ある意味呼びのきく犬、そして遺伝性疾患セミナーのお知らせ

フラニーは、クルエラから遠く離れている時、クルエラが呼んでも、
素直に戻って来る時と来ない時がある。
地面の匂いを嗅ぐのに夢中で、耳がピクリとも動かない時もあり、
到底呼びのきく犬とは言えない。
が、他の犬の飼い主さんが愛犬の名前を呼ぶ時、フラニーはかなり高い確率で、
他の犬の名前を呼ぶ人の許へと走って行く。
クルエラが、「お前は呼ばれてないっ!」と叫んでも。
ある意味、必要以上に呼びのきく犬なのである。

なぜか?
犬の呼び戻しにおやつを使う人は多い。
犬にしたら一番のモチベーションだもんね。
どうやらフラニーは、そこに気付いたようなのである。
犬の名前を呼ぶ人は、おやつを持って待っているらしいと。
そこに走って行って、お座り&飼い主さんをじっと見つめれば、
ご相伴にあずかれるかもしれないと。
変なとこだけ頭が働くのよね、フラニーって。

自分は、出来ればおやつを使いたくない派なわけで。
おやつの代わりに、うんと褒めてあげたいなぁって。
でも実際フラニーは、おやつをくれる人に飛んで行き、クルエラが呼んでも飛んで来ない。
おやつを使うべきなのか?
いや、使わん!(意固地)


そしてお知らせ。
来月、犬の遺伝性疾患に関するセミナーがあるそうです。
りゅうびんさんのmixiから。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=722621542&owner_id=1696844

近くだったら行きたいんだけどな…。
自分は今、犬の繁殖を全く考えていません。
が、昔グレースを飼い始めた頃、グレースの子犬を欲しいと思ったことがあります。
何にも考えていませんでした。
遺伝性疾患と言う言葉すら知りませんでした。
知らないことが一番恐ろしいのだと思います。
知っていれば、防げる不幸が沢山あるのです。

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ボールより貞操が大事

最近、なぜかフラニーのお尻を追いかけまわすラブのルイ君。
フラニーはもう良い匂いがしないんだけどな・・・。
今日も追い回されて、ルイ君に文句を言ってる内に、大事なボールを放してしまった。
それを見逃さなかったのが、コーギーのハルちゃん。
ハルは、単に「ボール命!」の犬ではなく、「フラニーのボール命!」の犬なのだ。
フラニーがボールで遊んでいると、どんなに遠くにいても、何を置いても飛んで来る。

そんな今日の様子。
ボールが無くなったと気付いた時のフラニーの焦り具合が笑える。



フラニーは♂犬に乗っかられるのが大嫌い。
どんな小さい犬だって許さない。
文句タラタラである。
もちろんボールより貞操の方が大事なわけで。

そんなフラニーを見るにつけ、グレースの事を思い出す。
どんな犬に乗っかられても、ボール咥えてニコニコしてたっけ。
グレースは貞操よりボールの方が大事な犬だった。
今となれば、グレースの方が変わった犬なんだと思う。
だけど、そんな大らかなグレースが大好きだった。

フニャフニャ文句を言う犬も、これまた可愛いんだけどね。

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フラニーにソックリなTinaちゃんその後

昨年の9月に、「いつでも里親募集中」http://www.satoya-boshu.net/で、
偶然フラニーにソックリなわんこを見つけた。
名前はTinaちゃん。
預かりをなさっていたミドリさんのブログ
http://blog.livedoor.jp/ms_melody/にも
お邪魔して、Tinaちゃんの写真を拝見しては、「フラニーに似てる~!」と興奮し、
Tinaちゃんの幸せを祈った。
幸い、すぐに赤い糸が見つかり、
「僕の人生の伴侶として大事に育て暮らしていきます」と、
優しいパパさんにプロポーズされ、大切な家族として迎えられた。
素晴らしい里親さんに恵まれたところも、まるでフラニーにソックリだわい。

Tinaちゃんが幸せをつかんだことは、ものすごく嬉しかったのだけれど、
Tinaちゃんの写真を見られなくなったことを淋しく思っていたら、
先日Tinaパパさんからメールを頂き、最近のTinaちゃんの写真も送って頂いた。

すっかり大人っぽくなったTinaちゃん。
体重は20Kgを越したんだって!

フラニーは顔周りの毛をカットしているせいか、
Tinaちゃんと比べると、幼くへなちょこに見えるが、
やっぱりTinaちゃんのアップの写真を見ると、ソックリだな~と思う。





Tinaパパさんのメールに、
早いものでもう4ヶ月になりましたが、まだ心の傷を癒すことができてません。」とあったので、
フラニーも尿漏れが治るのに、1年はかかりましたよ~なんてお返事をしたのだが、
Tinaちゃんの心の傷は、フラニーなんかよりもっともっと深いものだった。
ビビリションやビビリウンチはわかる。
怖い思いをした経験があるから、シャンプーやドライヤーや、ちょっとした事にでも、
体が身構えてしまうのだろう。
フラニーも、レインコートを着せようと体を押さえただけで、尿漏れしてたもの…。

