題詠100首blog

こちらは「題詠100首blog」のイベント会場です。「イベントの仕組み」をお読みの上、ご参加ください。(五十嵐きよみ)

004:キッチン

2006-01-02 | 001-010の歌
「004:キッチン」の歌は、こちらにトラックバックしてください。

004:キッチン(エクセレント安田) (風流三昧)
キッチンで朝食作る愛妻のエプロン姿幸せ感じ

004:キッチン (風マリア -☆- 荒川静香選手、金メダルおめでとう♪)
乱雑なキッチン道具片付けてあぶら残り香捨てたいが、冬

004:キッチン(風マリア) (風マリア -☆- 荒川静香選手、金メダルおめでとう♪)
乱雑なキッチン道具片付けてあぶら残り香捨てたいが、冬

004:キッチン(上田のカリメロ) (ほわほわの森)
キッチンのペーパーにある花がらを選ぶ私の生きるこだわり

004 キッチン(美山小助) (小助の和歌)
黒髪を 腰までまとう キッチンの 立ち姿をば 湯気が包まん

004:キッチン (里坂季夜) (コトノハオウコク)
真夜中のキッチン話しかけるべきひともいなくてラム・チャイを漉す

004:キッチン(ねこまた@葛城) (ねこちぐら)
 キッチンにコーヒー湧かす片手には隠れ煙草の灯火抱いて

004:キッチン(畠山拓郎) (想いまっすぐに)
キッチンで奮戦したる母がいる老いた父母病気の息子

004:キッチン(新井蜜) (暗黒星雲)
キッチンに立つたびきみを思い出す 穂村弘のファンだったきみ

004:キッチン (はいほー通信 短歌編)
要するに火焙りなんだと笑ったままキッチンにもたれかかった

キッチン (kei\'s anex room)
004:キッチン 卵殻の艶めいて居り春の陽にキッチンその隅の屑(船坂圭之介)

004:キッチン(かのこ) (短歌*かのこ流)
我が家族見て微笑みしものよりも 夕日の見れるキッチンがいい

004:キッチン(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
台所・厨・厨房・キッチンの順にぞ馴染む言の葉にして

004:キッチン(はこべ) (梅の咲くころから)
キッチンの壁にかかったトウガラシ それだけでいい赤く小さき実は

004:キッチン(中村成志)(再投稿) (はいほー通信 短歌編)
要するに火焙りなんだと笑ったままキッチンにもたれかかった

004:キッチン (水沢遊美) (ふんわりんさまの想ひ人)
もう一度わたしの彩(いろ)を取り戻す キッチンハイター数滴おとして

004:キッチン(aruka) (外灯都市)
キッチンでチョコやポテチをたべてるね 電話でじさつのはなししながら

004:キッチン(富田林薫) (カツオくんはかもめ第三小学校5年3組&『まぐろ袋ブログ』)
汚いぞ奥さんいるの黙ってたのねおまえなんかにゃワイドキッチンハイター

004:キッチン(草野つゆ) (草野つゆ@はてな)
時々は彼がこっそりキッチンに立つのをぐっと笑みをこらえて

004:キッチン(小雪) (朱紗)
リビングの様子気になるどうしても対面式のキッチンゆえに

004:キッチン(春畑 茜) (アールグレイ日和)
キッチンに蛇口をひらくわれはゐて硝子に夜半のみづ音を汲む

004:キッチン (やまとことのは)
キッチンに立たぬわたくしキッチンに毎日立つ君二人は時間

004:キッチン 行方祐美 (やまとことのは)
キッチンに立たぬわたくしキッチンに毎日立つ君二人は時間

004:キッチン (Iduming☆World)
さらば友よさんさんさんとキッチンでピーマン刻む晴れた日曜

004:キッチン(水都 歩) (水都blog)
純白のエプロン着けてその人はキッチンに立つ同棲記念日

004:キッチン (小軌みつき) (小軌みつき-つれづれ日和-)
ふりだしにもどってしまうぼくたちの最後もファーストキッチンで雨

004:キッチン(水須ゆき子) (ぽっぽぶろぐ。)
殺戮の記憶のどかに真夜中のキッチン低く笑い出したり

004:キッチン(空色ぴりか) (題詠100首blog/空色ぴりか)
「キッチン」を読むたび熱いカツ丼が食べたくなって台所に立つ

004:キッチン(原田 町) (カトレア日記)
柳刃に出刃と牛刀パティナイフわがキッチンにしずかに眠る

004: キッチン (佐田やよい) (言の波紋)
やりきれぬ思いを切ってきざむようキッチンバサミに力をこめる

004.キッチン 文月万里 (Kagerou つれづれ)
ひそやかにスキャットをうたう冷蔵庫ひとりの夜のキッチンに棲む

004:キッチン (スガユウコ) (ココロに花を)
キッチンというカタカナのこそばゆさ秋刀魚を焼けばそこはお勝手

004:キッチン(野良ゆうき) (野良犬的)
キッチンの角に転がる昨年の食べそこなった節分の豆

004:キッチン(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
建て替えしダイニングキッチンは南向き日差しを受けつつパン食いており

