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聖教新聞(2016/ 8/16) 名字の言

2016年09月07日 22時52分37秒 | コラム・ルポ

聖教新聞(2016/ 8/16) 名字の言

 外食した時に料理を残すのは是か否か。残す人には「全部食べていたらメタボになる」など、それなりの理由もあろう▼だが、まだ食べられる物を捨ててしまう「食品ロス」が、日本では年間約632万トンも発生していると聞いたら、どうだろう(平成25年度推計)。国民1人当たり、茶わん1杯分のごはんを、毎日捨てている計算になる。これは、世界で飢えに苦しむ人々への食料援助量(年間約320万トン)の2倍に相当する▼人間文化研究機構の佐藤洋一郎理事は本紙5日付で、現代の食の軽視の風潮は、生産者と消費者が分離し、農作業や家畜などに接する機会が少なくなったことに始まる、と指摘していた▼その上で氏は、私たちが食を見直す身近な方法として、「食べるために筋肉を使おう」と、ユニークな言葉で提案する。箸を動かす手の筋肉だけでなく、週に何度かでも自炊したり、たまには畑に出て、体を動かして作物を育ててみる。それが食を知る一歩になる――と▼御書に「民のほねをくだける白米」(1390ページ)と。米は、民の骨を砕いてつくった労苦の結晶と教えておられる。「食を知る」とは、食の生産に感謝すること。「食は命」の文化への一歩を、自分から、わが家の食卓から始めたい。(朋)


 

食品ロス…という言葉が言われて久しいけど、なかなか改善されないねぇ。  

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