今日の地球と宇宙の画像 惑星テラ見聞録

ほぼ毎日、NASA、ESA、ハッブルなどの素晴らしい画像を紹介しています。画像未表示の時には、再読込みで・・・

今日の宇宙画像・宿命・星誕生で荒れ狂う天の川の内部

2008年07月28日 17時35分12秒 | 銀河の画像





 今日の宇宙画像は、私たちの住む天の川銀河を知るシリーズの2日目です。
 主題画像、関連画像、ビデオは、私たちが普段目にする夜空の天の川の光景ではありません。
 スピッツァー宇宙望遠鏡による赤外線の目で見た天の川です。
 鮮やかな色彩に目を奪われがちになりますが、点のように写っている天の川の星は、オリジナルの40メガバイトを超す画像で、一つ一つ数えることができるほどです。
 また、これまで一つの光の点に見えていたところが、いくつもの星の光の集まりとして現れています。


 さらには、厚い宇宙塵雲を赤外線の目が透過しているので、大規模な星があちらこちらで誕生しているのが手に取るように見ることもできます。
 関連画像でわかるように、オリジナル画像は、天の川を16分割しています。ビデオは、それを横一列に組み直して長尺録画しました。
 全天のわずか2度×120度の空範囲ですが、それでも天の川銀河の50%以上を最高解像度・最高感度で見ることができました。


 これらの画像で、識別できる生まれたばかりの星は、私たちの太陽よりも10倍以上も大規模、つまり、重たい星々で、宇宙時間尺度で長くて数千万年と非常に短命です。
 これらの画像に現れない太陽のような星々もあちらこちらで誕生しています。そしてその数は、これらの画像で識別できる大規模な星よりも遙かに多いのです。


 私たちと同じ町内(例えば、天の川を日本列島規模とするならば東京都千代田区永田町の範囲)とも言えるオリオン星雲の中でも、ハッブル画像で生まれたばかりの太陽のような規模の星の揺りかごを10個以上視認することができます。
 それらの赤ちゃん星の揺りかごについては、この天の川を知るシリーズで後日見てみたいと思います。


 僅か1500光年の町内で、太陽のような規模の星の赤ちゃんが豊富なことは、生命の子種に溢れていると言えるでしょう。


 太陽が誕生して45億年、当然同時期にこの天の川でも4000億個を単純に割るならば毎年90個の星が誕生し、半数以上が太陽のような規模の星でそのうち最低の20%に地球型惑星があると推定するならば、生命誕生の奇跡が天の川銀河の中でもどこの馬の骨かもわからないようなちっぽけな私たち太陽系の、さらにに吹けば飛ばされる微塵の惑星地球だけの40億分の1とは、totoのBIGの確率よりも悲惨な天地がひっくり返った非もしくは超科学的確率になります。(日頃文節の長い英文に苦しめられているため、たまには、英訳で苦しむくらいの日本文にしてみました。)


 この宇宙で、いや、もっと狭いちっぽけなこの天の川銀河の中で、生命が居るのは惑星地球だけという天上天下唯我独尊は、宇宙の常識から見るならば『傍若無人』『自己中心』の天然見本とも言えるでしょう。


 宇宙は、『傍若無人』『自己中心』の惑星地球の知的生命体だけのためにあるのではありません。


 私たちの宿主銀河、天の川は、そのようなことも伝えようとしています。



今日の宇宙画像 「宿命・星誕生で荒れ狂う天の川の内部」


惑星テラ見聞録



天の川銀河 星の誕生 地球外生命 今日の宇宙画像 惑星テラ見聞録



宿命・星誕生で荒れ狂う天の川の内部

2008年07月26日 21時00分24秒 | 銀河の画像





 スピッツァー宇宙望遠鏡による44万以上のフレームの継ぎ合わせは、天の川内部起こっている激しい星誕生の肖像を生み出しました。
 地球と太陽系の住民は、ホスト銀河を端から皿を見るような真横の眺めがあります。
 私たちの展望から、天の川のほとんどは、銀河面を囲んで空一面に広がる光のぼんやりした狭い帯に凝縮されます。

 このビデオは、銀河面が5つの構成要素で16区分にバラバラにされた画像をつなぎ合わせて作りました。
 前半が南半球の、中程が赤道中心の、後半が北半球の夜空に浮かぶ天の川です。
 さらに、このビデオは2度×120度の狭い空範囲ですが、天の川銀河の50パーセント以上を示しています。

 映像に広がる赤い霞は、多環芳香族炭化水素と呼ばれる有機分子から生まれ、大規模な赤ちゃん星からの光によって照らされます。
 これらの分子は、地球上で自動車の排気ガスやバーベキュー焼き網の黒こげ等に見られ、どこでもカーボン分子は、不完全燃焼します。

 黒い区画の密集しているところは、スピッツァーの過敏な赤外線の目でさえ、突き通せない宇宙塵雲が覆い隠しています。

 映像を通した白の明るい弧は、大規模な星の保育器です。

 ビデオの中程で濃密に浮かぶ青っぽい白霞は、銀河中央の方の古い星の個体群からの星明りです。

 これまで私たちの太陽系は、外縁に近い星の過疎田舎と思われていましたが、中央と外縁の中間の星の都会だったと、最近わかりました。

 天の川は、真上あるいは真下から見るならば、とても綺麗な渦巻き状の銀河のようです。
 銀河中央から2つの大きな螺旋腕が広がり、それらの螺旋腕からさらに小さな螺旋腕が、小枝のように伸びています。
 私たちの太陽系は、オリオンの小枝の中にあります。