004:キッチン(みずき) (空)
キッチンに刻んだ青菜サファイアのしどろもどろに我を責めをり

004:キッチン(みゆ) (*** ことばあそび ***)
片隅で新芽を出したじゃがいもに 逞しき生教わるキッチン

004:キッチン (青野ことり) (こ と り の ( 目 ))
ワンルームの城は大きなキッチンで湯気の向こうにビルの森影

004:キッチン(丹羽まゆみ) (All my loving ♪)
それぞれのおふくろの味もち寄りてキッチンに立つ嫁三世代

004:キッチン(改行やたら好きな人) (骸骨レイアウト)
ぼくルイス 吃音(きつおん)症に悩む人 恋人の名は エクシー・キッチン

004:キッチン(ほにゃらか) (♪おみそしるパーティー♪)
くさくさとビール片手に灰汁をひく ああキッチンがぐらりと煮立つ

004:キッチン(ドール) (花物語)
まぼろしの娘とともにキッチンに立ってふんわり焼き上げるクッキー

004:キッチン(丘村トモエ) (ことばとわたし(丘村トモエ))
ひとり立つキッチン 誰も知り得ない不思議な味を作る実験

004:キッチン (ひ と ひ ら こ と ば)
来ると言う君待ち疲れ鳴り響くキッチンタイマーぐるりと回す

004:キッチン(愛観) 再投稿 (ひ と ひ ら こ と ば)
来ると言う君待ち疲れ鳴り響くキッチンタイマーぐるりと回す (名前漏れのため再投稿しました)

004:キッチン 行方祐美 (やまとことのは)
キッチンに立たぬわたくしキッチンに毎日立つ君二人は時間

004:キッチン(五十嵐きよみ) (ドン・ジョヴァンニはアリアを歌わない)
背伸びしてシチューの鍋を片づける明日には冬の終わるキッチン

004:キッチン (NOTHING WORKS)
キッチンで呼んでるケトル。お茶を淹れる。同じ朝。ただ君がいない。...

004:キッチン (NOTHING WORKS)
キッチンで呼んでるケトル。お茶を淹れる。同じ朝。ただ君がいない。...

004:キッチン(暮夜 宴) (青い蝶)
泣くつもりなんかなかった 夕暮れの床にこぼしたキッチンソルト

004:キッチン(ふふふふふふふ) (題詠マラソン2006)
ケータイはピンク下着は白か黒キッチンクロスは赤と決めてる

004;キッチン(みずすまし) (水紋)
 ザワザワと心ざわつくこんな夜は ただひたすらにキッチン磨く

004:キッチン(ハナ) (象の求愛ダンス)
ただごとじゃないと知ってよ寂しいよキッチンにあるどんこ椎茸

004:キッチン(凛) (臥薪嘗胆)
キッチンに立つ母の背に口答え 胸に感謝の気持ちあるのに

004:キッチン(謎彦) (ジャポン玉)
キッチンに立つ時ですら祈祷書と核のボタンを捧げもたせて

004:キッチン(日和小春) (こは短歌)
キッチンにこもりお菓子を作りおる元過食症の友と笑うの

004:キッチン やっつん(U151の目線) (U151の目線)
キッチンでガサガサあさる音ありき近づき見ると逃げる愛犬

004:キッチン (方舟)
キッチンと言へばどれほど変わるのか男子厨房に入る世となり

004:キッチン(逢森凪) (みそじのみそひともじ)
一人きり佇むキッチン 寂しさの分だけこめる愛の手料理

004:キッチン(柴田匡志) (明日はきっといいことがある)
キッチンにて魚さばいて喰わんとす漁港に寄りて販売所にて

004:キッチン(みにごん) (MINI\'S LIFE blog)
あなたへの料理が作れないことをキッチンのせいにするワンルーム

004:キッチン(きじとら猫) (きじとら小部屋)
なにもかもグルメな君の舌のため吾がキッチンは戦場と化す

004:キッチン(船坂圭之介)再投稿 (kei\'s anex room)
004:キッチン 卵殻の艶めいて居り春の陽にキッチンその隅の屑(船坂圭之介)

004:キッチン (たざわよしなお) (世界を翻訳するための試み)
包丁はキッチンにある。関係をケーキみたいに切り分けようか?

