□作品オフィシャルサイト 「新聞記者」
□監督 藤井道人
□脚本 詩森ろば、高石明彦
□キャスト シム・ウンギョン、松坂桃李、本田翼、岡山天音
■鑑賞日 7月15日(月)
■劇 場 109CINEMAS川崎
■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)
<感想>
あのラストシーンは観ている者に結論を委ねているようだが、
映画としての映像化よりは、TVサイズでもう少し肉付けをして描いた方が、
より緊迫感が得られたような気がする。
若き女性新聞記者VSエリート官僚。
それぞれが生きてきた背景を軸に、過去・現在をシャッフルしつつ、
人間の関わり合い、政治的圧力等々、事件を暴く当事者の対峙と葛藤を
浮き彫りにしていく。
吉岡エリカ役にシム・ウンギョンを起用したのは正解か否か・・・。
僕はどちらかというと後者だ。日本人を描きながら、日本語が不自然。
さらにリアル感を出すために、やたらハンディで映像を揺らす。
映像を揺らすことに何のメリットがあるのだろう。
全く理解できないところだ。
証拠資料探しのくだりも緊迫感がない。
そもそも重要書類を鍵のかからない机の引き出しに保管するかなぁ(笑)
あまりにも稚拙な演出・・・。
誰が吹聴したのか知らないけれど、結構観客動員はされているようだが、
期待してたほどの映画ではなかったように思う。
でも、原案を活かしてTVで1クールのドラマにしてほしいなぁ。