無心

考えないこと。


無心で挑むんだ。


そして、自分を否定しないこと。


何かあっても、自分はダメだなんて、思わない。



そうすることで、大抵のことを乗り切れる気がします。

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。

なぜか、このタイミングで観てしまった(笑)


結論から言うと、あからさまなお涙頂戴シーンの連続とはいえ、泣いてしまいました。

テレビ版は観ておらず、いきなり劇場版だったけれど、すんなり話は理解できたと思います。


以下、微ネタバレ有り。


簡単に内容を説明すると、ある少女の死がきっかけで疎遠になっていた仲間たちが、数年後、彼女の幽霊が現れることによって再び絆を深める・・・。

日常系SFですな。

色々な想いが交錯する中、みんなの思っていることは結局一つで。

最後はすっきりする、ハッピーエンドでした。


ところどころ、自身の小さい頃を振り返り、ノスタルジックになってしまうのも、この作品の狙いなのかもしれません。

昔の思い出って、本当に大切だな、と考えさせられました。


めんまーー！って叫ぶシーンには不覚にも笑ってしまいましたが・・・（;＾ω＾）


★7つ。

椿三十郎

黒澤明の時代劇。

椿三十郎


七人の侍以来の二作目の観賞でござんす。


この作品は、シンプルで、緊迫するシーン、ちょっと笑ってしまうようなシーンが上手い具合に混ざっています。

1時間半、だれることなく、テンポよく進み、きちんと締まる。

そして、何より主人公の椿三十郎がとにかく格好良い。


自分が生まれるよりも25年も前の作品。

率直に、驚くべき完成度だと思いました。


娯楽映画とはこういうものなんだろうなぁ。。


★9つ。

ストップ！！ひばりくん！

昨晩、寝付けずに本棚から出したこの漫画。

作者が投げ出すという事態により、残念ながら未完な訳ですが・・・。


本当に面白い。


というか、ひばりくんが可愛すぎる。。

30年前の作品なんだけれど、らしさもありつつ、今でも通用する可愛さなんだよね。

内容もギリギリのラインを絶妙に踏んでいて、読みたいときに読むと、満たされるんですよね。


だけど。

新キャラが出てきたことに驚くシーンが最後の1ページなんだよね。

せめて・・・せめて1ページでいいから。

この後もドタバタが続く！っていうような内容でもなんでもいいから。

終わりにして欲しかった。


今、久々に読んであらためて思います。

喪失感が半端無いんですわ。

まるで、女性にフラれたときのようで。


ひばりくんはまだ、耕作君とラブコメをやっているんだろうねぇ。


そう思うことで、自分の中でなんとかケジメをつけてみた。

漫画家は、罪深いよ。。

日本の一番長い日

史実を忠実に。



半藤一利さんの著作が原作。

本当はリメイクではなく、オリジナル版を借りようと思っていたのに間違えちまった(笑)

私、本当に恥ずかしながら宮城事件のことを知りませんでした。。

「昭和史(上)」読んだのに、全然覚えてないんだよなぁ。


この作品は人々の心情などではなく、史実に忠実にという点に徹底的に焦点を当てていると感じました。

戦後を生きる我々からすると、本当かよ・・・と思えるようなことが自然な形で起きている。

異様ですよね。


こういう作品を観ると、太平洋戦争の開始から終わりまでを描いた映画があっても良いのでは、と思ってしまいますね(三部作とかで・・・)。

★8つ。