コーギーちゃんへの追悼 

あまりにも悲しくてショックなので、ここで怒りを吐き出す事にする。
そうじゃないと悔しくて眠れない…。

今日、公園仲間のお姉ちゃんづてに、
よく公園に来ていたコーギーちゃんが死んだことを聞いた。
まだ1歳半位だと思う。
ショックを受けると同時に、悪い予感が的中した気がした。
コーギーちゃんの飼い主の男性を許せないと思った。

その飼い主は、5年位前、グレースが公園に行っていた頃も、
トライカラーの小柄なコーギーの女の子を連れて来ていた。
人懐こくて活発で、頭の良い子。
クルエラが呼ぶと、まっしぐらに走って来た。
それなのに、飼い主が呼んでも飼い主の元には行かない。
逃げ回る。
イライラした飼い主は、木の枝を振り回して脅したりしていた。
そんな飼い主に呼ばれて行くか?

フラニーと公園に行くようになったら、
その飼い主が、今度は小さなレッドのMダックスを連れていた。
色素の薄い、鼻がピンクの女の子。
前に飼っていたコーギーは死んだと言う。
ある日突然、仕事から帰ったら冷たくなっていたんだと。
まだ3~4歳位だったのに・・・。
死因はわからないだって?
調子が悪いのに気付かなかったんじゃないのか?
病院にも連れて行かなかったんじゃないのか?
心の中ではそう思っていた。

その飼い主は毎日公園に来る訳ではなかったが、
時々Mダックスを連れてやって来た。
その子も、前のコーギーと同じく、小柄で人懐こくて活発で、一時もじっとしていない。
前のコーギーと同じ名前が付いていた。
と言う事は、死んだ子に愛情はあったのだろう。
クルエラの考え過ぎだったのか?

すると、ある日Mダックスの他に、コーギーの子犬も連れて来るようになった。
レッド&ホワイトの女の子。コーギーではNGとされるブルーアイ…。
やっぱりまたコーギーが飼いたくて…と飼い主は言った。
その子も、活発で人懐こくて。
とっても可愛い子だったのに…。

久しぶりに公園で会ったMダックスとコーギーちゃんは、ガリガリだった。
腰骨が浮いていて、毛艶も悪い。
聞けば、食が細いのだと言う。
コーギーちゃんはパピー用のドッグフードを食べているんだよね?と聞いたら、
Mダックスと一緒だと答える。
まだ1歳にもなっていないのに・・・。
太り過ぎも健康に悪いけれど、痩せ過ぎで栄養が足らないと、
病気に対する抵抗力もなくなるよと、やんわり言った。
ふたりともカロリーの高いパピー用を食べさせたら?と。

公園仲間でも、ふたりの痩せ具合は話題になっていた。
活発だったふたりが、無気力な目をするようになって…。
ふたりとも食が細いなんてありえない。
おやつをあげると、むさぼるように食べたし、公園でふたりは異常に水を飲んでいた。
恐らくそれは、空腹を紛らす為だったのだと思う。
痩せ過ぎだと言う事を、飼い主の気に触らないように、会う度に口にした。
飼い主も、太らせる為に粉ミルクを与えているなどと話すようになった…。

しばらくして会った時、Mダックスの方は少しふっくらしていた。
よかったね~と大袈裟に喜んであげたら、飼い主もニコニコしていた。
コーギーの方は、子犬の頃からほとんど成長していないように見えて、
まだまだ栄養が足りないようだったが、飼い主の意識が変わったのだから、
きっとこれからふっくらしてくるのだろうと、少しホッとしていたのだが・・・。

半年位、ふたりは公園に来なかった。
最後に会った時、良い方向に向かっているように見えていたから、
きっと大丈夫だろうと…。
そう思うしかなかった。

今日、お散歩仲間が教えてくれた。
昨日飼い主と会ったら、コーギーちゃんが死んだと言っていたと。
前のコーギーと同じく、仕事から帰ったらある日突然死んでいたと。
そのお散歩仲間も、ふたりの様子を心配していた方なので、
あまりのショックで、詳しい事は聞く気にならなかったそうだ。
そして、尚悪い事に、連れていたMダックスがまたガリガリに痩せていたと…。

その飼い主は、たぶん犬が好きなんだと思う。
公園に来る他の犬にも、気軽に声をかけ撫でてあげていたし、
子犬には相好を崩していた。
なのに、なぜ?
経済的な理由?
ならどうして2頭も犬を飼うんだ?
病院にも連れて行けないから、犬なんて飼うな。
ましてや、食べさせないだなんて…。

死んでしまったコーギーちゃんの為に、自分がもっと出来る事はなかったのだろうか?
そして今また痩せてしまったMダックスちゃんにしてあげられる事は?

