日々楼(にちにちろう)

古今東西・森羅万象の幾何(いくばく)かを、苫屋の住人が勝手御免で綴ろうとする思考の粉骨砕身記です。

国際宇宙ステーションからのLIVE映像

2011年09月19日 | 日記

昨日(9月18日)、国際宇宙ステーションからのLIVE映像を、NHKが放映しました。

雷雲は光り、地球の縁(へり)から姿を現した太陽は眩しく輝き、帯状のオーロラの流れは環のように流れ、流星は眼下に現れました。
電荷を帯びた雷雲からは、スプライトと名付けられた放電が宇宙に向かって、赤いラッパ菅のような形状でその姿を見せました。

そして、高度400kmから撮影された地表の映像は、地球と人の営みを、リアルに私達に伝えます。
おそらくこの映像を見た人は誰しも感動を覚えられたことでしょう。

人類の文明はここまで来たという自覚か、さらに次のステージを作り出そうという覚醒か、美しい地球を維持するために何かをしようという覚醒か、
人さまざまに感じられたことと存じます。

私は、生きている地球をリアルに実感致しました。
一日に地球にふりそそぐ直系1mmほどの粒子の数が約2兆個あり、質量にして約100トンあることを、研究者の方がお話されておりました。
古川さんは「地球は成長している」というようなことも仰(おっしゃ)っておりました。

全くの素人考えで申し訳ないのですが、約2兆個の粒子が、宇宙の渚と名付けられた地球の大気層に突入するとき、
激しく発光するのは、酸素との反応による発火だと思うのですが、
もしそうであるなら、酸素は宇宙の渚においても消費されており、私達は今以上に木々を植え、植物を大切にする必要がありましょう。

オゾン層を破壊するフロンを私たちは他のものに替えて来ました。
今、CO2の削減と省エネに努めています。
かっては、日本の工業地帯の空は黒い雲に覆われ、海も川も汚れていました。

先日、多摩ニュータウンへ行く機会がありました。
台風一過ということもあったのでしょうが、ビルの間に浮かぶ雲が白く実に美しいものでした。
多摩ニュータウンに限らず、東京は一昔前のそれとは景観を一変し、高層ビル群が林立する街となりました。
感慨深いものがあります。

人の意志とはすばらしいものです。
そして意志しなければ何も進まず、実現しません。

国際宇宙ステーションからのLIVE映像を届けて頂いた、ISS船長さん、古川さん、NASA、JAXA、NHK、それぞれの皆様に感謝申し上げます。

 

 

 

 

 

 


                         

                                    9月18日の空

 

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