
□作品オフィシャルサイト 「河童のクゥと夏休み」
□監督・脚本 原恵一
□原作 木暮正夫(「かっぱ大さわぎ」「かっぱびっくり旅」)
□キャスト(声) 田中直樹、西田尚美、なぎら健壱、ゴリ、冨沢風斗、横川貴大、植松夏希
■鑑賞日 8月19日(日)
■劇場 TOHOシネマズ川崎
■cyazの満足度 ★★★☆ (5★満点、☆は0.5)
<感想>
人間が犯して来た環境破壊へのメッセージを、河童のクゥと、クゥを発見したある家族とのひと夏の触れ合いを通して描いていく作品だ。
客席はやはりファミリー層、特に母親と小さな子供たちが多かったのだが、河童は分らなくてもこのクゥというキャラに親近感をもてたことは、その子供たちの反応を見ていると分るし、クゥとこういちの別れのシーで涙していたことで判断できた。
民話の世界を理解できるかどうかもひとつの鍵だったが、子供たちにこのクゥのキャラが受け入れられていることで夏休み映画としては正解だったろう。
子供たちいうより、これは大人に観てもらいたい映画だと思う。 自然破壊・環境破壊、いじめ問題、マスコミの過剰な取材等々、現代抱えている全ての問題がやんわりちりばめられているところは流石にクレヨンしんちゃんシリーズの監督原恵一のなせる業だろう。
動物(生物)同士の言葉のないコミュニケーション。 クゥとオッサン。 ラストシーンに見せるクゥとこういちとのやり取りには、言葉というツールを持ちながら、家族ですらコミュニケーションを取れない人間たちへの警鐘を鳴らしているかのようなシーンだった。
僕的に、一番この映画を締めていたのは、クゥでもこういちでもなく、こういちの母である由佳里だろう。 ある意味、堂々としてシャレが効き、たくましいい母親像はこの映画の見えない重心となり、この映画のストーリーテラー的要素もあり、存在感もあった。
予告編が流れる以前からFM等で流れていた大山百合香の主題歌「夏のしずく」もこの映画に合っていた。
劇中のあのクゥのおやじさんの切られた腕だが、その昔、どこかの資料館(もちろん本物かどうかはわからないが)かどこかで河童の腕が陳列されているのをの見たような気がしてならないのだが・・・。
>一番感動したのがラストでクゥが「父ちゃん、ごめん、俺人間の友達ができたよ」というシーンです。そう言って、クゥは涙を流します。涙を流した理由ですが管理人さんはなぜだと思いますか?
人間に殺された父、その深い恨みがあるにもかかわらず優しい人間に出会えたという心の交錯でしょうか。
>涙を流した後に川面を風が吹きます。これは、僕の推測なのですが、クゥのお父さんが吹かせたのではないかと思います。「クゥ、人間の友達ができてよかったね」という意味を込めて。そう信じたいです。
そして、クゥと康一が再び会えることを信じたいです。
仰るとおりだと思います。
いつもそばに父ちゃんがいましたからね^^
河童のクゥで一番感動したのがラストでクゥが「父ちゃん、ごめん、俺人間の友達ができたよ」というシーンです。そう言って、クゥは涙を流します。涙を流した理由ですが管理人さんはなぜだと思いますか?
僕は、殺されたお父さんのことや康一一家や菊池のことなどさまざまなおもいがこみ上げてきたからだと思います。
涙を流した後に川面を風が吹きます。これは、僕の推測なのですが、クゥのお父さんが吹かせたのではないかと思います。「クゥ、人間の友達ができてよかったね」という意味を込めて。そう信じたいです。
そして、クゥと康一が再び会えることを信じたいです。
>ちょっと「子供向け」って印象が強いので、もっと大人にも観て貰いたい作品ですね。 安易なファンタジーで終わらせないのは、さすが原恵一監督です
そうですね^^ それとなく自然に大人へのメッセージが挿入されていましたからね^^ ぜひ、国会議員や社会保険庁の方に観て、いや強制的に観せて欲しいですね!
ちょっと「子供向け」って印象が強いので、もっと大人にも観て貰いたい作品ですね。
安易なファンタジーで終わらせないのは、さすが原恵一監督です。
>ほんとに、大人にこそ観てもらいたい映画でしたね。 冒頭から泣きまくりでした。
大人へのメッセージ性が強い作品でしたね~^^
冒頭から泣きまくりでした。
>はじめはちょっとあなどって観に行きましたがストーリー構成の良さ・そして我が町の風景に見入ってしまいました。
そうでしたか^^
>大人向けという意見も多いですよね。私もどちらかというとそうだなと思いました☆
結構現代に生きる大人へのメッセージ性が強かったように思います。
>私も以前TVで見たことある気がします!
何かで取り上げられてましたよね(笑)?