 この映像でもわかるように、天の川銀河は至る所で星の誕生が見られ、宇宙の古参銀河の中でも若人銀河に引けをとらないようです。

 絶えることなく星々が誕生し続けているということは、星を取り巻く惑星も誕生していることになります。
 天の川銀河の4000億を超す星々には、それ以上の惑星があり、地球型惑星は最低でも20パーセントの星にあります。

 宇宙が開闢して137億年、その歴史の中で生命の存在する惑星や衛星は、私たち太陽系の惑星地球だけではない。

 この天の川に、この宇宙に、遍く存在し続けている。


 この映像データは、スピッツァーの赤外線配列カメラで得られました。
 映像は、3.6ミクロンの青、4.5ミクロンの緑、5.8ミクロンのオレンジ、8.0ミクロンの赤の光の4色複合です。


宇宙望遠鏡ビデオ「宿命・星誕生で荒れ狂う天の川の内部」 コスモス・ビジョン


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天の川銀河 星の誕生 地球外生命 宇宙望遠鏡 コスモス・ビジョン



明らかにされる天の川の内部の美しさ

2008年07月25日 11時47分21秒 | 銀河の画像


 今日の宇宙画像は、動画も含めて100億光年先に傾きかけていましたので、非常に身近な10万光年の話題です。
 そう、私たちの天の川銀河についてです。
 天の川銀河を散歩してみたいと思いましたので、静止画と動画で少し続けます。
 今日は、ホンの2万光年から3万光年ほどのところにある銀河中央付近についてです。
 気持ちさわるならば、化石時代よりは新しい縄文時代よりも少し近代に近い弥生時代よりも、もうちょっと現代に近い天文学の卑弥呼時代とも言えるあたり、つまり、今を遡ること50年前の時代の発見の蕾が、今年、開花しました。
 有って不思議はない物が、今年まで見つけられずにいました。
 机の中も箪笥の中も探したのに、引っ越しをした後から出てきたハートのエースの片割れというような天文学での発見です。
 春一番の頃に解ったのですが、停滞していた今日の宇宙画像では、もうすぐお盆ですねぇ~になってしまいました。
 自称釈尊の弟子という方々の稼ぎの時間ですね。でも確か古からの伝えによると、釈尊は弟子を養成しなかったはず・・・いつの間にか自称の弟子がそのまた弟子を養成し、いつの間にか釈尊よりも偉くなっていますなぁ・・・
 本文が短いので、前説を少し長くし季節の話題にもちょっと寄り道しました。



 私たちは、太陽を含むおよそ4000億の星を宿す円盤形の天の川銀河に生きています。
 それらの星の多くと星の間の濃いガスの多くは、銀河中心から外へ螺旋を描く大きい腕に集中します。
 天文学者は、天の川とその渦巻く腕の地図を作るために、数十年間働きました。
 天文学者たちは、まさに、地球から銀河中心の向こう側で新しい螺旋腕を発見しました。それは、銀河中心に近い側の既知の螺旋腕の事実上の対をなすものです。
 銀河の中央の近くで穏やかに回転している2本の対等な螺旋腕を伴って、従って、天の川は美しい左右対称を見せます。


 私たちの銀河は、多数が考えたほど乱雑でありません。
 今回発見したものは、哲学の陰陽の様に、若干のバランスと順序の証拠になりそうです。
 天の川には、他にも銀河の円盤内で外の遠くへ伸びる大きい螺旋腕があります。
 今回の調査は、銀河中央に最も近い2つの腕に集中しました。

 50年前、電波天文学者は、私たちの視線に沿って天の川中央からおよそ10,000光年伸びる螺旋腕を発見しました。
 その腕は、毎秒50キロメートル以上で中央から離れて広がっていることが突き止められ、また、3キロパーセク(3kpc)が10,000光年に等しいので、その腕は「展開する3キロパーセク(3kpc)腕」と名付けられました。(今日の宇宙画像では、この記事で以下の説明の関係上、呼称として「展開する1万光年腕」と表記します。)(参考。1parsec=3.26光年=約30兆km)
 展開する1万光年腕は、およそ1000万の太陽に相当する大部分が水素原子と分子のガスを含んでいます。


 この画像は、天の川の構造について最新の眺めを図解しています。
 最近降格した定規座と射手座2つの小さい腕が、より明瞭でなくて主要腕の間にある一方、盾座-ケンタウルス座とペルセウス座の銀河の2つの主要な腕が、厚い中央の筋の端にくっついているのを見ることができます。
 主要な腕は、若い星と古い星の最高密度から成っていて、小さい腕は、主に星形成活動のガスとポケットに満ちています。
 この画像にも、天の川内のガスの調査で電波望遠鏡によって発見された新しい螺旋腕、「遠い展開する1万光年腕、向かい側の3キロパーセク腕」が含まれています。
 この腕は、2つの主要な腕より短くて、銀河の筋、バーに沿ってあります。
 それは、銀河中心の近い側の有名な「展開する3キロパーセク腕、こちら側の展開する1万光年腕」の事実上の対の片方です。


今日の宇宙画像 「明らかにされる天の川の内部の美しさ」


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天の川銀河 展開する3キロパーセク腕 ハーバード・スミソニアン天体物理学センター 今日の宇宙画像 惑星テラ見聞録



