【 売れる営業 】実務営業コンサルタント 島田安浩 アクト株式会社代表

「営業紙芝居×顧客LTV最大化」実践講座 
営業実務コンサルタント島田安浩が「営業で悩む人を無くす」ために情報発信

「売れなかった!」

2007年10月09日 19時51分06秒 | Weblog
◆伝説の営業マン“島田安浩”が明かす、売れる道程!

No1)『売れなかった!』

俺が、営業を始めたのは今から21年前1986年の4月だった。新卒で、当時No1の通信機器販売会社に入社した。
当時はNTTが民営化して間もなかったので、電話屋さんが非常に多く、当時の営業手法は『レンタルバック』と呼ばれるものだった。

簡単に説明すると、NTTが電電公社の頃は、会社で使う電話機はすべてレンタル契約だったので、1台600円とか使用料がかかっていた。それを、リース契約に変更するのだが、月々の支払はほとんど変わらずに新しい電子タイプの電話機が使えるので、交換しましょう!と言う営業である。

今と料金が変わらなかったり、安くなったりするので簡単に契約が取れるはずと信じて飛び込み営業(1件1件訪問して売り込む手法)して回った!

1日、100件から多い日で200件以上回ったが取れなかった!朝、8時に会社から出て、9時には飛び込みを開始して、13時まで回って、1時間休憩して、20時まで回る。20時に会社に電話して「頑張れよ!」と言われたらまた1時間回る。「上がって来い!」と言われたら悔しいけど会社に戻る。・・・遅い時は、23時まで回ったこともあった。
渋谷で、建築設計の事務所に飛び込んだら、おばさんがネグリジェを着て「何ですか~」だって、嫌になった。

こんな毎日の繰り返しだった。初めてフルトーク(アプローチからクロージングまで)出来たところでは、契約がもらえるものだと思っていたけど、「考えておくよ。」って言われて、『そんなはずはない。』と心の中で思いながらも、現場を後にすることしかできなかった。

「話が聞いてもらえない。」「相手にされない。」「話しても断られる。」・・・自分が何か悪いことでもしているような変な感覚になった。

1週間回っても取れなかったので、翌週からは先輩と同行して歩かされた。この先輩が仕事しない奴だった!

現場に着いたら、まずは、モーニング、その後、そのまま昼飯までその店で時間を潰すってとんでもない奴だった。俺は、とにかく契約が取りたくて、午後からは別行動して、一人で荒川の辺りを飛び込んだ。

とにかく、全部叩いて回ったな~、「こんにちは、○○の島田と申しまして、今お使いの電話機の件で順番に回っていたのですが、社長のところでは電話番号は何本お使いですか?」
行く先々で、このようにアプローチして回ったが、「電話は要らないよ!」「間に合ってる。」「NTTに任せている。」「出てけ~」ひどい所になると、いきなり灰皿が飛んできた!

嫌になっちゃうよね、しかも、同期で入社した他の連中の半数は、第1週目で契約が取れてるし、なんで、俺は取れないんだろう~って毎日悩んだけど、疲れ果てて夜は熟睡して悩む暇もなかったって感じだった。

営業はもちろん初めてだし、誰も詳しく教えてはくれなかった。このまま、契約が取れないまま会社を辞めてしまうのかな~なんて思いながら日々営業して回った。

そして、運命の木曜日を迎える!


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アクト株式会社 代表取締役 島田 安浩
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