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今日の地球と宇宙の画像 惑星テラ見聞録

ほぼ毎日、NASA、ESA、ハッブルなどの素晴らしい画像を紹介しています。画像未表示の時には、再読込みで・・・

ハッブル遺産ビデオ・惑星状星雲ギャラリー -1-

2008年09月15日 18時34分51秒 | 星雲の画像




 私たちの太陽のような星が、終焉を迎える時、そう、その主系列局面で核内の水素を全て燃焼しヘリウムに転じたならば、ヘリウムが外形で燃え続ける一方で、更に、ヘリウムは赤色巨星期のその核内で炭素、酸素に燃え続け、その核反応が終わります。

 この過程は、広がる星を作って、さらに不安定になって、強い星の風の中で質量を失う長く周期的なミラ型の脈動変光星となり、その外の層が脈動する原因になります。
 不安定は、広がる外層に、最終的に星の質量のかなりの部分の放出を引き起こします。

 星の核は、激しい精力的な放射を発するとても熱い小さい中央の星に残ります。
 広がるガスの外層は、中央の星から発される高エネルギーの放射によって光りを放ちます。

 展開が時間と共により速くなるように、外層の物質がさらに加速されます。
 光るガスの外層は、それで惑星状星雲に見えます。

 深い露出で、ミラ型の脈動変光星局面で放出された物質は、多くの惑星状星雲を囲む広がる後光として検出することができます。
 人間が見た最初の惑星状星雲は、小狐座内の亜鈴星雲M27で、それは、1764年7月12日にチャールズ・メシエによって発見されました。




ハッブル遺産 「惑星状星雲ギャラリー -1-」 コスモス・ビジョン


惑星テラ見聞録




惑星状星雲 ハッブル宇宙望遠鏡 宇宙のビデオ コスモス・ビジョン 惑星テラ見聞録



ハッブル遺産・10万周回記念映像・幻想的なタランチュラ星雲

2008年08月20日 20時10分13秒 | 星雲の画像




 1990年4月24日にスペースシャトル・ディスカバリーに運ばれて宇宙で独身滞在を余儀なくされたハッブル宇宙望遠鏡は、18周年を迎えた2008年8月10日午後8時42分(日本時間)に地球周回10万回に達しました。
 その距離は、43億5千キロメートル、地球と月の5,700往復、地球と太陽の14.5往復、直線ならば地球から飛び立ってちょうど海王星に到達する頃です。
 ハッブルは、10万回目の軌道の間に星団NGC 2074の近くで、タランチュラ星雲のほんの一部を熟視しました。
 この領域は、星の創造の火事場風で、近くの超新星爆発によっておそらく誘発されます。
 ここは、私たちのローカル銀河、大マゼラン雲の一角で、地球からおよそ17万光年離れた活発な星形成領域です。
 三次元のように見える映像は、激しい紫外線放射の下で、ヘビ頭のような「創造の柱」、凄まじい白熱したガス状のフィラメント、劇的な塵の峰と谷を明らかにします。
 領域は、新しい星の誕生のふ卵器で、暗い分子雲の端にあります。
 NGC 2074の中で既に生まれた熱い若い星の集団から燃え上がる高エネルギーの放射が、ゆっくり遠方で侵食して星雲の壁を刻んでいます。

 別の若い集団が、光り輝く青いガスの輪の下に隠されているようです。
 この広さ約100光年の空想的な景観では、塵の暗い塔が、分子雲の表面上のガスの強烈な壁より上に現れています。

 タツノオトシゴ形の柱は、長さおよそ20光年あって、私たちの太陽と最も近い星のアルファ・ケンタウリの5倍の距離になります。

 ここでも、私たちのすぐ近くオリオン星雲でも見られる星の卵ボークの胞子が点在しています。
 星雲に対して輪郭を映し出す冷えた分子の水素と塵の小さい塊を見つけることができます。
 
 この領域は、天の川の衛星銀河大マゼラン雲(LMC)にあります。
 ここは、星形成領域で、それらの進化を観察できる魅力的な研究場になっています。
 LMCのような小型銀河は、より大きい銀河の最初の基礎単位であると考えられます。
 この代表的なカラー映像は、ハッブルの広視野平床式カメラ2で2008年8月10日に撮りました。
 赤は硫黄原子、緑は白熱した水素、青は白熱した酸素からの発光を表しています。



