今日の地球と宇宙の画像 惑星テラ見聞録

ほぼ毎日、NASA、ESA、ハッブルなどの素晴らしい画像を紹介しています。画像未表示の時には、再読込みで・・・

宇宙の小さな旅・第11回・初めて太陽系外惑星の大気圏を測定した

2008年07月29日 15時19分32秒 | 星々の画像




 ハッブル宇宙望遠鏡は、太陽系外惑星の大気圏で、高々度の霞または雲の最初の鮮明な証拠を見つけ出しました。
 この発見は、天文学者が『熱い木星型』と呼ぶ巨大な惑星のクラスのより深い知識を明らかにします。
 この15年にわたって、天文学者は、他の星の周りで270以上の惑星を発見しました。

 灼熱の質問が、当然あります。
 これらのいわゆる太陽系外惑星は、どのような状態なのでしょうか?

 そう、発見されたそれらのほとんどは、私たち太陽系の最も大きい惑星である木星の数倍という、実際に巨大なガスの世界です。
 他は、私たちの惑星地球より数倍大きいか、それよりも小さい岩石型や凍っている世界です。
 私たちは、まだ惑星地球と環境が類似している世界を発見していません。

 掃天観測用高性能カメラ(ACS)を使って、ハッブル宇宙望遠鏡は、星のHD 189733周辺で2006年に魅力的な大きいガスの惑星を観測しました。

 天文学者たちによる非常に高精度な観察の分析で、 このHD189733bという星にある惑星が、その超高層大気圏約1000kmの高度範囲に広がる暗い霞層を持っていることが示されました。
 このガスの惑星の大気圏は、摂氏およそ800度です。
 この種の惑星を天文学者が『熱い木星』という理由は、この惑星のように親星の近くで高温の世界にあるからです。

 この惑星の霞は、たぶん、金星と土星の月タイタンで既に知られている直径1000分の1ミリメートルに圧縮された粒子に類似しているかもしれません。
 それらの存在は、このHD 189733bの惑星上空が、地球上で産業汚染された都市から見る赤い霞んだ日没のように見えることを意味します。

 また、この星は、私たちの太陽の4分の3ととても小さいのに加えて、この惑星が太陽系の木星よりも大きいという特別な惑星体系です。
 従って、惑星が星の前を通過する時に、非常に正確な測定を可能にし、さらに星からの光が広い範囲の部分で完全に覆い隠されます。
 つまり、皆既食に似た現象で観測できるのです。

 私たちが、地上から食を観察するとき、大気が明るさの正確な測定を非常に困難にします。
 しかし、宇宙からならば、遮るものがないので正確な計測ができます。
 その対象が、月や太陽だけでなく、このような遠くの星についても言えるのです。

 また、このHD 189733b観察の特別なところは、科学者が、検出器の中に多くのピクセルで光を広げたことです。
 それは、検出器上で星を示す光の小さな点というよりも、むしろ、星明りは、掃天観測用高性能カメラの『回折格子プリズム・モード=グリズム・モード』を使ってスペクトルに広げられました。

 それは、検出器の広範囲を占める非常に多くのピクセルになるけれども、色を広げて正確な測定を可能にします。
 従って、非常に多くの色で、星明りの明るさや明るさの減少を測定することができます。

 このように、別々の色で別々の測定ができることは、大気圏の自然を特徴づけることができます。
 霞を検出するために、天文学者は、実際、数多くの検出作業をする必要がありました。
 この努力が本当に可能だった理由は、HD 189733bの軌道を真横でほとんど見られる私たちが有利な位置にあるからです。
 そして、この真横の位置からの観測では、2日毎に惑星が実際に、その親星の顔を横切っています。

 また、その通過が起こるとき、星からの光のいくつかの少ない部分が、地球に着くために惑星の大気圏を通り抜けなければなりません。
 この過程のため、惑星の大気圏の構成がユニークな指紋のような光へと類別されます。
 天文学者は、それで星の光のスペクトルで、この指紋を見ることができます。

 天文学者は、惑星の大気圏で、ナトリウム、カリウム、水の鮮明なサインを見るのを予想していました。

 これらが見られなかったという事実は、それらのサインが、赤く色づけされた高い雲または霞によって覆い隠されていたという結論に導きました。
 科学者は、この惑星の霞は、多分、鉄とケイ酸塩の縮合物で1000分の1mm未満の小さい粒子から成っていると思っています。

 太陽系外惑星が、約15年前最初に発見された時、ほとんどの専門家が、これほど迅速に系外惑星の秘密を明らかにし始めるとは、予想していませんでした。
 これらの新しいハッブル観察は、太陽系外の素晴らしい惑星について、私たちが理解を深められる重要な新しいステップです。

 誰が、これらの遠い世界について、ここ数年に何を検出するか知っているでしょうか?



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宇宙の小さな旅 「第11回・初めて太陽系外惑星の大気圏を測定した」 コスモス・ビジョン


惑星テラ見聞録



ハッブル宇宙望遠鏡 太陽系外の惑星 熱い木星型 ホット・ジュピター 宇宙の小さな旅 コスモス・ビジョン



宇宙の小さな旅 第10回 謎のオメガ・センタウリを訪ねて

2008年05月12日 16時10分06秒 | 星々の画像




 オメガ・センタウリは、長い間、惑星地球の天文学者を追放した球状星団でした。
 ハッブル宇宙望遠鏡とジェミニ天文台で得られた新しい結果は、オメガ・センタウリの意外な特色の説明を提供します。

 今回の宇宙の小さな旅は、非常に特別な天体です。
 オメガ・センタウリは、長い間、夜空で最も明るく最も大きな球状星団として知られていました。
 球状星団は、重力でしっかりと結びついている古い星のほとんど球状の集まりで、私たちの天の川を含む多くの銀河の周辺で見つかります。
 美しいけれども謎に満ちたオメガ・センタウリは、天文学者にちょっとしたパズルになっていました。

 オメガ・センタウリは、星座ケンタウルスにあり、地球から肉眼で見えます。
 それは、南半球の天文学者の大好きな天体の1つで、暗い場所から見るならば、ほとんど満月と同じくらい大きいように見えます。
 オメガ・センタウリの正確な天体種類は、長いこと議論の話題でした。
 ほぼ2000年前、それはひとつの星として、最初にプトレマイオスのカタログにリストされました。
 1677年には、エドモンド・ハレーが、星雲と報告していました。
 1830年代に、イギリスの天文学者ジョン・ハーシェルが、それを球状星団と認識した最初で、それ以来、球状星団に分類されました。