004:キッチン(小原英滋) (過去と現実)
対岸の高層住宅ながめよしキッチンよりも台所が好し

004:キッチン(舞姫) (Thirty One 題詠100首置き場)
蟹が来てキッチンが戦場と化し疲労で感じるいとこの結婚

004:キッチン(佐原みつる) (あるいは歌をうたうのだろう)
それだけでいいのだろうかキッチンの小さな窓に灯るオレンジ

004:キッチン(天野 寧) (三十一文字の毒薬)
キッチンを離れた隙に抱き合ったカレーとお鍋もう離れない

004:キッチン(かっぱ) (きゅーりをこのむ)
キッチンにロールキャベツは満ちあふれ今にも君がうたいだしそう

004:キッチン(おとくにすぎな) (すぎな野原をあるいてゆけば)
はかるものはかられるものはかってはいけないものが囲むキッチン

004:キッチン(末松さくや) (旅人の空(待ち人の雪別館))
なげつけて死ぬはずだったものたちもやわらかく煮る白いキッチン

004:キッチン(みなとけいじ) (海馬)
キッチンに冬陽かそけきアリア満ち卓上梨とナイフと手錠

004:キッチン (なかた有希) (* にじのかかるばしょ *)
泣く場所はキッチンだけと決めている玉ねぎ二つ用意して夜

004:キッチン(ふしょー) (DEATH IS A LONELY BUSINESS)
キッチンは六畳なけりゃ不合格 笑うあなたに青ざめるぼく

004:キッチン(神ヤ飛魚) (飛魚の徒然なるまま日記)
キッチンの調味料たちのさらに奥 毒の小ビンは私の切り札

004:キッチン (ス芸紙一重?)
キッチンに立つのは不慣れなんだけどあなたのためなら頑張れるかも

004:キッチン (てんの短歌部屋)
左手にトマト缶右に缶切り さにつろう汝のキッチンは戦場

004:キッチン (翔子) (花こみち)
無意識にハミングしてるキッチンへ初鳴き響く窓全開す

004:キッチン(鈴雨) (鈴雨日記)
妻である吾を育てしキッチンにありがとうと言う 別れ惜しみつ

004:キッチン(松本響) (春色ぶれす SIDE-D)
毒入りの光と水を吸い込んで夜に吐き出す僕のキッチン

004:キッチン(島田久輔) (裏庭のきりぎりす)
薄闇の中に音なしキッチンの冷気にみちて冬朝まだき

004:キッチン(くろ) (鎌倉日記)
まともな振りけふもできたり煌煌と真夜キッチンに遠吠えを聞く

004:キッチン(史之春風) (はちぶんめblog)
キッチンの包丁たちの孤独こそひそやかな問い 応えるな夜

004:キッチン(みあ) (言の葉たち)
ママゴトのようなキッチン真昼間に鳴るチンだってこわくなかった

004:キッチン(鬼龍児) (さんさしおん)
茫々と未来を思う風景として広い砂漠のなかのキッチン

004:キッチン(Yosh) (★光に向かって★)
「終わったわ...」 冷えた言葉がずっしりと 人肌キッチン 伏して鳴咽す

004:キッチン(Ja) (chapaとchaiとJaの生活)
指南書を広げ立ちたるキッチンではじめて作る離乳食

004:キッチン(ひわ) (十日三日月)
キッチンで料理をしたり歌ったり思い出したりするのひとりで

004:キッチン(ひわ) (十日三日月)
キッチンで料理をしたり歌ったり思い出したりするのひとりで

004:キッチン(田崎うに) (楽し気に落ちてゆく雪)
初七日の西陽差し込むキッチンで亡母(はは)の前掛け蝶々結び

004:キッチン(山本雅代) (BONY ELBOS)
根菜のくずを眺めるわれといてキッチンに似た男の名前

004:キッチン(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
昼の酒うましキッチンドランカーそんな言葉が宙をよぎれど

004:キッチン(田丸まひる) (ほおずり練習帳。)
キッチンを見ればおんなは分かるって言い張るひとの鼻先かじる

004:キッチン(紫女) (クロッカスの歌)
愛してる愛してないの欺瞞抱き指輪の女がキッチンに立つ

004:キッチン (春雨じゃ)
あこがれのキッチンなれどノルウエー産の塩鯖焼いて変わらず

004:キッチン(花夢) (花夢)
キッチンのフローリングに君の染みが残らないのだ拒まれている

004:キッチン(みの虫) (みの虫が居る「書」のぷらぷら道)
じやがいもの芽の角ぐみやキッチンに春のゆげたて人恋にけり

004:キッチン (紫峯) (時空の扉)
キッチンの窓辺に置きし菜の花の背丈ずんずん上昇指向...

004:キッチン(湯山昌樹) (短歌 富士山麓より)
キッチンとはとても言えない田舎家(いなかや)の台所からおふくろの香り...

004:キッチン(みの虫)再投稿 (みの虫が居る「書」のぷらぷら道)
じやがいもの芽の角ぐみよキッチンに春のゆげたて人恋ひにけり

004:キッチン(魚虎) (脳内に散らばり在りし言の端をDJ的感覚で編む棄てるダム)
ベーコンを焼いて焦がしたその匂い父の寂しさキッチンに立つ

004:キッチン(究峰) (思い浮かぶがままに)
キッチンで作り上げたる豆腐丼周五郎の世界を味わふ...

004 キッチン ベティ (Betty\'s second Bar)
キッチンより「お台所」が似合う母・煮かぼちゃ・青菜胡麻和え・秋刀魚

004:キッチン(ぱぴこ) (テクテク)
キッチンに立ってとにかくまず君の嫌いな野菜と向き合ってみる

004:キッチン(ユメハ) (夢見堂)
こんなにも包丁もつ手が震えてるキッチン暦はまだ3ヶ月

004:キッチン(堀 はんな) (たん たん 短歌)
対面のキッチンでなくて良かったわ涙の理由(わけ)は玉ねぎだもん...

004:キッチン(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園 ー題詠百首のためにー)
黄昏の来ないキッチン 声変わりせぬ声で何時まで母を呼ぶ

参加します (素人屋雑貨店)
参加します(素人屋) 初参加です。よろしくお願いします。めざせ、完走!

004:キッチン(新野みどり) (明日は明日の風が吹く)
キッチンでレギュラーコーヒー淹れる時私の朝が始まっていく

004 キッチン(佐藤紀子) (「題詠100首blog」参加作品)
退職後料理が趣味になりし夫今日は三度もキッチンに立つ

004:キッチン(月影隼人) (人間万事塞翁が馬)
キッチンにひろがる香り暖かく元気もりもり 君の手料理...