時空の旅 「ハッブル遺産・10万周回記念映像・幻想的なタランチュラ星雲」 コスモス・ビジョン


惑星テラ見聞録



お詫び
過日、ヤフーのニューストピックスで当サイトのページがリンク設定されたために、一時的にサーバーの画像転送制限がありました。
現在は、小型台風一過温帯高気圧に変化していますので、画像転送制限も解除されました。
ご迷惑をおかけしたかもしれないことをお詫びいたします。
ということで、お詫びの気持ちとして最新のハッブル映像のビデオを作りました。
小型台風に乗った皆様は、一見さんでたぶんこのビデオは見られないと思います。
少数を大切にする当サイトをこれからもよろしくお願いいたします。



星誕生の場 タランチュラ星雲 大マゼラン曇 ハッブル遺産 コスモス・ビジョン



宇宙の小さな旅 第12回 カリーナ星雲の激烈な星の花火

2008年08月15日 17時33分10秒 | 星雲の画像





 ハッブル宇宙望遠鏡は、2007年4月24日に、宇宙ひとりぼっちの滞在17周年を迎えました。
 そろそろ年頃に近づいたハッブルは、将来の子だくさんを夢見たのか激烈な星の花火のカリーナ星雲を熟視してその記念を標しました。

 ハッブルは、カリーナ星雲の騒然たる中央領域50光年を見渡しました。
 そこでは、星の壮絶な死と激烈な誕生の大渦巻きが起こっています。

 南の空では、南十字星からそれほど遠くないところで星座カリーナ(竜骨)を見つけることができます。
 巨大なカリーナ星雲は、ここに地球から8,000光年離れて位置します。
 カリーナ星雲のハッブル眺めは、詳細に新しい面で星出生のプロセスを見せます。
 星雲の中央に、太陽の100倍有ると思われる大規模な星エータカリーナを見つけることができます。
 その近づく爆発の前兆となるガスと塵の2つの膨らんだ突出部が示すように、巨大な超新星になる短い爆発寿命の最後の舞台にあります。
 エータカリナは、およそ150年前巨大な爆発の現場で、その当時、一時的に南の空で最も明るい星の1つになりました。
 星は、星の天文学の1つの素晴らしいミステリーのままです。

 私たちに近い星雲で見られるように、この星雲で非常に興味深い特徴を見つけ出せます。
 塵とガスの柱状物は、星が柱の中で誕生しているという明確な証拠を明らかにします。
 ガスの吹流しは、柱状物から出て、砂の壁に打つ消火ホースのようにガスの中で耕します。
 ジェットは、柱に隠された新しく誕生した星から放たれています。

 至る所で、星雲に対して輪郭を映し出すボークの胞子と呼ばれる冷えた分子の水素と塵の小さい塊を見つけることができます。
 白熱した境い目は、胞子が最も熱い星によって照らされていることを示します。
 星が、そのような塵塗れ繭内で生ずるだろうと仮定されました。

 星雲を横切って散らばる暗い雲の島状の一群は、今のところ光イオン化の浸食に抵抗している塵とガスの塊です。
 その中の目立つ繭の一つが、「毛虫」と愛称を付けられました。

 星雲のファンタジーのような景色は、荷電粒子のそれらの星の風の流体力学だけでなく、怪物星とそれらを従える星団星からの星明りの強烈な圧力によって刻まれます。

 冷えた水素のこれらの素晴らしい雲は、夏の午後の積乱雲の塊に似ています。
 それらは、星雲の端の分子雲の表面より遙かに高いです。
 いわゆる「象の鼻」柱は、星雲の最も明るい星から痛烈な紫外線放射で熱され侵食されることに抵抗します。

 カリーナ星雲で見られるボークの胞子は、その白熱した境い目が、それが星団の中の最も熱い星によるイオン化電子であることを示します。


 星雲の奇怪な景色は、この地獄絵図に居住する怪物星から外へ流れる風と焼けるような紫外線放射の活動によって刻まれます。
 塵によって締められたような冷たい水素ガスの「山」は、カリーナ星雲の中で新しい星が誕生している現場です。
 素晴らしいガス柱は、星雲内で最も熱い新生児星からの紫外線放射によって侵食されています。
 星雲内に点在する「誕生の柱」のうちの1つの頂上に至るクローズアップ眺めは、星が柱の内部で生まれている明白な証拠を明らかにします。
 また、ジェットが、柱の中に隠されている誕生したばかりの星から放たれています。
 これらの星のジェットは、新星の出生の普通のサインです。
 星形成プロセスでこれらの星は、星が誕生した巨大な雲の最後の痕跡である周辺の物質を刻んでいます。

