□作品オフィシャルサイト 「金子差入店」
□監督・脚本 古川 豪
□キャスト 丸山隆平、真木よう子、三浦綺羅、川口真奈、寺尾 聰、
北村匠海、甲本雅裕、根岸季衣、岸谷五朗、名取裕子
■鑑賞日 5月19日(月)
■劇場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★★★(5★満点、☆は0.5)
<感想>
刑務所や拘置所への差し入れを代行する「差入屋」のドキュメンタリーを
ずいぶん前にはなるが、TVニュースで見たことがあった。
主人公・金子(丸山隆平)はある事件を起こし、刑務所に入っていたことがあり、
叔父の勧めもありその後「差入屋」を営んでいる。ある日、息子の幼なじみの女の子が
殺害されるという凄惨な事件が発生する。
この映画は加害者・被害者、そして差入屋、弁護士、刑務所の看守等、
様々なそれぞれの人間模様とその心理を描き出していた。
何が、そして正しいのかはわからない。置かれた立場で見方・考え方は違って当然。
その中で差入屋という一般的ではない特殊な職業を通して、人間の強みや弱さ、葛藤を
静かに描き出している最近では珍しい骨太の映画だ感じた。
加害者側・被害者側の心理を描いてきた映画は過去にもたくさんあったが、
この差入屋という特殊なジャンルの職業のフィルターを通して、
そこに関わる人間模様を様々な角度から捉えているのが秀逸だった。
特に差入屋を演じた丸ちゃんが上手い。そして凄かったのは北村匠海だ。
今、「あんぱん」で柳井嵩役を演じているが、180度違うその落差が凄い。
ラスト近くの面会室でアクリル越しの岸谷五朗と川口真奈のシーンが泣けた。
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