テジョンのぶつくさブログ!

ただただ、思った事をぶつくさぶつくさ書くブログ

映画「セデック・バレ」をみる。

2016-06-05 11:00:00 | 映画


映画「セデック・バレ」を見た。



台湾原住民の抗日闘争の話。








以前、台湾に出張行った時、飛行機のアナウンスで、中国語とはまた違う言葉で話していたのを覚えていて、それを当時通訳してくれた方に話すと、



「台湾には先住民族が居てて、その人達の言葉です。彼らは言葉は有るけれど、文字が有りません」との事。




そう思えば、昔に見たNHKスペシャル「映像の世紀」で台湾先住民を「高砂族」と言ってたなぁ、その人達の話か。



高砂族に対して知りたい、台湾出張時に通訳してくれた方も「THE・チャイナ」の顔立ちでは無かった。



色んな流れで大変興味を持つ。



台湾で抗日闘争の「霧社事件」が有ったというのもこの「セデック・バレ」で初めて知る。




「霧社事件」とはなんだったのか?




どんな流れで「霧社事件」が起きたのか?




先程も言ったが、色んな流れの絡みで、本当に興味が有ったので、見る事にした。




映画は、二部構成になっている。



1部「太陽旗」、2部「虹の橋」。



1部の「太陽旗」を土曜日に、2部の「虹の橋」を日曜日に見ようと思って居たが、




見れば見る程、吸い込まれる様に見入ってしまい、土曜日にノンストップで一気に見た。




内容は「霧社事件」をウィキペディアで調べたらすぐに分かるが、こんな事件があったのかと改めて知る。




映画は「R-15」指定。




チョットお色気的な内容が有って、「R-15」指定なのかな?と思ったら、大間違い。




なっかなかのリアルな殺戮シーンがあるからの「R-15」指定。




映画を見ていて、大の大人の私が大号泣した心痛いシーンが有ったり、心辛い場面も有ったり。




武装蜂起、それに対する鎮圧。




正義と悪と言う概念を通り越して、色んな事を思い出す内容で有るこの映画。




蕃人、西蕃(セデック族とかを見下げた言い方)に「文明」を教えるとの大義名分で日本語教えるが、



映画の中の台詞で、




「男は材木を担がされ、女は日本の警官に酌をそそぎ、彼らはここに郵便局や学校、商店を作ったが、これで我々の生活が楽になったか?」



「逆に我々が貧しいと連中に思わせただけだ。20年後にはセデック族はなくなり、みんな日本人になるだけだ。」



こんな名台詞がいくつも出てくる映画「セデック・バレ」



ノンストップで一気に見て、本当に本当に色んな思いにかられました。



この映画を見終えて、済州島での「4.3事件」をモチーフにした映画「チスル」を思い出した。




映像がリアル過ぎたりグロいのも有り、一度見たら、もう一回みたいとは思わないが、心に残る映画になりそうです。







またちょっと落ち着いたら見るかも知れないね。





そんなに映画を見てないけれど、




私の中では5本の指に入る映画です。(*^_^*)









最新の画像もっと見る