今日の地球と宇宙の画像 惑星テラ見聞録

ほぼ毎日、NASA、ESA、ハッブルなどの素晴らしい画像を紹介しています。画像未表示の時には、再読込みで・・・

土星を赤外線で見たら木星だった?

2005年01月31日 14時15分55秒 | 太陽系の画像
 今週のカッシーニ画像は、木星のような斑点模様をたくさん見せる土星です。
 渦巻く斑点模様は、ガス惑星の特徴かもしれません。
 リングを外した映像は、惑星木星と説明されても納得でしょうか?


 カッシーニは、土星が水素とヘリウムの豊かでダイナミックな大気圏で、卵型、巻く渦、ガスのフィラメントの斑点に満ちている眺めを送ってきました。
 この画像は、カッシニ宇宙船の広角度カメラで2004年12月14日に939ナノメートルを中心とする赤外線光の波長に敏感なフィルタで、土星から595,000キロメートルだけ離れて得たデータによりました。


 黒い帯と明るい帯の混乱した境界が、土星の南大気圏のこの加工処理された画像で、顕著に見られます。
 これらの雲帯域の乱された境界は、隣接した帯域の風向きと密度の違いによります。
 惑星は、自然の色彩映像でとても穏やかに見えますが、この赤外線の眺めは、はるかに多くの詳細を見せます。


 土星の北極地域の大気の特徴は、メタン・ガスはあまり吸収しない近い赤外線スペクトルの範囲で得たこのカッシニ画像で、壮観な詳細で現れます。
 土星の環の暗い影カーテンが、大気の帯域の幻覚を作って、惑星を横切り覆っています。
 明るい雲の水玉は、活発な場所で出現しています。

今週のカッシーニ画像 2005年1月29日週号へは、ここをクリックすると移動します。


これが本当の空中衝突。織女星物語。

2005年01月31日 07時36分28秒 | 星々の画像
 今日の宇宙画像は、私たちの近隣にある恒星体系の惑星同士の衝突についてです。
 真冬に真夏の話題になりますが、彦星の恋しいお星様の織女星で起こった出来事でございます。
 宇宙はとても神秘的なもののようで、あろうことか惑星クラスの天体が衝突していました。
 地球の砂粒よりも小さい数ミクロンの塵粒状物の検出から、わずか100万年ほど前の出来事でした。
 関連は、ハッブル宇宙望遠鏡のアルプ220と呼ばれる独特な銀河の核にある2つの球状星団が、銀河が衝突する前に2つの渦状銀河の残り核であったかもしれないという話題です。
 ということで、2つの巨大な本当の『空中衝突』画像です。

* 織女星のすごい衝突

Credit: NASA/JPL-Caltech/T. Pyle (SSC/Caltech)

 天文学者は、近くの星の織女星(ヴェガ)周辺で渦巻いている塵塗れディスクが、以前に考えられていたよりも大きいと言います。
 それは、多分、直径が2,000キロメートルほどの惑星冥王星と同じ大きさの天体との衝突に起因したでしょう。
 NASAのシュピッツァー宇宙望遠鏡は、この『対決』の余波を塵塗れで見ました。
 天文学者は、未発達の惑星が一緒に壊れて、ばらばらに粉砕されて、繰り返し他の断片に衝突し、さらに細かい破片を生み出したと思っています。
 ヴェガの光が破片を熱し、シュピッツァーの赤外線望遠鏡が放射を検出しました。
 ヴェガは、25光年離れて星座琴座に位置し、夜空で最も明るい5番目の星です。
 それは、60倍、私たちの太陽より明るいです。

 赤外線天文人工衛星による1984年のヴェガの観測は、典型的な星周辺で最初の証拠を塵粒子で提供しました。
 ヴェガが近くてその極が地球に面するので、その周辺の宇宙塵雲の詳細な研究に素晴らしい機会を提供します。
 ヴェガの破片ディスクは、惑星状体系の展開がかなり混沌とした過程であることを証明するもう一つの証拠です。
 グラスの水面に落ちた1滴のインクが広がるように、ヴェガの宇宙塵雲での粒状物は、長く星の近くにとどまりません。
 シュピッツァー映像で見られる塵は、星から激しい光によって吹き飛ばされています。私たちは、おそらく100万年前の比較的最近の衝突の余波を目撃しています。

 科学者は、このディスク事象が短命であると言います。

 大多数の検出された物質は、地球上の海砂の100分の1の大きさしかなくて数ミクロンです。これらの小さい塵粒状物は、1,000年より短い時間的尺度で体系から離れて恒星間空間に消えます。
 しかし、それでもまだ多くの小さい粒状物があります。それらは、私たちの月の重さの3分の1の総質量と同等です。これらの短命な粒状物の群は、高い塵生産を意味します。
 ヴェガ・ディスクは、私たちの太陽の13分の1である3億5000万年の若く短い星の人生を通じて、塵生産のこの量を維持するために、ありそうもない惑星構造物質との衝突で巨大な蓄積を持たなければならないでしょう。

