日記)
ひかり色の指揮棒ふればひらきたる紅梅、白梅 正夢なりき
002:指(村上はじめ) (spidyな日々)
木漏れ日が指の隙間を通り抜け そのあたたかさ私に届く
002:指(鈴雨) (鈴雨日記)
指先に鼓動あつめて上昇のちからなるかな 祈るかたちは
002:指(田丸まひる) (ほおずり練習帳。)
「守るよ」ときみが啄む指先もおんなのひとになるしかないの
002:指 (堀 はんな) (たん たん 短歌)
泣き止みて乳房を頼る吾子の目ともみじの指が必死を語る...
002:指(夜さり) (夕さり夜さり)
<半跏思惟>菩薩歯痛のわななきに微熱の指(および)当つるともなし
002:指(島田久輔) (裏庭のきりぎりす)
背負われて足指先を弄われて顔の見えない幼時の記憶
002:指 (はちぶんめblog)
また鉢を枯らしてしまいうなだれてみどりの指でゼリーを掬う
003:手紙 (はちぶんめblog)
届かない手紙をテキストファイル化しデスクトップに「遺言」とする
002:指(史之春風) (はちぶんめblog)
また鉢を枯らしてしまいうなだれてみどりの指でゼリーを掬う
002:指(檜坂王仁) (だって、スピリチュアルなんだもん。)
嫁ぎゆく友の多幸を願ひつつ 指先染む色を贈りし義理堅き白の日
002:指(Yosh) (★光に向かって★)
指折った人生計画の数々が 無常の一吹き 木っ端微塵に
002:指(ひわ) (十日三日月)
軽やかに弦を弾いて笑う人 その指先で我を奏でよ
002:指(新野みどり) (明日は明日の風が吹く)
タンバリン皮の面(おもて)を滑る指tremoloの音生み出していく
002:指(新明さだみ) (ぬ ま み み)
指でしかできない会話 終わりからはじまりまでを繰り返し書く
002:指 (鳴井有葉) (そのための日記)
中指と人指し指をからめても目を閉じててもつまらない人
002:指(魚虎) (脳内に散らばり在りし言の端をDJ的感覚で編む棄てるダム)
バスに雨降りかかる夜におれを見て薔薇を描いた指で彼女は
002:指(山本雅代) (BONY ELBOS)
ごまんといるだろうよ歯向かう奴は指の取れた助手のビーカー
002:指(ぱぴこ) (テクテク)
引き出しに眠る指輪がいつまでも君の変化を否定している
002:指 (クロッカスの歌)
路地裏で夢を売りたる少年が男教師の指を舐めをり
002:指(紫女) (クロッカスの歌)
路地裏で夢を売りたる少年が男教師の指を舐めをり
002:指 (春雨じゃ)
邪魔するなきっと目を上げ吾の指血のにじむほどオカメは噛みぬ
002:指(花夢) (花夢)
ほどかれるものなのだろう指切りを生み出したのはきっと大人で
002:指(萌香) (空の青さをみつめていても)
指きりに必死でしがみついていた果たされるはずない約束に
002:指(素一) (Tanka::Tanken)
穴あきの赤いハートのあまたあり指差すかたち拳銃は似る
002:指 (メソトリウム)
美しい外科医の指とその妻の指の時間を淡く妬めり
002:指(あおゆき) (メソトリウム)
美しい外科医の指とその妻の指の時間を淡く妬めり
002:指(究峰) (思い浮かぶがままに)
指先の示す向こうに故郷の島が見えたる小江原の丘...
002:指(kitten) (kitten song)
髪をくしけずる指先が繰り返し寄せかえす黒い海原
002:指(まゆねこ) (家事、ときどき短歌)
遺伝子のうれしき一つ夫に似て娘の指のすらりと長し
002 指 ベティ (Betty\'s second Bar)
恋人になれと請われて頷けぬ指輪を拒む過去の傷痕
002:指(ことら) (ことらのことのは)
その指でわたしの何を掬ったの 夜の狭間を滴り落ちる
002:指(蝉マル) (蝉の声)
ゆらゆらと手が伸び指が嘴となる荒川静香の白鳥スピン
002:指(斉藤そよ) (つれづれつづり)
指にゆき ちひさなぬくみ 傷ぐちにエゾカンゾウの種をうづめる
002:指(遠山那由) (百億粒の灰の鳴る空)
きれぎれに聴こえるショパン鍵盤を子犬のように飛び跳ねる指
002 指 (酒童子) (酒童子「歌」ワールド)
指絡めまたねと言った一年前 故郷を出た君の消息
002:指(月影隼人) (人間万事塞翁が馬)
ゆっくりと力を込めた指先で「あいしてます」と君に想いを...
