写真:キナバル山にはたいてい雲がかかるという
2日目はコタキナバルで最も人気の現地ツアー「キナバル国立公園」「キャノピーウォーク」「ポーリン温泉」などを巡ります。市街地から北東に向かいおよそ2時間あまり走った頃、観光バスの車窓に遠く高くかすむ平らな頂上が見えてきました。世界遺産キナバル国立公園の中心で、東南アジア最高峰4、095mのキナバル山です。<o:p></o:p>
近づくにつれて頂上の岩の形もはっきり見えてきます。その形が女性の横顔を横にした、ややこしい、つまり寝た横顔に似ているというのです。しかもそれは中国(キナ)の未亡人(バル)なのだとか。ガイドのコニーさんも「中国の王子と未亡人の伝説話」をしてくれましたが、いまひとつピンとこない感じです。なんで中国人なん? それほど中国人が多かったのかな?<o:p></o:p>
写真右:ナバル市場には個性的な民芸品が
ウィキペディアの「キナバル山」には、それ以外のいわれとして「アキ・ナバル(祖先の霊が宿る山)がなまってキナバルになった」とあり、こちらが有力としています。それには納得!<o:p></o:p>
それはともかく、まずはキナバル山の展望台がある「ナバル市場」に立ち寄ります。細長い高床式の建物のなかに小さく区切った店があり、原住民カダサン族の民芸品などが所狭しと並べてあります。建物中央部の台の上に若い女性数人が座っているのは、もしかして看板娘? 外には果実や野菜を売る店も並びますが、全体にの~~んびりムードが漂っています。<o:p></o:p>
写真:こちらの姉妹?はお店の奥で店番
「これは日本の笙に似た楽器かな?」と見ていると、店の女性がさっさと袋を開けて組み立て始めました。「音がでるの?」「楽器?」と聞くとウンウンと頷きながらひたすら組み立てを・・・。するとそれは猟に使う「吹き矢」だったのです! そういえばカダサン族は吹き矢も得意だと聞きました。値段も「半分以下にディスカウント!」で25RM(700円程度)というので、買ってみました。<o:p></o:p>
ボルネオ島にはたくさんの民族が住んでいますが、ここのカダサン族は宗教がイスラム教ではなく、キリスト教という特徴があります。
写真:1人で遊んでいました。可愛くてつい・・・。
カダサン族のバンブーダンスはご存知の人も多いでしょう。夕食の民族ショーで披露された多彩なダンスのなかで、黒い衣装で踊る「鳥のダンス」も素敵でした。
男性が「カムカム」と手招きをすると、女性は「ノーノー、恥ずかしい」といった表現をする男女の求愛ダンスです。熱帯の美しい鳥のオスが、なんとかメスの気を引こうと、精一杯ダンスをする映像を思い出しました。
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写真左:民族舞踊ショーですが、わかりにくくてすみません。
写真右:おそらく本物に近い吹き矢。つなぐとほぼ2mの長さ! 5本の矢も鋭い。
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