 科学者たちは、さらなる一時的なディスク現象の見込みがあると思っています。彼らは、その物理的な大きさを含むヴェガの破片ディスクの他の特性を掘り当てました。

今日の宇宙画像 2005年1月27日号へは、ここをクリックすると移動します。


未来の宇宙気象予報の確立を目指す現在

2005年01月29日 10時08分42秒 | 太陽系の画像
 今日の宇宙画像は、将来のみならず現在でもその確立が待望されている太陽嵐を含む宇宙気象予測についてです。
 太陽は、時として激烈なフレア爆発を起こし、普段は穏やかな太陽風を激烈な嵐に変貌させます。
 現在でも大規模な太陽爆発の後には、数日間にわたって太陽系の惑星などに影響をもたらしています。
 その最も顕著な例が、見た目にとても素晴らしい極地のオーロラです。
 しかし、地球を周回している国際宇宙ステーションやGPSなどの衛星にとっては、歓迎せざる現象です。
 現在不可能な宇宙気象の予測に科学者や天文学者が、協同でリアルタイム予測システムの構築に努めています。
 遠くない日に、惑星地球を離れる知的生命体の旅行にとっても欠かすことができない研究です。

* 惑星間空間の太陽の危険源

Credit : SAO and SOHO (ESA/NASA)

 地球上の生命は、太陽からの熱と光によって養育されます。
 それでも、時々、太陽はエネルギーと高速の粒子の大きな爆風を放ち、地球上の生命も潜在的に脅かされて不便を感じます。
 地球上の大気圏と磁場は、私たちを保護するのに役立ちます。
 しかし、遠い宇宙、月、火星の表面で、宇宙飛行士は太陽の爆発に弱いです。
 そのような爆発とどのように惑星間空間に影響するかの予測は、それらの結果の緩和を補助するかもしれませんが、現在、不可能です。

 科学者チームは、太陽の精力的な粒子から成る太陽の放射線危険の源をどのようにして識別し説明できるかについての新しい理解を得ました。
 時間とともに、その知識は、そのような危険のより良い予測に至るかもしれません。
 可能性としては、宇宙飛行士が地球を越えて人間の探査の未来像を果たし始める時でしょう。
 太陽の精力的な粒子事象を予測する現在の能力は、衛星の発明以前に雷雨を予測した能力より原始的です。
 科学者たちは、地球の嵐正面のモニタと同時に、太陽の高エネルギーの分子放射のサインをモニタする予定です。
 最終的なゴールは、気象学者が暴風雨を予測するように、そのような危険を予測することです。
 危険な高エネルギーの粒子の生産は、広範な太陽の嵐と関係していると知られています。
 それは、フレアと呼ばれる太陽の表層とガスの放出とコロナの大規模な放出と呼ばれる磁気の近くで破滅的な爆発から成ります。

 フレアとコロナの大規模な放出は、波を離れて散る危険な高エネルギーの粒子を生産すると思われて、それらの粒子で惑星間空間を洗います。
 地球大気圏と磁気圏は、地上で人々を保護して、低い地球軌道の宇宙飛行士さえ地球の磁気圏によって無理なく保護されています。
 けれども、彼らは国際宇宙ステーションの保護されているモジュール内に時折避難します。
 しかし、月または火星へ旅立っている宇宙飛行士は、そのような保護がありません。
 したがって、迅速な暴風雨警報、よく保護できる宇宙船や月と火星の隠れ家は、人間の宇宙探査の成功にきわめて重大です。
 そのためには、科学者、天文学者の働きを必要とします。

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超新星爆発の遺産だった惑星地球生命

2005年01月28日 12時24分56秒 | 宇宙論関係の画像
 今日の宇宙画像は、私たち惑星地球生命の誕生に迫る論文からです。
 これまでの仮定を計算で理論付けられた結論のひとつといえるかもしれません。
 宇宙で素晴らしい眺めを見せる超新星爆発が、やはり、私たち惑星地球生命の誕生につながっていたようです。
 いわば、私たちは、初期の宇宙の超新星爆発の遺産ともいえます。
 ですから、生命は地球よりも重たいという言葉も、その歴史を振り返るならば万遍なく理解できるでしょう。
 院政を強いて居座り続けるNHKのエビジョンイル元会長も例外ではないのですが、なんとなく釈然としないのは、私だけなのでしょうか?

* 初期の宇宙を支配した生命のない太陽


 大部分の人にとって、『太陽のような星』の決まり文句で呼ばれる親しみやすい星の姿は、おそらく生命を育てることができる惑星の従者を伴う暖かい黄色い星でしょう。
 しかし、天文学者による新しい計算は、最初の太陽のような星々は、惑星または生命を欠いた宇宙中を動き回っている孤独な天体であったことを示します。
 生命の窓は、ビッグバンの後、5億年と20億年の間のどこかで開きました。
 何億年も前の最初の低い質量の星々は、孤独な環境でした。
 その初期の孤独の理由は、私たちの世界の歴史に埋め込まれています。

 星々の本当に最初の世代は、まったく私たちの太陽のようではありませんでした。
 それらは、非常に短命で白熱する大規模な星々でした。
 ホンの数百万年間だけ燃えて崩壊し、光り輝く超新星として爆発しました。
 炭素と酸素のような不可欠な元素を広げた本当に最初の星々は、宇宙で種まきプロセスを開始して、それらは惑星状基礎単位の役目を果たしました。

 今回の論文を発表した天文学者チームは、以前に、初期の宇宙の星々の進化を計算して、最初の超新星爆発とそれによって生じた水素やヘリウムよりも重い元素をシミュレーションしました。
 現在、この研究でチームの天文学者は、第一世代の超新星が、最初の太陽のような星々の誕生を可能にするのに十分な重い元素を生み出すことができたと決めることができました。

 チームは、多くの第二世代の星々が、私たちの太陽に類似した大きさ、質量、温度を有したことを示しました。
 星々が形をなしたとき、それらの特性は炭素と酸素の冷却影響から生じました。
 さらには、基本的な存在量においてさえ、私たちの太陽で探し出せる質量の1万分の1と同じくらい低い質量の星々が、十分に誕生が可能であるとわかりました。

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ブラックホールは、相対性理論を実証?越える?