銀河集団に引き裂かれる「彗星銀河」

2008年05月10日 10時23分42秒 | 銀河の画像


 今日の宇宙画像は、32億光年離れている若い銀河が年老いた楕円銀河集団に身包みを剥がされている事実についてです。
 若い渦巻状銀河が、ものの弾みだったのかそれとも楕円銀河団の中に魅力的な銀河があって引き込まれたのか、真相は定かでありませんが、事実としては強烈な銀河団の重力によって、豊富な財産の星と塵を剥ぎ取られてるということです。
 しかも、その影響の副作用ともいうべき事実として、老いた楕円銀河団に新しい星が誕生するベビーブームが巻き起こっていました。
 惑星地球人が老いて順時に行為の結果として赤ちゃんに恵まれるのと似たようなものと言えなくも無いです。
 恋すること、他を引き付ける魅力は、年の差が無いのかもしれません。
 あるいは、年を重ねるごとに強くなるのかもしれません。
 現代の姥捨ての新しい語、後期老年世代もその結集した力で時の政権を追い出すことも有り得ます。
 この世代の将来を憂える思いは、無責任に棄権する若い世代が遠く及ばない強さがあると断言できるでしょう。
 



 NASA/ESAハッブル宇宙望遠鏡は、いくつかの他の地上と宇宙の望遠鏡と協力して、銀河団の重力場と苛酷な環境で引き裂かれている銀河を捕らえました。
 調査結果は、ガスが豊かな渦巻き形の銀河が数十億年の間に、ガスが貧しい不規則か楕円形の銀河に発展するかもしれない神秘的なプロセスに光を当てます。
 新しい観察は、銀河団の至る所に数百万の星の集団が「ホームレス」で散乱して見られる状態の1つのメカニズムも示します。
 今日、私たち周辺で異なる形と規模の多くの銀河があります。
 ざっと、半分がほとんど新しい星の形成活動を持たないガスが貧しい楕円形の銀河であり、残りの半分が高い星の形成活動を持つガスが豊かな渦巻状と不規則な銀河です。
 観測では、渦巻状が生涯のほとんどを孤独で費やすのに対して、混雑した銀河団の中央近くで最もしばしばガスが貧しい銀河を見つけられることを示しました。
 宇宙の深い観測から収集されたミステリーは、宇宙が現在の半分の年齢であった時に、5つの銀河のうち僅か1つがガスが貧しい銀河であったことです。
 そうなると、今日のガスが貧しい銀河の全てはどこから来ますか?


 科学者は、渦巻状銀河に何らかの過程が起こり形を変化させていると思っていました。
 しかし、銀河進化が何億年にも渡って起こるので、科学者は、これまで活動中の型変換を見ることができませんでした。
 イギリスのカーディフ大学の天文学者を中心とする国際チームによるハッブルと一緒の新しい観察は、この変形の時代まで最高の例の1つを提供しました。
 天文学者は、銀河集団アベル2667を見る一方で、銀河団の暗黒物質、熱いガス、何百もの銀河の莫大な組み合わせの重力によって、少なくとも毎時350万kmまで加速された後、銀河団を掻き分けて進む変わった様子の渦巻状銀河を見つけました。

 ハッブル観察をいろいろな地上と宇宙の望遠鏡とを組み合わせることによって、銀河の進化の歴史に若干の光を投じることができました。
 渦巻状銀河が疾走する時に、そのガスと星は、銀河団が及ぼす潮の力によって剥ぎ取られています。
 それはちょうど、月と太陽が及ぼす潮の力が、地球の海洋を押したり引くような現象です。
 また、この破滅的な過程の一因となっているのは、1000万度から1億度と同じくらいの温度に達している銀河団の熱いガス・プラズマの圧力です。
 銀河団による潮の力と熱いガスの作用の「衝突圧力の剥奪」は、私たちの太陽系の感動的な彗星に及ぶ影響に似ています。
 このような理由から、科学者は、その尾が独特な渦巻状銀河に「彗星銀河」と愛称を付けました。



「今日の宇宙画像 銀河集団に引き裂かれる彗星銀河」



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彗星銀河 銀河集団 ハッブル宇宙望遠鏡 今日の宇宙画像 惑星テラ見聞録



年金生活銀河団に身包み剥がされ放浪する若い独身貴族銀河

2008年05月08日 09時54分10秒 | 銀河の画像




 銀河も赤ちゃんから成長して、やがて、老います。

 ハッブル宇宙望遠鏡が、地球から32億光年彼方で赤ちゃんから成長した若い小型銀河のスナップ・ショットを撮りました。
 それは数億年続く青春期の映画を撮ることに非常に似ています。

 時間は稀な事実を見せます。
 宇宙には、天文学的な数ほど異なる形と大きさの銀河が、あまりにも多くあります。
 それでも、ざっと半分は楕円形で、他方の半分が渦巻状(螺旋)です。
 楕円を形作る銀河には、新しい星の誕生活動がほとんどありません。しかし、渦巻状と不規則の銀河は、とても高い星の誕生活動があります。

 観測では、ガスが乏しい楕円銀河が類似した銀河の混雑した集団の中央近くで頻繁に見られるのに対し、ガスに富む渦巻状銀河は、集団から遠く離れ独身貴族として生涯の大半を過ごしています。
 宇宙の観測では、多くの星が生まれる渦巻状銀河は、楕円銀河よりも若くて濃いガスと塵の財産が豊富でした。

 宇宙が現在の150億年よりもはるかに若い半分の歳であったとき、10の銀河のうち僅かにひとつだけが楕円銀河でした。
 それならば、今日の楕円銀河は全てその形をどのように得たのでしょうか?
 また、銀河が渦巻状を捨て楕円に変化するとき、つまり、落ち着きの無い若い世代から不惑の成熟世代への変化では、何が起こるのでしょうか?

