2015年11月1日。
江戸川陸上競技場で、第95回全国高校ラグビー大会 東京都予選の準決勝が行われた。
今回、東京朝高ラグビー部と対戦する相手は強豪の目黒高校。
天下分け目の天王山!と言いたいぐらい、ここに勝たないと決勝へは進めない大事な大事な一戦。
今年の東京朝高ラグビー部は花園進出に有望との事なので、応援しに行って来た。
とは言いながら、高校ラグビー観戦が好きな私なので、朝の第1試合から観戦する。(俗に言うラグビー親父になったと言う訳)
東京高校 対 大東文化一高の試合、さすが東京高校やな、トータル的にエエバランスしているなと思った。(東京52-21大東大一)
本郷 対 國學院久我山の試合、前半まで本郷がリードで久我山が得点無し、これはもしかして!?と思ったが、後半から軌道修正きっちりして、
競馬で言うたら、「差し」で勝ちきった。(久我山24-18本郷)
3試合目が東京朝高 対 目黒
円陣を組んでから気合いを入れる。
気合いも十分だ。
試合開始。
先に点を入れたのは目黒。
コンバージョン失敗で、 東京朝高0-5目黒
その後、東京朝高のフォワード陣の組織的な動きもあり、トライ!
コンバージョン成功で、東京朝高7-5目黒
目黒の留学生軍団はガタイがハンパ無い。
そんな「個」のパワーを東京朝高は「組織力」で迎え撃つ。
目黒がトライしたら、東京朝高がトライの拮抗したゲーム。
東京朝高14-10目黒で迎えた後半26分。
目黒がトライ!
コンバージョン失敗で、東京朝高14-15目黒
残り4分と言う微妙な時間にトライして来たなぁ、目黒は……と思う私。
どうにかこうにか出来る時間かも知れないが、どうにかこうにか出来ない時間でもあるこの「4分」
試合運びは東京朝高がボールキープをするのだが、東京朝高がやりたいのは「モール」
モール組んで、ドライブしてゲインしたいのだが、さすがは目黒、それを全くさせない。
センターライン辺りでモールを組もうとするが組ませない目黒。
ゴリゴリと攻めたいが攻めさせない目黒。
東京朝高…、攻めあぐねているからと言って、変にバックスとかに展開させなかった。
(これに関しては、私もフォワード一本でゴリゴリ行け!と思っていたから見ていて気分良かった)
引き続きセンターライン辺りでモールを組もうとするが組ませない目黒。
そんな中、目黒がペナルティ!
時間を見ると30分になったかどうかの微妙な時間。
センターライン辺りでのペナルティ…。
タッチで外に蹴るのか、タップでがっちりぶつかるか、ショットか、スクラムか…、
ショット(PG)で、3点狙ったら逆転だが、ゴールポストからは真正面……だが、45メートルくらいのロングディスタンス。
何を選択するのやろうと思うが、時間も時間なので、ショット(PG)を選択しろ!!と思う私。
後ろに居てる人達も「ショットだ!ショットだ!」とショット選択しろとの声!
結果、
選択したのは「ショット(PG:ペナルティーゴール3点加算)」。
時間も時間なので、選択は間違ってないけれど、距離長いでぇ、大丈夫か……。
キックの体勢に入る東京朝高の選手。
頼むぅ~~決めてくれぇ~~~と、両手合わして願う私。
そして、周りを見ると、私と同じ様に両手合わして願っている学生のオモニ達。
そんな緊張感が張り詰めた中!!!
12番の選手やったかな……、落ち着いてボールを蹴る!!
ポーーーーンと蹴ったボールはどの様になったのか遠目からでは判断出来ない!
どないや?!
入ったんか?!
どっちやねん?!
あまり目が良くない私はゴールポストに居てるアシスタントレフェリーのジャッジに目を向ける。
すると、アシスタントレフェリーがゴール成功を意味する旗をあげた!!!
入ったぁ~~!!
これで、東京朝高17-15目黒 !!!!!!
その後、レフェリーのノーサイドの笛!!
勝利に喜んで、私の後ろに居てるそこで初めて会った見知らぬトンポとハイタッチしてもうたくらいにテンションMAX!!笑
選手達整列
ホンマによぉ頑張ってくれた!!!
来週の11月8日は秩父宮ラグビー場で明大中野と決勝戦!!!
「勝って兜の緒を締めよ」で、来週も頑張って欲しいです!
もちろん私も応援に行きますんで!!!!(^o^)
そして東京朝高の応援団の皆さんお疲れ様でした!
大阪朝高の応援のやり方とは別口の応援、味があって良かったです!!!(^o^)
「ウリチャランイマンジョマンアニラオ」「遊撃隊行進曲」とか、懐かしい歌を大合唱してくれたのはこっちが嬉しかったっすわ!
(出来たら11月8日の秩父宮ラグビー場でもよろしゅうたのんます!)
試合終わりに家に帰ろうとした時、
ドキュメント映画「60万回のトライ」のパク・サユ監督と朴敦史監督と会う。
60万回のトライの時からの知り合いなので、色んな話をするが、パク・サユ監督は興奮状態。
東京朝高応援団は目黒にもエールを送っているのがとても清々しくて感動的だったと…(^o^)
その後、朴敦史監督と会ったら、チャリンコで江戸川陸上競技場に来ている私にビックリ!
この近くに住んでるんですね……との事。
朴敦史監督も今回の勝利をとても喜んでいた。
その後のスケジュールを聞くと、11月8日の秩父宮ラグビー場も取材に来るとの事。
日曜日は高校ラグビーで予定が埋まっている様子だ(私もだが…)
また来週、秩父宮ラグビー場で会いましょう!と言って、その場からチャリンコこいで出発。
本当に感動的な試合でした。
あのPG…、
フェイスブックとかで動画アップしている方が居てるから再度見るけど、やはり感動もん!!!
に、しても、
最後のあのPGキック…。
第84回の全国高校ラグビー大会 大阪府決勝予選で、ロスタイムにPGを選択し、綺麗に真っ正面に蹴り、初の全国大会出場を決めた、金圭輔選手のキックを彷彿とさせたキックやった。
ここに来て第84回とは……、
エライ古い話引っ張り出してくるな…(^_^;)