朴槿恵 韓国大統領
1.産経新聞が、6月28日、北京を訪問された朴槿恵 韓国大統領が、習近平 中国共産党軍事委員会主
席に、安重根の記念碑をハルピン駅に作ることを要請されたことを伝えています。
2.正直言って、溜息(ためいき)が出ます。一つは、失望感と、二つは、韓国の人々の明日は大丈夫な
のだろうかという思いより、むしろ、やりきれなさです。
3.このブログは、韓国の人も目にされます。はっきりと書きます。朴氏の発言は、韓国はまだ国家の体
をなしていなく、民族団体レベルの国家に留まっていることを示します。発言は、民族団体のスポークス
マンのものでしかないように思えます。
4.韓国の人々は、中華人民共和国とのみ取引を行われている訳ではありません。日本人とも取引は行わ
れています。韓国が近代を経過した国家であり、その国の大統領であるならば、国家間の関係にも配慮が
払われて然(しか)るべきであり、日本人の心情にも配慮が払われて当然のところです。
5.安重根は、伊藤博文を暗殺したテロリストです。その行為を韓国史の記述の数行に留めず、記念碑を
ハルピンに設置する協力を習氏に頼まれたことは、韓国を安重根の負の行為をして語られることであり、
韓国の国家としての存在を示されるには、そのベクトルをプラスに向けるものを選んで語られる方が良い
ように思います。
6.また、記念碑の話を習氏に話されたということは、日本を第二次大戦以前に引きずり込もうとする、
中国共産党の利益とも一致します。
7.中華人民共和国の現在の指導者たちのの利益は、韓国を自分たちの支配下に置くことです。彼らは満
面の笑みをもって、韓国の政治制度と社会を尊重すると語るでしょう。
8.朴槿恵大統領と韓国の人々は、考えてください。アメリカ軍が韓国から撤兵したとき、朝鮮半島はど
うなるのか、韓国は独立国であるのか、それとも中華人民共和国の従属国になるのか、独立国である場合
、中共や北朝鮮との軍事バランスはどうとるのか、考えてください。頼りになるのは日本です。日本人は
、韓国の人々の反日言動に辟易(へきえき)しながらも、共に歩みます。
ねむの花