もし今度その飼い主に会う事があったら、ちゃんと話したいと思う。
やんわりとではなく、ハッキリ言おう。
「あなたは間違っている。」
それが亡くなったコーギーちゃんへの追悼だ。
コメント ( 14 ) | Trackback ( 0 )

「命のボール」の終焉

今日は車が車検に入っていて、いつもの公園に行けなかったので、
歩いて近くの通称「どぶ公園」に行った。
コンクリートの広場の周囲に水路があるので、そう呼ばれているらしい。
ただ歩くだけでは物足りないだろうと、いつものボールを持参し、
広場でボール遊びをしていたのだが・・・。

コンクリートの地面のせいかボールの足が速くて、
クルエラの蹴ったボールにフラニーが追い付けず…。
ボールは、広場の周囲に巡らされている柵を越えてしまった。
どこに行ったのかとせわしなくボールを探すフラニー。
自分も慌てて探してみたら、ボールは水路に張ってあった金属の網を通過し、
哀れ「どぶ」の中に…。


あ~、これはもうどうやっても救出は無理だ。
「フラニー、ごめんね。ボールは諦めよう。」と言っても、ボールを諦めきれないフラニー。


クルエラを見て、「ボール取って!」と言う顔をする。




可哀想だが、今回はどうやっても無理…。
形あるものはいずれ失われるのだ…。
リードを付けて、林の方に連れて行き、松ぼっくりをボールに代わりに遊んでいたのだが、
突然走りだしたフラニー。
いつもは「待て!」で止まるのに、まっしぐらにボールが落ちた所に走って行った。

2年半前から毎日遊んでいたボール。
過去にも何度か危機はあった。
いつもの公園の側溝の蓋の下に入ってしまった時、もうダメかと思ったけれど、
クルエラが長い枝を使ってなんとか救出したっけ。
他の犬に盗られて、公園のどこかに放置された時も、必死に探した。
このボールだけは失くすわけにはいかなかった。

グレースは「ボール命」の犬だったけれど、フラニーは違った。
ボールなら何でもいい訳ではなくて、この青いボールだけに執着した。
フラニーにとって、「命のボール」。
まさか自分がとどめを刺すことになろうとは!

1年前位から、ウチには「命のボール」の予備がある。
青いバッドキューズ。
まだ足が付いていて、押すと音が鳴るやつ。
が、今までフラニーは全く興味を示さなかった。
これを「命のボール」2代目に仕立て上げなくては…。
元々足が付いていたのを、他の犬に足を噛みちぎられて、
クルエラが綺麗に足の切断手術をしたのが初代「命のボール」なのだが、
いくらボールとは言え、何でもない足を切断するのは、妙に気が引ける。
大体、フラニーは2代目を「命のボール」として認めてくれるのだろうか?
不安だ。

「命のボール」へ
今まで毎日フラニーの相手をしてくれてありがとう。
他の犬にも人気絶大だったのに、こんなあっけない終わり方になってごめん。
長い間、お疲れ様。
本当はお墓を作ってあげたかったけど…。
水葬ってことで勘弁ね。

コメント ( 8 ) | Trackback ( 0 )

原因はクルエラなのか?

写真は、左が昨年11月半ばに撮ったタミー。
右が今日撮ったタミーである。
違いがわかるだろうか?
三角だった顔が、ふっくらと丸みを帯び、
表情が柔らかくなったように見えるのには、クルエラも感慨深いものがある。
が、問題は口元だ。
いつのまにか真っ白になっているではないか!

一体なぜだ?

獣医さんが言うには、タミーは3歳位のはず。
白髪になる歳ではあるまい。
万が一、年寄りの猫だったとしても、たった2~3ヶ月の内に、
一気に真っ白になるなんて事はあるはずがない。

考えられるのは…、やっぱりストレス?

