いっしょう

人の生き方とは。

名声。

富。

権力。


別にどれも欲しいわけじゃあない。

自分には、才能も根性もやる気もない。

それがわかったのが、大体高校生の終わりくらいだったと思います。

そしたら、この世に生を受けた理由はシンプルになる。


次世代につなぐ、ということです。


つまり、子どもを育んで、社会貢献してもらうようにするということ。

もしかしたら、私の親、祖父母もそう考えていったのだろうか。

とりあえず遺伝子を残し続けて、優秀な子孫が何かしてくれるのを期待して、一生を終える、という意識はもっているんだろう。

・・・うちに限らず、みんなそうか(笑)

なんにせよ自分の目標は、子孫につなげる、という点だけに絞られた訳で。

他のことは、オプションみたいなもののような気がしてならないのです。


その使命は、子どもが独立する頃、つまり今でいうと22歳に達成されるんでしょう。
ちょうど、50歳ですね。


あと20年。

元々、薄い人生である。

このまま、平坦に終えたい。


そして、俺は義務を果たしたぞ、と小さく呟きたい。