 これらの映像は、ハッブル宇宙望遠鏡の掃天観測用高性能カメラで撮られた48コマから組立てています。
 ハッブル映像は、イオン化された水素に照らして撮りました。
 色情報は、チリのセロトロロ・アメリカ連合天文台で得たデータが追加されました。
 赤は硫黄、緑は水素、青は酸素の放出と一致します。



宇宙の小さな旅 「第12回 カリーナ星雲の激烈な星の花火」 コスモス・ビジョン


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宇宙の珊瑚礁・かに星雲・ハッブルギャラリー

2007年12月25日 15時41分33秒 | 星雲の画像




わずらわしい字幕を無くした新しいハッブルシリーズを始めます。
ひとつの天体を識別できるまで拡大し、じっくりと名画を鑑賞するように作ってみました。
マウスの操作がまだ思うに任せないけれど、これまでに無いほど詳細を見られるはずです。


もっとスムーズな動きにするには、プログラムを組むのが一番良いのですが、それだとちょっと立ち止まってみたいところまで飛ばしてしまうので、中古のデジタルビデオを見ているつもりでお付き合いください。


舞台裏を明かせば、途中ノンストップの長尺記録をしました。
画面が途中で止まるところは、息継ぎをしていると思ってください。
この宇宙の珊瑚礁かに星雲ビデオは、たった1枚の画像を7分かけて見ていますが、それでもまだ3分の1にも至りません。
これまでもこのように拡大して詳細を見ていたのですけれど、動画にするにはあまりにもぎこちない動きでお手上げでした。
もちろん高額なソフトを導入するならば簡単なことでしょうが、持ち出し一方のサイトではサブプライムローンバブル消滅の前にサイトが消えてしまいます。
グラフィックボードの拡張でどうにか、まともに見られそうなところまで作ることができました。

まだまだ試行錯誤の段階ですから、次回の宇宙に開花したバラでは、何本か記録して継ぎ合わせるつくりにしてみたいと思います。


宇宙旅行シリーズ用にコンピュータを拡張したつもりだったのですが、プログラムを組むのが面倒になったので、ハッブルギャラリーシリーズを先行させました。


最近、地球ものが多かったので、心苦しく思っていました。ハッブルギャラリーは、ほんのお詫びの気持ちです。



なんか作っているうちに私が批難する皆様のNHKの名曲アルバムみたいになってしまいましたね。
癖になりそうです。


じっくりと鑑賞したいハッブルギャラリーへのリクエストお待ちいたしております。



「宇宙望遠鏡・宇宙の珊瑚礁・かに星雲・ハッブルギャラリー」


「今日の主題の拡大画像」


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もう直ぐ超新星爆発する星が支配するエータカリーナ星雲

2007年11月22日 22時48分09秒 | 星雲の画像


 今日の宇宙画像は、今日、明日にも超新星爆発すると見られているエータカリーナ(イータカリーナ、竜骨座イータ)星のあるエータカリーナ(イータカリーナ、イータ竜骨座)星雲です。
 スピッツァーの画像を主題にしようと思いましたが、なんとも怪しげな模様を見せる軍事衛星の撮った星雲画像を主題にしました。
 というのも、この軍事衛星(中間軌道宇宙実験衛星=MSX)の技術が日本の赤外線衛星「あかり」やスピッツァー宇宙望遠鏡に引き継がれているからです。
 また、私たちが利用する月食の年月日計算もアメリカ海軍の天文台の計算を基準にしています。
 NASAも厳密には、アメリカ空軍の宇宙部門の一部局に相当しますが、行政的には軍からの独立形態をとっています。
 このように宇宙観測や開発には、よかれ悪しかれ軍の技術がなければ大昔の天文観測に毛が生えた程度なのです。
 日本の宇宙開発が、いまだに有人飛行の周回さえできないのは、「平和」な自衛隊の防衛力の限界に起因しているとなるのかもしれません。
 戦争を危惧する身としては、喜ぶべき姿勢の自衛隊なのですが、こと、天文分野の発展に関しては隣の芝生が青々と見えてしょうがありません。
 非常に巨大な矛盾が、いつ超新星爆発するのかという定時観測体制さえも放棄している今日です。