自分が一番ショックだったのは、
ティナは、いまだに尻尾を振りません。どんなに嬉しくても。」と言う部分。

フラニーは、生後4~5ヵ月位に管理センターに持ち込まれた。
恐らく母犬と一緒にいたのだろうから、物心ついてから恐怖を味わったのは、
2~3ヵ月ではないかと思う。

Tinaちゃんが管理センターにいたのは、1歳を過ぎた頃らしいので、
1年間もどんな暮らしをしていたのかわからないわけで…。
尻尾も振れないほど、感情を押し殺して生きていくしかなかったのかと思うと、
Tinaちゃんが可哀想で悲しくて切なくて、フラニーをぎゅっと抱き締めた…。

でも、Tinaちゃんが尻尾を振れるようになるのも、もう少しだと思う。
Tinaパパさんは、Tinaちゃんの耳元で、
大丈夫だよ、ずーと一緒にいるから安心しな。」と話しかけているそうだ。
お正月は、Tinaちゃんに初雪体験をさせたくて、スキー場に行ったんだと
「あまりの喜び様についつい嬉しくなり次の週も出かけてしまいました。」
だと!!
心からTinaちゃんを愛してくれているんだなと思って、顔が緩んだ。

Tinaちゃん、顔に雪玉が出来てる犬って初めて見たんですけど。




クルエラ地方は、今年は雪が少なくて、フラニーの顔に付いた雪もしょぼい感じ。
つーか、犬自体がしょぼい感じ。




そう言えば、最近公園で、フラニーの尻尾がプロペラみたいに回ってるのに気付いた。
ムツゴロウ先生が、犬の尻尾がぐるぐる回るのは、犬の最高の喜びの表現だって言ってたっけ。

Tinaちゃん、いきなり尻尾をぐるぐる回して、パパをびっくりさせちゃえばいいのよ! by フラニー

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18歳のリキちゃん

バディキュンさんの日記に、16歳のゴールデンと会った話が書いてあって、
16歳のゴールデンが元気にしてるなんて!と感激した。
バディキュンさん達も、その子のご長寿にあやかりたくて、
みんなでナデナデさせてもらったそうだ。
自分がその場にいたら、お賽銭あげちゃうかも。
それくらい、ゴールデンが16歳まで元気でいると言うことは、稀有な事だと思う。

フラニーが通う公園に、毎日お散歩に来るリキちゃんと言う犬がいる。
柴の男の子。
18歳。
お散歩に来ると言っても、リキちゃんのお兄ちゃんが、
リキちゃんを抱っこして、公園の芝生の所まで連れて来るので、
リキちゃん自身はほとんど動いていない。
目も耳もほとんど利かなくなったそうで、目は奥の方に引っ込んでいる。
公園に来ても、動く範囲は半径1mと言ったところか。
他の犬と交流を持つこともない。
でも、公園仲間は、皆リキちゃんに声をかける。
「リキちゃん、元気?」

リキちゃんは幸せな犬だ。
ご家族によっぽど大切にされているんだろう。
ほとんど動けなくたって、毎日車に乗せてもらって、
公園に連れて来てもらっているんだから。
どんなに年をとったって、犬だもん。
柔らかい芝生を踏んで、太陽の光や風を感じるのはどんなに気持ちがいいか!
芝生にしみ込んだ他の犬達の匂いを嗅ぎ取るのも、楽しいだろうし。
犬にとって、地面や電柱の匂いを嗅ぐことは、人間が新聞を読むのと同じ事だと、
こないだ読んだ本に書いてあった。
公園に来ることが、リキちゃんの健康に役立っていることは間違いない。

フラニーは、リキちゃんのお兄ちゃんが大好きだが、
リキちゃんに対しては、ちょっと匂いを嗅ぐくらいで、ほとんど関心を示さなかった。
お年寄りだってわかるんだろうな。
考えてみれば、フラニーは自分と同じ年頃の若い犬だけを遊びに誘う。
子犬は、しつこ過ぎるからか、手加減が苦手なのか、自分からは遊びに誘わない。
犬って、ちょっと匂いを嗅いだだけで、自分との相性がわかるんだわね。



それなのに…。
つい2・3日前のことだ。
お散歩の帰り際にリキちゃんとお兄ちゃんに会ったフラニー。
ひとしきりお兄ちゃんに撫でてもらった後、何を思ったか突然リキちゃんを遊びに誘った。
伏せの体勢になり、両前足で地面を叩き、高く上げた腰をくねらせて!
もちろん、リキちゃんは無反応。
リキちゃんに怪我でもさせたら大変と、
「リキちゃんがあんたと遊んでくれるはずないでしょ!」と、
周りの失笑を買いつつ、フラニーのリードを引いて公園を後にするクルエラ。

フラニーはなぜリキちゃんを遊びに誘ったのだろう?
人間で言えば、20代のピチピチギャルが、100歳のお爺さんを誘ってると言うことで。
人間だったら、財産狙いと言うこともありえるけれど。
犬だし。

あれれ。
いい話だったはずが、最後は財産狙いみたいな話になってしまった。

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2008.2.16 追記

当初、リキちゃんの年齢を16歳と書いていましたが、自分の勘違いで、
今年1月に18歳になったのだそうです。
なので、年齢の部分を変更しました。
リキちゃんごめんね、間違えて。
でも、若い方に間違ったんだから、よしとしてね。

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