 オメガ・センタウリは、他の球状星団から分離できるいくつかの特徴を持っています。
 普通の球状星団と比べてオメガ・センタウリは、非常に平らな形があり、より速く回転し、数世代の星を含んでいます。
 普通の球状星団は、単一世代の高齢の星だけを含んだ球形です。
 さらに、オメガ・センタウリは、他の球状星団のほぼ10倍大規模で、ほとんど小さい銀河と同じくらいの大きさになります。
 ハッブルの掃天観測用高性能カメラとジェミニ天文台のGMOS分光写真で得られた観測データでは、オメガ・センタウリが、その中央に捉えどころのない中間質量のブラックホールを隠しているように思われます。

 天文学者がオメガ・センタウリの中央で星々の移動と明るさを計った後で、ブラックホールが発見されました。
 天文学者たちは、これらの星が、それらの総数と明るさが、予想されるよりも非常に速く動いていると気付きました。
 そのような動作は、集団の中央で明らかにとても大規模な何かの存在を示します。
 そして、およそ40,000の太陽質量によるブラックホールの激しい重力場は、まさに、測定を説明するのに十分な追い風になりました。

 それは、銀河で見つける星の質量ブラックホールよりもだいぶ大きいけれども、銀河の中央で見つける超質量のブラックホールよりも非常に小さいことを意味します。
 それは、規模で小さくもなく大きくもない性質の連続的質量範囲のブラックホールになることを意味しています。

 これは、球状星団で見つけられた二番目のブラックホールで、非常に素晴らしい心強い事実になります。
 けれども、また、無から超質量のブラックホールを発達させる種があります。
 そして、これらの多くを見つけるならば、種が超質量のブラックホールを成長させる素晴らしい源なるでしょう。

 この発見の1つの関連としては、オメガ・センタウリが、本当は球状星団ではなくて、外の星と暗黒物質を取り除かれた小型銀河であるかもしれないことです。
 これは、ここ数年の間、何人かの科学者が疑ってたことでもありました。
 オメガ・センタウリが星団として誤って分類された2000年以上後に、その自然が最終的に明るみに出る真実になりそうです。
 オメガ・センタウリは、私たちにさらなる多くの不意打ちを用意しているのでしょうか?
 まだ、自然は、惑星地球人の突飛な想像力を越えて驚かさせ続けます。


宇宙の小さな旅 「第10回 謎のオメガ・センタウリを訪ねて」 コスモス・ビジョン


超拡大の静止画は 惑星テラ見聞録



ブラックホール 球状星団 オメガ・センタウリ 宇宙の小さな旅 コスモス・ビジョン 惑星テラ見聞録



宇宙には地球のような惑星が溢れている・・・当然、知的生命さえも・・・

2008年03月14日 11時55分04秒 | 星々の画像


 今日の宇宙画像は、先のスピッツァー宇宙望遠鏡の地球型惑星の宇宙での分布割合に関するホンの一部です。
 画像主体であるために、眠くなるような数式や専門用語のオンパレードの国語文法無視の論文とは違います。
 本当につくづく思うのですが、科学学者や天文学者は、国語の成績が普通以下なのではないでしょうか?
 一行読んで理解を深めながら二行目を読み始めたら、思考が夢遊状態に陥ることがしばしばです。内容が、壮大な宇宙ロマンだからではありません。前後の文脈が、消化不良を起こすほど生煮えの鍋物なのです。
 私もあまり人の文章についていえる立場ではありませんが、学生時代の弁論部や演劇部ついでに執行役員としての敵の凋落などで文章を鍛えられました。しかし、元が反発大好きなものなので、自己の確立という名目で独自の文体を作り上げたものだから、現在でも、論文を無事通過できるような書き方ができずにいます。
 その反動が、このホームページやブログに多発しており、お付き合い下さる皆様に心の隅の隅で申し訳ないかなぁと思うことが、太陽系の塵の厚さほどあります。
 ということで、私たちの太陽系よりも塵が濃い恒星システムでも地球のような惑星が誕生しているのでしょうか?

  



 この画像は、赤色矮星AU マイクロスコピィ(AU Microscopii) を軌道に乗って回っている仮定の地球型の惑星の近所と月からの眺めというアーティストの印象です。
 比較的生まれたての1200万才の星は、彗星、小惑星と若い星を囲んで渦巻いている惑星の卵の衝突によって、瓦礫の非常に塵塗れディスクに囲まれます。
 惑星が星の周囲で発見されなかったけれども、ディスクは、惑星に関する強い状況証拠です。
 それは、塵塗れだけでなく、ことによると1つ以上の惑星の引きによって反らされてい可能性もあります。
 この見地から、惑星がディスクの平面にあるので、ディスクを離れて反射する星明りの白熱は、空を横切って幅広い通路をつくります。
 同様に、私たちは、地球の黄道光として惑星間の塵から光が反射するのを見ます。ただ、私たちを取り囲む塵ディスクは、AU マイクロスコピィのそれの10,000分の1位です。
 AU マイクロスコピィは、地球から32光年離れています。
 この距離から、よく知られている星座が、もっと認識できます。
 背景で蟹座内のプレセペ星団(Beehive Cluster)を見ることができ、私たちの太陽は、蟹座内で明るい星として現れます。


 したがって、私たちの太陽は、孤独だったのではなくて、立派な宇宙の天の川銀河のそのまた壮大なオリオン・アームにあるプレセペ星団の一員として、煌いていると実感できるらしいです・・・太陽系から30光年ほど離れて見るならば・・・

 ちなみにもう少しわかりやすい距離にすると、太陽を1ミリメートルの大きさとするならば、隣の星までは30キロメートルほどですから、まっ、1日あれば辿り着けます。
 で、その1ミリメートルの星が、300キロメートル離れた先でも輝いて見えるというのが、今日の画像のお話です。(私、この光景を想起、想像するのにかなり苦労しています)

 どうですか、ものすごく解かりやすくて、広大な宇宙がかなり身近に感じられましたでしょう?