02:指(そばえ) (日照雨)
手袋に指が届かぬさびしさをそれぞれ持ちて三人姉妹
002:指(和良珠子) (the strange of stranger)
病む姉の白い指からほとほとと連なり落ちる千の鶴の首
002:指(yurury**) (Scene-Flow into space*写真短歌・五行詩)
指先に切符冷たし改札は風とわれ往(ゆ)く寂しき小径
002:指 (ケビン・スタイン) (In Other Words・別の言葉で)
食卓をいつも叩いていた君の妙にリズムの乱れた指紋
002:指(みち。) (虹色アドレナリン。)
探ったり 撫でたり 涙拭ったり だけど隙間を埋められぬ 指
002:指(まつしま) (心の空)
恋の文字なぞる指にはピンクだと決めているのだマニュキュアの色
002:指(振戸りく) (夢のまた夢)
スプーンに映したような顔をして指輪の跡をそおっとなでて (振戸りく)
002:指(素人屋) (素人屋雑貨店)
指と指つなげばもっと淋しいよ・・・もっと。あなたを友だちと呼ぶ
002:指(KARI-RING) (ほとりほとりと藍色の海)
指先をうんと伸ばせば届くから俺はお前を引っ張り上げる
002:指(yurury**)(再投稿) (Scene-Flow into space*写真短歌・五行詩)
指先の切符抜けたし改札はきみを残してわれのみ往く路(みち)
002:指(林本ひろみ) (いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ)
銀杏の木寂しい心の置き場所を枝で指さす夕焼けの空
002:指(濱田花香) (紅葵爽♪)
誰誘う カップをなぞる長き指 動き艶めき眼も外せず
002:指(振戸りく)再投稿 (夢のまた夢)
スプーンに映したような顔をして指輪の跡をそおっとなでて
002:指(もけこ) (!セバスチャンの暴挙!)
簡単にほどけてしまうものだけど割り切らなかった細く固い指
002:指(田咲碕) (いたずらっこ)
「遺伝してしまったね」言い我が指をさする母の手 乾燥の冬
002:指(夢麿) (夢幻泡影)
お刺身をいただきながら君に訊く蛸の指って吸盤のトコ?
002:指(mamaGON) (赤い椅子)
手の指の細くて長い幼子はわれになきプラスの遺伝子を持つ
002:指(本原隆) (それについて)
優しさと柔らかさまでおんなじで指をつたって心に落ちる
002:指 (走ったり、歩いたり、時には寝転がったり。)
何もないはずの空だが人肌の温もり絡むはお前の指か
002:指 ( 風十 ) (走ったり、歩いたり、時には寝転がったり。)
何もないはずの空だが人肌の温もり絡むはお前の指か
002:指(toshie) (題詠100首blog)
幼子のように指にて吾がなぞる「愛」という字に思いふくらむ
002:指(フワコ) (きくとわたし)
指先についた綿あめ舐めながら「いちばん好き」と笑い合ったね
002:指(船坂圭之介)再投稿 (kei\'s anex room)
ゲンマンをして居るきみの小指にも春風そっと口づけて行く
002:指(西宮えり) (aglio-e-olio)
臨界値越えて愛するとき指はかけらとなってまな板にのる
002:指(やすまる) (やすまる)
黄昏にヒマラヤ杉の天辺の枝は指し示す 魂への扉(と)
002:指(黒田康之) (今日の、おUTA)
ささくれた指に染み込む夜のあお青々としてまどろみを断つ
002:指 (保井香) (パパは乳牛屋)
指先が触れてもきゅんとしなかったので本件は恋不認定
002:指(折口弘) (はっちんずBLOG)
好きだなと私の指を誉める君 ねぇほかのとこ触れなくていいの
002:指 (内田かおり) (題詠2006深い海から)
泥玉が小さな指に包まれてそっと置かれる靴箱の中
002:指(落合朱美) (言の葉帖)
顔も名も遠い昔に忘れてもまだ覚えている声と指先
002:指(オオタセイイチ) (angle。)
10本の指が大地をつかんでる空にまっすぐ突き刺さる朝
002:指(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
洗い髪指に絡めて湯上がりの肌もてあます君のいない夜
002:指 (にしまき) (びおん書局 ※にしまき※)
声を出し年を数えて指を見る折れずに握る忘れたいもの
002(川内あおいずみ) (青泉の部屋)
発作前に指のこわばりありしこと思い出すのは入院後なり
002:指 (ひこうき雲)
こんなにもうみがとおくにみえるからこのまま指をつないでほしい
002:指(瑞紀) (歌信風(かしんふう))
絡まりし縁(えにし)の糸を解(ほど)きゆく指はしづかにためらひもなく
002:指(現川尋香)ミミーシャの部屋 (ミミーシャの部屋)
白魚のような自慢の指先に一筋痛くあかぎれはしる
指(智理北杜) (智理北杜)
指先をゆらゆら揺れる陽炎に数々の過去移ろい行きて...
