転んだからには起き上がれ

最近はタイトルから外れたブログになりつつあります・・・でも、好きな言葉なのでそのまま残しておこうかと・・・w

老人ホームを考える

2006-02-05 03:58:54 | 介護
有料老人ホームを検索すると・・・
「常時一〇人以上の高齢者が入居し、食事や日常生活の援助が受けられる老人ホームで老人福祉施設でないもの。
老人福祉法の規定により、都道府県知事が設置届の受理・調査・勧告を行う」と表される。

その中で高齢者とは「一般に六五歳以上の者をさす。六五~七四歳を前期高齢者(ヤング-オールド)、七五歳以上を後期高齢者(オールド-オールド)という。高年齢者」と言われ、老人ホームとは「高齢者が入所して暮らすための施設の総称」と言う。

そして老人福祉施設でないものとは「老人福祉法に基づく、高齢者の福祉のための施設。養護老人ホーム・特別養護老人ホームなどの入所施設と老人福祉センター・デー-サービス-センターなどの通所による利用施設」意外を表す。

そして老人ホームと言われるものには以下に分類される。
特別養護老人ホーム
養護老人ホーム
軽費老人ホーム
有料老人ホーム

さてここまで書いたがこの仕事に携わっていない人には「何のことやら?」と感じてしまうかもしれない。

まず「特別養護老人ホームと養護老人ホームって何が違うの?」って方も居ると思います。
特別が付くか付かないかで大きく違うのです。

特別養護老人ホームは、ねたきりなど常に介護を必要とし、在宅において常時の介護を受けることが困難な方を対象としていますが、養護老人ホームは介護を受けないで生活できる比較的健康な方を対象としています。
また、養護老人ホームは福祉事務所を通じて入所の申込をし、措置によって入所が決定しますが、特別養護老人ホームは介護保険法の要介護認定を受けた方が基本的には各施設との契約により入所できます。
しかし特別養護老人ホームは2~3年は待機待ちと言われます。

次に経費老人ホームですが、これは、低額な料金で高齢者 (場合によっては高齢者夫婦) に住居を提供する老人福祉施設で、すべて個室化されている。
事務費コストは、利用希望者の年収により異なるが、毎日の生活費については本人負担となる。
利用者は60才以上か、夫婦のどちらか一方が60才以上であることとされています。

しかしこれのややこしいのはA型・B型・ケアハウスの3つに分けられるからです。
まずA型ですが・・・
低額な料金で、食事などを提供する。
利用者の資産等が基本利用料の2倍以下で、身寄りがないか、家庭の事情等で家族と同居できない者を対象とする。
給食その他、日常生活に必要な便宜を供与することを目的とする。
とあります。

次にB型ですが・・・
家庭環境、住宅事情等の理由により、居宅において生活することが困難で、自炊できる程度の健康状態の者を対象とする。(自炊を原則とする)
とあります。

最後にケアハウスですが・・・
高齢者のケアに配慮しつつ、その自立性をも尊重した軽費老人ホームである。
バリアフリー構造の為、車椅子使用が可能で、全個室になっている。
食事サービス、入浴サービスが提供される。
入所施設だが、介護保険では居宅とみなされ、介護や支援が必要になった場合には居宅サービスを利用することができる。
とあります。

これを見て一般の人が理解できるでしょうか?
あまりにもややこしく、しかも「どこが違うの?」的な質問をされそうです。
しかも検索の仕方によっては書いた内容と違ったように取る事のできる文面さえあります。

実際に施設で働いていたときも同じような質問は見学者に何度も何度もされました。
法を掻い潜って新たなシステムの施設も見受けられます。
それは書いた中のどれにも属さない物でそれこそ複雑で簡単には説明できないほどです。

オイラもこれから高齢と言う立場に立ったときを考えると今の状況では不安です。
有料老人ホームを利用している家族は「高い金を払ってんだから」と言う感覚でしょう。
これはもちろんでそのシステムに従業しているスタッフはそれを踏まえたうえで仕事をしなくてはいけません。

しかしオイラが間接的に関わっているホームではそんな事お構いなしのようです。
テーブルの上にお尻拭きが置いてあったり、便器が便で汚れていたり、床は汚く掃除もあまりしていない状態。。。

そんな所ばかりではないのですが、そう言った所もあると言う一例です。
これからは老人施設のランク付けも必要になってくるのではないでしょうか?
実際に施設側ではランク付けをしているところもあります。
これは事前調査ってやつです。

悪い場所は悪いと言える勇気がこれからの老人の為であり、自分の為ではないでしょうか?
調査機関などを設けるべきと考えます。
そうでもしないとこれが普通(普通と言う言い方は好きではないのですが・・・)となり基準となってしまったときは恐ろしい事になりそうです。
施設が増えてきてるからこそ考えるべき事と思います。

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