 ついでに、地球を平べったくするとほぼ天の川銀河のように思うことができそうですね。地球に住んでいるのだから、宇宙の規模も地球基準で思考するのも悪くないかもしれません。
 宇宙は地球を中心に回っている・・・・凡人に理解不能な論文を理解するには、やはり、全てが地球基準の天動説の立場が正しいのかもしれませんよ。たとえ、宇宙で稀な存在になろうとも・・・



「今日の宇宙画像 地球型惑星は、宇宙で珍しいことではない」



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太陽系外惑星 地球のような惑星 今日の宇宙画像 コスモス・ビジョン 惑星テラ見聞録



宇宙人面から悪魔模様まで織り成す散り行く宇宙の薔薇

2008年01月02日 19時06分45秒 | 星々の画像


 2008年最初の宇宙画像は、光を反響させる変光星V838です。
 つぼみから満開のように開いた宇宙の薔薇は、その模様をゴッホの星の夜に擬態していました。
 そして、散りかけた今、織り成す雲の模様は、宇宙人面、悪魔、バットマンの元の姿など多様です。
 そして、一際目立つのが、タコ頭の宇宙人面にハリセンを打とうとしている三角頭巾を被った四二神模様です。
 星雲でこのような模様にはっきりと想起できるのは、本当に珍しいものです。
 思い込みすぎかもしれませんが、これらの模様に見えたときには、911テロでWTCに上がった爆発の炎と黒煙、そして、崩壊後に見られた粉塵模様以来の衝撃でした。
 このV838星体系にも惑星が有って、その惑星生命の末期の表れとは、過言になるでしょうか?
 本当は、周辺の星々と塵雲による偶然の配置なのでしょうが、遥か遠くの惑星地球へのメッセージのようにも思えてきました。
 この塵雲に限らず、近くのオリオン星雲では、誕生したばかりの星の円盤を識別できるくらいに拡大した時に、星雲の外層端あたりに本当に☆型の模様がいくつかありました。
 自然の織り成す模様眺めは、思わぬ微笑さえ提供してくれます。
 一休和尚の至言、「正月は冥土の旅の一里塚。目出たくも有り、目出たくも無し」
 けれども、正月は、やはり、あけましておめでとうございます。
 本年もよろしくお願いいたします。



星の光エコーの最新眺め

 これらは、光反響と呼ばれる宇宙での珍しい現象の最も最近のNASAハッブル宇宙望遠鏡眺めです。
 ほぼ5年前に噴出した星からの光は、星を囲む塵の雲を通り過ぎて外部に伝わり続けます。
 光は、塵から反射したり「反響(エコー)」して、それから地球へ旅立ちます。
 散乱する光が、旅行する余分な距離のため、それは星の爆発自体の光のずっと後で、地球に着きます。
 従って、例えば、光反響は、アルプスのヨーデル歌手による音が、周辺の山腹から反響するように生み出された音のエコーの類似です。
 私たちの銀河の周辺部にある異常な変光星V838 一角獣座(V838 Mon, V838 Monocerotis)からのエコーは、20,000光年の向こうから来ます。



「今日の宇宙画像 宇宙人面から悪魔模様まで織り成す散り行く宇宙の薔薇」


「宇宙の小さな旅 第9回・宇宙の薔薇は美しく散る。稀な現象の観察記録」


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宇宙の薔薇は美しく散る。稀な現象の観察記録

2008年01月01日 13時19分04秒 | 星々の画像


 新年おめでとうございます。

 2008年最初の更新は、老舗の今日の宇宙画像からです。
 ページ制作の都合上、先にビデオをご案内いたします。

 今日の宇宙画像は、宇宙に突然現れた薔薇の蕾の開花から散り際までです。
 当サイトは、星の一生を惑星地球人類に例えますが、今日の宇宙の薔薇は、まさにそのものといっても過言ではないかもしれません。
 蛹が蝶に変身するように、遥か昔に衰え記録からも消えかけていた星が、突然、宇宙で最も輝く星のひとつになりました。
 これを老いらくの恋ならぬ末期の輝きと呼ぶ人もいるようですけれど、美しく咲く薔薇にはまだ痛い棘があります。
 この宇宙の散り行く薔薇は、どんな棘という難問を私たちに提示するのでしょうか?
 僅か数千年の知的歴史しかない私たちは、137億年とも言われる宇宙の全てを説明できません。
 知性が高まると驕りが頭をもたげてきます。
 今では無「円」になっていそうな五円硬貨ですが、その面には稲穂が刻まれています。
 「実るほど頭の垂れる稲穂かな」ご縁に欠かせない礼節なのかもしれません。

 本年もどうぞよろしくお願いいたします。





 ハッブルは、不思議な爆発している星から光が、宇宙に響きわたるのを見ています。
 2002年1月に突然、星座の中の目立たない星が私たちの太陽の60万倍も明るくなりました。
 それは、一時的であったにしても天の川銀河で最も明るい星になりました。
 不思議な星は、ずっと以前に弱って霞みかけていましたが、「光反響(エコー)」と呼ばれる現象を見せ、ハッブル宇宙望遠鏡が観察して著しい特徴を見つけました。
 ハッブルのこれらの詳細は、天文学者に老化星を囲んでいる塵の外層の三次元構造のX線体軸断層写真のような調査を提供しています。
 この星には、過去の一部で名声の様なうわさのその15分がありました。
 けれどもその遺産は続き、宇宙で不可解で神秘的な光のショーを明らかにしています。
 ハッブルは、天の川銀河でのこの独特な事象で前列の予約席を持っています。
 ハッブルが光の津波を研究することができ、塵塗れの黒い恒星間空間の暗黒街を明らかにすることができたかなり以前、私たちの銀河での星を巡る塵から反響する星の爆発からの光が最後が1936年でした。
 爆発による光が星を取り囲む塵を離れて反射し続けて、私たちは、塵外層の連続的に変化する横断面を見ています。
 ハッブルの眺めは、星の回りで宇宙の『天文コンピュータ断層撮影走査』をすることができるほど鋭いです。
 このせっかちな星は、V838 Monocerotis(V838一角獣座、V838 Mon)と呼ばれ、地球からおよそ20,000光年に位置しています。


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宇宙旅行 -1- 地球からアンタレス、そして最大の星まで

2007年12月09日 19時13分15秒 | 星々の画像




宇宙のチャートになりそうな星々に接近するシリーズです。
第1回目は、太陽系からアンタレスを目指します。
途中で星の数ほどある星に迷いましたが、
何とかアンタレスを探すことが出来ました。
地球から見る夜空では、仮想星座線を頼りに星々を見つけますが、
宇宙に放り出されると星々の位置探しに惑います。


太陽から地球を見ると、どこの馬の星なのかと思うほど地球を見つけ難くなります。
その太陽でさえ、オリオン座から見るならば、19インチ画面で1ピクセルにも満たないくらいです。


なのに、この地球では争いごとが耐えません。

天の川銀河でも気が遠くなり過ぎるほど影の薄い存在の太陽系範囲のものの見方や考え方をするならば、惑星地球人類の了見が少しは広くなるのかな?



