この手が悪いのか？

正月気分も抜け始めた今日この頃、
今更、「あけましておめでとうございます。」のクルエラをお許し下さい。
そしてそんなクルエラを、今年もよろしくお願い致します。

今朝、フラニーとタミーにそれぞれのフードをあげてから、
昨日届いたフラニーのドッグフードの買い置きを、どこに仕舞っておこうかと、
ダンボール箱を持ち上げた途端、箱の中でコロコロと音が。
ん？まだ袋を開けていないのに…。
やられた！

ダンボールを開けてみたら、フードの袋に穴が開いて、フードがこぼれ出していた。
もちろん犯人はタミーである。
え～い、いつの間に！！
盗み食いをしておきながら、素知らぬ顔でキャットフードまで平らげるとは！！
と時代劇口調で責め立ててみても、タミーには猫の耳に念仏。
いつもの無表情だ。
20％OFFだったので、早めに買い置きしていたフラニーのフード。
タミーが来てから、フラニーが良く食べるようになったので、
安心して大きめサイズを買ったのに、穴を開けられたら痛みが早いではないか！
悔しい。

グレースがいた頃は、食べ物の置き場所に細心の注意を払っていた。
グレースは一瞬の内に、全てを食い尽くす犬だったから。
が、注意していても、まさかこんな物まで！と思う物まで食べられた。
食事の時は、柱にリードで繋がれていた犬である。
それに比べてフラニーは、全く盗み食いをしない犬。
フラニーの口が届くテーブルにも、平気で食べ物を並べる事が出来た。
このまま、神経をすり減らすことのない平穏な日々が続くと思っていたのに・・・。

ある意味、タミーはグレースより性質が悪い。
グレースの盗み食いを防ぐには、高い所に置いておけば大丈夫と言う安心感があった。
が、タミーには高さの壁がないのである。
台所を縦横無尽に動き回る事が出来るタミー。
そして、体は小さくとも、タミーには鋭利な爪がある。
この手が…、この手が悪いのか？
おもちゃで売っているような安っぽい猫の手なのに…。

と、ここまで書いていて、カサコソと音がしたので慌てて台所に行ってみると、
タミーがプラスチックごみを漁っていた・・・。
どうやら、これも蓋付きにしないといけないようだ。
野良猫の血が騒ぐのか、タミー？

タミーが来てから、「コラーッ！」と大きな声を出す事が多くなった。
そして、それがそれほど嫌ではない自分が怖い。
グレースの怨念？どころか、乗り移ってくれ！と思う自分がすごく怖いのである。