 明らかに、銀河には何らかの成長変化が起こるにちがいありませんでしたが、銀河の進化が何億年もかかるので、これまで、科学者は成長変化中の過程を見ることができませんでした。

 2007年の天文学者たちの国際チームによるハッブルの新しい観測では、この成長変化の時代をひとつの最高の視覚化を提供しました。

 さらに驚くべきことに日本の社会を反映したように、若い渦巻状銀河の豊富なガスと塵と星の財産を年金生活の後期熟老世代の楕円銀河団が、身包み剥がす暴挙を行っていました。

 天文学者たちが、銀河団アベル2667を見る一方で、銀河団の巨大な重力場によって加速され時速350万キロメートル以上のスピードで、銀河団をかき分けて進む変わった様子の渦巻状銀河を見つけました。

 アベル2667の莫大な重力場は、銀河団の暗黒物質、熱いガスそして、何百もの銀河との混合寄与によって発生します。

 小型銀河が楕円銀河団の中に突っ込んだので、そのガスと星は、太陽の表面よりも千倍も熱い1000万度から1億度の間の温度に達する銀河団の熱いガスのプラズマによって剥ぎ取られました。

 副次的な影響まで及んでいませんが、それを理解するには十分な難問です。

 それは、「衝突圧力の剥奪」と名づけられ私たち太陽系の感動的な彗星への影響と似ています。
 その尾が独特なこの渦巻状銀河は「彗星銀河」と愛称を付けられました。

 このユニークな銀河は、銀河団内の潮の力と熱いガスの圧力によって、明るい青い群れの流れと若い星の広がった一握りを遠方に従えています。

 さらに、数百万の現在宿の無い星が、それらの母親銀河から奪われ、時期尚早に老熟し後期老年世代へ突き進んでいます。
 この銀河が、たとえその質量で天の川銀河よりも僅かに豊富であるとしても、将来は、必然的に全てのガスと塵を失います。
 従って、その後に新星を誕生させる可能性も無く、多分、年老いた赤色星の個体群と一緒にガスの乏しい銀河に辿り着くでしょう。

 銀河団中央に、また、珍しい別の特徴を見ることができます。

 老いても恋をすれば、時として誕生にもつながります。

 楕円銀河団は若い小型銀河を破壊する一方で、銀河団の強い潮の力が、星形成のベビーブームを銀河団内で誘発していました。

 数百万の星からの鮮明な青い光で、いわゆる冷却流が生み出されました。
 それらの環境より輝く多くの明るい青い星の誕生を引き起こし、それが銀河団中央に落ちるので、熱い銀河団ガスの一部が繊維状の構造になって冷えています。
 これは、今なおこの現象の最も鮮明な映像であるかもしれません。

 ハッブルの鋭い目は、アベル2667の莫大な質量の他の素晴らしい影響を捕えました。
 ちょうど中央を離れた巨大な青みがかった円弧は、銀河団のすさまじい質量濃度で成形された重力レンズを通して見られた遠い背景銀河の拡大され歪んだ映像です。

 ハッブル、スピッツァー、チャンドラ、VLT、Keckの宇宙と地上の各望遠鏡による可視、赤外線、X線の眺めを結合することによって、楕円銀河団環境との暴力的な相互作用でゆっくり刻まれる若い小型銀河の新しい筆遣いの絵を追加することができました。
 これから出現する発見物がまだあるけれども、新生の要素は、この絵の神秘的な自然に若干の光をあて、その隠れた不思議のいくつかを明らかにしています。

 光を発する物質は、その集合で130億年前の時空を今、届けています。
 私たちも見えないけれど、微かな光を発し続けています。
 隠せない記録を残して生きています。

 宇宙は、惑星地球人の想像力を超えて自然の驚きを提示し続けます。




宇宙望遠鏡ビデオ 「年金生活銀河団に身包み剥がされ放浪する若い独身貴族銀河」 コスモス・ビジョン


宇宙規模で年金問題を考察する 惑星テラ見聞録



ハッブル宇宙望遠鏡 独身貴族銀河 年金生活銀河 身包みを剥がす コスモス・ビジョン


ついにNASAが天の川銀河の光の輪の謎を明かした

2007年06月13日 22時52分33秒 | 銀河の画像




ということで、本日公開した宇宙ビデオは、新サイト コスモス・ビジョンの宇宙望遠鏡主題になります。

NASAが堪り兼ねてと言うか遂にと言うか、天の川銀河を取り囲む広大な光の輪の謎を明かしました。

巨大な光の輪が3つも絡まって天の川銀河を締め付けているようにも見えました。

その謎の解明は、今日公開した宇宙ビデオでできるでしょう。

さて、古の時代よりなぜかしら天の川銀河が広大な謎の光の輪に包まれていると一部の「専門家」諸氏に伝えられていたようです。

物好きな当サイトですが、日刊ゲンダイの名物編集部長のように利権の巣食う政治に転進する力もなければ金もないので、右翼が支配する東スポのタイトルを久々に援用しました。

それでも中身は、日経よりも信頼性のあるようにしたつもりです。

今回は、映像と音響にはもう自信があるのですが、字幕が何というかそのいつもの静止画のようになりまして・・・はい、ご高承のとおり長文になっていまして・・・

まっ、動体視力が闊達ならば要点を簡潔に把握できるでしょう。

読み応えのある宇宙ビデオになりましたです。

なお、最後近くに出てくる「1503」という字幕に何の意味もありません。当サイトがデータを格納した時間を記録したのが出ただけです。消し忘れていました。


新サイト コスモス・ビジョン


ただ今、新サイトの構築で番組の編成をしている最中です。全ての移行が終了するまで時間がかかりますが、アクセスするたびにどこかが追加されています。
なお、静止画では、ビデオでチラッとしか見せない素敵な画像の拡大が当然あります。あせらずに作りますので、悠久のお付き合いよろしくお願い申し上げます。