004:キッチン(村上はじめ) (spidyな日々)
キッチンでふたつのカップに珈琲淹れて ただそれだけで幸せな朝

004:キッチン(ことら) (ことらのことのは)
美しく奪い去るためキッチンは明るく清く偽られたり

004:キッチン(はるな 東) (菜の花の道)
なす紺の朝にゆらりと珈琲の香り漂ふ静寂のキッチン

004:キッチン(まつしま) (心の空)
マグカップひとつだけなのキッチンが寂しげに我みつめています

004:キッチン(kitten) (kitten song)
朝の光線に包まれるキッチンの野菜達はいまふっと笑う

004:キッチン (夜さり) (夕さり夜さり)
憧れはきらびやかにありキッチンの棚は火星の谷の遠さに

004:キッチン(kitten) (kitten song)
朝の光線のキッチンの中で静かに傾く黄金の果実

004:キッチン(斉藤そよ) (つれづれつづり)
キッチンは治外法権あかるくてひとよろこばす黒豆を炒る

004:キッチン(みち。) (虹色アドレナリン。)
もうなにも切るものがないキッチンに水道水がぽたぽた落ちる

004:キッチン(素人屋) (素人屋雑貨店)
キッチンでひとりジャム煮る 鍋の中あんな言葉もかき混ぜながら

004 キッチン (酒童子)  (酒童子「歌」ワールド)
朝陽さすキッチンの奥にママの顔 ピクニックにはずむ子らの声

004:キッチン(KARI-RING) (ほとりほとりと藍色の海)
キッチンで待ってる奴が見えるだろう心配させたらあいつ、禿げるぞ

004:キッチン(kitten)再々投稿 (kitten song)
朝のキッチンの光線の中で静かに傾く黄金の果実

004:キッチン(本原隆) (それについて)
キッチンが一番寒いアパートでドアのガラスに私が映る

004:キッチン(振戸りく) (夢のまた夢)
キッチンにあればなんでもないけれど玄関ならば怖い包丁

004:キッチン(林本ひろみ) (いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ)
キッチンで死にたての鯵をさばく夜血がまじりあう指の傷から

004:キッチン(mamaGON) (赤い椅子)
ままごとのキッチンでカレーが出来るらし大人しく待っていてねといわるる

004:キッチン(もけこ) (!セバスチャンの暴挙!)
キッチンで何を探すの真夜中に晩ごはんなら凍っているよ

004:キッチン(西宮えり) (aglio-e-olio)
明るくて清潔なキッチンがいい 骨をつぎつぎ飲み込めるよう

004:キッチン(やすまる) (やすまる)
キッチンの冷たい床に触れながら木蔭のような午睡へ落ちる

004:キッチン(素一) (Tanka::Tanken)
調理具のしずかしずかにまたたいて夜のキッチン春のいかずち

004:キッチン (夢眠・日々綴り)
テーブルにベーコンエッグとコーヒーをショールームのキッチンは眩しい

004:キッチン(夢眠) (夢眠・日々綴り)
テーブルにベーコンエッグとコーヒーをショールームのキッチンは眩しい

004:キッチン(あおゆき) (メソトリウム)
たそがれの国のキッチン光年の夢をみるためパイを焼きます

004:キッチン(夢麿) (夢幻泡影)
手料理が不思議な味つけになるのはキッチンに住む妖精のせい

004:キッチン(福々屋大福) (20世紀とラックバック)
君じゃないことを確認してはまた流されていくキッチンシンク

004:キッチン(萌香) (空の青さをみつめていても)
  コトコトとトントン響くキッチンに目覚めた朝の香懐かし

[004:キッチン]toshie (題詠100首blog)
イチゴ煮る甘酸っぱい香りはキッチンから階段を降り道路の上まで

004:キッチン (保井香) (パパは乳牛屋)
新しい家のぴかぴかキッチンに立つママ笑顔 気持ちスキップ

004:キッチン(yurury**) (Scene-Flow into space*写真短歌・五行詩)
妙華なり 初めて二人で立つキッチン言葉少なにパスタ茹でるも

004:キッチン(長沼直子) (うたかたの日々*短歌 題詠100首blog*)
春雷にこころゆらされキッチンでカップを割った きみに逢いたい

004:キッチン(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
エプロンを普段はつけないキッチンで君に毒されトマトの湯むき

004:キッチン (にしまき) (びおん書局 ※にしまき※)
だいどこで握りなおした包丁はキッチンに立ついつかの為に

004:キッチン (ケビン・スタイン) (In Other Words・別の言葉で)
雨の日の陽射しのようにキッチンを満たす手作り黒パンの湯気

004:キッチン (ひこうき雲)
キッチンとくちにするときみずうみをすこしさみしいはるのあなたを

004:キッチン(オオタセイイチ) (angle。)
しらいちゃんのくれたエプロンをしてキッチンの大王になる土曜

004:キッチン(川内青泉)青泉の部屋 (青泉の部屋)
今までは喧嘩しながらキッチンに立つ母子あり今は子ひとり

キッチン(智理北杜) (智理北杜)
我等夫婦の命を守る場所故にキッチンきちんと綺麗サッパリ...