エータカリーナ星雲の環境

 エータカリーナ(イータカリーナ、イータ竜骨座)星雲は、空の中の最大の不定形星雲です。
 エータカリーナ(イータカリーナ、竜骨座イータ)星は、およそ150年前、巨大な爆発の現場でした。
 その時、それは南の空で最も明るい星のうちの1つでした。
 星が、超新星爆発ほど多くの可視光を解き放ったけれども、それは破壊しませんでした。
 エータカリーナ星雲は、この爆発の残りです。
 私たちの太陽よりも100倍大きいと推定されて、エータカリーナは、私たちの銀河の中で最も大きい星のうちの1つであるかもしれません。
 それは、私たちの太陽よりおよそ500万倍多くのエネルギーを放射します。
 この星は、星の天文学の大きなミステリーのうちの1つのままです。
 この擬似色彩の中間軌道宇宙実験(MSX)合成に関しては、8.28μm(マイクロメートル)の帯域が青色で、12.13μmの帯域は緑色で、14.65μmの帯域は赤で、それぞれ記録されました。
 この画像は、空でおよそ5×5度の範囲を記録しています。


 巨大な少しの星が、新たな星の多様な集団を生んだ武勇伝を、スピッツァー宇宙望遠鏡の映像が話します。
 この著しい画像は、私たちの銀河のエータカリーナで、最も有名な大規模な星(大質量星、超重い星)のひとつのぼろぼろになった付近に住む胎児の星の多彩な混合を明らかにします。
 天文学者は、エータカリーナからの放出と風そしてその大規模な星の隔たった兄弟が、ガスと塵の周辺の雲を引き裂き、新しい星を誕生させる衝撃を与えたと言います。
 以前から星がこの領域で誕生していたと知っていたけれども、スピッツァーは、環境全体が異なる質量と年齢の未曽有の多数の胎児の星で満ちていることを私たちに知らせました。
 このカリーナ星雲と呼ばれる以前の可視光映像は、全ての塵の不確かな指のような柱が中央のエータカリーナに向かっていることを示しました。
 スピッツァーの赤外線の目は、決して以前に見られなかったこの塵の多くを通り抜け、新しい星達がずらりと居並んだ柱と同様に、柱の中に埋め込まれ生み出される星々を露出させました。
 エータカリーナは、地球から10,000光年離れて位置し、かつては空で二番目に最も明るい星でした。
 この星は、私たちの太陽の質量100倍よりも大きい星で、かろうじてそれ自体を維持できるとても大規模な星です。
 長年の間に、物質がその表面から離れて出た時に、それは明るくなって衰えました。
 一部の天文学者は、エータカリーナが、私たちの生涯の範囲内で超新星爆発で消えるかもしれないと思っています。



今日の宇宙画像 「もう直ぐ超新星爆発する星が支配するエータカリーナ星雲」


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私たちは、どこから来たのか?星雲に答えを求めて -1- (今日の宇宙画像)

2007年11月18日 15時35分01秒 | 星雲の画像


 今日の宇宙画像は、スピッツァー宇宙望遠鏡で見た星雲です。
 宇宙の小さな旅第8回と共にご案内いたします。
 星雲は、太陽のような星のふるさとであると同時に惑星と私たちのような生命の源です。
 これら3つの星雲は、そのどれもが主題画像としてもっと詳細なページが作れるものばかりです。
 3つの見ごたえのある星雲を少し詳細な説明にしました。
 それぞれに、より専門的に詳しく見られるようにTIFF画像もダウンロードできるようにしています。
 このTIFF画像は、ほぼ観測の全容を把握できるように相当な拡大まで耐えうる高画質画像です。
 また、普通に用いられるJPEG(JPG)拡大画像も大きめのものを設定しています。
 主題画像は、濃い塵の幕を赤外線で取り払ったときに、面白い姿を見せると共に多くの星の胎児の存在さえも明らかにしました。
 暫らく視覚的に見ごたえのある宇宙画像から遠ざかっていましたので、宇宙の魅力に浸れる星雲を特集してみました。




「IC 1396の暗い滴」

 可視光で不透明な暗い滴の範囲内で、NASAのスピッツァー宇宙望遠鏡は、熱烈な星の保育園を捕らえました。
 これらの新しい画像は、新しい原始星または未発達の星で幼い出生を明らかにするために、不明瞭化で決して以前に見られない星を見抜きます。
 象の鼻星雲は、ケフェウス座の星座内の発光星雲IC 1396内の細長い暗い滴です。
 2,450光年離れたところに位置する滴は、近くの大きい星からの強い電離放射線をかろうじて生き残っている高密度ガスの凝結です。
 滴は、周囲のイオン化したガスによって圧縮されています。