002:指(癒々) (Romantic irony)
冷え切った指先包む人もなく ひとりぼっちの街の隅っこ
002:指(市川周) (ミルミルを飲みながら)
親指姫の足の小指の爪に描く梵字がきっとナノテクノロジー
002 指(美鈴) (大和撫子)
赤き糸 小指と小指 結ばれし まだ見ぬ君に 想いを寄せて
002:指 (游 ききあ) (納戸)
指先に探られ惑う君はまだ乾いた心を隠し持ってる
002:指。 (P) (猫の毛玉 別荘 -しろうとたんか-)
中指と小指のあいだ ちと寒い あったまる日も遠からじ自分のことではありませない。アシカラズ。
002:指。 (P) 再投稿 (猫の毛玉 別荘 -しろうとたんか-)
中指と小指のあいだ ちと寒い あったまる日も遠からじ
002:指(秋野道子) (気まぐれ通信)
行き先を間違いあった糸たちが導かれてく織姫の指
002:指(稲荷辺長太) (マシンガンスキップ アドリブマニュアル)
しみじみと枯山水の趣の指紋を見てて過ぎた半日
002:指(animoy2) (~うたよみ日記(短歌とともに)~)
重ねたる指にすべてを込めてみる言葉でこぼれ落ちたる何か
002:指(飛鳥川いるか) (しぐなすの短歌感電ノート)
白木蓮(はくれん)の真夜さかむけの指をもてをとこが撫づるCtrlキー
002:指(藤原 湾) (湾の歌詠の日々。)
差し出した冷えた指先白い息 指を絡めて歩く雪道
002 指 (よっきゅん) (よっきゅんの100首)
指鳴らし 注文をする バカ発見 見つめる先は 大きな鏡
002:指(ゆあるひ) (ゆあるひの鍛高短歌4)
乳飲み子と指を比べて笑む我が子小さき者には勝てるはず無し
002:指(owl) (さもあらばあれ)
手の甲を指でなぞれば熱い頬が嘘みたいな冷たい小指
002:指 (pig_pearl) (ブタに真珠)
君の頬 そっと這わせる 指先に 涙一粒 春の宵
002:指(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
べったりと指紋をつけて返された小さなかがみ胸に一枚
002:指 (pig_pearl) 再投稿 (ブタに真珠)
君の頬 そっと這わせる 指先に 涙一粒 春の夜更け
002:指(新谷休呆) (新谷休呆の短歌の部屋)
蜂蜜の滲みた指先嘗めてゐる仔猫のやうな君の舌先
002:指(丹羽まゆみ)再投稿 (All my loving ♪)
閑やかな農道に立つ遮断機はひがな一日そらを指さす
002:指(嶋田電気) (目的なんていつも後付け。)
公園ではじめてあった人たちと将棋を指している水曜日
002:指(ざぼん) (グレイト・エスケイプ!)
