今日の地球と宇宙の画像 惑星テラ見聞録

ほぼ毎日、NASA、ESA、ハッブルなどの素晴らしい画像を紹介しています。画像未表示の時には、再読込みで・・・

乙女マリア台風の置き土産で宇宙人面が出現?

2006年08月09日 16時15分59秒 | 惑星地球の画像



 雲を観察すると地理的条件により特別な眺めになります。
 この宇宙人の顔をしていそうな雲は、2001年11月に多角度イメージング分光放射計(MISR)による映像データから作られました。
 このような不思議な雲は、複数の雲種類の関係を例示します。
 通常、雲は、その雲を地上からの観測でどのように現れたかそしてそれらの気象条件から巻雲、積雲、層雲などで表現されます。
 しかし、衛星を観測土台とするならば数十キロメートルから数百キロメートルに及ぶ範囲で生ずる空一面の雲構造を、地上の観察者より非常に容易に見ることができるので、宇宙から見た時に雲は、非常に異なっているように見えます。
 この画像は、太平洋東部熱帯地域上空325キロメートル×380キロメートルの範囲の雲を示しています。


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金星の花の乙女台風に熱く燃える日本列島

2006年08月09日 13時55分11秒 | 惑星地球の画像



 今日の地球画像は、台風7号の最前線日本列島です。
 この画像で見られる色は、空中の温度を示しています。赤やオレンジ色が暖かい範囲を示している一方で、紫や青が冷たい範囲を示しています。
 台風が、北上しながら南方の暖かい空気を運んでいることをはっきりと見ることができます。
 今日のページで取り上げた日本列島に接近している台風17号の各種画像は、2006年8月8日午前11時現在のデータから構成されました。
 金星の花の乙女という今日のタイトルは、3つの台風の名前を組み合わせています。
 台風7号のマリアが乙女で、台風8号のサオマイはベトナム語で金星を意味し、台風9号のボーファはカンボジア語で花を意味しています。
 語呂合わせは、日本列島から遠い順になっています。
 日本周辺の暖かさは、乙女の熱い心なのか金星大気圏の疑似体験なのか、定かではありません。
 断言できることは、台風一過で酷暑の夏が日本列島を覆うことです。


 3つの異なる台風が、西太平洋上で2006年8月7日に回っていた時、NASAのアクア衛星に搭載してある中間分解能イメージング分光放射計(MODIS)が、この映像データを得ました。
 三つの台風で最も強いサオマイは、西太平洋で2006年8月4日に熱帯低気圧として誕生しました。
 一日のうちに、熱帯低気圧と分類されるほど十分に、巻き上がりました。
 サオマイが嵐へ強くなっている一方で、もう一つの熱帯低気圧が、数百キロメートル北で形づくって、それは、8月6日までに立派な熱帯低気圧マリアに変貌しました。
 ちょうどマリアが、嵐の局面に達して、8月7日に嵐(台風)そのものになった時に、台風ボーファが誕生しました。


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