>冒頭のショッキングなシーンや子供だとイマイチピンと来ないかもしれない環境問題といった所は、子供にはいささかハードルが高いようにも思え、改めて見ると大人に焦点を合わせているんじゃないかな?とも思えてしまうアニメでしたねっ。
ほんと、そうですね^^ アニメの色感もトーンがやや重かったですしね(笑)
>康一ママの色々な行動が自分のオカンにも被ってる所があってちょっと笑ってしまいましたねっw
あらま、楽しいおかあさんですね^^
はじめはちょっとあなどって観に行きましたが
ストーリー構成の良さ・そして我が町の風景に
見入ってしまいました。
大人向けという意見も多いですよね。
私もどちらかというとそうだなと思いました☆
河童の腕・・・私も以前TVで見たことある気がします!
冒頭のショッキングなシーンや子供だとイマイチピンと来ないかもしれない環境問題といった所は、子供にはいささかハードルが高いようにも思え、改めて見ると大人に焦点を合わせているんじゃないかな?とも思えてしまうアニメでしたねっ。
上原家のほのぼのとした家庭もリアルな現実にありそうな風景でしたし、康一ママの色々な行動が自分のオカンにも被ってる所があってちょっと笑ってしまいましたねっw
>あんなに泣いたアニメは本当に久々でした。ホント大人に見て欲しい映画ですよね。
強制でなくさりげなく大人への、人間へのメッセージがこめられていましたね^^
あんなに泣いたアニメは本当に久々でした。
ホント大人に見て欲しい映画ですよね。
>しっかりとした二重構造で作られた秀作アニメーションでしたね。声優に若干のタレントさんを起用されていたものの、子役はきっちり子役だったことがとても良かったです。
そうですね^^ 自然な感じが良かったです!
やや背景が暗かったような気もしなかったではないですが(汗)
>母親の西田さん、上手かったですね。フツーのどこにでもいそうなお母さん。イザという時は頼りになるお母さんでした。最初にオッサンをなでてあげたのもお母さんでしたね。
絵に合っていた感じがしました。彼女は独特の空気館をもった女優サンなので、声優としてもいい感じでした^^
しっかりとした二重構造で作られた秀作アニメーションでしたね。
声優に若干のタレントさんを起用されていたものの、子役はきっちり子役だったことがとても良かったです。
母親の西田さん、上手かったですね。
フツーのどこにでもいそうなお母さん。イザという時は頼りになるお母さんでした。最初にオッサンをなでてあげたのもお母さんでしたね。
>そろそろ『しんちゃん』に復帰してもらいたいのですが、もうやってくれないのかしら。
この作品のあとのしんちゃんは見たいですね^^
>地味な絵のタッチで、ストーリーで勝負!!ッてナ感じでしょうかね。んでもって、たくさんの人の批評を受け、結構否定派も見ましたが、とにかくチャレンジしたんだ!という風に受け取りました。
そうかもしれませんねぇ^^ そしてしんちゃん作品で描けない部分を訴えたとか(笑)
>8月19日に鑑賞ですと、【きゅうりのキューちゃん】はもらってませんね。頂きましたが、しょっぱくて、きつかったですわ。
そもそもお茶漬け用ですからね(笑)
>そうそう、河童の手!どッかに納められてますよね。それと関連させるのかな、などとも思ってみてました。
どこにあったか思い出さないんですよ><
どこかの博物館か資料館か・・・。
どちらにしてもそんな大きなところではなかったような・・・。どこかの寺だったかな(笑)
>しかし、まんまとハマッテしまいました。
でしょでしょワ
>私の見た試写会では子供達より、私を含めて多数の大人たちが泣いていたのが印象的でした。
劇場でもそうでしたね^^
子供より、大人に泣きのベクトルが向いていました!
そろそろ『しんちゃん』に復帰してもらいたいのですが、もうやってくれないのかしら。
でも、今回は真っ向勝負に挑んだのでしょうか。
『しんちゃん』の冠もなく、地味な絵のタッチで、ストーリーで勝負!!ッてナ感じでしょうかね。
んでもって、たくさんの人の批評を受け、結構否定派も見ましたが、とにかくチャレンジしたんだ!という風に受け取りました。
>現代抱えている全ての問題がやんわりちりばめられている
それを押し付けがましくなく見せる手腕がさすがでしたね。
8月19日に鑑賞ですと、【きゅうりのキューちゃん】はもらってませんね。頂きましたが、しょっぱくて、きつかったですわ。
そうそう、河童の手!どッかに納められてますよね。それと関連させるのかな、などとも思ってみてました。
私は本作を見る前は児童向けのアニメ映画と思っていました。
しかし、まんまとハマッテしまいました。
私の見た試写会では子供達より、私を含めて多数の大人たちが泣いていたのが印象的でした。