2005年01月27日 18時43分20秒 | 宇宙論関係の画像
 今日の宇宙画像は、ブラックホールの内部に迫った科学者の論文を基にしています。
 現時点において、ひょっとしたらアインシュタインの相対性理論を越えるか、実証するかの瀬戸際にあるらしいです。
 詳細な論文は、私に72時間を越す爆睡に誘いますので、簡潔なところだけを探しまくってみました。
 簡潔過ぎて、逆に相対性理論の迷宮に嵌りかけたかもしれません。
 理論上は、ブラックホールの内部を見ることも知ることもできないのですが、周囲の観測による推測はできそうです。
 当たっているかどうかの結論は、ブラックホールに侵入しないことには得られませんけれど・・・・
 私の好奇心のブラックホールによると、明日の号も宇宙論関連かもしれません。

* アインシュタインを越え、ブラックホールの軌道に乗る時空波

Credit : CfA/NASA

 天文学者は、ブラックホールのまわりで時空で波立ち重なっている熱い鉄ガスの証拠を調べました。
 確認されるならば、この時空波は、アインシュタインの一般相対性理論を越える新しい現象を意味するでしょう。
 ブラックホールの極端な重力が、どのように光を引き伸ばすかについて、これらの観察は、1つの重要な理論を確かめます。
 データは、さらに回転するブラックホールが、ブラックホールに落下する全てを歪めて変化する時空海を作って、まさにどのように周囲の空間で構造を引きずることができるか興味をそそる映像を描きます。

 天文学者チームは、NASAのロッシX線計時エクスプローラで現象を観察しました。
 ブラックホールは、それ自体が回転しながらその周辺を回転させて、実際に歪めさせて時空の構造を引きずることができる過激な天体です。
 ブラックホール周辺で急に動いているガスは、その波に乗る以外に選択はありません。
 アルバート・アインシュタインは、80年以上前にこれを予測しました。そして、今、私たちはそれについて証拠を参照し始めています。
 ブラックホールは、重力で光さえ逃げることができないほどものすごい空間の領域です。
 ガスと塵は、配水管を下る水のように融合ディスク内のブラックホールの方に渦巻いて漏斗状になっています。
 融合のこの過程は、特に融合ディスクの主な一番奥の最も熱い領域では、X線放射光のおびただしい量を生み出します。
 ブラックホールの近くで重力は、かなり激しいですが、光は上昇の間にエネルギーを失ってもブラックホールの重力から「上手く」上昇することにより、今までどおり流出を奮い起こすことができます。
 このように、科学者は、ロッシ・エクスプローラのようなX線望遠鏡でブラックホール活動を研究することができます。

 チームは初めて、ブラックホールの観察で準周期的な振動(QPOs)と幅広い鉄のK線との2つの重要な特徴と関係を見つけました。
 QPOsは、どのようにしてX線光線が点滅するかを指します。
 幅広い鉄のK線は、科学者が用いるエネルギーのような小さい特徴を分析するツールのスペクトログラム上でスパイクの形を指します。
 特定の周波数で発される鉄原子からの光は、スペクトログラムで明るい線をつくります。
 光がエネルギーを失うので、重力孔から上昇して線は、広げられるか低いエネルギーへ広がります。
 チームは、ロッシ・エクスプローラを活用して、およそ40,000光年離れている星座鷲座内のGRS 1915+105という名前をつけられたブラックホールを研究しました。
 チームは、あたかも2つの特徴が互いのことを知っているかのように、広い鉄のKラインが1~2ヘルツの低周波の変化でQPOsに結び付けられることに気がつきました。
 2つの信号が同時性があり、ブラックホール・ジェット現象のように他のものに活動を強く影響されなかったという事実は、両方が非常にブラックホールに接近して生じていることを示唆します。
 そして、これは、幅広い鉄の線がブラックホールから遠く離れてブラックホール風の中でつくられると述べる理論を不可能にします。

 この発見は、関係の原因となっている可能性があったことの問題を増やしました。

今日の宇宙画像 2005年1月24日号へは、ここをクリックすると移動します。


私は、ここと手を振るオポチュニティー

2005年01月27日 09時19分44秒 | 太陽系の画像
 今週の火星画像の主題について、何処にローバーがいるかちょっと意地悪して答えを直ぐに見られないようにしています。
 ジッと火星グローバルサーベイヤーの眼になったつもりで探してみてはいかがでしょうか?