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最近発見された地球型惑星は海に覆われている

2007年04月28日 01時57分41秒 | 星々の画像



2007年4月25日、欧州南天文台が地球から20.5光年離れた赤色矮星で地球型の惑星を発見した。
しかも、摂氏0度から40度の流動水があり海にも覆われているようだ。
ということは、生命も・・・

20光年は、果たして遠いのだろうか?

135億光年の光を見たことを思えば、あまりにも近すぎるだろう。
けれども、今日まで、流動水の痕跡を示す太陽系外惑星の発見は無かった。

まして、地球型の岩石惑星で、さらには、海にも覆われているとなれば、もう、何も言わなくとも良いだろう。

私たちを振り返るならば、今まで私たちが切望していた答えが有りそうだ。

おそらく、今後には、もっと近い星体系で今回発見したような惑星に遭遇するかもしれない。

いや、既にその時が来ているともいえよう。

私たちの太陽系でさえ、まだ知らないことばかりだけれども、遠くの惑星を観察することで、私たちの太陽系を知ることにもなる。

グリーゼ581C体系は、とても注目すべき近隣である。

宇宙生命X、その存在を知る日も近そうだ。

生命は、地球だけが唯一なのではない。
この太陽系にも、そして、
広大な宇宙に遍く存在する。

今は、ただ、出会えていないだけなのだ。

運命の赤い糸は、結ばれている・・・そうですよね。


これが最近発見された地球型惑星だビデオ


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これが、噂の新しく発見された超地球型岩石惑星の画像だ

2007年04月26日 18時45分57秒 | 星々の画像



一般紙がネタ不足からマイナーな天文話題を取り上げたので、俄か天文好奇心家が多くなったようですね。

当サイトでは、しぶしぶながらも便乗すべきか思案している最中で、映像が売りのサイトなのでいつか見たような風景の画像をご紹介します。
といっても、これまでに取り上げた惑星の画像ではなく、正真正銘の今回発見したという超地球型惑星の想像図です。

実際の惑星の画像には、当分の間、推定10年くらい先にならないと御目にかかれないかもしれません。

仮に、20光年を20メートルに換算できたとして、今回の惑星は、ボールペンのあの小さな鉄球を数倍率のオペラグラスで周回する天体を見ようとするようなものです。例えようによっては、200メートル先となるかもしれません。

ですから、遠くの恒星を周回する惑星の発見には、重力レンジング効果や光の僅かな誤差の観測の積み重ねで得ることができるのです。

現在、当サイトでは、この画像を元にオリジナル編成で動画を制作しています。静止画ではありません、アニメで動かします。
ちょっと専門的になりそうでハッブル映像に比べたら眠くなるかもしれませんけれども、見て損はしないとも思います。

モロ、便乗のようですねぇ・・・
深夜には出来上がるでしょう。


ジェットの噴出で発展を見せる空飛ぶ円盤十態

2005年10月15日 08時15分24秒 | 星々の画像
 今日の宇宙画像は、八個の宇宙を飛ぶ円盤の十態です。
 これらの原始星の円盤は、ジェットを噴出して私たちの太陽系のように発展していく模様です。
 私たち惑星地球人も十人十色ですが、原始星の空飛ぶ円盤も個性豊かです。
 さて、今日の号でとりあえずは、原始星の空飛ぶ円盤について第一段階の締めくくりとします。
 折を見て、第二段の特集を考えています。
 

* 惑星誕生段階を整えた巨大な星のディスク





 若い星々を取り囲んでいる塵の不気味なディスクの劇的な映像は、惑星システムの初期の形成段階であるかもしれないもので、天文学者にニュールックを与えています。
 ハッブル望遠鏡によるこれらの映像が惑星を示さないけれども、望遠鏡で見られる真横向きディスクは、潜在的な惑星構造帯について現在まで最も明瞭な眺めの一部を提供しますと、研究者は述べています。
 映像は更に、45億年前に私たちの太陽系でガスが若い太陽に集まって地球と他の惑星が塵の平べったい形のディスクから凝縮し始めた時に起こった様子の垣間見せるように提供します。
 これらの映像は、ハッブルの赤外線カメラで撮りました。
 画像内の天体の全ては、とても若い星々で、これらの映像の中央に身を潜めています。
 若い星々を囲んでいる物質の束は、反射した星明りによって白熱しています。


 過去数年にわたって、10個以上の太陽系外の惑星が、発見されていますが、それらの映像を撮ることができていません。私たちは、現在も、惑星が形成される生れたての星の周辺の環境についての詳細な映像に乏しいです。
 私たちの近くの星形成領域でさえ、大部分は、中央の星の閃光が、ディスクからの弱い反映された光を圧倒するので、星を取り囲むディスクを見るのが難しいです。
 例外は、幼児太陽を覆い隠すディスクが、私たちに対して真横向き近くにある場合です。
 これらのディスクの存在が、以前の赤外線と電波観察から知られた一方、ハッブル映像は、例えばディスクのサイズ、形、厚み、方向など重要な新しい詳細を現します。
 研究者グループは、ハッブルの近赤外線カメラとマルチ天体分光計(NICMOS)を用いて、私たちから450光年離れている星座牡牛座内で6つのとても若い星々を覆い隠して囲む宇宙塵雲を凝視しました。
 塵塗れディスクの証拠は、これら全6個の各々の星周辺で明るい範囲を横断している暗い帯(塵通路)の形で見つけました。
 推定されたディスクは、直径が海王星の軌道直径の8倍から16倍あります。
 NICMOS映像は、塵通路の上下に暗い塊りと明るい射光を示すと共に、材料がこれらのディスクにさらに落ちていて、星々を形成から流出するガスのジェットを運転していることを示唆しています。


 ハッブルを使用する別のグループは、同じ領域でディスクの非常に鋭い可視光線映像を撮りました。
 その結果、若い星のHaro6-5Bが、実際には、海王星の軌道規模の10倍の塵通路が横切っている小さい星雲であるとわかりました。
 このディスクは、システムの微かな伴星に集中し、海王星の軌道直径の3.5倍だけの直径がありました。
 このディスクのハッブル映像は、連星系で惑星構造の誕生が可能であるという更なる証拠を提供します。
 観測結果による理論は、連星系の中の重力が脆弱な惑星形成ディスクをバラバラにする傾向があることを示唆します。
 チームは、観察されたディスクの中の塵の色と反射率に対する適切な理論モデルが、塵が凝集していて、より大きい塊りを作り始めていることを示唆して、塵粒状物が恒星間空間で見つけられるそれらよりも大きいという証拠を見つけました。


