マイスペース

半径1m以内の出来事を独りごちております。

冗談はよしこさんの話

2016年09月09日 | 半径1mの話
昨日のこと、自治会長さんと副会長さんがお二人揃って我が家を訪ねてみえました。

改まってなんじゃらほい!? って思いましたらば 

民生委員のお一人が、病気のため辞職されるので、替わりの人を探しているとのことでした。


それで、○○さんにお願いできないかと思って、と仰います。

んなアホな~!!

いくらなんでも、そんな激務を父がやれるわけがありません。

すると、会長さんの視線は私を捉えています。


はぁ!? まさか私を狙ってる!?


その会長さんは、数年前に都会街から移住してこられた方で、そういう役回りをすることで地元に溶け込むことができるというお考えをもたれているお方であらせられますので、
私が、こちらに越してきて間もないなどということはお断りの理由にはなりませんし、生半可な理由では納得してもらえそうにありません。

世の中には、ウソも方便という言葉があります。

ここには期間限定で暮らしており、近いうちに千葉に戻らねばならないのです、とお答えいたしましたらば諦めて頂く事ができました。

私がウソつきかそうでないかは、父の最期の時期次第ということになるわけでございますな。

くわばらくわばら。


ちなみに、バイトをしていたときに民生委員さんと接する機会が多く、常々そのボランティア精神には頭の下がる思いでおりました。
テキトー人間の私には、絶対無理。
ま、その前に、私なんかにオファーが来ることは絶対あり得ないけど、って隣人さまと話していたものです。

こんなところに来てそんなオファーがやってくるとは思いもしませんでした。でも、ちゃんとお断りできてホッといたしました。


ところが、会長さんたちが帰られたあとで、父が

やったらいいじゃないか、おまえには向いているように思うが・・・と言ったことが私の怒りの沸点を刺激しまして

(実は、その数日前から父に腹を立てる出来事が続いていて、いつでも戦闘開始状態になっておったところだったのです。)


はぁ? 老人の安否確認のパトロールをするのが私に向いているですと!? 

私は、老人の相手はしたくないの! 

毎日毎日、家でも老人の相手をしているのに、何でよその老人の心配をせねばならないの!!


言えるものならば言いたかった・・・

でも、父と喧嘩したら、父が死んだときに後悔するのは分かっているのでぐっと我慢の子でありました。


父も結構しつこく言ってくることが予想されたので、ここは一発で黙らせねばなりません。


あのね、民生委員というのは、資格基準がとても厳しくて私なんかはなれないの。
主婦の人がなる場合は、配偶者がそれなりの人でないと無理。
私の身上調査をしたらNGになるのがオチなんだから。

てなことを言いましたらば、ようやく黙りました。


ったく。油断も隙もあったものじゃありません。



そんなこんなで、私も結構大変です。毎日おもしろおかしく暮らしていると思ったら大間違いです。ひと月のうちの29日間くらいは能天気に過ごしておりますが、あとはかような諸問題に対応しておるのでございます。


隣人様のお庭で実った巨峰を頂戴いたしました。不作なのにありがたいことです。