* 私は、ここと手を振るオポチュニティー


Credit: NASA/JPL/Malin Space Science Systems

 NASAの火星探査ローバー・オポチュニティーは、1年前、赤い惑星に着きました。
 NASAの火星グローバルサーベイヤー人工衛星に搭載してある火星オービター・カメラによるこの強化された解像度映像は、2005年1月24日現在で唯一見られるオポチュニティーが作った通り道の眺めです。

 この映像データは、オポチュニティーの第91火星太陽日になる2004年4月26日に得ました。
 それは、オポチュニティーの延長された任務の最初の日で、ローバーが着陸場所から6ヶ月過ごす結果になった「エンドランス・クレーター」の方へのルートにある小さい「フラム・クレーター」の探究をこの日の直前に完了しました。
 MGSの驚異的な解像度成果が、この画像に見ることができます。人工衛星がこの時にローバーから遠くほぼ400キロメートル離れていたにもかかわらず、ローバーを見ることができます。
 また、拡大画像では、宇宙船着陸機、後方船体l、パラシュートそして着陸ロケットの影響、熱遮蔽などが見えています。

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* 塵の財産に見る通り道の一年

 この画像に見えているケーブル紐は、ホンの数センチメートルの長さでパンを焼くときに周辺に型取りで固定するワイヤーに似ていて、火星探査ローバー・スピリッツのデッキ上に、塵の純粋な層で線条のコースを残しました。
 それはわずかにこの画像中央の右より下とその右に至る暗い背景に対して淡い薄い色のついた短く不規則な曲線形です。
 紐は、2004年1月3日の着陸日から太陽の配列でつくられる抑制ボウルとパンカメラ・マスト組立体台の周辺でスライドしていました。
 着陸後の数時間の低解像度映像は、デッキで存在する紐を示します。

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* 火星の鉄隕石

 NASAの火星探査ローバー・オポチュニティーは、地球外の惑星で初めて確認できる鉄隕石を火星で見つけました。
 くぼみがあるバスケットボール大の物体は、大部分が鉄とニッケルでできています。
 ローバーの分光計からの記録が、その構成を決定しました。
 オポチュニティーは、第339火星太陽日にあたる2005年1月6日に、このほぼ本当の色複合の画像を作るためにパノラマカメラで撮りました。

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* オポチュニティーの熱遮蔽

 NASAの火星探査ローバー・オポチュニティーによるこの画像は、火星の大気圏を高速で通り過ぎた宇宙船を保護した熱遮蔽の残りを示します。
 映像は、ローバーの第325火星太陽日である2004年12月22日に得ました。
 主要な熱遮蔽破片の特徴を見せる画像は、オポチュニティーがそれからおよそ40メートルはなれたところにありました。
 多くのローバー-チーム・エンジニアは、熱遮蔽が裏返しかそれ自体が逆さになったと理解した時に驚きました。
 映っている破片の高さは、およそ1.3メートルです。
 それが明らかに、変形したけれども、本来の直径は、2.65メートルでした。
 熱遮蔽が現在裏返しであるという事実は、目下内部で熱の防護システムの段階の評価をとても難しくします。
 来たるべき火星太陽日にオポチュニティーは、その顕微鏡撮影装置で破片を調査します。

今週の火星画像 2005年1月26日週号へは、ここをクリックすると移動します。


記録し続ける努力が描いた完璧なアナレンマ

2005年01月26日 09時46分38秒 | 惑星地球の画像
 今日の宇宙画像は、太陽と地球の1年間の移動関係を映像化したアナレンマです。
 一般に『8の字』を描くとして知られていますが、緯度によって、その8の字が異なる模様を描きます。
 どういうわけかこのアナレンマに関しては、赤道周辺では顕著なアナレンマ画像にめぐり合えていません。
 理論的に言われいることは、赤道周辺では真横の8の字になるらしいです。
 関連は、太陽ギャラリーですが、撮影技術の比較的なものになりそうです。
 付録は、真ん丸く飛び出す月と昼の満月の立体視画像です。
 見方を逆にすると凹んだ月になります。
 エビジョンイル会長の独裁・失脚と辞任・解任もかようになる次第でして・・・・
 
* コロラドのアナレンマ


Credit & Copyright : Wojtek Rychlik

 このアナレンマは、コロラド州スプリングス近くのカスケードで撮りました。
 カメラマンが、2004年中にほとんど日当たりがよいおよそ300日をここで過ごしたので、一年の間に太陽の運動を描写することが可能でした。
 各映像は、現地時間の14:28:00に得ました。
 365の写真が、2003年12月4日と2004年12月4日の間で使われました。
 2003年12月5日の太陽の映像は、ほとんど完全に2004年12月4日の映像に重なっています。
 曇りの日には、外挿法で作られました。



 このアナレンマは、不変に据え付けたカメラで1年を通した全てが異なる日の44の太陽の映像に、更なる露出の1つの前景を含む45の映像で作り出されました。
 それは、各日に同じ時刻で空の太陽の位置を示します。
 太陽像の8の字ループは、日時計や古くからの地球の空想家に変わる季節と均時差の図式表示で有名です。
 この8の字パターンが、どのように始まるかについて見るために、この画像を作る黄道に沿って、どのように太陽の一年の見かけの運動に影響を受けたか考えてみたいと思います。
 簡潔にするために、全ての露出が正確に8時30分に行われるとします。

 さしあたり、太陽の空のまわりの毎年の経路が天の赤道に沿ってあり、この運動が一定にある、と仮定します。
 もしそれが本当ならば、見えている全ての44の太陽の像は一致するでしょう。
 現実に、黄道の移動は、天の赤道に23.5度傾いていて、その結果、太陽は、6月後半に赤道の23.5度北で、12月後半に23.5度南です。
 太陽の傾斜角度のこの一年の南北振幅は、アナレンマ・パターンの縦の延長の原因となります。

 黄道が赤道に傾いているので、星々と比較して太陽の移動は、6月後半および12月後半にのみ真東です。
 それゆえに、黄道が斜めに赤道を横切るとき、1日の太陽の東への接近は、それらの時節に最大で3月と9月に最少です。
 太陽を08時30分に撮影する場合、これはその年の異なる日付に一般に時計時間の前後数分であることを意味します。
 これの影響は、太陽の像のパターンに東西展開を与えます。
 もし、地球の軌道が丸くて黄道に沿った太陽の運動が均一だったならば、大きさで等しい8の字の2本の環状線像を得ます。