 スピッツァー画像の滴の中で、滴の南の端に沿って新しく発見された6個の原始星が、明るい赤い色合いとなった対象として簡単に識別できます。
 これらは、『滴体』の厚い雲による不明瞭化のためと新しく生まれている星を囲む塵によって、可視の波長で以前には検知されていませんでした。
 新しく生まれた星は、視界の左側外部に位置する近くの大規模な星からの風と放射線による圧縮と高密度ガス内で形を成します。
 この目に見えない星からの風は、また、トビトカゲや宇宙の巨人のような外観を見せる滴の素晴らしい繊維状の様子をもたらす原因となります。

 スピッツァー宇宙望遠鏡も、星を定義する核融合を始めているかもしれない塵内に、しばしば覆い隠される多くの新しく発見された若い星々を見ます。
 これらの若い星々は、可視の波長で見るにはあまりに冷たいです。
 原始星と若い星は、固体資料の周囲のディスクのために中央の赤外線で明るいです。
 この画像での少数の可視光星は、それらの形成からのあるいは、それらの惑星システムで小惑星と彗星を砕いた原始の残りによって囲まれるより成熟した星であることを示唆して、過剰な赤外線の放出を持っていると分かりました。



 スピッツァーは、その赤外線展望を私たちに提供するだけではありません。

 私たちは、どこから来たのか?
 そして、私たちは、孤独なのか?

 これらの答えを見つける手がかりをも提供します。


今日の宇宙画像 「私たちは、どこから来たのか?星雲に答えを求めて -1-」


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象の鼻星雲 タランチュラ星雲 三裂(トリフィド)星雲 宇宙の小さな旅 コスモス・ビジョン 惑星テラ見聞録



私たちは、どこから来たのか?星雲に答えを求めて-1- (ビデオ)

2007年11月18日 14時25分00秒 | 星雲の画像




宇宙の小さな旅第8回です。
星雲は、太陽のような星のふるさとであると同時に惑星と私たちのような生命の源です。
今回訪ねるのは、象の鼻・タランチュラ・三裂(トリフィド)星雲です。



コスモス・ビジョン 「私たちは、どこから来たのか?星雲に答えを求めて-1-」


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8月31日の朝日新聞で取り上げていた星雲の画像はこれです

2007年09月07日 11時42分11秒 | 星雲の画像




この画像は、フェリクス星雲、螺旋星雲で、スピッツァー(シュピッツァー)宇宙望遠鏡に搭載してある赤外線を同時に観測するためのカメラでデータを得ました。





また、この画像は、同じくフェリクス、螺旋星雲で赤外線を同時に観測するためのカメラと遠赤外線を観測するための観測装置の両方のデータの結合画像です。


フェリクス(螺旋)星雲については、今日の宇宙画像2007年9月6日号で取り上げていますが、これらスピッツァー宇宙望遠鏡による画像についても、もう少し映像的なデータをそろえてから静止画ページと高画質動画でご案内したいと思います。


なお、現在、12本ほどこれまでの動画を高画質で視聴いただけるように設定中です。ドガログには申し訳ないのですが、画質の点でメインの座から速報の座に配置転換してもらうことにしました。
万が一の場合には、再度メインの座に返り咲いてもらうつもりです。


今日の宇宙画像


高画質ビデオ・動画のコスモス・ビジョン


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「神の目」星雲の謎解きをしたらさらに解けない謎に突き当たった

2007年09月07日 07時15分40秒 | 星雲の画像

 今日の宇宙画像は、『神の目』の秘密を暴きます。
 神様に歯向かうことになるのですから天罰があると心配されるかもしれませんが、無用の長物です。
 よぉ~く考えてみましょう。
 偉大で全知全能の神が、私たちのような出来損ないの生物を誕生させるでしょうか?
 どぉ~おぉっにも深く地獄の底まで考えてみても、偉大な全知全能の神が自分に似せて誕生させる生物を出来損ないにするわけがありません。
 ということは、私たちが尊び敬っている「全知全能の神」は、『出来損ないの見本の神』となります。
 出来損ないの神だから出来損ないの生物に信仰心を強制させるのです。
 出来損ないには、地獄に落ち放題の穴だらけの天国しかありません。
 信仰を強制するマインドコントロールの宗教に本物の神は、見向きもしません。
 本物を見極める心を養わないと泣きの日々です。
 本当に美しい「神の目」星雲の謎解きでは、謎を解くことによってさらに混迷を深める謎の地獄に陥りました。
 消え行くものの消える前の世界は、解いても飯の種にならない謎を残すので知りたい空腹が増すばかりです。





