L'Arcを聴いていたら突然観たくなりました(笑)
リングの前日譚。
個人的にジャパニーズ・ホラーのNo.1はリングだと思っていて、上手くその雰囲気を踏襲しています。
貞子を巡る人間ドラマにも焦点が当てられているのでホラー要素はやや薄いかもしれません。
90分という尺の関係からか、説明の不足や各人物の感情面が読み取りづらく、また終盤は突然皆で島に行くなど唐突感があります。
父親と一緒にいる?もう一人の貞子が何故貞子の近くにいるのか謎だったり、劇団員が急に暴徒化して棍棒で闘おうとするなど、色々疑問ですが…細かいことは置いておきます。
良かった点は効果音の使い方ですね。
挿入曲のタイミング等はもう一歩という感じでしたが、効果音や不気味な音が静寂の中でも怖さを引き立てていました。
あとはやはり全体の雰囲気ですね。
劇場が主な舞台ということもあり、女優霊を彷彿とさせる、背後に何かいる、いるように思わせる描写が良かったと思います。
個人的にはこのくらいの緩急のあるホラーが丁度良いかなというところです。
★7つ。