 実際に、地球の軌道はいくぶん楕円で、影響は画像で見られる形に8の字を変形させます。

 アナレンマ・カーブを直立にセットするならば、それは小型の暦になります。
 水平の座標が、どのくらい太陽がその日に時計時間の前後にあるかを話す一方、各点の垂直の座標は、その年の特定の日の太陽の傾斜を返します。

今日の宇宙画像 2005年1月23日号へは、ここをクリックすると移動します。

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時事話題で届いたメールでは・・・

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受信料を払わなくても犯罪でも脱税でもないので、伏字をしなくても堂々と『皆様のNHK』と太字で書き込みませう。

勝手に飛び回って、アンテナに飛びついて、電線を伝わって、たまたまボタンを押したら公共放送が映っているだけですから・・・・

民放でも
お昼の番組で3億円以上も年収を得ている談合会社のスケベ親父社長みのもんたが、
威風堂々とNHKの批判や脱税を糾弾しているけれども、
国民の酷税を掻っ攫っている事実を
ヨン様とか喚いている低能人種は
もう忘れたでしょうね。

ほとぼりが冷めてアシスタントとベッドを共にして天にも昇る気持ちらしいですね。

皆様。
NHKが無くとも
このように『素晴らしい民放』がありますので、
ご安心召されませ・・・・

1ヶ月、2時間出席し、『良しなに』の4・5文字の言葉で
月収50万円以上も貰えるNHKの経営委員って美味しい仕事ですよね。

それもこれも皆
受信料で支払われていますのよ。

皆様、
そろそろ目を覚ましましょうよ。


タイタンを見て触れて感じる非常に地球のような世界

2005年01月23日 19時19分00秒 | 太陽系の画像


 1月14日に、ESAのホイヘンス探測機は、地球から12億キロメートルで土星の月の中で最も大きいタイタンの表面に、歴史的な最初の降下をしました。
 ホイヘンスの中の6つの多機能計器は、およそ150キロメートルの高度から開始して降下の間と表面上でデータを記録しました。
 ホイヘンスのデータの最初の科学的な評価は、1月21日にパリにあるESA本部での記者会見において提示されました。
 私たちは、現在、何がタイタンの景色を形づくるかについて理解する鍵を得ました。
 降水、浸食、機械的な剥離、他の川の活動の地質学的証拠は、タイタンを形づくっている自然のプロセスがほぼ地球と同じであるとESAが発表しました。
 DISRによって得られた素晴らしい映像は、タイタンがとても地球のような気象と地質があることを明らかにします。
 この3つのフレームの繋ぎ合わせは、異なる源から大きな川溝への流れを含む高い峰域の先例のない詳細を提供します。

 映像は、明るい高地から暗い地域の下に流れている幅が狭い流域溝の複雑な網状組織を示しました。
 これらの溝は、地球上の沖の『島』と『瀬』の特徴がある湖底に注ぐ川系に著しく類似しています。
 ガス・クロマトグラフ質量分析計(GCMS)と表面科学パッケージ(SSP)で提供されるデータは、カッシーニ科学者の結論を支えます。
 ホイヘンスのデータは、強い証拠をタイタン上で流れている液体として提供します。
 しかし、地球上の関連する流体は水よりむしろメタンで、タイタンの摂氏マイナス170度で液体またはガスとして存在する単純な有機化合物です。



 タイタンの川と湖は、当面、乾いているように見えますが、最近に雨が降ったかもしれません。
 SSPによって提供される減速と浸透データは、表面の層の下の物質に不安定な砂の濃度があることを示します。
 それは、おそらく、メタンの結果が計り知れない長い期間にわたって表層に襲いかかって降っているか、あるいは、表層に向かって下から液体が運ばれていることを示唆します。
 ホイヘンスが発生させた熱は、探測機の下で土壌を暖めて、GCMSとSSP両方は、タイタンの地質と大気の気象でメタンの主要な役割を補強し、表層物質から蒸発するメタン・ガスの爆発を検出しました。それは、表層を侵食し、すり減らす雲と降水を組み立てます。

 それに加えて、DISR表層映像は、乾いた川床で小さい丸くなった小石を示します。
 スペクトル測定(色)は、ケイ酸塩岩よりむしろ汚れた水氷の構成と一致しています。しかし、これらはタイタンの温度がある岩のような固形物です。

 この画像は、タイタン降下の間に見られた着陸場所の暗い平坦な地域の明るい『島』周辺で流れを示すホイヘンスDISR計器による映像です。明るい島の下と上の地域が、異なる高所の可能性があります。


 タイタンの土壌は、少なくとも惑星を覆う有機的な霞の沈殿した堆積物の一部であるように見えます。
 この暗い物質は、大気圏から落ちて積もります。
 高い高度からメタン雨によって洗い落とされる時に、それはDISR映像で見られた暗い地域の一因となっている流域溝と川床の底で集中します。
 大気中のアルゴン40を発見したことに基づく新しい衝撃的な証拠は、タイタンが経験豊かな火山の活動で地球上の溶岩のような物質と異なって水氷とアンモニアを生成させることを示します。
 このように、地球のよく知られている地球物理学的作用の多くがタイタンに起こる一方、関連する化学的性質は全く異なります。