古い星雲の新展開


 ことのほか、銀河と星雲のような天の物に関しては、外観が欺むくことがあります。
 この天体は、天文学者が三次元構造を見ることができないほど遠く位置していません。
 たとえば、フェリクス星雲は、多彩な姿の点でドーナツに似ています。
 瀕死の太陽のような星が放出するガスの外層を持つこの複雑な対象については、天文学者が、以前の映像で、正確にその構造を解釈することができませんでした。
 1つの可能な解釈は、フェリクスの形態がヘビのようなコイルに似ていたということでした。
 現在、NASAのハッブル宇宙望遠鏡を使っている天文学者のチームは、フェリクス(螺旋)の構造が、いっそう困惑さえさせることを証明しました。
 それらの証拠は、フェリクスが、ほとんど互いに対して垂直な2つのディスクから成ることを示唆します。


 今日の宇宙画像のイラストは、側面から見るならば、フェリクスがどのように現れるかを示します。
 このイラストで、フェリクスは、ほとんど互いに対して垂直な2つのガスのディスクから成ります。
 フェリクスは惑星状星雲で、運が尽きた太陽のような星が放出する熱いガスの外層です。
 イラストは、フェリクスの三次元モデルから取り出されました。
 チームの天文学者は、ハッブルの掃天観測用高性能カメラといくつかの地上の天文台からの観察に基づいてモデルを造りました。
 フェリクスの複合構造に対する1つの可能なシナリオは、瀕死の星に伴星があるということです。
 一方のディスクが死にかけている星の回転軸と直角であるかもしれないのに対して、他のは2つの星の軌道面にあるかもしれません


 外のリングがおよそ12,000年前に作られた一方で、内部のディスクは、およそ6,600年前に作られました。
 内部のディスクは、外のディスクより僅かに速く広がっています。
 なぜ、6,000年間の隔たりを残して、星は、2つの異なるエピソードで物質を放出したのでしょうか?
 現在のところ、フェリクス星雲だけが、その謎の答えを知っています。
 フェリクスを刻んだ太陽のような星は、美しい天の物を創造しました。
 ところで、私たちの太陽が今からおよそ50億年後に死にかける時、壮大なそのような構造を編みだすのでしょうか?
 単独星として、それは吐き出す物質で同様な熱い雲を創造するかもしれませんが、それがフェリクスのような複雑な構造になるという期待は、宝くじで1兆円に当籤することよりも当てにできない末期でしょう。
 とても複雑な構造の末期を描けないのは、独身貴族太陽の宿命かもしれません。


 こうして、外見の謎を解き明かせたのに、さらに惑星地球の「高等」な知的生命にも解けない謎を残して、フェリクス星雲は消え去ろうとしています。


 更なる詳細は、久しぶりに更新する今日の宇宙画像でたっぷりとお読みいただけます。


今日の宇宙画像


コスモス・ビジョン


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「神の目」の秘密を明かす宇宙の小さな旅第7回

2007年07月15日 23時35分38秒 | 星雲の画像




神の目ことフェリクス星雲は地球にとても近いです
このビデオは天文学者が仰天びっくらこいた映像です
お偉いさんたちの盲目をこのビデオは証明します
チェーンメールに惑わされないように

星雲が近くにあるので、地球から見ると満月の半分の大きさです。
ハッブルは、星雲のほとんどの記録で掃天観測用高性能カメラで若干の露出をしました。
それからハッブル眺めを、キット・ピークのモザイク・カメラで撮った広角データと組み合わせました。
結果は、長さ1兆キロメートルある熱烈なガスのトンネルに沿った息をのむような外観です。

星雲の内側の縁に沿って埋め込まれた数千もの彗星のようなフィラメントが、星雲の壁を背後にして中心の星を向いています。
中心の星は、小さいけれども超熱い白色矮星です。

