尻尾フリフリで病院に入ったまではいいが、
薬を貰う前の血液検査で一騒動。
「フラニーちゃんから見えないように、後足から採血しますね。」
と獣医さん。
看護士さんと一緒に押さえていたのに、
針がチクッと刺さった瞬間、キャンキャンと鳴いて大暴れ。
1回目失敗。
「大丈夫だから。」と皆でなだめすかして、もう一度後足から採血しようとすると、
またしてもキャンキャン・・・。
「まだ針が刺さってないよ~。」と苦笑いする獣医さん。
また暴れて失敗した。
獣医さんが注射器を交換して来て、今度は前足から採血する事に。
大騒ぎしながらも、何とか採血できた。
そう言えば、こないだ狂犬病の注射を公園で受けた時も、
キャンキャン言ってたっけな。
狂犬病の注射なんて一瞬なのに・・・。
ともかく大袈裟すぎるのだ、フラニーは。
朝の散歩でもこんな事があった。
いつも庭に何匹も猫がいるお宅の前で、フェンス越しに猫の様子を窺っていたフラニー。
すると強気な1匹の猫がフェンスに向かって来て、フラニーを威嚇した。
びびって大きく後退するフラニー。
猫がフェンスからちょっと手を出しただけで、キャン!と鳴いた。
実際に引っ掻かれたわけでもないのに。
大体フラニーはフェンスから1mも離れていたのだ。
ほんとに弱虫だわい。
こんな調子では、これから先が思いやられる。
注射ごときで大騒ぎされたのでは、もしも病気や怪我で辛い治療が必要になった時、
一体どうなるんだろう・・・。
フラニーを病気にさせるわけにはいかない。
獣医さんに、家に戻ったら剥がしていいと言われた、前足と後足に貼られた絆創膏。
当然のごとく、剥がす時にもキャンと鳴いた。