今日の地球と宇宙の画像 惑星テラ見聞録

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火星と地球の津波被災の共通地域?

2004年12月29日 08時05分47秒 | 太陽系の画像
 今日の宇宙画像は、最近公開された火星グローバル・サーベイヤー(MGS)の映像データからです。
 この画像が『火星』であるという注釈がなくて、凹んでいる所を青く、小高い周辺を薄茶と緑で、多少込み入っているあたりを四角い小さな黒で色彩加工したならば、間違うことなく『惑星地球』の何処かにある風景になるかもしれません。
 ここが火星の大海に面していたならば、惑星火星でも最大規模の津波の『被災地』になっていたかもしれませんね。
 素直に見つめて、この侵食は、風だけで作られたとは思えません。やはり、火星でも過去には流動水が存在し、このような『水の浸食』があった証になりそうです。
 さて、新しい年からは、NASAから毎日メールで届く火星の最新公開画像とカッシーニ画像を新しい項目ページとしてご案内を予定しています。
 速報性形式ですので、関連等については、今日の宇宙画像の格上げページで取り上げる予定です。

* クレーターでクレーターを発掘



 衝突火口とそれらの浸食による破壊の墓地と発掘は、火星の表面の至る所で共通で、繰り返されたテーマです。
 西アラビア大地の多くのクレーターは、古代の堆積岩の明るい薄い色の階層化した露出を見せます。
 火星探査ローバー・オポチュニティー(MER-B)が、遠い南のメリディニア平地で堆積岩を調査したように、これらのクレータ内の堆積岩は、水の中で堆積したかもしれません。
 この火星グローバル・サーベイヤー(MGS)火星オービター・カメラ(MOC)画像は、西アラビアの中の大部分の類似した例より非常に遠い北にあるクレーターで露出している明るい薄い色の堆積岩の例を示します。
 ここは、北緯36.6度、西経1.4度近くに位置していて、堆積岩物質の下と中からの侵食と発掘の様々な状態で、いくつかの古い衝撃クレータを示します。
 映像は、広さおよそ3キロメートル地域をカバーして、左下から日光が照らしています。



 この画像は、火星大峡谷で北西にある凹地の一つカンドル・カズマにあって、小さい台地の最上位で露出する堆積岩の階層化した眺めです。
 大きく黒ずみ風に吹かれた波紋が、台地を囲んでいる平野を覆っています。



 この画像は、ちょうど冬霜が最終的に地面を離れて昇華する前で、晩春の北極の砂丘のグループを示します。
 酸化していなく還元した鉄の豊富な鉱物を含むので、霜の下の砂丘は暗いです。
 砂丘の急落は、この地域で砂の移動に関与する支配的な風が、左(南西)から吹くことを示して、砂丘上の最も険しい傾斜である右(北東)の先端の前に現れます。



 火星の北極の地域での斜面は、階層化した物質の露出を見せます。
 惑星地球の誰も層の構成を知らないけれども、最上の層は、若干の割合の塵と氷との混合であると考えられます 。
 北極の地域での下の層は、砂を含むと考えられます。
 この画像は、北極の地域で、どれが露出するかについて、遅い北の春の斜面の眺めで上部の層の一部を教えます。
 この画像での明るい表面は、霜によって覆われています。

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