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本音を言えば、たった1枚の静止画をよくもここまで動かしたものと自分をほめてやりたぃ・・・ん?どこかいつか聞いたような言葉ですねぇ・・・空耳かも・・・


宇宙の小さな旅・南の空に浮かぶソンブレロ銀河を訪ねて

2007年01月22日 19時12分00秒 | 銀河の画像



ソンブレロ銀河M104は、
おとめ座に属しているけれども
からす座との境目に位置する。

ソンブレロ銀河は、
とても写真向きによい銀河である。

光学で不明瞭な中央部奥の塵帯域が、
赤外線で明るく光っている。

ソンブレロ銀河は、
別名M104として知られていて
宇宙に浮かぶ円盤は、
直径が5万光年である。

私たちの地球から
2800万光年離れているけれども、
M104は、小さい望遠鏡で見ることができる。

多くの銀河がある「おとめ座銀河団」でも
一番大きな銀河と考えられている。

帽子よりも目玉焼きに見えるのは、
気のせいだろうか?

さらに拡大すると
塵通路の凸凹もはっきりと見られる。

明度を調節すると銀河の核から
上の方に微かな放射を見ることができる。

2800万光年は、
とても近い距離でもある。


そのうちの近い日に
拡大画像が魅了するソンブレロ銀河様に
静止画の今日の宇宙画像ページで
お会いできると思います・・・たぶん。


宇宙の小さな旅・南の空に浮かぶソンブレロ銀河を訪ねて


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待ちきれないお方は、
過去の今日の宇宙画像ページで再会してください。


スクープ。銀河誕生のベールを今剥がす

2007年01月07日 23時08分28秒 | 銀河の画像



このビデオであなたは
宇宙の驚愕の事実を目撃する

今まで謎だった
銀河誕生の秘密が
赤裸々に暴露される

天文学の根本が揺らぐ
事実を見せる

信じられないことだが
銀河にも
私たち惑星地球人類と同じような
誕生の行為があった

で、
ブログの常連様は
以前のと同じだろうと
罵倒したいかもしれない

けれども
それは
デジャブーなのである
思い込みに過ぎない

静止画と動画は
違うのである

銀河は
地球人類時間の10月10日後
子沢山に恵まれる

たとえ
どんなにモザイクが必要な場面であれ
宇宙の銀河の真実には
無用なのだ

赤裸々な現実を直視すべきである

以下続きの画面は、
下記の惑星テラ見聞録ホームトップでご覧願います。

検閲回避のため
これ以上の詳細は書き込みできません。



惑星テラ見聞録 ホームトツプでのみ放映中


衷心
この記事とご案内のビデオは
一部シャレが含まれていますけれども
偽装や捏造は
一切していません。
ビデオの制作は、
宇宙画像のページ更新停滞について
心からお詫びしたいなぁという気持ちの表明です。


M87、ウルトラマンの故郷銀河は記憶が3分間だけ?

2006年11月30日 21時37分12秒 | 銀河の画像



我が未確認飛行型宇宙偵察船は、現在、ウルトラマンの父母に面会すべくM87銀河を訪問途中です。

推定距離ウン光年から見たM87銀河ですが、どういうわけか惑星地球のコンピュータに転送されて来てこうなっています。

原因として考えられるのは、光学データで無いデータを無理やりRGB分解し再結合する途中で、何かがおかしくなったとなりそうです。

一発でRGB結合できない映像データを送信する方に責任があるのであり、無理やり光学データ風に解像を試みた当方に責任はありません。

さて、真面目路線に方向転換するとして、
このM87銀河の映像データは、RGBフィルターを元に作り上げたのですが、出来具合が新宿2丁目の皆様ご愛用の色彩に近くなったので、ピクセル調整していたらこのように面白い結果になった次第です。

銀河核は相変わらず詳細を見せませんが、日ごろの光学データではまず得られない銀河核周辺の状況を示しているようです。
また、M87銀河を構成していると思われる星々も無数に描写できているかもしれません。

また一つ、宇宙画像の解析方法に出会いました。
でも、どうやったのか記憶が3分間で飛んでいます。

やはり、M87銀河はウルトラマンの故郷銀河に間違いありません。


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M88

2006年11月25日 21時04分28秒 | 銀河の画像

今日の銀河は、解析を超過した見本のM88銀河



失敗作なのに気に入ったので番外編です。


ついでに、昨日の記事の一部の訂正がありますが、人生を左右するほどでもないので、適当に飛ばします。
推定30億年は、5000万光年以上数億光年未満のようでした。
NASA系列のデータ貯蔵庫にも全くこの衝突銀河に関して記録が無いので、拡大率から推定をしましたが、冷静に考えると前景の天の川銀河の星が、あまりにも鮮明すぎるのでたぶん、このくらいの光年のようです。
まっ、どっちにしても私たちが生存する前の遥か昔を目撃していることに間違いはありません。
詳しく知ったとしても私たちの生活が楽になるわけでもないし、適当に処理しましょうね。

広い範囲で見たら、モザイクが消えてはっきりしすぎたかなぁとも思っていますが、銀河ってこのようにしても衝突しているのですよね。
宇宙は、でっかいぞう~~~だから直ぐ迷子になってしまうのだ。

恒例のライブドア方式の決算書類作成のため、今日はこれにておしまいです。
赤字だと銀行さんが手形を割り引いてくれませんのでね。払わなくてもよい法人税を寄付しに決算書類の作成です。


