民進党が夏の参院選で掲げるマニフェスト(政権公約)の原案が27日、判明した。「格差の壁」打破を前面に打ち出し、最低賃金(時給)を2020年までに全国平均で1000円に引き上げると明記。児童扶養手当の第2子以降への支給額を一律1万円に増やすことや、給付型奨学金の創設も盛り込んだ。

 原案は、安倍政権の経済政策アベノミクスを「強い者がより強くなればよい」とする考えに立脚していると批判。公平な分配による格差是正を通じ「持続可能な経済成長を実現する」との方針を示した。

 具体策として、「同一価値労働同一賃金」の確立や残業時間上限規制の導入、保育士給与の月額5万円アップなども打ち出した。安倍政権も同様の施策を発表しているが、山尾志桜里政調会長は27日の記者会見で「どちらが本物で偽物か、判断いただけるものを出したい」と述べた。


財源はどうするんだろうねぇ。

民主党が政権を獲る際に公約した財源のことを考えれば、もう国民は騙されない…と思うんだけどねぇ。