004:キッチン(渡邉建太) (nostalgie)
今朝もまたお祈りしているキッチンにひっくりかえしてマーマレイド

004 キッチン(美鈴) (大和撫子)
キッチンで コトコトと鳴る 寒き朝 お鍋の音が 目覚ましがわり

004:キッチン(まゆねこ) (家事、ときどき短歌)
雑然とわれの来し方詰まりいてキッチンよりも厨が似合う     

004:キッチン              (游 ききあ) (納戸)
愚痴僻み妬み嫉みを心込め盛り付ける場所それがキッチン 題詠blogに参加中

004:キッチン(新明さだみ) (ぬ ま み み)
包丁が「こわい」といって包丁をむやみにかくす母は、キッチン

004:キッチン(折口弘) (はっちんずBLOG)
深夜二時家族のいないキッチンでネットの合間のゴキブリと化す

004:キッチン(癒々) (Romantic irony)
秘密だよ 真夜中、狭いキッチンで二人でしてた料理じゃない事

04:キッチン(そばえ) (日照雨)
ストローふたつ夕焼けたファーストキッチンで永遠に居座りたし

004:キッチン(秋野道子) (気まぐれ通信)
化粧などしたくない日はキッチンのバニラの小瓶香水にする

004:キッチン(和良珠子) (the strange of stranger)
また一本包丁を研ぐ音がする夜のキッチンは母の聖域

004:キッチン (題詠2006深い海から)
ぬいぐるみのクマを背負って児は真顔キッチンの火を止める仕草す

004:キッチン(内田かおり) (題詠2006深い海から)
ぬいぐるみのクマを背負って児は真顔キッチンの火を止める仕草す

004:キッチン(黒田康之) (今日の、おUTA)
「キッチン」の頃の笑みではもうなくて川原亜矢子のような夕焼け

004:キッチン(animoy2) (~うたよみ日記(短歌とともに)~)
キッチンに立てば奏でる包丁のリズムとともに消える「もやっと」

004:キッチン  (P) (猫の毛玉 別荘 -しろうとたんか-)
初めてのお宅訪問 キッチンで立ち話でも照れ隠し

004:キッチン(藤原 湾) (湾の歌詠の日々。)
母さんのキッチンに立つ姿には 昔からの思い出つまる

004:キッチン(よっきゅん) (よっきゅんの100首)
いつの日か きちんとしたい そう思う 皿が山盛り 我が家のキッチン

004:キッチン(市川周) (ミルミルを飲みながら)
キッチンにドミノを並べる妖怪がいてローソンへゆけない春夜

004:キッチン(飛鳥川いるか) (しぐなすの短歌感電ノート)
閉店をしるす貼り紙手書きにて「キッチン与次郎」花の陰濃し

004:キッチン(瑞紀) (歌信風(かしんふう))
泣く時はキッチンに行く君の背を長距離バスの中で思へり

004:キッチン(ゆあるひ) (ゆあるひの鍛高短歌4)
午後十時過ぎには書斎として使うキッチン度々酒場となりぬ

004:キッチン(現川尋香) (ミミーシャの部屋)
いつまでも皿洗いをおさぼりしたらキッチンハイターで片づける兄

004:キッチン(庄司庄蔵) (庄司庄蔵)
「帰りたい」妻の気持ちが火を使う刃物を使うここはキッチン

004:キッチン(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
キッチンは西向き一方通行でたぶんケンカは禁止事項で