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銀河もナニして子作りし出産する健全な証拠画像を初公開

2006年11月24日 19時39分36秒 | 銀河の画像




今日の宇宙画像の予告編です。

ただ今、宇宙の銀河を接近撮影中で「すばる望遠鏡」では絶対に解析できない映像をお届けできます。
また、ハッブル宇宙望遠鏡に対抗する当サイト特製宇宙船が、宇宙の100,000個ほどの銀河に接近して撮影を試みています。
宇宙座標の入力手違いがあり、1週間ほど迷子になり燃料を使い過ぎましたけれども、現在のところ、おとめ座銀河集団圏内に到着した模様です。

迷子の途中で、すごく惑星地球生命らしい行動をする銀河を発見しました。

しかし、距離が推定ウン十億光年ほどもあるために接近撮影に向かうと行って帰りたいけれど帰れない状況になるので、涙を呑んで超望遠のデジタル拡大になりました。

映像データが18禁そのものになっているので、モザイクがかかって幸いというべきかもしれません。

では、ごゆっくりと銀河同士の子作り状況をご覧ください。





ナニしている銀河同士の拡大画像


ここからは、少し真面目な解説です。

この銀河の衝突映像は、背景銀河との相互作用による錯覚ではなく、本当に渦状銀河の中心に他の推定渦上銀河が突撃しています。
私たちは、現在、数十億年前に起こっている銀河同士の衝突の瞬間とでも言える映像データを目撃しているとなります。

で、惑星テラ見聞録では、今、100ギガバイトを越す60万の銀河映像データを解析していますので、これからもこのような珍しい画像としてご案内できるかもしれません。

参考までに、この衝突銀河のある宇宙範囲は以下の画像のようなところです。




ナニしている銀河のいる宇宙地域



オマケとして、銀河の『出産』画像をご紹介します。
見ての通り、衝突銀河のようではなく、枝分かれしだした銀河かもしれません。また、この銀河は、非常に若くて星々を誕生させている最中のようです。





出産している銀河の拡大画像


角度を変えてみるとまるで臍の緒を付けて出産しているようにも見えるかもしれませんね。





角度を変え拡大した拡大画像



これからの今日の宇宙画像では、手始めとしておとめ座銀河集団を視認可能な範囲まで接近撮影し、ビデオでもご案内する予定です。
1分ほどのビデオで、1ギガバイトを簡単に消費しますが、すばる望遠鏡やハッブル宇宙望遠鏡でもできない画像やビデオを渾身を込めて制作いたすつもりです。

自主制作につき、詳細な解説と英文での呼び込み文句を省略することもあります。本音を言えば、そこまでする時間が無いとなりますけれどね。

では、今日の宇宙画像は、来週の半ばにでもまたお目にかかりましょう。

その間に今日の地球画像と今日のビデオは、更新可能と思います。


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何と、ある中学校の生徒全員532名で巨大な銀河の壁画を作ったぞ

2006年11月17日 16時46分51秒 | 銀河の画像




 話は、先月の7日の「今度の文化祭で銀河の壁画を作ることになった」という1通のメールからでした。

 私は、1クラスの生徒あるいはグループだろうなという思いでした。

 けれど、昨日、その結果のメールが写真と共に送られてきました。

 メール本文を読んで、私は、天の川からぶっ飛んでいました。

 何と、この中学校の全在校生532名が、一つの壁画に力を注いでいたのです。
 びっくらこくというか、驚愕でした。
 鳥肌が立ちました。

 一クラスでさえ、希望通りに進まないだろうに全在校生532名が、完成させるという強い思いで心を一つにし、見事な作品になっていました。

 当サイトでも作品を今日の宇宙画像で取り上げるつもりでいたのですが、532名が一つになった作品に静止画だけでは、とても表しつくせないと考え、静止画を基にして動画を作ってみました。

 今日、出来上がって直ぐサイトでも公開しました。

 静止画をなぞるマウスの操作が非常にぎこちないけれども、532名の中学生の心を感じ取れると思います。

 動画では、次のようにナレーションの代わりに字幕を流しています。
 読むときには、私の「大好きな」NHKのあのドキュメンタリーの田口トゥモローさんのナレーションで頭を占拠してください。

 音楽は、これ以上の適任が見当たらない超好きな例の曲です。


『 どんな学校、職場にも
 イジメはあるけれど
 心が、何かに向かって
 一つになる時が、必ずある

 何億光年も離れた
 遠くの銀河を
 壁画に
 全在校生が作り上げた

 教師も手助けしたけれども
 作り上げたのは
 在校生、全員の心だった 』


 素晴らしい宇宙画像に
 才能溢れる中学生たちに
 出会えたことを喜んでいます。

 サイトを運営して
 今、
 この上ない幸せをかみ締めています。

 更新が途切れることもありますが、これからもお立ち寄りください。



何と、ある中学校の生徒全員532名で巨大な銀河の壁画を作ったぞビデオ


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宇宙最大のソニックブームをシュテファンのクィンテットで発見

2006年07月05日 08時21分47秒 | 銀河の画像

 今日の宇宙画像は、視覚で見えないところに見られた宇宙最大のソニックブームです。
 宇宙の銀河集団が作るソニックブーム(超衝撃波)も、地球上で目視されたような状態のようです。
 ただ、残念なことに光学では確認することができませんでした。
 けれども、宇宙のスパイの眼とも言えるスピッツァー宇宙望遠鏡が、しっかりと捕らえていました。
 少し仲間の銀河が切られていますがハッブルの撮った映像と比較することで、宇宙最大のソニックブームを簡単に見分けることができるでしょう。
 余談ながら、NGC 7318ペアが懐かしのニコちゃん・ピースマーク、あるいは、定番ハロウィーンお面に見えてしまいます。
 ところで、宇宙の時間の流れよりも、惑星地球の時の流れを速く感じるのはどうして?
 「年の所為」という突っ込みは無しにしましょうね。お互いに・・・





