「翼」ちゃんと「発見」ちゃん

昨日の昼頃、タミーが今年に入ってから2度目の脱走をした。
暑かったので窓を開けていたら、網戸が10cmほど開いていて、
どこを探してもタミーの姿はなし。
夏に備えて網戸ストッパーを付けていたのだが、接着が甘かったらしく、
ストッパーは下に落ちていた。

ダメ元で、散歩がてらフラニーを連れてタミーを探しに行くと、
すぐに、近所のお家の庭を散策しているタミーを発見。
どうやら脱走して間もなかったようだ。
が、「タミー！」と名前を呼んでみても、チラッとこっちを見ただけで、
フェンス越しに草の匂いを嗅ぎながら、悠々と奥の方に歩いて行ってしまった。
他所のお宅の庭に入るわけにもいかず、嫌がるフラニーを引っ張って、
そのお宅の裏側へ。
「タミー！」と呼ぶが反応なし。
仕方なくを朗々と「翼をください」を歌った。

タミーはなぜか歌に反応するのである。
それも裏声に。
最初は、猫じゃらしをしながら、
「徹子の部屋」のテーマソングを歌詞付きで歌っていた時だった。
いつもと様子が違うタミーに、てっきりクルエラの歌声が不快なのかと思ったのだが・・・。
その内、「徹子の部屋」を歌うと、陰猫のように隠れて寝ていたタミーが、
必ず姿を現す事に気付いた。
その後、「翼をください」にも「徹子の部屋」と同じ反応を示すことがわかり、
それからはタミーを呼ぶ時、「翼を下さい」を歌うようになった。
「徹子の部屋」を歌うのは、思った以上に疲れるのだ。

家の中で「翼をください」を歌うと、タミーは100％姿を現すけれど、
外では効き目があるのだろうか？
そのお宅の裏側で人目を気にしながらも朗々と歌うクルエラ。
が、やっぱりタミーは現れず。
外では無理か…と諦めつつもう一度表側に回ったら、
フェンスを越えて手の届く所にタミーが！
フラニーを連れて来なければよかった…。
フラニーがいては、呼んでも来ないのかもしれない。
逃げられたくない…と言う強い思いが、クルエラにもう一度その曲を歌わせた。
「この大空に翼を広げ飛んで行きたいよ～♪」

捕獲成功！
タミーの別名は「翼」ちゃんである。


そしてフラニー。
通称フーちゃん。
最近、何よりも筍掘りが大好きなフラニー。
クルエラが筍を見つけた時の言葉に即反応する。
別名「発見」ちゃん。

久しぶりに近況などを

近況と言っても、特に話題はないのだけれど、
さすがに放置しっぱなしでは…と気になっていたので、地味に更新。

写真は今日のフラニー。
顔も前足も泥だらけ。
最近は、お散歩仲間に笑われながらも、毎日嬉々として筍を掘っている。
その上、自力で筍を見つける事も！
着々と立派な筍犬になりつつあるのだが、筍の味も分かって来たようで、
今日は丸々１本、地面から直食いしてしまった。
結局グレースの二の舞に。

タミーに対しては、徐々に強気になって来たフラニー。
タミーを追いかけ回したり、夜、寝床にタミーがやって来ると、
吠えて飛びかかり、タミーを威嚇するようになった。
ま、それでもタミーは「シャー！」とも言わずに堪えているし、
フラニーがお散歩から戻ると、床にゴロンゴロンしたり、
フラニーの体にスリスリしたりしてお迎えしてくれるので、
タミーはフラニーをそれほど嫌いではない様子。
ふたりの距離感は、たぶんずっとこんなもんなんだろうな。


そしてそして、久しぶりにブログを更新した本当の理由を。
2月12日のブログで、皆に心配をおかけしたMダックスちゃんの事だ。
実は3月に、その子と飼い主が公園にやって来て、話をする事が出来た。
飼い主の男性に、その子が「痩せ過ぎである」と強く言った。
「愛犬を2頭も同じような亡くし方をして、あなたも辛い思いをしたんだろうから、
この子はその子達の分も長生きさせてあげなければいけない。」と。
わかってくれたかどうか、不安な気持ちでいたのだけれど…。

昨日、公園にMダックスちゃんがやって来た。
なんと、ふっくらしてあばら骨も腰骨も目立たなくなっていた！
元気に走り回っていたし、目にも生気が！！
何度も水道に走る事もなかった。
よかった…。
一緒にその子を心配していたお散歩仲間から聞いた話によると、その飼い主は、
「ふーちゃんのママに、何回も痩せ過ぎだって言われて…。」と言っていたらしい。
少しはクルエラの言葉に耳を傾けてくれたようだ。
相変わらずその子は臭うし、心配すればキリがないけれど、
とりあえずちゃんと食べさせてもらっているようで一安心。

以上、その子の事を気にかけて下さった皆様に、ご報告です。
ご心配をおかけしました。

と、フラニーの今日の写真を見たら、
今度はフラニーが皆に心配されるのではないかと不安になって来た。
ボサボサドロドロの小汚い犬。
まるで飼い主に見放された犬のようではないか？
あわわ。
帰ってから、ちゃんとシャンプーしました。
明日、顔のボサボサ直します。