004:キッチン(濱田花香) (紅葵爽♪)
夢語ろ そうキッチンでポトフ煮つ 少し小説読む我が姿

004:キッチン(新谷休呆) (新谷休呆の短歌の部屋)
お題には台所の方がよからうとキッチンといふ文字を見詰める

004:キッチン(新藤伊織) (月が堕ちるころ)
あなたには伝えきれない事ばかりキッチンからは春色の湯気

004:キッチン(owl) (さもあらばあれ)
ささやかな私の望み恋人とふたり並んでキッチンに立つ

004:キッチン(ざぼん) (グレイト・エスケイプ!)
冷蔵庫に入れてはならない果物を籐籠に盛ってキッチンに置く

004:キッチン(つきしろ) (halcyon days)
キッチンに立てば主婦へとなるあなた。じゃがいもを洗う諸手が白い。

004:キッチン(pig_pearl) (ブタに真珠)
あと何度 君のためにと キッチンに 立って料理を つくれるだろう

004:キッチン(濱屋桔梗) (桔梗の独白)
包丁を持ちキッチンに並び立ち日々の出来事語る週末

004:キッチン(中村うさこ) (みすずかる信濃の庵(いお)の歌綴り)
老い二人の調理つましくキッチンはお台所と言ふが相応し

004:キッチン(yasubow) (忘れえぬ人々)
LDKのK 毎夜過ぐ水底を澱と夢見し人間(ひと)の撲殺

004:キッチン(yasubow):再登録 (忘れえぬ人々)
キッチンのK毎夜過ぐ水底を澱と夢見し人間(ひと)の撲殺

004:キッチン(寺田 ゆたか) (素浪人Joeのスローライフ)
・ 足元も危うきほどに酔い果てて 帰りてもなほキッチンドリンク

003:キッチン(芹澤京乃) (りなときょうのの迷走記録。)
『夕飯の残り…』といえど誇らしげ ここにいたのかキッチンの魔術師

004:キッチン(芹澤京乃)再投稿 (りなときょうのの迷走記録。)
『夕飯の残り…』といえど誇らしげ ここにいたのかキッチンの魔術師

004:キッチン(なかはられいこ) (みんなだれかの夢だから)
キッチンを電車が通過いたします春は夕暮れみんなみなしご

004:キッチン(ひろこ) (ひろたんの創作日記)
キッチンで牛蒡をこそげ細切りに 今日のサラダは牛蒡の胡麻マヨ

004:キッチン(我妻俊樹) (喜劇 眼の前旅館)
蜂のいるキッチンを見る硝子越しに時計のように変わる眼つきで

004:キッチン(村本希理子) (きりころじっく)
キッチンのこれが最後のほのほです ケトルに悲鳴をあげさせながら

004:キッチン(村上きわみ) (北緯43度)
キッチンにそそのかされて繁茂するみどりさみどり くるしくはないか

004:キッチン(村上きわみ) (北緯43度)
キッチンにそそのかされて繁茂するみどりさみどり くるしくはないか

004:キッチン(美里和香慧) (     Popん?TANKA)
タカタカタ・ドンなべはドラムス キッチンを焦がしゆくほど激しい恋さ

004:キッチン(矢野結里子) (Leaf-Life-Feeling)
キッチンは母のおしゃべり ゆげ におい 心の奥にやきついたまま

004:キッチン (落合朱美) (言の葉帖)
つかのまの逢瀬は街の雑貨屋でキッチンツールを選ぶまねごと

004:キッチン(理宇) (±籠)
如何しても「台所」でなく「キッチン」と呼ぶしかないのさあたしのお城

004:キッチン(内田誠) (その言葉の行方)
キッチンのシンクに消える透明な泡の光に映る面影

004:キッチン(眞木) (ひとりももうた)
キッチンはこことあなたが得意気に○をつけたる設計図の家

004:キッチン(田咲碕) (いたずらっこ)
永劫の足元崩れキッチンに逃げど喰らえぬ不安 肥えゆく

004:キッチン(志岐) (日々の徒然)
最初に教わったのは一つだけ いつも綺麗にキッチンだけは

004:キッチン(志岐) (日々の徒然)
最初に教わったのは一つだけ いつも綺麗にキッチンだけは

004:キッチン(kira-kura) (遠く離れて ~From a Distance~)
故郷より米肉野菜届くたびキッチンに立つたび体重も増えありがとう

004:キッチン (sironeko)
鰆の斑、針魚銀(しろがね)ひたひたと海の香せまる春のキッチン

004:キッチン(今泉洋子)再投稿 (sironeko)
鰆の斑、針魚銀(しろがね)ひたひたと海の香せまる春のキッチン

004:キッチン(David Lam) (でたらめなうたどもよ!)
I型か対面型か僕が決め僕は使わぬ君のキッチン  

004:キッチン(小早川忠義) (ただよし)
持ち寄りし鍋の数ばかりの多し男二人暮しのキッチン

004:キッチン(笹井宏之) (【些細】)
キッチンを冥王星と大関が過ぎていったよ もう五月だよ

004:キッチン(いちぼん) (空も、つながっている)
ヤカンかけキッチンの5時一人いるたぎっているのは湯ではなく僕

004キッチン(クロエ) (90%の幸福)
色褪せた水音響くキッチンで君を教わってゆく舌先

004:キッチン(黄菜子) (月待ち人の窓辺)
キッチンにうつわを洗ふ夜の底ひとひのうれひを流しこみつ

004:キッチン(黄菜子)再投稿 (月待ち人の窓辺)
キッチンにうつわを洗ふ夜の底ひとひのうれひを流しこみつつ

004:キッチン (limerence)
キッチンに私を行かせて平気なのあなた包丁そこにあるのよ

004:キッチン(透明)再投稿 (limerence)
キッチンに私を行かせて平気なのあなた包丁そこにあるのよ

004:キッチン(kira-kura) (遠く離れて ~From a Distance~)
故郷より 米肉野菜届くたび キッチンに立つたび 体重も増えありがとう

004:キッチン(寒竹茄子夫) (鶴太屋別館「マニエリスム」)
すめらみことのこゑキッチンに響かせて今朝海苔を焼く香りいくばく

008:キッチン(twinkle) (◆kirakira)
「キッチンとチキンは似てるっていうことを考えた人以後注意して」

004:キッチン(cocoa) (cocoaのうたにっき)
手首切る勇気もなくてキッチンでひからびているレタスのかけら

004:キッチン(びっきい) (チョキで殴るぞ!)
キッチンでヒザカックンをしないでよ おかずに指が混ざっちゃうわよ

004:キッチン(nao-p♪) (私サイズの日々)
面影は午後の陽が注すキッチンで オニオンスープにグシャグシャに入れた

004:キッチン(嶋田電気) (目的なんていつも後付け。)
キッチンのすみに隠れていたんだねプレゼントした赤い髪留め

004:キッチン(桑原憂太郎) (桑原憂太郎.com)
学校に行けぬA子は真夜中に起きだし一人キツチンで吐く

004:キッチン(れむ) (あま~い短歌)
キッチンに閉じ込められた(>_

004:キッチン(れむ) (あま~い短歌)
キッチンに閉じ込められたやわらかいピンクのパンケーキバリケード