シュテファンのクィンテット内の衝撃的な驚き


 NASAのスピッツァー宇宙望遠鏡を使っている天文学者が、シュテファンのクィンテットと呼ばれる銀河の有名な集団に注目を向けたとき、彼らは、とても簡単に見たものにショックを受けました。
 銀河集団の中央には、私たちの目に見えないけれども、これまでに発見された中でも最も大きい衝撃波または「ソニック・ブーム」のひとつが、そこに潜んでいました。

 天文学者は、どのように銀河がそのような巨大な衝撃波を生成するかを観察することで、宇宙で最も明るい銀河の原動力についてのより良い理解に至ることを望みます。
 現在までのかなりの間、天文学者は、地球から3億光年離れて位置するこの遠くの銀河集団のうち4つの銀河が、激しい衝突に巻き込まれているということを知っていました。
 この銀河集団は、5番目の銀河として集団とは無関係な前景銀河を含んでいて、それゆえに、名前が「クィンテット」と呼ばれています。

 可視光で、銀河は、明らかに変形して、それらが過去に豊かな重力衝突の経験があったことを示します。
 しかし、それは、結局、ドラマの一部だけです。


 4つの銀河のうちのひとつで完全に理解されない理由のためNGC 7318bと呼ばれる銀河は、現在、他の銀河の方へ高速で落下しています。
 そして、X線、赤外線、電波光で見るとそれらの銀河の前で、巨大なボウショックを生成しています。
 衝撃波の表面は非常に大きくて、私たちの天の川銀河よりも大きくて、衝突している銀河の間で銀河系間宇宙の向こうまで届いています。
 衝撃波は、水から銀河系間のガスまでどんな媒体中の音の速度よりも、天体がより速く動くとき起こります。


 衝撃波の最も一般に観察された種類のうちの1つは、高速の航空機で生じるソニックブームです。
 超音速ジェットが、音の速度(またはマッハ1)を上回って、それは、それ自身の音波に追いつきます。
 音の衝撃は、通常、私たちに見えませんが、アメリカ海軍の1つの事例で、低空飛行のジェットの後で海の上に広がっている衝撃波の素晴らしい写真の記録があります。
 空中の水蒸気が衝撃波によって圧縮されて、それが液滴に凝縮し、ジェットの尾部の後で、円錐雲を作りました。


 天文学者たちは、新しい事象の発見を望んで、スピッツァーの高感度赤外線分光器を銀河間の目に暗く見える範囲である巨大な衝撃波の場所に向けました。
 驚いたことに、天文学者たちはとても強力な水素分子の隠しおおせない指紋を発見しました。


 放射の強さとガスが、「非常な妨害」とも呼ばれるドップラー拡大を示すという事実は、観測した天文学者たちに巨大な驚きを与えました。
 天文学者たちは、塵粒状物のスペクトルのサインを見ることを予想しましたが、その代わりに、実験のような水素分子のほとんど純粋なスペクトルを見つけ出し、他には、ほとんど何も見ませんでした。


 宇宙最大のソニックブームをシュテファンのクィンテットで発見 今日の宇宙画像 2006年7月4日号 詳細ページ

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北朝鮮が昨日ミサイル発射を予告する声明を出していました。
宇宙画像の制作で見落としていましたが、朝鮮中央通信が、韓国に配備したアメリカの新偵察機について、強い調子で重大な挑発行為であり、見過ごすことができないと配信しています。
また、偵察機の配備は、戦争行為とみなし、対処するとも報じています。
そして、「いかなる犠牲を払っても朝鮮半島との核戦争を起こすその犯罪的な試みは実行の舞台に入っている」と結んでいます。

今回のミサイル、おそらくスカッド級の発射は、北朝鮮の警告のようなものであり、宣戦布告ではないようです。が、アメリカの独立記念日を狙ったことからして、軍部の独走態勢に入ったとみなせるかもしれません。
「平和が武力によって擁護されるだけであることを確信している」と断言し、通信は終えています。

それにしても、安倍官房長官は相変わらず能天気な姿勢で会見していますねぇ。
この人で次の首相は本当に大丈夫なのでしょうか?
韓国や北朝鮮に頭が上がらない人なのにです。


大激突合体する運命の天の川とアンドロメダ銀河

2006年06月26日 12時58分47秒 | 銀河の画像
 今日の宇宙画像は、今のあなただけが目視できる銀河の衝突です。
 それほど遠くない将来、私たちの天の川銀河と近隣のアンドロメダ銀河は、見分けがつかないほどに悶えて原形を留めないほど歪み、一緒に合体する素晴らしい衝突におそらく至ることでしょう。
 それをあなたが目撃するには、ホンの僅かなひと時、たったの数十億年待つだけです。
 惑星地球の有史以来、数億年も生き長らえた生物は記録されていませんが、絶無とも言えないかもしれません。
 そう、あなたの優秀なる遺伝子が、子孫の意思に反して天の川銀河消滅のその時を目撃すべく生き長らえることもあり得るでしょう。
 稀な星々の衝突を起こさせているこの衝突銀河は、数十億年も待てるかという気の短いあなたでさえ間違いなく納得できるでしょう。
 餌を狙っている鳥の様子が、私には銀河の衝突を絶対目撃してやるというあなたの決意に見えてしまいお届けいたしました。