 今日の宇宙画像 2005年9月30日号 宙飛ぶ円盤の操縦争いと宇宙に広がるジェット帽子 詳細ページ


空飛ぶ円盤の操縦争いと宇宙に広がるジェット帽子

2005年10月11日 08時05分29秒 | 星々の画像
 今日の宇宙画像は、宙飛ぶ円盤と宙に広がる帽子の継続観測です。
 宙飛ぶ円盤の「操縦」内部でも権力争いがあるみたいで、観測するたびに輝きの強さが左右の円盤で異なっています。
 我が地球でも政治家が権力の場を争うのも、自然の摂理、宇宙の倣いでございます。
 また、この宇宙に広がる帽子は、どこぞの宗教のパパさんの帽子に似ていますね。
 今日の宗教は、教祖とされる方々の直弟子ではなく、出来損ないの過去の「自称弟子」が、勝手に解釈し伝授者に都合のいいように曲解した宗教です。
 ですから、伝えられている教えは、今日の画像のように暗黒に消え行くだけです。
 真の教祖は、今日のような華美な会堂で教えもせず、信者に金品のたかりもしていません。
 真の教えは、伝えられている曲解の中に隠されています。
 それを見つけるのが、宗教での「悟り」です。


* 幼児星の変化する外観





 NASAのハッブル宇宙望遠鏡で撮った一連の映像から作られるコマ落しの動画は、その若い星々とそれらの環境が、ちょうど数週または数ヶ月でめざましく変化することを天文学者に明らかにしています。
 大部分の子供たちと同様に、現在から数ヵ月後にスナップを撮ったとしたならば、現在撮ったこれらの幼児星の映像は、同じようではないでしょう。
 動画は、毎時数十万キロメートルで宇宙を耕していて、数十億キロメートルの大きさの影で移動しているガスの噴射を示します。
 動画で注目のXZ タウリとHH 30の若いスターシステムは、地球からおよそ450光年離れていて、私たちの惑星に最も近い星の保育園の牡牛座と馭者座の分子雲の中にあります。
 星が、一般的に何十億年間も生きるとすれば、両方のシステムは、たぶん100万歳未満で、それらを相対的な新生児と看做すことができます。


 星は、渦巻くディスクへ集まるガスと塵の雲から生じます。
 周囲のディスクから幼児星に供給される物質の一部が、星の磁界によって遠方に逸らされて、その磁極の外で加速される時に、これらの映像で見られる泡とジェットのようなガスの流出が起こります。
 これらの物質の流出は、多くの場合、星から遠く離れて数光年に伸びる狭いジェットの中に押し込まれます。
 そのような流出物は、星の誕生で普通の自然な結果です。


 HH 30のハッブル観察は、塵塗れディスクの中心から離れている一対の細いジェット流動を示します。
 ディスクは、直径およそ640億キロメートルで、ほとんど真横向きに見ることができます。
 太陽の前で動いている細く暗い雲のように、ディスクは、その中心の星についてどんな直接の眺めでも妨げます。
 見られる全ては、雲の「光明」のように、星からの光を反射している塵塗れディスクの上と下の側です。
 しかし、ジェットは、隠れている星の場所を明かします。


 奇妙なことに、何故か、上部のジェットの塊りが下部と比べてとても微かで、更には、展開が下部の半分の速度で、天文学者もこの事象については、まだ理解できていません。
 ディスクの変化は、全く独特で、光のパターンは、それの範囲内で動き回っているように見えます。


 XZ タウリは、互いを軌道に乗って回っている2つの星々による若いシステムです。
 ペアは、およそ60億キロメートル離れていて、それは私たちの太陽系では、太陽から惑星冥王星までの距離に相当します。
 ハッブルの天文学者は、この若いスターシステムからほぼ960億キロメートルまで広がっている熱く白熱するガスの泡を発見して驚きました。
 泡の温度は、摂氏9,700度以上です。
 泡は、他の若い星々で見られる狭いジェットより非常に広く見えますが、それは、同じ過程であり星からのガスの放出に起因します。


 泡の継続的な拡張は、XZ タウリがその環境の中で熱いガスのもう一つの噴火を放つまで、全構造を眺めから弱まるようにするでしょう。
 これらの映像は、およそ100万才の若い星々から、非常に最近の流出物の発展を研究する先例のない機会を提供します。


 今日の宇宙画像 2005年9月29日号 宙飛ぶ円盤の操縦争いと宇宙に広がるジェット帽子 詳細ページ


宇宙を泳ぐ竜(ドラゴン)と空飛ぶ円盤の謎解きその2

2005年10月09日 09時06分50秒 | 星々の画像
 今日の宇宙画像は、宙飛ぶ円盤物体の仲間の宇宙ドラゴン、宙の竜です。
 どちらも私たちの太陽系誕生過程を明らかにできる観察対象です。
 ですから、この謎解きは、簡潔に済ませるわけに行きませんので、第2弾として、ちょっと詳細に掘り下げてみました。
 宙飛ぶ円盤も宙の竜も、ハッブルの鋭い鑑識から何とか逃れようとしているかもしれません。
 ですから、先日の空飛ぶ円盤が、今日は、宙飛ぶ円盤の串カツに変貌して登場しています。 
 これだけ執拗に覗き込むハッブルでさえ、それでも、まだまだ多くの謎を残す天体の正体を暴ききれていません。
 ここは、ハッブルの優れた観察に少しでも近づくためにも、しつこく第3弾を次号の宇宙画像で取り上げたいと思います。
 

* 星の出生の炎と激しさを観察したハッブル





 ハッブル望遠鏡は、星の「建造」の最後の段階と同時に起こる断続的に噴出するダイナミックな過程の詳細な観察を提供しました。
 ハッブル映像は、星を造って惑星システムに成分を供給する塵とガスの星を囲むディスクの崩壊を格段に明白な観察で提供します。
 画像は、また、いくつかの未発達のシステムの深みからトーチランプのようになった熱いガスのジェットが、機関銃の連射のように毎時80万キロメートルの速度で星から物質を発射していることを示します。
 ハッブル観察は、恒星間ガスと塵の非常に薄い雲が、星がどのように私たちの太陽のようになるかという、現代の天文学の主要な問題の1つに新しい光を投じました。