004:キッチン(沼尻つた子) (リップサービス)
キッチンの床下でねむる酒瓶のなかの花梨とあなたの手首

004:キッチン(ちゅう) (ちゅう …ノラのつぶやき…)
母とネコ キッチンの椅子取り合いす 夜は共寝の枕取り合う

004:キッチン(星桔梗) (風船がわれるまで)
キッチンに渦巻く雲の主は誰 他人事だと伏せてしまおう

004:キッチン(柴田菜摘子) (パイロットランプ)
キッチンで包丁握りしめたまま不意にあなたの心臓おもう

004:キッチン(ひじり) (みじかうた)
キッチンの戸棚の中に隠されたリボンの包み見て知らぬふり

004:キッチン(星川郁乃) (Air Station)
キッチンは対面式で まっすぐな背中とまるい背中がみえる

004:キッチン(ヒジリ) (*tRIGger.)
母が立つキッチンなんて洒落てない日々で汚れた台所がいい

004:キッチン(小籠良夜) (DARKSIDE OF THE MOON)
好きなもの言ってご覧な、ワインから並(な)べてシステム・キッチンの赤

004:キッチン(本田瑞穂) (空にひろがる枝の下から)
キッチンって白いものだとおもってるからやっぱりねここはだいどこ

004:キッチン (砺波湊) (みなとぶろぐ)
こんな人のどこがいいんだろうと悩む キッチンペーパーで汗を拭くような

004:キッチン(もりたともこ) (短歌、すきです。)
キッチンに向かう姿がひだりみぎ母の背中の揺れを止めたい

004:キッチン (きくとわたし)
キッチンの蛍光灯に曝されてきゅうりぺろぺろ乾いておりぬ

004:キッチン(フワコ 再投稿) (きくとわたし)
キッチンの蛍光灯に曝されてきゅうりぺろぺろ乾いておりぬ

004:キッチン(神川紫之) (圏外圏)
気がつけばキッチンまでも侵されて冷めたパスタのかわいた嗚咽

004:キッチン(あんぐ) (あんぐの短歌)
春の日はイナバウアーを舞いながらキッチンで作る五目チャーハン

004:キッチン(宮沢耳) (MIMI NO UTA ~題詠100首blog)
キッチンは主婦の心を映せりや母の病むときほの暗くなる

004:キッチン (香山凛志) (東京パピヨン)
水のおと火のおと風のおとがする キッチンで哀しみは作られる

004:キッチン(わたつみいさな。) (乱切りくじら)
大切なもののすべてがキッチンにあるわけじゃなしシンクをかじる

004:キッチン(幸くみこ) (そこそこがんばる)
キッチンの蛍光灯が息してる 眠れぬ夜のトンネルライト

004:キッチン(澁谷 那美子) (題詠100首に参加中)
  訪れが 遠ざかりせば キッチンの 鍋のシチューが 代替わりせし...

004:キッチン(春村蓬) (風見鶏)
白妙のキッチンペーパー広げてはあした手紙が届くと思ふ

004:キッチン(やな) (やなさんの基地)
キッチンの灯りを消せば柔らかな痺れるようなこの家のにおい

004:(キッチン) (木漏れ日気分~題詠マラソンblogと過去の詩と短歌)
哀しいと言えずに母の腕の中幼き頃の春のキッチン

004:キッチン(ハル)再投稿 (木漏れ日気分~題詠マラソンblogと過去の詩と短歌)
哀しいと言えずに母の腕の中幼き頃の春のキッチン

004:キッチン(わかば) (わかばのうた)
唇を噛みキッチンに立ちつくすわたしの夜も欲しいならやる

004:キッチン(ゆづ) (透明ランドセル)
出しっぱなしの水の音の中ひとりキッチンで皿を洗った(割れた)

004:キッチン(goldfish) (月と金魚鉢)
恥ずかしいくらいにあかりを白くしてあなたを待ちます初心者キッチン

004:キッチン(しょうがきえりこ) (GakiDay's TANKA)
キッチンで今煮てるのは塩味の君の体だ さあめしあがれ

004:キッチン(繭) (hallo hallo!!)
「おいしい」とほおばる胸に抱き浮かれ気分でキッチンに立つ

004:キッチン(繭)再投稿 (hallo hallo!!)
「おいしい」とほおばる君を胸に抱き浮かれ気分でキッチンに立つ <君を>を忘れました。間違えすぎ…すみません↓

004:キッチン(稲荷辺長太) (マシンガンスキップ アドリブマニュアル)
キッチンで製造したとは思えない円盤の上のクリームなめる

004:キッチン(池田潤) (神様、ぼくは。)
キッチンに流れる水は滔々と浸りていたり我は泣くまじ

004:キッチン(るくれ) (とっても単純なこと)
晴れの日に歌いたいんだキッチンでお昼ごはんの準備しながら

004:キッチン(なまねこ) (路地裏稼業)
夜明け前ふれてみた頬はキッチンのしめった床の冷たさに似て

004:キッチン(瀧口康嗣) (可燃性連鎖)
明滅の続く星では道なりにキッチンがありスイッチもある

004:キッチン (鳴井有葉) (そのための日記)
願ったら叶ったタイムトラベルの集合場所の朝のキッチン

004:キッチン(如月綾) (お気に召すまま)
お母さんの記憶はキッチンに立ってるその後姿だけが鮮明

004:キッチン(のんちゃん) (のんちゃんの衣裳部屋裏)
キッチンに屈(かが)む日もありなむ校長が勲賞受けなむズタズタな雨

004:キッチン(のんちゃん)再 (のんちゃんの衣裳部屋裏)
キッチンに屈(かが)むる日もありなむ校長が勲賞受けなむズタズタな雨

004:キッチン(蝉マル) (蝉の声)
二部屋とダイニングキッチンのことと知る競馬場近くの初めての2DK

004:キッチン(白玉だんご) (だんごのきもち)
キッチンの脇の「家事室」ゆくゆくは食料庫兼書庫と化すべし

004:キッチン(路喜) (水陸両用)
舌先と舌先触れているキッチン降り注ぐ暁の優雅さ

004:キッチン(あめあがり) (あおいかいだん)
夕暮れの煮物の香り キッチンに小さき青火ともしゆくかな

004:キッチン(くまのこ) (あめふりくまのこ)
陽だまりの匂いのひとたちキッチンの重さや脆さを知らないでしょう

004: キッチン  (ひらそる) (*ひねもすもずく*)
キッチンにわたすつもりのお弁当うめぼしぎらいを後で気づいて

004:キッチン(岩井聡) (North Marine Drive)
鉛管はうららかに朽ち官舎中キッチンに税吏の濡れ鼠

004:キッチン (お気楽堂) (楽歌三昧)
反論の言葉が出ずに逃げ込んだキッチンで皿を洗いながら泣く

004:キッチン(Harry) (四月なかなか)
小夜更けてキッチンに騒ぐ者のありワールド杯(カップ)はもうぢき決勝

004:キッチン(本田あや) (明晃晃)
御用達のフロッシュキッチンクレンザー置いてこの地をテリトリーとする

004:キッチン(本田あや)再投稿 (明晃晃)
愛用のフロッシュキッチンクレンザー置いてこの地をテリトリーとする 【変更前】 御用達のフロッシュキッチンクレンザー置いてこの地をテリトリーとする