痛ましい動作の浸みた指先で眠る子の頬おづおづと撫づ
002:指(矢野結里子) (Leaf-Life-Feeling)
その指で奏でる心とけこんで空気すべてがつながってゆく
002:指(つきしろ) (halcyon days)
十本の指を絡めて誓い合う、春の日差しのようなほほえみ
002:指(濱屋桔梗) (桔梗の独白)
我が指を掴む幼い掌の 儚さについ見惚れてしまう
002:指(中村うさこ) (みすずかる信濃の庵(いお)の歌綴り)
裏の鍵、ガス、アイロンと指差していざ出で行かん老いの習慣
002:指(透明) (limerence)
連絡がない週末は暗闇に指を噛まれて泣いていました
002:指(芹澤京乃) (りなときょうのの迷走記録。)
家路恋いいと頼りなき十指もてモニタの中の敵(かたき)に挑む
002:指(yasubow) (忘れえぬ人々)
古桜 幹まで暖かい夜に逢えば第2間接まで温かいんです
002:指(yasubow):再登録 (忘れえぬ人々)
古桜 幹まで暖かい夜に逢えば第2関節まで温かいんです
002:指(yasubow):再登録 (忘れえぬ人々)
中指をきつく折れば四月ぬくく薄きピンクは透明になる
002:指(寺田 ゆたか) (素浪人Joeのスローライフ)
いと白きほそき指にて持ちあぐる轆轤(ろくろ)の上の信楽の土
002:指(川内青泉) 再投稿 (青泉の部屋)
発作前に指のこわばりありしこと思い出すのは入院後なり
002:指(我妻俊樹) (喜劇 眼の前旅館)
吉田家が指さされてる電柱が「待て」のできない犬の便器に
002:指(村本希理子) (きりころじっく)
はじつこに指紋のついたセロテープにて補修してゐる母子手帳
002:指(美里和香慧) ( Popん?TANKA)
しろつめくさのくびかざりあむ指さきは白く幼い恋の約束
002:指(いちぼん) (空も、つながっている)
こうやって開くんだよと傘を持つ幼子の手に指先添える
002:指(ひろこ)(ひろたんの創作日記) (ひろたんの創作日記)
指先でこそぶりあいっこしていると 体温もりほんわかするよ
002:指(なかはられいこ) (みんなだれかの夢だから)
幾億の言葉を秘匿する指とたった一語を洩すくちびる
002:指(村上きわみ) (北緯43度)
じきに泣き出す少年のためゆうぐれの指をあつめてしずかに待った
002:指(村上きわみ) (北緯43度)
じきに泣き出す少年のためゆうぐれの指をあつめてしずかに待った
002:指(内田誠) (その言葉の行方)
悲しみに消え入りそうな正しさをかざす光をさがす指先
002:指(理宇) (±籠)
はだの上無邪気なこどものフリをしてたんたんと触れるのはあたしの指
002:指(志岐) (日々の徒然)
約束と言ってあの日に結んだの逝ってしまったあなたの小指と
002:指(眞木) (ひとりももうた)
吾と君をつなぐ縁は横の糸結ぶ小指も心もとなし
002:指(黄菜子) (月待ち人の窓辺)
親指の太く短くあればこそしっかと握れるリレーのバトン
002:指(kira-kura) (遠く離れて ~From a Distance~)
6月の3日間に夢託し指おりかぞえ待つ祭典
002:指(今泉洋子) (sironeko)
絡めあふ指(おゆび)しだいに解(ほど)けゆき君はしふしふ寝息たて初む
002:指(David Lam) (でたらめなうたどもよ!)
君に逢うつもりもない夜 指先のグリスの汚れ妙に気になる
002:指(小早川忠義) (ただよし)
キー打てど打てども浮かばぬ歌の魂 二十一本目の指を思ふ
002指(クロエ) (90%の幸福)
フェンス越しの風が優しすぎるから指絡ませゆく衝動
002指(クロエ) 再投稿 (90%の幸福)
フェンス越しの風が優しすぎるから指を絡ませてゆく衝動
002:指(白玉だんご) (だんごのきもち)
百人の歌詠み人に生業(なりわい)で荒れたる指を持つは幾人(いくたり)
002:指 (だんごのきもち)
百人の歌詠み人に生業(なりわい)で荒れたる指を持つは幾人(いくたり)
002:指(笹井宏之) (【些細】)
バスタブへ指をひたせば全身が孔雀ように羽をひらいた
002:指(cocoa) (cocoaのうたにっき)
降りつもる雪は静かにぬぐいます もう汚れてもいい指だから
002:指(桑原憂太郎) (桑原憂太郎.com)
抱かれし男の数を指折りて我に教えむ受け持ちの女生徒
002:指(寒竹茄子夫) (鶴太屋別館「マニエリスム」)
痙攣につれし小指(をゆび)の音楽が弾きだす生のあとなきメロディ
002:指(twinkle) (◆kirakira)
手の垢にまみれた小さな水晶を撫ぜる 指 きみはナルシス
002:指(びっきい) (チョキで殴るぞ!)