 ハッブル宇宙望遠鏡による異なる未発達の星々の観察は、星の形成理論の更なる進歩を要求すると共に新しい詳細を示しました。
 また、ハッブル観察は、現代の天文学の重要な問いかけのひとつである「恒星間のガスと塵の薄い雲が、どのように星を私たちの太陽のようにするか」に対して、新しい光を投じました。
 初めて、私たちは、私たちの太陽系の規模で生まれたての星のクローズアップを見ていて、内部の現場を徹底調査することができます。
 その際には、星の出生の詳細なモデルを作成することができ、私たちの太陽と惑星の形成の非常により良い理解を得ることができます。


 ハッブル映像は、星を造って星を取り囲む塵とガスのディスクが、崩壊しながらその成分を惑星システムに供給して、ディスクの深みから未発達のいくつかのシステムの範囲内で漏斗形になった熱いガスのトーチランプのように、星々から毎時80万キロメートルで発射される物質のジェットの噴射を格段に明白な様子で提供しました。


 映像は、太陽が45億年前生まれた時に私たちの太陽系で起こった事象に対して、重要な手掛かりを提供します。
 天文学者は、一般的に、原始星が誕生した塵とガスのディスクが、同じ平面にあって同じ方角へ太陽の周囲を回ったので、地球と他の8つの惑星が星を回るディスクから圧縮されたと考えています。
 この理論によれば 太陽が点火した時、それは残りのディスクを吹き飛ばしましたけれども、惑星が誕生する前ではありません。
 ハッブル映像は、天文学者の星の研究について全く新しい分野を開いて、不確実性であった過去の10年分を晴らしたようです。
 現在、私たちは、星の出生の多くの詳細が間近で明白に見られるほど星を近くに見ることができます。


 ハッブル映像で現れた重要な詳細は、以下の点を挙げることができます。
 ジェットは、星とディスクの内側の一部から始まって、源の数十億キロメートルの範囲内で狭い光線に閉じ込められます。ジェットがどのように集中するか、あるいは、集束するか知られていません。
 1つの理論は、星またはディスクで発生する磁場が、ジェットを拘束するかもしれないということです。
 星は、星の上へ崩れているディスクの性質に対する洞察を提供するかもしれないガスの塊りを撃って消します。


 数珠つなぎになったジェット構造は、どのように物質の塊りが、気紛れのように星へ落ちたかについて記録した「テープ」のようなものです。
 1つの事例では、ハッブルで天文学者が、小塊の移動に続いてそれらの速さを測定することができました。
 数兆キロメートルもの長い通り道に沿ったジェットの小刻みな波模様は、ガスの根源が位置と方向を変えていることを示唆しています。
 また、ジェットの小刻みな波模様は、一つ以上の目に見えない原始星の仲間の重力影響から生じるかもしれません。


 ディスクとジェットは、宇宙で一般的に遍在していて、いろいろな現象としてエネルギーと物理的な規模で広大な範囲で起こります。
 これらの若い星を囲む構造についての理解を得ることは、新星、ブラックホール、電波銀河、クェーサーなどの天文学における同様な活動に光を当てるかもしれません。


 今日の宇宙画像 2005年9月28日号 宇宙ドラゴンと空飛ぶ円盤の謎解きその2 詳細ページ


空飛ぶ円盤との遭遇は、我が太陽系の歴史

2005年10月01日 06時50分14秒 | 星々の画像
 今日の宇宙画像は、謎の飛行物体、空飛ぶ円盤です。
 その姿は、拡大画像で心行くまで検証するとして、この画像では控え目に登場しています。
 さて、この空飛ぶ円盤の未知との遭遇の話題ですが、宇宙画像としては、ある程度「真相」を突き止めないといけないので、今日のページだけで締めくくりません。
 130億年ほど前に誕生した超巨大銀河を取り上げる次の号を挟んで、連日空飛ぶ円盤天体の特集を行う予定です。
 ハッブルは、ハンバーガーのような姿を見せている空飛ぶ円盤を執拗に観察していました。
 ハンバーガーではなく、串カツにも変装しているようです。

* UFOのような天体を検出



 その目立つ外見のために天文学者は、それに「空飛ぶ円盤」と愛称をつけました。
 それは、偶然に無関係な調査プログラムの間に見つかって、私たちの太陽系がその初期の幼少であった時に見えたにちがいないような印象的な肖像を提供します。
 新しい天体は、惑星が育っているか、すぐに生まれるディスクの非常に若い星の申し分のない例であるように見えて、活発な星形成環境の普通の危険から遠く離れて位置しています。
 大部分の他の若い星々は、特に密集した領域で誕生して、惑星誕生の塵塗れディスクをこれらの集団のより大きくてより熱い兄弟の燃えるような放射によって破壊される深刻な危険性を冒します。
 「空飛ぶ円盤」の中央の星は、惑星状システムの中央で、非常に私たちの太陽のような長くて静かな人生を送る運命にあるようです。
 この発見は、VLTと他の望遠鏡を使ったより一層の研究のために、とても興味を起こさせる天体として寄与します。
 ガスと塵の観察されたディスクの質量は、少なくとも惑星木星の2倍あり、その半径は約450億キロメートルで、海王星の軌道規模の5倍の大きさです。

 惑星は、若い星を囲む塵ディスク内で誕生します。
 これは、全ての段階が、まだ完全に理解されていない複雑な過程であるけれども、小さい塵粒子が衝突し互いに固着する時に、惑星の誕生が始まります。
 この理由から、そのような塵ディスク、特に拡張構造で「分離」して現れる天体の観察は、恒星間の媒体から太陽のタイプ星と惑星システムの形成に関する私たちの理解にとって非常に重要です。

 とはいえ、ほとんどの場合に、若い星とその周辺の物質間の輝度の大きな違いが、直接、星を囲むディスクを映像化することを不可能にします。
 しかし、ディスクがほとんど真横向きに見られる場合、中心の星からの光は、ディスク内の塵粒子によって遮られます。
 ディスクの中間を境に上下二つの異なった粒状物は、星の光を散乱させて、2つの反射星雲の間で暗い通路(暗帯)の典型的なパターンを生じます。

 この典型的パターンを見せる「最初の若い星の天体」(YSO)は、およそ500光年(140パーセク)離れた星座牡牛座内の暗雲で、1996年にハッブル宇宙望遠鏡(HST)で発見されて、HH 30 IRSと命名されていました。
 真横向きディスクは、それ以来、ずっとハッブルや地上の望遠鏡が、スペクトルの近赤外線範囲で、また、時々、適応制御光学技術や小斑点イメージングを用いたりして、非常によい空画質の下で観察しています。

