駅降り行動：飯田線（飯島～下山村）

長野県南部での駅降り行動２日目、今日は中央本線の大八回りと飯田線の飯島～下山村間を攻めていくことにした。

雨降る中、信濃川島へ。信濃川島は松本方面に向かって左側に片面ホームのある構造、駅舎は地下道を経由した右側にある。これは相対式だった頃の名残である。ホーム有効長は長く停車位置表示は10両まである。信濃川島からは大八回り唯一の211運用で小野へ。小野は２面３線だったが、上り側３番線が撤去され相対式になった。駅は窓口扱いもする委託駅、待合室は窓口営業時間に合わせて15時までしか開いてない。信濃川島と違い周辺は町となっており、駅近くにはコンビニもある。

辰野は通常の２面３線に切りかけホームを加えた２面４線、中央線と飯田線の分岐駅で構内は広い。駅舎側１番線は中央線下り岡谷方面、２番線は飯田線飯田方面、３番線は中央線上り塩尻行になっている。駅舎は2階建てのビルだが中の店舗などは撤退している。看板も消えて寂しい限りである。川岸は島式、岡谷寄りの跨線橋が下り線側駅舎とホームを結んでいる。中央本線が開業して17年後にできた駅なので、駅前には開通記念碑が建っている。再び岡谷に戻り、飯田線で南下、伊那本郷まで１時間半と比較的長い乗車時間だが、そんな時に限ってJR東日本211のロングシート車だった。

10時20分、伊那本郷から飯田線の駅降りを開始した。駅降りした順序は以下の通り。数字は飯島からの駅数、＝は駅歩き。

1伊那本郷－0飯島－3高遠原－2七久保－6伊那大島－7山吹＝8下平－5上片桐＝4伊那田島－11元善光寺－10下市田＝9市田－12伊那上郷＝16鼎－17下山村

飯島は右側駅舎の相対式、構内踏切は豊橋寄、辰野寄両方にある。窓口は業務委託、駅舎は古いが、駅前広場が整備され、タクシーが数台停まっている。
伊那本郷は左側駅舎の相対式、両ホームは構内踏切などで結ばれておらず、辰野方面ホームへは豊橋寄で交差する道路から小さな階段で上がるだけである。豊橋寄の分岐ポイントはカーブした先にあるので、飯田寄りは複線に見える。
七久保は、２面３線の右側駅舎、豊橋寄りに構内踏切のある構造である。２面３線だが３番線発着の営業列車はないから実質相対式である。駅周辺は住宅が密集しており、駅から歩いて10分の所には道の駅がある。

高遠原が右片面で両側に出口のある構造、名前の通りなだらかな高原の途中にあるので、外に行くには坂道を上がることになる。高遠原から伊那田島の間には信号所がある。伊那田島は右片面で豊橋寄りに出口のある構造、周辺は果樹園でリンゴの実がなりかけていた。上片桐は左側に駅舎のある相対式で辰野寄りに構内踏切がある。右側ホームの辰野寄りにも出口はある。

伊那大島は右側駅舎の相対式、駅前の坂道を上がると松川町の住宅地である。伊那大島と伊那上郷の間を利用する学生は多い。交換待ちでないのに、ここで時間調整する列車は結構多く、12分の停車の間に駅降りを実行した。

山吹は右片面、元々は相対式だったが豊橋方面ホームが撤去されて今の形になった。山吹を出て坂を下りるとすぐに下平に着く。下平は左片面で豊橋寄りに出口のある構造、周辺には商業施設が何軒か並ぶ。
市田は右側駅舎の相対式、駅舎が辰野寄りにあるのに対し、構内踏切が豊橋寄だから少し遠回りとなる。高森町の玄関口で周辺は商店や住宅が密集している。下市田は左片面でほぼ豊橋寄りに階段出口のある構造だ。ホームと逆側は国道になっており、沿道には商店が並んでいる。

元善光寺は右側に駅舎のある２面３線、だが３番線は使われてないので、実質相対式に側線２本を加えた構造である。駅舎は元善光寺をイメージした立派なものだが、無人駅である。伊那上郷は左片面、辰野寄りに出口がある。周辺には学校がいくつかあるので、通学時間帯は混雑すると思われる。

鼎は左片面、大きめの駅舎を持ち、学生の利用が多いが無人である。駅前にはタクシーが数台待機している。下山村は左片面、待合室の横に出口があるだけの構造である。

16時28分に下山村で降りて、今日の飯田線の駅降りは終了、飯田線で残ったのは三河大野～伊那八幡間と切石になった。これらの駅は３日もあればつぶせそうだ。下山村から岡谷までは２時間50分も普通列車を乗り通し、岡谷からはあずさ34号で新宿へ。新宿から山手線外回りで日暮里へ向かう予定だったが、ホーム対面に停まっていた中央線快速東京行に乗り換えた。その先、御茶ノ水、秋葉原と乗換え、上野へ。上野で常磐線の発車案内を確認したら、上野東京ラインだった。つまり、中央線快速を東京まで乗り通しても、３度も乗り換えても、同じ常磐線快速だったのだ。この、あずさ34号から常磐線への乗り継ぎケースは次回からの参考にしておこう。