野良猫として自由に暮らしていたタミーを完全室内飼いにした訳だから、
ストレスがかかるのは当然だと思う。
その上、家の中にはいくら弱っちいとは言え、犬がいる訳だし。
でも、最近は「外に出してくれにゃ~!」と鳴く事もなく、
窓から外を眺めているだけで、満足していると言うか、
やっと諦めたんだなと思っていたのだが・・・。
食欲もあるし、夢中になって猫じゃらしで遊ぶし、
フラニーと接近しても、ほとんど緊迫感が無くなって来たのに…。

思い出せばフラニーも、クルエラの犬になってから、
すっかりハゲチョビレになってしまった事があった。
まるで甲斐犬のように・・・。
実はグレースも1歳位の時、犬の学校を卒業し、家に戻って来てから、
すっかりハゲチョビレになった事がある。
ラブと間違われるくらいに…。
そしてタミーは、いつのまにか口元が真っ白になっていた。
玉手箱を開けた浦島太郎のように…。

完全室内飼いとか言う問題ではなく、原因はクルエラなのか?
そうなのか?

このまま、タミーがどんどん白くなってしまったらどうしよう。
飼い主が亡くなって真っ白になってしまった、黒ラブの子のように・・・。
飼い主が亡くなって真っ白になった犬は美談になるけれど、
飼い主のせいで真っ白になった猫は、ブログ炎上の火種になるのが関の山だわな。
コメント ( 12 ) | Trackback ( 0 )

臭いところ

世の中には匂いフェチと呼ばれる人がいるらしいが、
愛しい人や犬に対しては、誰だって匂いフェチになると思う。
犬好きはみんな、愛犬の肉球の匂いに関して、
一家言持っているはずだ。
やれ「香ばしい」だの、「ひなたの匂い」だの、「ポップコーン」だの…。
ちなみにフラニーの肉球は「枝豆」の匂い。
犬の肉球の匂いは、飼い主に安らぎをもたらす、たまらなく良い香りと言っていいだろう。

とは言え、いくら可愛い愛犬にも不愉快な臭いがある。
肛門腺の分泌物の臭いや、排泄物の臭いは、出来れば嗅ぎたくない。
(この手が凍える季節、ビニール袋に処理したフラニーのウンチを握り締め、
一瞬暖をとるクルエラではあるけれども…。)

そして、これぞ匂いフェチと言えるのが、
臭いのだけれど好いたらしい匂いを嗅ぐ事である。

臭いのはわかっている…。
嗅ぐのが怖い・・・。
でも嗅ぎたい…。
思い切って嗅ぐ…。
臭っさ~!
でもやっぱり愛しい…。
みたいな。

今は亡き愛するグレースの、そんな臭いところは耳だった。
垂れ耳のグレースは、こまめに手入れをしていても、
その耳をペロッとめくって鼻を近づけると、強烈な臭いがした。
あぁ、あの臭いをもう一度嗅ぎたい…。

フラニーの臭いところは、口の周り。
グレースと違って、ほとんど体臭のないフラニーだが、
マズルの毛が長いフラニーは、口の周りが赤く変色し、
発酵しているようなツンとした臭いがする。
臭い。
でも、時々嗅いでしまう。

猫のタミーは、全く体臭が感じられない。
肉球の匂いもないし、一度も手入れした事のない耳でさえ臭わない。
さすが、しょっちゅう毛づくろいをして、清潔を保っている猫だけあるわ。

と、こないだTVで動物番組を見ていたら、猫好きタレントのしょこたんが、
抱えていた愛猫をひょいとひっくり返し、肛門に鼻を近づけて、
「マミタス!ギザカワユス!!」と叫んでいた。
え~っ、直接肛門嗅ぐ?!
さすがしょこたん変わり者~!!と思ったのだが・・・。
そんなの見たら、やってみたくなるのがクルエラである。

くーっ、臭っ!
さすがにキツイ!!
でも、猫砂からすくいあげる排泄物の不愉快な臭いとは違う、
妙に好いたらしい匂い・・・。
それ以来、毎日のように嗅いでは、「タミタス!ギザカワユス!!」と叫ぶクルエラ。
しょこたん、変わり者呼ばわりしてすまん。
コメント ( 14 ) | Trackback ( 0 )