 ロー・オッフィユキー星形成領域内の7つの若い星々は、塵塗れディスクの存在を示唆する暗帯を取り囲んで同様な反射星雲を見せると知られているけれども、これらの天体は、全て静かに深くこの暗雲の密集した中心に埋め込まれています。
 それらの星々は、流入する外層の残りによって取り囲まれていて、ほとんどが誕生してからおよそ100,000年の原始星です。

 他方、天文学者は、この「空飛ぶ円盤」天体は、およそ100万歳であって、近隣のロー・オッフィユキー星形成領域内のそれらの星々よりも発展している段階にあると思っています。
 「空飛ぶ円盤」のディスクは、暗雲の周辺にあって、密集した暗雲保育園にまだ埋め込まれているこの天体よりも若い天体に比べて、それほど不明瞭ではなくて、このように塵ディスクの非常に鮮明な眺めを可能にしています。

 上下両方の反射星雲の詳細な分析は、上の星雲から赤外線光線の普通でない過剰を示して、それは、単純な軸対称のモデルで説明することができません。

 この「空飛ぶ円盤」天体は、私たちの太陽系の著しい類形として、その初期の幼少について私たちに紹介しているともなりそうです。
 また、この「空飛ぶ円盤」天体との遭遇は、若い星を囲む惑星の原料のディスク内の塵とガスの両方の自然を研究できる完全な研究所の提供を得たことになります。

 今日の宇宙画像 2005年9月26日号 空飛ぶ円盤との遭遇 詳細ページ


3つの太陽の世界での逞しい惑星を発見

2005年07月19日 12時12分45秒 | 星々の画像
 今日の宇宙画像は、3つの太陽に照らされる惑星です。
 24時間真昼という世界ではなくて、次々と沈む太陽が素敵な夕焼けを見せてくれるようです。
 この世界の惑星とその衛星月は、文字通り暑さで焼ける夕暮れらしいですが、このような素敵な風景もありそうです。
 口先だけで実行が全く伴わない認知障害の兆しを見せている小泉や竹中の守銭奴は、3つの太陽の世界では、良心の呵責のあまりの眩しさに見も心も溶けてしまうでしょう。
 汚れきった惑星地球だからこそ下種な生き物が、凝り固まって醜くくも生き延びられるのです。
 地球環境の大切さを痛感しませんか?

* 3つの太陽の大地



 天文学者は、太陽が水平線の上で沈んだ後に、2番目と3番目の太陽が続く世界を発見しました。
 新しい惑星は、HD 188753Abと呼ばれていて、典型的な三重のスターシステムに属すると知られている最初です。
 時々、三重の日没で、この惑星からの空の眺めは、素晴らしいです。
 今までに、私たちには惑星がそのような重力で複雑なシステムで生ずることができるかどうかについて、手掛かりがありませんでした。
 発見は、惑星が以前、信じたより、たくましいことを示唆します。
 これは、惑星にとってよい知らせです。
 惑星は、現在まで大規模に調査していない状態のあらゆる面白い近所に、住んでいるかもしれません。

 多重星のシステムは、宇宙中至る所で広範囲に渡っていて、全ての星々の半分と考えられています。
 私たちの太陽に最も近い星であるアルファ・センタウリは、トリオ(三重星)のメンバーです。
 複数のスターシステムは、手頃な惑星の検索場ではありませんでした。
 それらは、観察するのが難しくて、惑星に対して不毛であると思われていました。

 新しい惑星は、「熱い木星型惑星」と呼ばれる太陽系外惑星の一般のクラスに属して、親星の周辺を接近して勢いよく動くガス巨人です。
 この場合には、星々のペアが、156日の軌道に閉じ込められてつま先旋回しながら25.7年毎に主要な星を一周するのに対して、惑星は、3.3日毎の急な動きで一周しています。

 星々のサーカスのようなトリオは、私たちの太陽と土星との間の距離に等しい空間域で、窮屈な束になっています。
 そのような隙間がない居所は、熱い木星型惑星構造の理論を解決すべき問題の中に放り投げます。

 天文学者は、熱い木星型惑星が内部へ移動する前に、親星から遠く離れて生まれたと考えました。
 この緊密な体系では、惑星が成長するための場所が、親星の体系(スターシステム)周辺に無いと考えられます。
 大部分の多重星配列は、一緒に群がっているので研究するのが難しいです。
 天文学者は、惑星探索技術の視線速度または「揺れ」の改良されたバージョンを使って、今回、挑戦し克服しました。

今日の宇宙画像の詳細と沈み行く3つの太陽の動画が、2005年7月18日号にて、巻き戻しでお待ちいたしております。


冷たさの中に暖かさを見せるベテルギウスの彩層

2005年07月17日 09時28分17秒 | 星々の画像
 今日の宇宙画像は、星座オリオンの最も明るい星ベテルギウスです。
 ハッブル宇宙望遠鏡が、直接的に太陽以外の星(恒星)を初めて撮った映像をハーバード・スミソニアン天体物理学センターが分析しました。
 その結果、ベテルギウスの彩層が、私たちの太陽と比べると、とてつもなく広がっていて、荒れていることが明らかになりました。
 もし、この星体系にも地球型の惑星があるとしても、私たち惑星地球生命にとって過酷な世界かもしれません。
 私たちの太陽系は、天の川銀河のみならず居住するオリオン内でも目立たない凡庸な星です。
 目立たない親星を持つ子惑星の生命ゆえに、その反動で蚊に刺されたよりも取るに足りない思想や宗教の異なりで、互いを抹殺せんとする共謀性の目立つ生き物になっているのでしょうね。

ベテルギウスでの暖冷ガスの激動嵐



 ハッブル宇宙望遠鏡によるベテルギウスの新しい観測は、超巨星の上層の彩層からの暖かいガスが、その冷たくて塵塗れの外のガス外層の中に存在することを示します。
 上層の彩層についてのこのアーティストの印象で、星の巨大な脈打つ表面からの衝撃波は、すみれ色と青で描かれている彩層を通り抜けて、オレンジと黒で描かれたより冷めた塵の外層に立ち入ります。
 波は、冷えたガスと混ざり合う暖かいガスを作り出します。
 噴出した熱いガスは、星の膨張した超高層大気内で冷えて苛酷な状況をどうにか生き残ります。
 新しい観察は、ベテルギウスの暖かい彩層が、可視光でその半径で50倍以上も外に広がることを示します。それは、海王星の軌道より5倍広い範囲です。
 彩層は、光の球とコロナの間にある星の大気圏の内部の層です。
 私たちの太陽の彩層は、皆既日食の間に細い赤みがかった線として見えて、太陽の半径の一部だけが外部に伸びています。

