いろんなところで、彼岸花が咲くシーズン。
散歩の途中で、年配の女性が井戸端会議をしているところで
”彼岸花は家屋敷に植えるもんじゃなか”
という会話が聴こえてきましたが、本当かしら?

彼岸花という名前は、お盆を過ぎた「彼岸」の時期に咲くから
彼岸花と名付けられたとされていますが、彼岸花の猛毒性からの連想で
死=彼岸、から名づけられたともいう説もあります。
そしてもうひとつの別名が「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」。
曼珠沙華(まんじゅしゃげ)は仏語から名づけられたそう。
サンスクリット語で天界に咲く花という 意味。
仏教の世界の彼岸花・曼珠沙華は純白なんですって。
彼岸花(ヒガンバナ・曼珠沙華)はリコリス属に属していることから
園芸上では「リコリス」と呼ばれていることもあります。

名前によって印象はかなり違ってるようです。
そういえば。
私の子供の頃は、真っ赤な品種しかなかったように記憶しています。
田んぼのあぜ道が赤くなる、光景は忘れられません。
ちょっと怖くなるほどの迫力もありましたっけ。
摘んで帰ったら、祖母からこっぴどく怒られたし・・。
それでも。
秋になると、この花が咲く様子を見にいきたくなるのです。
それほど、魅力的な花、といえるかもしれません。