 流動水の代わりに、タイタンは液体メタンがあります。ケイ酸塩岩の代わりに、タイタンは水氷を冷凍しました。
 タイタンは、泥の代わりに炭化水素粒子を大気圏から沈着させて、タイタンの火山は、溶岩の代わりに非常に冷えた氷を噴出します。
 タイタンは、地球のような地球物理学的作用を非常に異質の状況で、風変わりで面白い物質によって作用する並外れた世界です。
 これらの興奮させるホイヘンスの結果に、科学者たちは感激しホイヘンスから受け取ったデータの分析に没頭しました。
 しかし、これらの結果はホンの始めに過ぎません。短命なホイヘンスから届くデータは、科学者をさらに多忙にすると共に長く行き続けるでしょう。



 この画像は、タイタンの表面で2つの新特徴を示すホイヘンスDISR映像です。
 明るい線のような特徴は、水氷が表層上へ押し出されたかもしれない地域を示唆します。また、メタン『雨』よりもむしろ液体メタンの『泉』によってつくられたかもしれない短くて太い暗い溝が見えています。

今週のカッシーニ画像 2005年1月22日週号へは、ここをクリックすると移動します。


常夏ハワイの雪帽子・中西部の洪水・西部の大雪

2005年01月23日 07時09分22秒 | 惑星地球の画像
 今日の地球画像は、アクア衛星の撮った雪帽子を被った常夏ハワイの山、冬季では非常に珍しいアメリカ中西部の大洪水、干ばつで渇水に見舞われているアメリカ西部に降った恵の大雪と洪水です。
 見聞録の地球画像ページでは、それぞれ500メートル解像度の拡大を見ることができます。

* ハワイの頂上の雪


 ハワイのマウナロア(南)とマウナケア(北)の高い頂で光り輝く白い雪の帽子は、2005年1月14日に頂上を覆いました。そのとき、NASAのアクア衛星の中間解像度イメージング分光放射計(MODIS)がこの画像を撮りました。
 島を化粧する第3の火山はキラウエアで、常に存在する溶岩流は、MODISで見つけられる熱サインを赤で輪郭で描いた地域で放っていました。
 冷やされ硬化した溶岩の炭層は、低い傾斜を登る青々とした森の環の方へ、火山の褐色の側面を下って達します。
 島の最大の都市ヒロは、山間の細道の周辺になる北東の海岸線の中央で灰色の小斑をつけています。
 3つの火山のうちキラウエア山が、最も活発で最近の1983年に噴出し始めて、その後も止まっていません。
 火山の大多数の表面は1,000年前未満の溶岩流によって覆われていて、火山がどれくらい活発に富んだかを明らかにします。

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* オハイオ川に沿った洪水


 豪雨と雪は、インディアナ州、イリノイ州、ケンタッキー州の川を膨らませて、2005年1月の最初の2週の間に、多くの過去の洪水段階を押し上げました。
 氾濫が数日の雨の後に起こり、雪はアメリカ中西部のすでに飽和した地面に降りかかりました。
 水が浸された地面に吸収されることができなかったので、それは洪水として流れ出ました。
 嵐の後に暖かい温度が続き、雪を溶かして、更なる氾濫を起こしました。
 1月17日までに、氾濫の一部は退き始めましたが、オハイオ州とウォバッシュ川に沿った土地の広い地域は、さらに水の中でした。

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* アメリカ西部の冬嵐


 2005年1月12日、大部分の西部アメリカを覆った大雪をNASAのアクア衛星中間解像度イメージング分光放射計(MODIS)が、この映像を撮りました。
 雪の多くは、12月の末に始まった一連の嵐で降りました。
 12月27日と1月3日の間に3.7メートルから4.3メートルの雪がタホー湖周辺のシエラネバダ山脈に降り、そして、更なる雪がその時から降りました。
 大雪は、また、ネヴァダ州、ユタ州とアリゾナ州の山に降りかかりました。
 この画像様子として雪は、山に限定されません。
谷は、また、白で覆われています。
 2つの山脈の間で挟み込まれた北ユタのキャッシュ渓谷は、1月8日の間で最高0.51メートルの雪が、また、1月12日には木を倒したり送電線を曲げるに十分な雪が屋根に降りました。

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惑星史上最大の激突を記録するテラ

2005年01月22日 09時40分20秒 | 惑星地球の画像
 今日の宇宙画像は、2005年1月1日号の今日の地球画像でご案内した史上最大の激突前夜その後です。
 予想は外れるもののようで、2004年12月24日のクリスマス・イブに激突を演舞するはずであった南極ロス海の巨大な氷山と氷舌は、見事に期待を裏切りました。
 しかし、NASAはしつこく観察を続けていました。
 惑星テラ見聞録では、NASAのしつこさを見習って1月1日から1月21日までの全貌を隠すことなく披露することにしました。
 まっ、早い話が、宇宙画像の手抜きバージョンその2でござります。
 いよいよ、史上最大の巨大な氷塊の決戦です。
 両者、数キロメートルに迫って、カウントダウンも確定といえるでしょう。
 NHKと朝日新聞の醜いマスコミ・コップの中の争いよりも、惑星テラ規模の決闘を心ゆくまでご覧ください。
 テラは、とことん記録し続けます。

