上京物語 後編です。 前編 がまだの方は、是非先にそちらをご覧ください。
その方が、きっと面白いはずです
さて、久しぶりの東京は、青空が広がる夏日でした。

老舗ホテルの美味しいランチで幕開けです。
お腹もいっぱいになり、次はどこへ行こうか相談します。
大満足なランチを終え、お会計です。
???
・・・・・・。
やってしまいました。

正確には、やられてしまいました
お財布、掏られました。

バッグのどこを探しても、お財布が見つかりません
席に戻ってみましたが、落ちてはいませんでした。
せっかく久しぶりの東京だからと、張り切って大金
を入れてきました。
恐らく、我が家の食費3ヶ月分以上です。

知らない土地 しかも大都会の東京では、何が起きるかわかりません。
そんな時、困らないようにと大目にお金を準備したんです。
( ↑ 田舎者の発想が仇となりました)
そして、来月は私のお誕生日だから、自分へのご褒美
を買いたいな~
と思っていたんです。
お財布がないことに気付き、呆然と立ち尽くすワタクシ。
そんなことは露知らず、レジのお姉さんは、私の支払いを待っています。
足がガクガクして、体が震えてきました
その場は、伯母さんにランチ代を支払ってもらい、これからどうするか考えます。
警察署の場所もわからないので、110番
にかけました。
警察 「はい、110番です。 事件ですか? 事故ですか?」
私 「あの~、お財布をなくして…
」
警察 「あなたは、今、どこにいますか? なくしたことに気付いたまでの経過を
教えてください」
私 「虎ノ門からタクシー
に乗って、帝国ホテルまで来ました。
タクシー代を支払ったので、その時までは、お財布がありました。
タクシーから降りる時にバッグに入れたんですが、その後、食事を終えた
時には、ありませんでした
」
警察 「最寄の警察署の電話番号と、タクシーの遺失物センターの電話番号を伝え
ますので、連絡してみてください!」
そして、どちらに電話をかけても私のお財布を拾ってくれたという届け出は
ありませんでした
その時、伯母さんが気付きました
伯母さん 「そう言えば、ホテルに着いた時、レストランの案内板を見ていた私に
不自然に近づいたおじさんがいた!」
気が動転していたので、その場では、よく思い出せませんでしたが、その後、少し
づつ思い出してきました。
タクシーから降りて、そのままホテルのロビーにあるレストランの案内板に駆け寄り
いろいろ悩んでいる時、背後から白いシャツのおじさんが、割り込んできました。
私は、おじさんもランチするのかな~?なんて暢気に「すみません」とおじさんを
避けたんです。
タクシーを降りてから、正面玄関に向かいながらバッグにお財布を仕舞ったので
タクシーに忘れたという可能性はないでしょう。
その後、人混みを歩いた訳でもなく、レストランの案内板でのその時以外、すぐ
近くに誰かが私に近寄ることはなかったので、間違いないでしょう!!
私は、斜め掛けのバッグの後ろポケットに財布を入れていました。
ちなみにチャックはついていません。
おじさんにしてみれば「鴨がネギ背負って、歩いてきたな~
」と思ったでしょう。
しかも、掏られた相手に「すみません」って頭下げてるなんて…。
頭下げないで、どうせなら一発殴らせてもらえばよかった…。
まさか、日本国内で『スリ』に自分が遭うとは思いませんでした。
ケチでがめつい私が、スリに遭うとは
恥ずかしいやら、情けないやら、悔しいやら


もうじき40代に突入するいい歳のおばさんなのに…
おおなつさんにご馳走するどころか、お金を借りるところでした。。。

幸いだったのは、免許証と保険証だけは、別にしていたので、無事でした。
ただ、持っていたクレジットカードはすべて停止しなければなりません。
これがまたひと苦労でした。 どこの会社のカードか?が思い出せないんです。

同じVISAでも、銀行系によって、連絡先が異なるらしいのです。
お付き合いで作ったカードやら何やら昔の話で思い出せません。
東京にいるんですから、明細書もありません。
ホテルのロビーで、有名なカード会社の代表の電話番号を教えてもらいます。
でも、電話はなかなかつながらない、やっとつながっても該当なしと言われ
携帯の電池もなくなりそうです。
結果、実家の母に電話。
母に、スリに遭って財布をなくしたことを告げると、思いっきり大爆笑されました。
母からのなぐさめの言葉は…
「刺されなくて良かったね~! 強盗じゃなかったから良かったね~!」
確かにそうですけど…。 殺されるよりは、ましですけど…。
微妙です
笑っている母に、カード会社への連絡をお願いしました。
そして、このひと騒動に付き合ってくれた伯母さんが…
気付いたのが、ご飯食べてからで良かったね!
美味しくランチ食べられたでしょう♪
食べる前だったら、ランチどころじゃなかったよ~!!
確かにそうですけど…。 掏られたことに気付かず、暢気に美味しくいただきましたけど…。
やっぱり微妙です

この後、どこにも寄る気分になれず東京駅へ向かいました
久しぶりの東京は、ホテルと警察署へ行っただけでした。

帰りの新幹線代は、伯母さんに借金です。
当然、ニコのお土産もなしです。 無一文ですから

せっかく借りた新幹線代まで掏られないようにと、慎重にバッグを抱きしめて
帰ってきました。
その後、駅まで迎えに
来てもらった弟にも大爆笑され、東京を満喫するはずが
大騒ぎの1日となってしまいました。
東京は、怖いです。 都会は、すごいです。

