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NHKドキュメント 戦後史証言プロジェクト 日本人は何をめざしてきたのか 第4回「猪飼野」を見る。

2013-08-03 08:00:00 | 在日同胞



この前やっていた、NHKドキュメント 戦後史証言プロジェクト 日本人は何をめざしてきたのか 第4回「猪飼野」と言うのを見た。



番組内容はこの様に書かれていた。

「在日コリアンが集住する大阪市生野区。かつて「猪飼野」と呼ばれ、日本の植民地だった朝鮮半島南部、主にチェジュ島から渡ってきた人々とその子孫が多く住む。戦後、彼らは、南北分断、帰国運動など東アジアの激動に翻弄され、差別や偏見に苦しみながら生きてきた。阪神教育闘争を経て、民族教育はどのように進められてきたのか。そして、地元の日本人は、在日社会とどう向き合ってきたのか。在日コリアンの戦後史に迫る。」





この様な番組を放映する事自体知らなかった私。



とある姉さんから、NHKドキュメントするよ!とメールを送ってくれて分かった有り様(^_^;)(教えてくれて有難う!)



でも、題名見てチョットと言うかだいぶビックリ!!



「戦後史証言プロジェクト 日本人は何をめざしてきたのか」と言う題名。



日本人が何をめざしてきたのかと言う内容に「在日コリアン」をリンク?!?!?!?!って正直思った(^_^;)



でも、このドキュメントを見て、「在日コリアン」に対する日本国家の処遇等を見ると、日本人が何をめざしてきたのか?と言うのと何かしらでリンクするねんね…。



それにしても、



このドキュメントを改めて思った事。



在日コリアンってホンッッッッッッマに国家に翻弄されまくったと思う。



Nスペ「映像の20世紀」を3回くらい全て見た事有るので、世界各国で国家に翻弄され、そして虐殺された民族等を知っているが、在日も国家に翻弄されまくったと思う。




出稼ぎ、連行で来た半島の人達。



1945年8月15日に日本が敗戦。



それと同時に朝鮮半島は日本の植民地では無くなる。



やったー!!!と、喜んでいたら、アメリカ、ソ連の朝鮮半島分割統治。



38度線を境に北はソ連、南はアメリカ(連合国)が統治。



次第に両国の思惑が浸透していく。



1948年8月15日に南の方で「大韓民国」が出来、同年9月9日に北では「朝鮮民主主義人民共和国」が出来る。



その後、朝鮮戦争勃発。



朝鮮戦争に義勇軍として日本から戦地に行った在日コリアンもドキュメントでは映し出されていた。




先程、在日は「国家」、言うならば、時の指導者達に翻弄されまくったと思うが、在日にはそこにもう一つプラスされる。




それは「思想」(特に北を支持する人達を意味する)




もう、この時点で在日コリアンも北を支持する派閥(現在の総連)、南を支持する派閥(現在の民団)と言う、同じ民族、在日同胞の中でも思想等により、分かれていた。




その後、戦争は休戦。(現在に至る)



そんな中、在日コリアンの生活保護受給者が多い日本にしたら、在日コリアンは「目の上のタンコブ」



一方、北朝鮮は朝鮮戦争で若い労働力を無くしたのもあり、人員が欲しい。



吉田茂首相の思惑と、北朝鮮の思惑が合致したみたいやね。



人道上の処理と言う名のもと、約8万人くらいが北朝鮮へ「帰国」



「帰国」した在日コリアンは夢を持って北朝鮮へと行ったが、後はみなさんが分かっている通り。



一方、



当時、在日コリアンは日本国籍を持っていたが、その後、突如在日コリアンは日本国籍を一夜にして喪失。



「朝鮮籍日本人」から、単なる「朝鮮籍」の人となる。



「朝鮮籍」とは簡単に言えば、朝鮮半島から来た人みたいなもんで、何処かの国籍を有する者では無い。



無国籍人となった在日コリアン。



その後、日本と韓国が関係回復し、韓国籍を取得する在日コリアンと朝鮮籍のままでいる在日コリアン。



あと、どの様にして民族教育が出来上がったのかも詳しく説明してくれていた。



1948年4月24日「阪神教育闘争」の事もピックアップしてくれていた。



被殺された金太一少年と私の親父がそこそこの知り合いだったので、そこの場面はやっぱり固唾を飲んで見る。



当時の状況を説明する年配の在日コリアン。(いちおう俺の親父も参加していたとの事)



改めて日本学校にある民族学級が、この様にして出来上がったと言う事を知り、分からなかった自分自身に反省。



そして、ソグム、ソグムと言っていた、大阪市立 西今里中学校が出来上がる課程も知り、分からなかった自分自身に反省。
(大阪市立 西今里中学校は現在の中大阪初級学校なんですねぇ~~~、だから諸問題が有ったとしても過去の流れが有って………※■△▲□△)



そんな学校の中に熱心に教えてくれた日本の方の教師が居てた事には驚いた(*.*)



国籍、民族問わずで熱心に教えてくれた日本の方の先生……、ホンマに心から嬉しかった(*^_^*)



今現在、日本の方と在日コリアンが共存する事もピックアップ。



「おやじバンド」やったかな?とある学校の役員だった方々で出来たバンドの人員は日本人と在日コリアン。
(うろ覚えなので、間違っていたらスンマセン)



日本学校で在日コリアンがPTAの役員?!?!?ってな考えが有った時代、



日本の方と在日コリアンが話して話して話し合って、互いの共通項を見いだして行き、数年後には在日コリアンの方が大池中学校のPTA会長となる。



信頼を失くすのは一瞬で失くす事が可能だが、信頼を築き上げて行くには時間が掛かる。



でも、これを見事にやってのけた。










簡単に書いたが、おおまかな内容はこんな感じのドキュメント。






「戦後史証言プロジェクト 日本人は何をめざしてきたのか」の中の「在日コリアンの戦後史」




文章の初めにも書いたが、ホンマに翻弄されまっくたね、在日コリアンって。



だいぶ前にも書いた事あるが、私が小学生の頃、近所で焼肉やっている民団のオバチャンなんかは「敵」やと思ってたくらい。



私でさえも、チョットばかし偏った教育を受けたんやから、私より年上の同胞諸先輩なんかはもっとすごかったんやと思う。



「在日コリアンの戦後史」を見て、色んな事を思いながらも、1時間半にわたってドキュメントしてくれただけでも有り難い(*^_^*)







NHKドキュメント「戦後史証言プロジェクト 日本人は何をめざしてきたのか」、



以前、何らかの会合で知り合ったNHKの方と名刺交換した事あるんやけど、



もしかして、その方もこのドキュメントに関係有るのかな?とエンドロールを見ていたら、



やっぱり、その方の名前が結構大きめに書かれてました。



そんな方と名刺交換した事あると言うのが、私のプチ自慢ですぅ~~(*^_^*)





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