* マクマード湾で海氷を壊す



Credit : NASA, MODIS/RRT,GSFC

 マクマード湾の海氷は、南半球の春と夏の最初の期間を通じて固体の塊りのままだった後で、2005年1月に終にバラバラになり始めました。
 厚い氷は、毎年、南極大陸の非常に冷たい冬の間に水面で凍ってマクマード湾を通過し、夏の間に割れてロス海での漂流を繰り返します。
 11月初めの晩春までに、氷の道筋は、案の定湾から押し流されました。
 今年、その経過は、巨大なB-15A氷山による崩壊でした。
 長さで129キロメートルを上回るロングアイランドの大きさの氷山は、通常の湾を掃除する流れを妨げました。
 先の1月の最初の週と同じくらい湾の氷は、無傷のままでした。

 1月の初めに、温度が上がり、強力な嵐が南極大陸一面に進みました。
 必需品をアメリカのマクマード・ステーションとニュージーランドのスコット基地へ運ぶ予定の飛行は、マクマード湾の近くの激しい天気のために遅れました。
 強風は、海をかき回して、暖かい温度と一緒に、氷の崩壊に貢献したかもしれません。
 1月13日に雲が遠ざかり晴れたとき、NASAのテラ衛星に搭載してある中程度の解像度イメージング分光放射計(MODIS)は、以前に固い氷が厚い一切れになるまで壊されたことを明らかにしました。

 岸(左)と広い海(右)の間の水の凍った広がりは、ペンギンにとって広い海と食物に達するためにとても遠い距離を進まなければならず重要な問題でした。
 成鳥のペンギンが、多分、自身の食を得るために移動することができたかも知れませんが、成鳥が帰りの移動で遠くなった距離のため、自身の雛に持ってきた大部分の食物を消費することになるだろうと、科学者は心配しました。
 破壊氷がペンギンの移動を短くして安心を与えるかもしれない一方、変化する状況がペンギンの雛を飢餓から救うかどうかは明らかではありません。

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星の胎児の成長模様を宇宙望遠鏡は見た

2005年01月21日 17時42分30秒 | 星雲の画像
 今日の宇宙画像は、星の受胎の瞬間と思われていた星雲が、懇切丁寧に観測した結果、既に、胎児星を含有していたトリフィド星雲です。
 地上の望遠鏡画像が、受精胚の分裂模様のように見せていますが、生物の受精と異なり分裂模様を見せたときには胎児になっているということでしょうね。
 シュピッツァー宇宙望遠鏡の画像は、地上の望遠鏡から見る神秘のベールを剥ぎ取って、超音波のCTスキャンの映像のように星の胎児を見せています。
 私としては、シュピッツァーの観測眼を今日姦しいNHKの強圧疑惑解明に向けてもらいたいと希望します。
 政治家、現職の大臣と政党三役の一角が事の前後を問わず、単独で『国民の代表』を背景に威圧言動とも印象を与える行動をとったのですから、朝の日で届く新聞が恣意的に報道したとしても『李下に冠を正さず』で、反動勢力に組する側から見るならば『政治的圧力』と受け取られても自業自得でしょう。
 それにしても今回のNHKの社内調査は、泥棒が泥棒を取り締まっているようなもので、その結果報告に真実味は見られないですね。


* 大きい星の胎児を含めた星の『保育器』



Credit: NASA/JPL-Caltech/J. Rho (SSC/Caltech)

 NASAのシュピッツァー宇宙望遠鏡は、大きい星々にとっての孵化場を見つけました。
 赤外線望遠鏡からの新しい印象的な映像は、熱烈な星の「保育器」を点在させるトリフィド星雲と呼ばれる活気に満ちた雲を示します。
 これらの保育器が、速く成長する初期の星々を中に深く包み込む暖かさを、シュピッツァーの力強い熱を捜索する眼で初めて見ることができました。
 新しい眺めは、新しい星が存在し始めるための爆発寸前の時として、大きい星の形成の最も初期の段階で、稀に見られる現れを提供します。

 大規模な星々は、急速に非常に暗い領域で成長するために、それらができるのを見つけることは難しいです。
 シュピッツァーと星々に関しては、超音波を用いることに似ているといえます。
 観測者は、塵の繭を調べることができ、いくつの胎児星が各々どのようであるかについて視覚化することができます。

 トリフィド星雲は、ガスと塵で巨星を形成する雲で、5,400光年離れた星座射手座内に見つかります。
 スペインの電波天文ミリメートル望遠鏡で撮った以前の画像は、塵の星雲が4つの冷たい塊りまたは、核を含むことを示しました。
 そのような核は、星々が生まれる「保育器」です。
 天文学者は、トリフィド星雲での核は星々の機がまだ熟していないと思っていました。
 しかし、シュピッツァーがその赤外線の眼を全ての4つの核に整えたとき、すでに暖かい星の胚を発達させ始めていたと突き止めました。

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地球半周観光のココ・モノ・外れでシルル?