003:手紙(睡) (Melting*Diary)
中庭でうたいはじめる真冬の手紙きみの手のつめたい朝にも

004:キッチン(睡) (Melting*Diary)
キッチンで眠れるプリン王女のため静かに芝居をしている真夜中

Unknown (万美愛任叶結実)
キッチン(日下智世) キッチンは私の縄張りかも知れぬ君は醤油の在り処さえ知らず。

004:キッチン (短いが身近というお話)
半年のバイトで自信の腕前を披露しようとキッチンに立つ

004:キッチン(碓井和綴) (雨歩日記)
金曜日野菜を全て刻みおり月末カレーはキッチン・セメタリー

004:キッチン (キサラギウタ)
「キッチンに入らないでね」ぴるぴると絹さや剥いてほくそえむ午後 (宮田ふゆこ)

004:キッチン:(長岡秋生) (廊下に座る)
キッチンに嘘はつけない 恋人は懺悔のごとく食事を作る

004キッチン(帯一 鐘信)  (361℃)
 キッチンは秘密があふれすぎていて殺されぬよう足踏み入れず

004:キッチン(佐藤羽美) (one hundred gumdrops , elephants and sandals)
キッチンは隅から隅まで清められ点滴針のようにきらめく

004:キッチン(橋都まこと) (笑って東京サヴァイヴァル)
キッチンと呼べぬ我が家の台所 湯も出ず古びて でも愛されて

004:キッチン(瀧村小奈生) (陽だまりのふちっこで ver.2)
そら豆のにおいの残るキッチンでうすいみどりの決心をする...

004:キッチン(小春川英夫) (さるさるパパ)
キッチンの隅でつぶれた空き缶とエコロジーとか語り合う夜

004:キッチン(小太郎) (ねこのにくきゅう)
シミのあるふきんとキッチンハイターの戦い煽り今日を終わらす

004:キッチン(浅井あばり) (ギンガムクロス)
夏空と紐がとけゆくキッチンへ煙草の灰がふりそそぐこと

004:キッチン(門哉彗遥) (Nambo no Monya?)
キッチンに横たわる我 バトンからバトンへ紡ぐぎりぎりの義理

004:キッチン(百田きりん) (きりんメモ)
色あせたキッチンクロスどこまでも優しくなってしまう錯覚

004:キッチン(湖雨) (waffle)
逃げ帰る非日常の扉から安全なるキッチン玉ねぎ刻む

004:キッチン(水風抱月) (朧月夜に風の吹く。)
どんなだっけと一昨年を思い出す 母の背眺む真白きキッチン

004:キッチン (あみー) (手遊びBlog)
キッチンの向こうの海を眺めてる ボトルメールを待ちわびている

004:キッチン(yuri.) (なつのよるに、うまれてきた気がする。)
キッチンに鈍る光が落ちてゆく 記憶の再生、トーストの匂い

004:キッチン (心を種として)
君を背にキッチンに立つ外は雨 夫婦みたいね 悪くないかも

004:キッチン(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
キッチンで起きて眠って、なんていう小説読んだ? 真似はしてみた?

004:キッチン あいっち (詠題100首blog-あいっちのうたあそび。)
妹が立てばキッチン母親が立てば厨の台所かな

004:キッチン(野田 薫) (さしあたり大丈夫)
見渡せばどこまでも日なた材料が自分しかないままキッチンへ

004:キッチン(edocko) (RYU's Monologue)
君がいる それが普通と思ってた 今はいない一人のキッチン

004:キッチン(けこ) (あきのうた声)
赤と黄と緑のパプリカ刻むひと 我の隣に在りしキッチン 

004:キッチン 杉山理紀 (2006R57577)
キッチンの夕暮れ残さずたいらげるために煮込んだチキンとトマト

004:キッチン(shall3) (山歩き録)
まな板の鍋皿などのひしめきしアパート部屋の狭きキッチン

004:キッチン(椎名時慈) (ワレ短(壊れ短歌))
蛇口からひと筋涙 使われることのなかったきれいなキッチン

004:キッチン(まほし) (うた・たね)
キッチンの湯気に海やら畑やら秒針刻みの蜃気楼みる

04:キッチン(minto) (@100@)
家中のどのお部屋にもキッチンもグリーンが目立ち爽やかである

004:キッチン(徳田ゆきこ) (題詠100)
キッチンの眩しき人を蔑んで謗ってきたから生きてこられた

004:キッチン(大辻隆弘) (大辻隆弘 題詠100首のために)
キッチンが息を殺して待つ朝は窓枠にもう指をふれてた

004:キッチン (象と空)
キッチンにクチナシの花挿してみる雨の臭いもうん!ふくらむね

004:キッチン(御厨しょうこ) (哀よりも愛 愛よりモアイ)
始まりは私の料理、おしまいはこの包丁で。ここはキッチン

004:キッチン(浅葱) (空耳の森*番外地)
キッチンに立つ父の背を見て育つ 男の料理が好きな理由か

004:キッチン(平岡ゆめ) (le petit cahier)
ただいまと誰かがドアを開くまで熱こもりゆく我のキッチン

004:キッチン (nine) (songs)
潔いほどにカップがまっぷたつ二人で笑う夜のキッチン

004:キッチン(青山みのり) (わざとじゃないもん!)
キッチンのはしのはしまでみがいても山羊座の今日は雨になります

004:キッチン(千) (Mille et une nuits―題詠100首blog)
炒め煮る皮つきごぼうキッチンで土の香りも味わわんとす

004:キッチン(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
あのころは不思議なお話いまはもうふつうのことさ『キッチン』ばなな (吉本ばなな 福武書店)

004:キッチン(久野はすみ) (月の融点)
キッチンにキッチン鋏あることの安と不安を水に沈めて

004:キッチン(中野玉子) (薔薇がなくちゃ生きていけない)
午前二時 もう肉だけどでももっと肉にしたくてキッチンにいる