combatfoxの日記

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ナイフについて考える

2011-04-03 19:00:24 | ミリタリー

皆さんは上の3本のナイフ、ぱっと見てなんと呼びますか?
今回はナイフの呼び方について考えて見ます。
よく巷の方々が口にする呼び方で、サバイバルナイフ、コンバットナイフ、ミリタリーナイフ、アーミーナイフ、軍用ナイフなどなどありますが本来の正しい呼び方で使われていることが少ないことにお気づきでしょうか?私は結構「言葉」「言い回し」など気にするのですが、世間に情報を伝える業種のニュースでも、新聞でも、一般の方々も、一部の専門家モドキも正確な名称「名前」で表現できていないことが多いようです。


↑オンタリオ社製ASEK「Aircrew Survival Egress Knife」軍のパイロットが不時着時に自力で生き延びるためのナイフです。戦闘にも使えますが本来の設計コンセプトはサバイバル用途なのでジャンルで言うとサバイバルナイフなのですが、もともと軍用に設計されていますので、軍用サバイバルナイフです。


↑ガーバー社製LMF II 「A.S.E.K.」こちらもASEKなのですが、民間モデルです。こちらは軍用ではないので単にサバイバルナイフと呼ぶのが良いでしょう。


↑オンタリオ社製USN Mk3-MOD 0 「USN=United States Navy米海軍:Mk3ナイフ」このナイフは名前のとおり海軍に納入されていたものです、使用用途は戦闘、汎用だと推測されますが、切れ味はイマイチなので、刃先でコジッタリ、刺すような使用に適しているように思えます。たとえば、物資が入っている木箱をのふたを開ける際とか、音を出せない状況下で敵兵に近づき、刺し殺したり。きちんとメンテできていれば頚動脈ぐらいは切れると思いますが、切り殺すのには向かないと思います。なので、ファイティングナイフ(戦闘用に特化したナイフ)ではなく、あくまで汎用ナイフでしょう。一般にはダイバーナイフ、ダイビングするときの汎用ナイフ?として有名です。戦闘用のして特化してはいないのでこの場合ミリタリーナイフと呼ぶのが適切だと思います。

ちなみに「アーミー:陸軍、軍」「ミリタリー:軍隊」「コンバット:戦闘」と言う意味なので
☆戦闘に特化したナイフ=コンバットナイフもしくはファイティングナイフ
設計の段階で戦闘用に重点を置いて作られたナイフの総称と言う感じでしょうかw
後は軍用なのか、民間用なのかでミリタリーやコンバットと言った区分がつくか付かないかだと思います。例:陸軍戦闘用ナイフ=アーミー・コンバットナイフ」と言う具合です。

スイス、アーミーナイフは有名ですがアーミーナイフ=スイスアーミーナイフと言う概念は間違いで、ツールナイフ(十得ナイフ)の類はポケットナイフと呼ぶことが多いようです。同じ形やモデルでも、軍用か民間用かで、アーミーやミリタリーと言った軍用を表す表現が適切かどうか分かりますw

そのナイフの設計コンセプトや、どう言った用途に使うよう重点を置いて作られたか、軍用か否かなど結構おくが深いので、適切な表現で呼ぶのは難しいですが、オンが良い、言いやすい、総称として広まりすぎてるからと言って、やれサバイバルナイフで事件だの、コンバットナイフがどうとか、アーミーナイフが~~とか、言う前に良く考えていってほしいことがある。

ちなみにアーミーナイフと言うとスイスアーミーナイフを連想しますが、たいていの方は、ヴィクトリノックス社などのソルジャーなんかを連想すると思いますが、あれはスイスアーミーナイフ「スイス陸軍用に作られたまたは陸軍がが使っていたナイフと言う意味合いで、あの形を言っているわけではありません。なのでシンプルなメインブレードのみのナイフもあります。

サバイバルナイフも、のこぎり状の刃が連想しがちですが、のこぎり状の刃が無いものもありますし、地上兵や海兵向けより、パイロット用がほとんどですので、のこぎり状の刃はキャノピー(コクピットのガラス?)を切るためのノコ刃であることが多いようですw例外で、木などを切る為の、のこぎりが付いているものもあります。

イヤ~一口にナイフと言っても呼び方だけでも難しいですねw私も適切な表現が出来るよう勉強中ですが、詳しい方はご指摘くださいw何事も勉強ですw

今回のブログネタはあくまでも私の個人的な考えと、書物での情報ですw