運の尽きた星が以前に噴出した塵とガスの冷たい外層を、熱いガスの星の「風」が耕したときにこれらの触手が形成されました。

天文学者は、何十年も地上の望遠鏡からこれらの彗星のようなフィラメントを見て知っていましたが、ハッブル映像のような詳細にはこれまで巡り会っていませんでした。

輝く色は、白熱する水素と赤い窒素と青い酸素に一致します。

地球から650光年の星雲の距離で、その角大きさは、ほぼ3光年の莫大なリング直径と一致します。
その距離は、ほぼ私たちの太陽と最も近いその隣人の距離の四分の三です。

そして、この650光年は二次元データを三次元で再現するのに遠い距離ではありません。

結果は、とても信じられない事実に遭遇しました。


宇宙の小さな旅 第7回 「神の目」フェリクス星雲を訪ねて


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宇宙のバラ一輪をあなたに捧げたい、キャッツアイ星雲

2007年05月06日 01時35分41秒 | 星雲の画像




 宇宙の小さな旅第6回は、超人気がある星雲「キャッツアイ」です。
 当サイトの一部ブログでも、プロフィールとして提示していましたが、このたび、装いも新に煌びやかなプロモーションで、お目にかかることにしました。
 てなことを堂々と述べるほど当サイトは心臓が強くありませんので、本物のキャッツアイ星雲を訪ねることにしました。

 地球から3600光年、強制的な禁煙が蔓延している惑星では肩身が狭いのですが、ひとときの時空の旅を一服の時間にして凝縮しました。

 サブタイトルの「宇宙のバラ一輪をあなたに捧げたい」は、当サイトの微かな気持ちを皆様にと思って付した次第です。
 ですから、気持ちだけであり、現実になるということではありませんので、強い思い込みをされると困るのですよね。

 ビデオでは、文字数制限から削除に削除していますので、くどいような込み入った説明は、この後直ぐに明日の明後日にでも、静止画ページとしてご案内したいと決意いたしております。

 それまでは、一服の時間をどうぞごゆるりとキャッツアイ星雲でお過ごしください。


宇宙のバラ一輪をあなたに捧げたい、キャッツアイ星雲 ビデオページ


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宇宙の小さな旅 第5回「カニ星雲、超新星爆発のベールを剥ぐ」

2007年05月02日 13時25分58秒 | 星雲の画像




 蟹星雲は、これまでに観察される最も複雑な構造で、非常にダイナミックな天体の1つです。
 蟹星雲のハッブル映像は、広角フィールド・平床式マイクロ・フィルム・カメラ2(WPFC2)で24の個々の露出から集められて、蟹星雲全体の映像でこれまでに作った中でも最高の解像度です。

 蟹星雲は、星の超新星爆発の残りで6光年に広がっています。

 日本の天文学者が、ほぼ1,000年前の1054年に、この猛烈な出来事を目撃しました。

 フィラメントは、星のぼろぼろの残骸で、大部分は水素から成ります。
 かろうじてハッブル映像で見え、星雲の中心に埋まって高速で自転する中性子星は、星雲の不気味な内部の青っぽい白熱の原動力になっている発電機です。
 青い光は、ほぼ光速で中性子星の磁場線周辺を回っている電子に由来します。
 中性子星は、灯台のような放射の対の光を放出し、毎秒30回自転する中性子星のために脈うつように見えます。
 中性子星は、爆発して押しつぶされた超過密な星の核です。

 蟹星雲は、1844年にアイルランドの天文学者ロス卿の36インチ望遠鏡で観察し描いたスケッチによるその外見から、『蟹(crab)』の名前を付けられました。

 蟹星雲は、地球から6,500光年離れていても素晴らしい外見と共に、星々の死去について手掛かりを生む詳細な眺めを作り出しています。


宇宙の小さな旅 第5回「カニ星雲、超新星爆発のベールを剥ぐ」ビデオ


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宇宙の小さな旅・生まれた星が祖先を照らす

2007年01月18日 17時34分10秒 | 星雲の画像



小マゼラン雲の活発な星形成領域
N90をハッブル宇宙望遠鏡が覗いた

地球からとても近い小さな銀河に
幼児星集団に恵まれた領域がある

この領域での星の誕生は
私たちの天の川と異なる過程にありそうだ

この魅力的な星誕生域の中央で
空洞を吹き飛ばす新しい星がある

N90は、地球から20万光年離れた
小マゼラン雲の翼に位置する

ここは、初期の宇宙での星の誕生と形成で
似たような環境となっている


宇宙の小さな旅・生まれた星が祖先を照らす


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N49の雄姿

2006年11月30日 17時52分13秒 | 星雲の画像



大マゼラン星雲(銀河)にあるN49に
有馬記念での
ディープインパクトの雄姿を見たのは
私だけなのでしょうか?