2005年01月18日 20時26分43秒 | 惑星地球の画像
* ココ・クレータ


 ハワイのココ・クレータを眺めるこの画像は、オアフの島の最東端マカプウ岬に通じる小道から、2004年11月に撮りました。
 ココ・クレータは、ハワイのホノルルの東に位置します。
 この面白い火山の特徴は、容易にアクセスが可能で、端やクレーターの内側の植物園に至るコースなど、多くの素晴らしい見物地点があります。
 ココ・クレータは、近くのダイヤモンドヘッドのようにマグマのような火砕性の物質と水の相互作用によって形成された凝灰岩リングです。
 368メートルのココ・クレータは、ハワイで最も高い凝灰岩リングです。

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* モノ湖の冬景色



 カリフォルニアの美しいモノ湖のこの景色は、2004年1月29日に湖の南端にあるネイビー浜辺から撮りました。
 湖にさざ波を立てる微風と摂氏3度の寒さでしたが、東部山脈でのまさに素晴らしい一日でした。
 モノ湖は、1,945メートルの高さに位置します。
 この湖は、氷河の表面流水によって主に水が供給されますが、出口がありません。残された水の逃げ道は、ただ一つ、蒸発だけです。

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*  オーストラリアの外れ


 オーストラリアの大陸の南端を見せるこの画像は、2004年9月に撮りました。
 主に石灰岩の層から成るこの風景で岩が多い海岸は、ポートフィリップ湾とヴィクトリア州の首都メルボルンの西にあります。
 中央の滝は、ヴィクトリア州をタスマニアから切り離すアードゴージ入江に飛び込んでいるバス・ストレートです。

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火星のようで火星でないタイタンの表面

2005年01月16日 14時03分15秒 | 太陽系の画像
 今日の宇宙画像は、元気に着陸し、もう多分、永遠の眠りに入ったかもしれないホイヘンス観測機が撮った最初のタイタン表面の色彩加工画像です。
 皆さんはどのように受け止められるか図りかねますが、私の率直な感想は、「火星ローバーの画像と同じじゃん」です。
 本当にタイタンの表面がこんな色しているの?白黒データで、『偽装』着色に慣れた手法で、『茶』系統にしたんではないかい?と感性が廃れた心で思ってしまいます。
 いずれにせよ、数十分の観測と出力では、このくらいの解像度が限界かもしれません。
 長旅をしたホイヘンスは、海面に着水して溺れたまま永遠の眠りに着くのが嫌だったのか、遠くの惑星地球から訪問したという証を残したかった科学者たちの権威のためか、目的場所から若干外れたようです。
 ホンとにタイタンなのって、疑ってはいけないですよ。
 ホイヘンス観測機のオギャーの一声代わりの映像データは、遺言同様なのですから。

* タイタンからの新しい映像



Credit : ESA/NASA/University of Arizona

 この画像は、2005年1月14日にタイタンへの着陸降下に成功したESAのホイヘンス探測機が、昨日(15日)送信してきました。
 これは、彩色加工した眺めで、反射スペクトル・データを続いて付加した処理が、表面の実際の色より十分な表示で提供しています。
 初めに岩または氷塊であると考えられて、それらは、多くが小石の大きさです。
 ちょうど画像中央より下の2つの岩状の物体は、ホイヘンスから約85センチメートルだけ離れていて、左が約15センチメートルで中央が4センチメートルです。
 表面は、本来予想されたよりも暗くて、水と炭化水素氷の混合物から成っています。
 また、これらの物体の底面に、活動の見込みがある川を示す浸食の証拠があります。

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惑星地球人が初めて見るタイタンの表面

2005年01月15日 19時33分42秒 | 太陽系の画像


 この画像は、撮れたてホヤホヤの土星の月、タイタンの表面です。
 一見するとローバーのピンボケ火星表面のようにも見えると思いますが、多分間違いなくタイタンの表面でしょう。
 2005年1月14日に、ホイヘンス探測機が、タイタンの大気圏を通り過ぎて下降したあと、この生の映像がホイヘンスDISRカメラで返されました。
 それは、散らばっている氷塊と共にタイタンの表面を見せています。
 映像が正確に処理されるとき、塊の大きさと距離が決定されます。
 速報ですので、画像は、とても小さいものを数倍に拡大処理しています。また、コントラストを少し明るめに自動修正しました。
 それ以外は、加工処理していません。

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火星が描いた惑星地球人の似顔絵

2005年01月12日 09時20分26秒 | 太陽系の画像


 今週の火星画像のトップは、漫画家の火星が描いた?惑星地球人の似顔絵のような表面模様です。
 火星の中央アラビア台地にあるTikhonravovクレーターは、直径およそ386kmで内部に砂の暗い小区画を持っていて、その中央に2つの衝突火口で、惚けた眉毛模様と2つの目、低い鼻、窄んだ唇という印象を与えます。
 これらの2つのクレーターの上部になる北側は、表面物質の暗い薄い色のついた小地面で、眉模様を提供しています。
 M・ K・ Tikhonravovは、20世紀ロシアの優れたロケット・エンジニアでした。
 彼の名前を付けられたクレータは、その大規模さにもかかわらず、アラビア陸地の極度に凹んだその西の側の土地の下に、まだ部分的に埋められています。
 Tikhonravovの中央は、北緯13.5度、西経324.2度近くにあります。



 この画像は、MGSが撮った前年の太陽の黄経145度の火星複合です。
 火星は、今月、2005年1月の中ごろに類似した眺めを見せます。
 この画像は、火星のタルシス表面を示します。
 太陽の黄経(Ls)は、火星の年の季節基準です。
 火星は、1火星年で太陽のまわりを360度移動します。
 年は、Ls 0で始まり、それは北では春、南では夏の始まりになります。
 2005年1月では、北の夏で南の冬です。
 火星の季節は、次のようにLsによって生じます。
 太陽の黄経(Ls)季節
 0度から90度、北の春、南の秋で、0度が北の春分、南の秋分になります。
 90度から180度、北の夏、南の冬で、90度が北の夏至、南の冬至になります。
 180度から270度、北の秋、南の春で、180度が北の秋分、南の春分になります。
 270度から360度、北の冬、南の夏で、270度が北の冬至、南の夏至になります。

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