君にやる指輪はないよ あまつさえ指輪代わりのチクワもないよ
002:指(nao-p♪) (私サイズの日々)
その指はどういう風に私を狂わせそして捨てるのだろう
002:指(れむ) (あま~い短歌)
文節のどれかがいつもないんですE.T.の指くちびるを押す
002:指(沼尻つた子) (リップサービス)
床擦れを背負った狢(ムジナ)にねぶらせるままにしておく左薬指
002:指(ちゅう) (ちゅう …ノラのつぶやき…)
サラサラと春陽さし駅を発つ 指差し確認横顔見せて
002:指(柴田菜摘子) (パイロットランプ)
体育はいつも見学してた君フェンスにからめた指は細くて
002:指(星桔梗) (風船がわれるまで)
指先が絡まるほどの仲じゃない追い詰められたら逃げればいいさ
002:指(ちゅう)再投稿 (ちゅう …ノラのつぶやき…)
サラサラと春陽差し込む駅を発つ 指差し確認横顔見せて
002:指(ひじり) (みじかうた)
触れたくて行きつ戻りつすくむ指背中へ隠してそっと溜息
002:指(星川郁乃) (Air Station)
指先で尖ってるのは七日前ひらいたはずのおまえの小骨
002:指(ヒジリ) (*tRIGger.)
差しだされあなたの親の指ふくみ明日会うのになリアル親とも
002:指(もりたともこ) (短歌、すきです。)
指先で星をつないで描(えが)きだす願い 陽射しに隠されるまで
002:指(小籠良夜) (DARKSIDE OF THE MOON)
裏切りはいつだってある 愛しても指切りなんてするもんじゃない
002:指(小籠良夜) (DARKSIDE OF THE MOON)
裏切りはいつだってある 愛しても指切りなんてするもんじゃない
002:指(ゆづ) (透明ランドセル)
呼吸器のひとつひとつを愛でている指が知らない生物になる
002:指(あんぐ) (あんぐの短歌)
五七五に七七と指折りすぎて指骨折した 夢の中だが
002:指(本田瑞穂) (空にひろがる枝の下から)
ばんばんばん、急にきこえてきた歌詞が指のうごきを確実にする
002:指 (風見鶏)
指をさす空の手前の風見鶏 うしろはまへでまへはうしろで
002:指 (砺波湊) (みなとぶろぐ)
曇り空に浮かんだ三日月のような 白くねじれた指をながめる
002:指 (香山凛志) (東京パピヨン)
でも愛はたった一度の指きりのような脆さで佇んでいる
002:指(宮沢耳) (MIMI NO UTA ~題詠100首blog)
トントンと机をたたく指先は知らず知らずにエリーゼを弾く
002:指(神川紫之) (圏外圏)
そのきゃしゃな指がせかいをおえる (わたしの) せかいがおわる さよなら
002:指(百田きりん) (きりんメモ)
輪郭を指でなぞっているうちに大きくなってしまった愛を
002:指(わたつみいさな。) (乱切りくじら)
その指で した約束もセックスもリストカットに十分過ぎて
002:指(幸くみこ) (そこそこがんばる)
ばあちゃんのひしゃげたあられのカンカンに 指ぬき、針山、ズロースのゴム
002:指(犬飼信吾) (アバタニエクボ)
中指とちんちん立てて エアーズロックで叫んだ愛「Fuck you」
002:指(丸山太一) (短歌 Before Sleeping)
強かった頃の親父とおんなじで指の関節鳴らすのが癖
002:指(澁谷 那美子) (題詠100首に参加中)
熱きこと 確かめるごと 指先が 君の額の 上に留まる...