こんな思い込みだから、
今度こそのコスモバルクと
デットーと宣言したウィジャボートに
ボウとして乗るから見事に裏切られ
本命回帰で困ったときの武ちゃんになるのかも

そんな私の心を見透かしたように
チャンドラ天文台が、本日、
嘶く馬を映し出すN49を送信してきました。

追いかけて画像ページを作りたいところですけれども、
ただ今、
宇宙の銀河集団に捕まって抜け出せなくなっていますので、
一足速く皆様にクルシミマス・カードのプレゼントといたします。

ぜひ、ご笑納下さいませ。


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将来性有望な巨星が誕生する情熱の赤い星雲

2005年11月12日 10時46分35秒 | 星雲の画像
 今日の宇宙画像は、燃えているような発光星雲です。
 この星雲の中では、今、私たちの太陽よりも大きな星がいくつも誕生しています。
 このような赤く発光する星雲は、水素が豊富なHII領域と呼ばれ、若い星を取り囲む大部分がイオン化した熱いガスの領域です。
 私たちの天の川銀河にあるこのような領域の調査が現在進められていて、これまでのところ新しく10,000以上が見つかっています。
 それでも、まだ少数派に属しますが、私たちの太陽系誕生の謎を探る手がかりにもなっています。
  今日取り上げたIC1396、象の鼻星雲は、私たちからおよそ2000光年離れたところあって、天の川銀河内でも最も若く活発な星雲のうちの1つです。
ガスと塵のこの巨大な雲は、大きい中心星によって照らされ、その放射が領域中で星の誕生を誘発しています。

* IC 1396のH-アルファ・クローズアップ



 鮮やかな水素ガスの雲が、不気味にIC 1396のこのクローズアップで暗い塵通路で入り混じります。
 そこは、約2,000光年離れた星座ケフェウス座内の星の誕生が盛んな領域です。
 この星雲と類似した他の発光星雲では、熱くて若い星からの精力的な紫外線が、周囲の水素原子から電子を剥ぎ取っています。
 電子と原子が再結合する時に、それらは明るいスペクトル線のよく知られている独特なパターンで、より長い波長の低いエネルギー光を放ちます。
 可視の波長で、このパターンの中で最も強い輝線は、スペクトルの赤い部分にあり、「水素アルファ」または、まさしくH-アルファとして知られています。
 私たちの天の川銀河星雲内のH-アルファ放射の調査であるIPHASの一部のこの画像は、約20光年の範囲で大規模な新星が生まれていそうな領域のIC 1396内で、明るく濃い範囲をハイライトしています。

 天の川銀河星雲内のH-アルファ放射の調査(IPHAS)は、ラパルマにある2.5メートル・アイザック・ニュートン望遠鏡(INT)で実行されている北の銀河面の重要な調査です。
 IPHAS調査は、2003年に-5度<b<+5度の範囲で、全ての北の銀河面の像を造ることを目的としてINT広角フィールド・カメラを用いて行いました。
 この1800平方度範囲の結像は、2005年内の完了を目的としています。

 Hαスペクトル線は、拡散してイオン化した星雲をたどって、一般にプレ主系列星とポスト主系列星の星のスペクトルで突出している点で重要です。
 これらの天体は、発展の比較的短命な状態を表わして、それらにより天の川銀河内で少数派の私たちの状況に似ています。
 しかし、例え少数派であろうとも、それらに関する研究は、星の発展の主な状態の理解に重要です。

 牡牛座T型変光星、ハービッグ AeBe星、ハービッグハロ天体のようなプレ主系列星の天体は、惑星システムの成長決定を支援します。
 ポスト主系列星は、星の終わり状態を左右して、恒星間の媒体(ISM)にエネルギーと化学的に豊富な物質の循環に関与します。
 これらの天体は、超巨星、明るく青い変光星、漸近巨星分枝星(ぜんきん きょせい ぶんし せい、AGB)、ポストAGB天体、惑星状星雲と相互に作用する連星があります。

 得られるデータは、空間的に解像した星雲に関して、未解決の輝線星々を求めて採掘されるでしょう。
 事前の結果は、およそ10,000の新しいHα放射源がカタログに載せられることを示唆します。

 鮮やかな赤い発光星雲の 今日の宇宙画像 2005年11月3日号 詳細ページ