自分の不注意とはいえ、まさかこんな大事件が起こるとは思いませんでした。

<教訓>
1.お財布は、ファスナーのついたバッグに入れよう!
2.大金は、いくつかに分けて管理しよう!
3.いつでもどこでも、気を引き締めて行動しよう!
その方が、きっと面白いはずです

さて、久しぶりの東京は、青空が広がる夏日でした。

老舗ホテルの美味しいランチで幕開けです。
お腹もいっぱいになり、次はどこへ行こうか相談します。
大満足なランチを終え、お会計です。
???
・・・・・・。
やってしまいました。

正確には、やられてしまいました

お財布、掏られました。

バッグのどこを探しても、お財布が見つかりません

席に戻ってみましたが、落ちてはいませんでした。
せっかく久しぶりの東京だからと、張り切って大金

恐らく、我が家の食費3ヶ月分以上です。

知らない土地 しかも大都会の東京では、何が起きるかわかりません。
そんな時、困らないようにと大目にお金を準備したんです。
( ↑ 田舎者の発想が仇となりました)
そして、来月は私のお誕生日だから、自分へのご褒美

と思っていたんです。
お財布がないことに気付き、呆然と立ち尽くすワタクシ。
そんなことは露知らず、レジのお姉さんは、私の支払いを待っています。
足がガクガクして、体が震えてきました

その場は、伯母さんにランチ代を支払ってもらい、これからどうするか考えます。
警察署の場所もわからないので、110番

警察 「はい、110番です。 事件ですか? 事故ですか?」
私 「あの~、お財布をなくして…

警察 「あなたは、今、どこにいますか? なくしたことに気付いたまでの経過を
教えてください」
私 「虎ノ門からタクシー

タクシー代を支払ったので、その時までは、お財布がありました。
タクシーから降りる時にバッグに入れたんですが、その後、食事を終えた
時には、ありませんでした

警察 「最寄の警察署の電話番号と、タクシーの遺失物センターの電話番号を伝え
ますので、連絡してみてください!」
そして、どちらに電話をかけても私のお財布を拾ってくれたという届け出は
ありませんでした

その時、伯母さんが気付きました

伯母さん 「そう言えば、ホテルに着いた時、レストランの案内板を見ていた私に
不自然に近づいたおじさんがいた!」
気が動転していたので、その場では、よく思い出せませんでしたが、その後、少し
づつ思い出してきました。
タクシーから降りて、そのままホテルのロビーにあるレストランの案内板に駆け寄り
いろいろ悩んでいる時、背後から白いシャツのおじさんが、割り込んできました。
私は、おじさんもランチするのかな~?なんて暢気に「すみません」とおじさんを
避けたんです。
タクシーを降りてから、正面玄関に向かいながらバッグにお財布を仕舞ったので
タクシーに忘れたという可能性はないでしょう。
その後、人混みを歩いた訳でもなく、レストランの案内板でのその時以外、すぐ
近くに誰かが私に近寄ることはなかったので、間違いないでしょう!!
私は、斜め掛けのバッグの後ろポケットに財布を入れていました。
ちなみにチャックはついていません。
おじさんにしてみれば「鴨がネギ背負って、歩いてきたな~

しかも、掏られた相手に「すみません」って頭下げてるなんて…。
頭下げないで、どうせなら一発殴らせてもらえばよかった…。
まさか、日本国内で『スリ』に自分が遭うとは思いませんでした。
ケチでがめつい私が、スリに遭うとは

恥ずかしいやら、情けないやら、悔しいやら



もうじき40代に突入するいい歳のおばさんなのに…

おおなつさんにご馳走するどころか、お金を借りるところでした。。。

幸いだったのは、免許証と保険証だけは、別にしていたので、無事でした。
ただ、持っていたクレジットカードはすべて停止しなければなりません。
これがまたひと苦労でした。 どこの会社のカードか?が思い出せないんです。

同じVISAでも、銀行系によって、連絡先が異なるらしいのです。
お付き合いで作ったカードやら何やら昔の話で思い出せません。
東京にいるんですから、明細書もありません。
ホテルのロビーで、有名なカード会社の代表の電話番号を教えてもらいます。
でも、電話はなかなかつながらない、やっとつながっても該当なしと言われ
携帯の電池もなくなりそうです。
結果、実家の母に電話。
母に、スリに遭って財布をなくしたことを告げると、思いっきり大爆笑されました。
母からのなぐさめの言葉は…
「刺されなくて良かったね~! 強盗じゃなかったから良かったね~!」
確かにそうですけど…。 殺されるよりは、ましですけど…。
微妙です

笑っている母に、カード会社への連絡をお願いしました。
そして、このひと騒動に付き合ってくれた伯母さんが…
気付いたのが、ご飯食べてからで良かったね!
美味しくランチ食べられたでしょう♪
食べる前だったら、ランチどころじゃなかったよ~!!
確かにそうですけど…。 掏られたことに気付かず、暢気に美味しくいただきましたけど…。
やっぱり微妙です


この後、どこにも寄る気分になれず東京駅へ向かいました

久しぶりの東京は、ホテルと警察署へ行っただけでした。

帰りの新幹線代は、伯母さんに借金です。
当然、ニコのお土産もなしです。 無一文ですから


せっかく借りた新幹線代まで掏られないようにと、慎重にバッグを抱きしめて
帰ってきました。
その後、駅まで迎えに

大騒ぎの1日となってしまいました。
東京は、怖いです。 都会は、すごいです。

自分の不注意とはいえ、まさかこんな大事件が起こるとは思いませんでした。

<教訓>
1.お財布は、ファスナーのついたバッグに入れよう!
2.大金は、いくつかに分けて管理しよう!
3.いつでもどこでも、気を引き締めて行動しよう!