002:指(水風抱月) (朧月夜に風の吹く。)
願込めて月の面端をなぞる指 月よ墜つるな祈りの重さに
002:指(やな) (やなさんの基地)
こわごわと触れた指先 少しだけ棘が刺さると思ってました
002:指(ハル) (木漏れ日気分~題詠マラソンblogと過去の詩と短歌)
指先に金色の糸曳きながら春を奏でるたおやかな人
002:指(わかば) (わかばのうた)
くちびるを指で押さえて預言者よ私の旅を自転といわせて
002:指 (可燃性連鎖)
少しばらばらのBGMかけてクーピーで描く 消える指紋を
002:指(goldfish) (月と金魚鉢)
指の先しろい粉つけてジャンプする コーチがいれば空のうえです
002:指(しょうがきえりこ) (GakiDay's TANKA)
今指が感じたままの感触を君に伝える言葉がほしい
002:指(繭) (hallo hallo!!)
触れ合った指先 ぶつかり合った視線 永遠にすら感じる1秒
002:指 (あみー) (手遊びBlog)
ほんとうはひとりになんてなれなくてさよならと書く指がふるえる
002:指(池田潤) (神様、ぼくは。)
薄紅の関節をした指の人。想いし人に似てるか、僕は。
002:指(なまねこ) (路地裏稼業)
約束は果たされぬままあの夏におきざりの熱 遠いゆびきり
002:指(なまねこ)再投稿 (路地裏稼業)
約束は果たされぬままあの夏におきざりの熱 遠い指切り
002:指(るくれ) (とっても単純なこと)
ほんとうにごめん一緒にいてください曲がった指を握ってください
題詠100首blog/002:指 (キサラギウタ)
ひとつでもわかりたくって中指に意識を置いて飲みこんでみた (宮田ふゆこ)
002:指(水野 華也子) (華奴のふらここblog)
指先にエレベーターの灯をともし命をかけて今日を占う
002:指(路喜) (水陸両用)
過失とむきあう夜半の食卓 指の腹噛み平穏保つ
002:指 (如月綾) (お気に召すまま)
あの頃に戻れたらいいね 指切りで約束破らずいられた頃に
002:指(のんちゃん) (のんちゃんの衣裳部屋裏)
血がついたら洗えばいいし飯も食えると人差し指と中指口へ
002:指(あめあがり) (あおいかいだん)
わが指が血の紅(あか)を知るその日から われは命の重み知りたり
002:指(くまのこ) (あめふりくまのこ)
指切りをしたあの日からTシャツがいのちでじわり重くなり、夏
002:指(睡) (Melting*Diary)
三声のバッハを奏でる指先が染まりだす午後 月を導く
002:指(岩井聡) (North Marine Drive)
風に指、そして旅路は砂の果て灼けば血となる香料の名を
002:指(Harry) (四月なかなか)
ガラス管の扱ひをちと間違へて人差し指につけし傷痕
002:指 (お気楽堂) (楽歌三昧)
吾が指の這う首背中ふくらはぎ君の喉からもれる嘆息
002: 指 (ひらそる) (*ひねもすもずく*)
いかにも真面目くさったA君と10年後ここで逢おうとゆるい指きり
002:指(本田あや) (明晃晃)
触れてくる人差し指が熱いので 正しい恋と思えてしまう
Unknown (万美愛任叶結実)
指 (日下智世) 寂しさの分だけ指輪隙間できくるくる回る私の気持ちも。
002:指(のんしゃらん) (のんしゃらん)
うつむきてきみがハモニカならすたび指のすきよりほろほろわおん
002:指(たかし) (短いが身近というお話)
彼方から軍歌近づく午後のこと百合の花粉で指を汚して
002:指(碓井和綴) (雨歩日記)
撫でていく1本2本の愛おしく夜のはじまり指輪を脱がす
002:指(長岡秋生) (廊下に座る)
指ですくうバジルソースに泣いている子猫みたいな足跡残す
002指(帯一 鐘信) (361℃)
ストローの袋をいじるこの指はお使いに行く子供でゴメン
002 :指(佐藤羽美) (one hundred gumdrops , elephants and sandals)
春だからこころやさしい恋人の青い指先くだけてしまう
002:指(橋都まこと) (笑って東京サヴァイヴァル)
指の背を擦り剥きつつも淡々と一枚一枚衣を洗う。
002:指 (2006R57577)
疑いのない指先で木製のいちごのボタンひとつ
002:指 (杉山理紀)再投稿 (2006R57577)
疑いのない指先で木製のいちごのボタンひとつ買います
002:指(瀧村小奈生) (陽だまりのふちっこで ver.2)
指先がしんと痛むと言う人のヒトサシユビを抱いている夜...