 オリオン座のα星またはベテルギウスと呼ばれる星は、冬の星座オリオンの肩でハンターと記されている赤い超巨星です。
 ハッブル映像は、星の巨獣の表面で不思議な熱い場所と共に巨大な紫外線の大気圏を明らかにします。
 巨大な明るい点は、地球の直径の10倍以上あって、星の表面よりも熱くて少なくとも摂氏1700度(2000K)です。
 映像は、全く新しい物理的な現象が、若干の星々の大気圏に影響を及ぼしているかもしれないことを示唆します。

 ベテルギウスは、とても巨大なので、私たちの太陽系の中央で太陽と置き換えるならば、その外の大気圏は、木星の軌道を過ぎてさらに広がるでしょう。

 チームは、ベテルギウスの大気圏では、ガスが熔岩ランプをスローモーションでかき回すように他の側に落下する一方、彩層の泡立てる活動が、ガスを星一面の外に投げ上げていると気が付きました。

 ベテルギウスの上層の彩層は、この超巨星の回りに冷えた塵の莫大な雲になって広がります。
 チームの天文学者たちは、現在の基礎知識で、どのように彩層が形成して、どのようにしてこの暖かいガスを宇宙に放つかについて説明を試みようとしています。

 多くのガスが、塵のために摂氏1100度以下ですが、このガスは、明らかに星の表層近くで彩層からの非常により熱いイオン化したガスと合流します。

 マッチ棒の炎が、それの上で空気を暖めるとき、熱は、より冷たい周囲の空気に速く散らばります。

 ベテルギウスの超高層大気内で熱いガスと冷たいガスが混合して一緒になるけれども、非常に冷たいガスが観察される高所の遥か上まで、暖かいガスが完全に消えるというわけではありません。
 紫外線での新しいSTISスペクトルは、彩層の非常に遠く離れた部分が、摂氏2300度(絶対温度で2600K)より上の熱いガスを含むことを示します。
 しかし、冷えた近隣のガスは、摂氏1200度(1500K)より暖かくはありません。とても高い温度が、超巨星よりかなりの距離で赤外線光線で白熱する塵粒子を破壊します。

今日の宇宙画像の詳細と拡大画像が、2005年7月5日号にて、首を長くしてお待ちいたしております。


親の鑑を惑星地球動物に提示する出来損ないの星

2005年06月24日 13時00分04秒 | 星々の画像
 今日の宇宙画像は、小さな太陽系を作り出しているかもしれない褐色矮星についてです。
 私たちの太陽のように光り輝くことができない、いわば「出来損ない」恒星ですけれども、子になる惑星は、生み出すようです。
 太陽系は、木星のようにガス惑星と地球のような岩石惑星の組み合わせが宇宙の自然法則となりそうです。
 もっとも、星の誕生自体が、ガスと塵の雲からですので、子の惑星が親と異なるような物質で誕生することは有り得ません。
 不倫とその結果が、惑星地球動物の内心の破壊に結びつくことはありますけれども、宇宙の理性ある物質の大基は、下世話な世界と異なって貞節と偉大な遺伝を保っているのかもしれません。

* 発達中のミニ太陽系



 このアーティストの概念は、惑星を建造する塵の渦巻くディスクに囲まれる褐色矮星を示します。
 NASAのシュピッツァー宇宙望遠鏡は、驚くほど低質量の褐色矮星あるいは「失敗した星?」の周辺で、そのようなディスクを見つけました。
 この褐色矮星は、OTS 44と呼ばれていて木星の15倍の大きさだけです。現在、惑星形成中か原始惑星ディスクを宿らせていると知られている最も小さい褐色矮星です。
 天文学者は、この普通でないシステムが、結局は惑星を生むと思っています。
 もしそうならば、OTS 44のディスクが、1つの小さいガス巨人と地球サイズの数個の岩石惑星を作るのに十分な質量があると推測しています。
 OTS 44は、およそ200万才です。
 この比較的若い年齢で、褐色の矮星は、暑くて赤みがかった色のように見えます。
 加齢すると共に、それらは、より冷めて、より黒っぽくなります。

 天文学者は、『ミニ』太陽系の始まりを発見しました。
 月は惑星を回り、惑星は恒星を回ります。
 現在、天文学者は、惑星がほとんど惑星と同じくらい小さい天体(恒星)を取り巻くかもしれないということを知りました。
 NASAのシュピッツァー宇宙望遠鏡は、とても低質量の褐色矮星または、「失敗した星」周辺で惑星構造物質の塵塗れディスクを見つけました。

 OTS 44と呼ばれている褐色矮星は、木星の15倍だけの質量です。
 以前に、惑星形成ディスクを宿すと知られている最も小さい褐色矮星は、木星より25倍から30倍の大きさの星でした。

 この発見は、天文学者が、私たちの惑星地球のような岩石惑星を含む惑星が、どのような過程で誕生するのかについて、より良い最終的な結果を理解するのに役立ちます。
 私たちからそれほど遠くない向こうには、小型の太陽系があるかもしれません。そして、そこでは、惑星が褐色矮星を周回しているでしょう。

 今回の発見は、様々な新しい問いかけへと導きます。
 生命が、そのようなミニ太陽系の惑星に存在することができるのだろうか?
 あるいは、どのような大きさの惑星規模までを惑星と呼ぶことができ、どのくらいのサイズ比で惑星と恒星を区別すべきか等です。
 それはまた、月と惑星とのサイズ比に関しても同様になるでしょう。

 褐色矮星は、天文界では、周囲と合わない天体です。
 ガスのこれらの冷めた球体は、失敗した星や超惑星と呼ばれていました。
 それらの恒星は、惑星のように、星明りとして点火し生み出す質量が不足しています。
 また、周回する親星が無い一人ぼっちの星のように、しばしば宇宙で発見されます。
 この場合には、天文学者たちは、惑星と星の間で境界線の近くの褐色矮星周辺で、惑星に関する成分を調べます。
 それ自身惑星状質量を持つ天体周辺で、これは、惑星構造について堪らないほど可能性を高めます。
 惑星形成や原始惑星ディスクは、惑星に至る先駆物質の集合です。

 天文学者は、OTS 44の周りを回っているディスクが、小さなガス巨人惑星と数個の地球サイズの岩石惑星を作るのに十分な質量があると推測します。
 これは、地球のような住むのに適した惑星が、褐色矮星周辺で生命を支えることができたかについて、証明すべき真実の仮定に結びつきます。

今日の宇宙画像 2005年6月14日号へは、ここをクリックすると移動します。