銀河衝突の鳥の視点

 美味しそうな食事越しに強奪する鳥の頭のように傾いているのは、衝突銀河の顕著な例のNGC 6745です。
 この大きな渦状銀河は、以前に小さな銀河が通り過ぎて、その痕跡を明るい青い口ばしと明るく淡い青の羽毛を上部で示しています。
 一方で、銀河の中心核は今なお無傷で、ほとんど右下角の視野にある小さな通過する銀河を凝視します。
 これらの銀河は、互いに通過した時に、単に重力で相互に作用するだけではなく、実際に衝突しました。

 銀河が衝突するとき、普通は、2つの銀河のそれぞれの明るい多数の大部分を構成する星々は、互いとほとんど衝突しなくて、むしろほとんど痛手を伴うことなく自由に互いとの間を通ります。
 個々の星々の物理的な大きさが、それらの典型的な分離と比較して小さいので、比較的低い物理的な遭遇の機会となります。
 我が天の川銀河では、私たちの太陽と最も近い星の隣人プロキシマ・ケンタウリ(アルファ・センタウリ三重連星システムの一部)との間は、宇宙でも比較的広大な方で4.3光年です。

 しかし、このNGC 6745の2つの銀河衝突の場合、大部分が原子と分子のガス、そしてガスに強く結合した物質と塵の小さな粒子の雲で構成される恒星間の媒介物のために状況が一変しています。

 2つの銀河の恒星間の雲が衝突するところならどこでも、互いを通り越して引き続いて自由に移動できず、むしろ被害の耐えない衝突で苦しみます。
 高い相対的な速度は、相互に作用している恒星間の雲との接触の表面で衝突を強いる原因となります。
 この衝突を強いる力は、星の形成で代わる代わる引き金となって、重力崩壊によって十分に極端な物質密度を生じます。
 この画像内の熱い青い星は、このような事象における星形成の証拠です。

 大激突合体する運命の天の川とアンドロメダ銀河 今日の宇宙画像 2006年6月25日号 詳細ページ


アンドロメダから惑星地球の知的生命体への難問

2005年11月30日 11時17分04秒 | 銀河の画像
 今日の宇宙画像は、アンドロメダ銀河中央です。
 アンドロメダ銀河の中央には、太陽の1億4千万倍の質量のブラックホールがありました。
 更に驚くべきことに、この超大規模ブラックホールをすぐ近くで誕生したばかりに等しい熱く青い星々の集団が取り囲んで周回していたのです。
 これは、現在のブラックホールのすぐ近くでは、星々を形成するガスや塵が凝縮しないという理論に対して、真っ向から異議を唱えたとなります。
 はるか250万光年離れたアンドロメダが、惑星地球の知的生命体に超難問を投げかけているのかもしれません。
 あなたにも証明可能な回答が熟睡しています。
 アンドロメダに負けない知性を示してみませんか?

* ブラックホールを囲む青い星々の不思議なディスク



 NASA/ESAのハッブル宇宙望遠鏡を使っている天文学者は、私たちの近隣のアンドロメダ銀河(M31)内で、超大規模なブラックホールを囲む不思議な青い光源を確認しました。
 光が、十年以上の間天文学者を当惑させたけれども、新しい発見は、物語をより不思議にしさえします。
 青い光は、熱い若い星々のディスクに由来しています。
 これらの星々は、私たちの太陽系の惑星が太陽を囲んで回転しているように、同様にブラックホールを囲んで急に動いています。
 天文学者は、星々のパンケーキ形のディスクが、どうしてそのように巨大なブラックホールの近くにできたかのか困惑しています。
 そのような厳しい環境の中で、ブラックホールの潮の力が物質をバラバラにして、ガスと塵が崩れて星々を作ることを難しくします。
 観察は、より遠い銀河の核についての活動の手掛かりを提供するかもしれませんと、天文学者は言います。

 星々のディスクを見つけることによって、天文学者も、怪物ブラックホールの存在の鉄壁の証拠を獲得しました。
 証拠は、アンドロメダ銀河の核に見られる暗黒の質量に関して、科学者が長く思っていたブラックホールであり、天文学者が全ての代替理論を除外できるように支援しました。

 これらの星々を観察することは、マジシャンがウサギを思いのままに引き出すのを見るのに似ています。
 それが起こったことを知っていますが、それがどのように起こったかは知りません。

 アンドロメダ銀河をハッブルで観察していたワシントン大学の天文学者たちは、1995年に最初に青い不思議な光を見つけました。
 天文学者たちは、光が一つの明るい青い星からまたは、おそらくとても風変わりで精力的な過程に起因しているかもしれないと思いました。
 3年後に、カリフォルニア大学の天文学者たちが、青い光を再び研究するためにハッブルを使いました。
 その時の観察は、青い光が青い星々の集団であることを示しました。

 現在、ハッブルの宇宙望遠鏡イメージング分光写真器(STIS)による新しい分光器の観察で、青い光が、突然の活動でおよそ2億年前にできた400以上の星々から成ることが明らかになりました。
 星々は、横切って1光年だけのディスク内にしっかりと詰まっています。

 超大規模なブラックホールが、青い星々のディスク中央にあることが証明されたので、これらブラックホールの近くの星々の形成についての理解がさらに難しくなりました。
 ブラックホールの近くにある星々を形成する可能性があるガスは、ブラックホールよりも遠くにあるガスよりも急速で回転しなければならないので、ブラックホールの近くで星々の形成は、ほとんど不可能であるように見えます。

 しかし、星々がそこにあります。

 アンドロメダが私たちに問いかける 今日の宇宙画像 2005年11月30日号 詳細ページ

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ということで、今日の宇宙画像の制作よりも250万光年離れた銀河からの難問を解こうと奮闘していました。
そんな、訳がありません。
真相は、日々の画像の滞りが重なり開き直っていただけです。

これからも思い出したように『今日の画像』を厚顔で続けます。