002:指(小春川英夫) (さるさるパパ)
親指は憂鬱。絵文字も顔文字も自分の気持ちは伝えないから
002:指(小太郎) (ねこのにくきゅう)
指先が覚えた君の耳たぶの形さを真似てくるむ餃子
002:指(九慈八幡) (短歌と非短歌の狭間で~短歌や日記やエッセイ)
指冷ます無邪気な流れ 人里をわずか離れて夏蝉の群れ
002:指 (ギンガムクロス)
手を振って後ろを向いて中指の根元に溜まるビビッドカラー
002:指(門哉彗遥) (Nambo no Monya?)
中指を少し折り曲げ 波の音聴きたかったんだただそれだけ
002:指(紺乃卓海) (ぷらんたー)
ほら骨はこんな先端まで及び指先までも地上に留む
002:指(湖雨) (waffle)
「ほら、やっぱり」あたしをすべて知っている君の中指 音が遠のく
002:指(yuri.) (なつのよるに、うまれてきた気がする。)
絵の具さえ千切れないならその指もしずかにひかる洗面器の底
002:指(野田 薫) (さしあたり大丈夫)
丁寧に指紋舐め取る八月にごめん 真っ赤な体になるね
002:指 (心を種として)
くちびるに人差し指をふとあてる姿愛しや花占(はなうら)の君
002:指(笹井宏之)再投稿 (【些細】)
バスタブへ指をひたせば全身が孔雀のように羽をひらいた
002:指(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
指切りをするってことが大切で約束なんてどうでもいいの
002:指 (詠題100首blog-あいっちのうたあそび。)
ふと触れた君の指さきこんなにもかなしくなると思わなかった
002:指(edocko) (RYU's Monologue)
軽やかに 鍵盤叩く 細い指 紡ぐ音色に 聞き惚れる僕
002:指(けこ) (あきのうた声)
四分の三年間も会わぬ指 わすれたまふな 我のぬくみを
002:指(shall3) (山歩き録)
さまよいてボタン押さんと指は這う目覚まし音の携帯電話
002:指(椎名時慈) (ワレ短(壊れ短歌))
指絡め約束したまま離せない守れないことわかっているから
002:指(まほし) (うた・たね)
やわらかくベースの弦をはじくため固くきたえた指こそ誇り
002:指(minto) (@100@)
敬礼をする指は美し凛々しくも 時の止まつた写真の中で
002:指(minto) (@100@)
敬礼をする指は美し凛々しくも 時の止まつた写真の中で
002:指(徳田ゆきこ) (題詠100)
いつだって理性は見ないふりをするマニキュアを塗るわが指先を
002:指(大辻隆弘) (大辻隆弘 題詠100首のために)
ひとすぢの指として陽は濡れながらわたしの頬をなぞつて行つた
002:指 (象と空)
泥酔の指切りげんまん柿八年記憶がなくて後悔もなく
002:指 (浅葱) (空耳の森*番外地)
指先に伝わる温もり 直感で優しき笑顔の人と思えり
002:指(平岡ゆめ) (le petit cahier)
指だけは知っているから理由など捨てていいのだ夏の真ん中
002:指 (nine) (songs)
見られては困るもの全部隠せたか指差し確認君が来る前
002:指(青山みのり) (わざとじゃないもん!)
指先にオトコの色をにじませて給食袋つかみ取りたり
002:指(千) (Mille et une nuits―題詠100首blog)
義母となるひとより届きしぶどう撫で指の先から家族となりゆく
002:指(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
筒井さんちの爺さんの言ふことならば聞いて悪うない『壊れかた指南』 (筒井康隆 文芸春秋)
002:指(久野はすみ) (月の融点)
フエルトの指人形の姫さまの悲運を愉しむ春の少女は
002:指(中野玉子) (薔薇がなくちゃ生きていけない)
指のない手袋のなかお互いにくっつき合って指さんざめく
002 指 (文月万里) (Kagerou つれづれ)
指先でたどるあなたの背なの地図 ほほをうめるに程よき窪地