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しーさるの鉄日記

上野始発やまびこと快速湯けむり

7月の3連休は、気仙沼線BRT、大船渡線BRTの駅巡りをすることにした。この2路線は2020年に鉄道事業が廃止になったが、JRバス東北の路線でなく、JR東日本の旅客自動車運送事業を行う路線であること、一部の駅が昔の位置で残っていることから、JR東日本の鉄道路線の駅巡りを終えたこのタイミングで、オプション的に駅巡りをすると判断した。

上野からは、始発の7時56分の『はやぶさ53号』に乗ることに、東北新幹線が東京駅に延伸してから初めて上野始発への乗車だ。『はやぶさ53号』は、3連休初日の他に8/3~12まで10日以外は運転、上野発7時56分の設定で、仙台までは8時02分の仙台以北各停『はやぶさ』の補助、仙台以北も7時38分から8時22分通過の『はやぶさ』の穴を埋めて、20分前後の間隔とする。なお、上野停車の『はやぶさ』としては8時43分まで開くことになる。

出発の10分前の7時47分にホームに降りたが、既に『はやぶさ53号』は、外側19番線で客扱いしていた。東京方面ホームである22番線からの発車かと思い電光掲示板に注意を払っていたが、取り越し苦労だった。データイムには22番線発の臨時があるけど。B席、C席には先客がいて、A席への移動が面倒だった。上野には7時26分に到着したことを考えると、もう少し早く新幹線ホームに降りれば良かったのかと。上野着の上りは7時38分から50分までないから、下りと干渉しないように42分の臨時『とき』のスジの着後に入線したのだろうか。19番線は北陸・上越新幹線専用だが、『はやぶさ53号』が19番線に停車中の間は、前の高崎以北各駅『とき』と次の軽井沢以北各駅『はくたか』は、20番線発となる。『はやぶさ53号』の運転日以外も20番線発とイレギュラーになる。大宮まで『はやぶさ53号』は、この上野7時54分発の『とき』と58分発の『はくたか』の間を走るようになる。上野、大宮で交互発着になるとはいえ、4分間隔の間に400mを越える編成長の『はやぶさ』『こまち』を突っ込むのはさすがに厳しいようで、アプリで列車位置を見たら後続の『はくたか』は1分遅延していた。

大宮を出ると、小山で各駅停車『やまびこ』を追い抜く。上野を6分前に出たこの『やまびこ』は『はやぶさ53号』待避のために、小山発を2分近く繰り下げている。代わりに次の『はやぶさ』に抜かれる宇都宮での待避時間を短縮させている。次に郡山で上野を10分前に出た仙台行『やまびこ』を追い抜く。この『やまびこ』を、通常ダイヤでは宇都宮から郡山まで27分かかるのを24分に短縮、郡山着を8時53分に繰り上げ、停車時間を4分に拡大させて『はやぶさ53号』に追い抜かれる時間を確保する。『はやぶさ53号』の運転頻度が低いから、定期ではこのスジではないのだけど、時刻を繰り上げた方が9時02分の須賀川方面普通への接続に余裕が出る。定期『やまびこ』のスジを変えているため、仙台までの所要時間は定期『はやぶさ5号』と変わらない。一方、仙台~盛岡間は一ノ関のみ停車にも関わらず、所要時間は50分と定期より11分も遅くなる。盛岡から先は八戸のみ停車、一方『はやぶさ5号』は盛岡から先は各駅停車となるので、上野~新青森間の所要時間はほとんど変わらない。臨時のためか、仙台以北は一ノ関、盛岡、八戸のみの停車、八戸では青森行に17分接続、新青森では快速弘前行に19分接続と運転頻度の低い臨時とは思えない接続の良さだ。『こまち』の方も秋田で羽越本線の酒田行に12分で接続する。

仙台着9時22分、券売機で小さな旅ホリデー・パス(南東北フリーエリア)と、これから乗る快速『湯けむり』の指定券を購入する。小さな旅ホリデー・パス(南東北フリーエリア)は福島、山形、宮城のほとんどの区間がJR乗り放題、但し常磐線は福島県内がフリーエリアに入らず山下まで、磐越西線も小野新町までとなっている。東北本線は岩手県の平泉までフリーエリアに入るが、BRTも気仙沼線BRTだけで、岩手県を跨ぐ大船渡線BRTは使えない。快速『湯けむり』の仙台発は9時37分、後続の仙台以北各駅停車『はやぶさ』でも間に合わなくはないが、7分接続できっぷを買うのは厳しかったので臨時『はやぶさ』を使うことで余裕を持たせた。快速『湯けむり』を使わずとも9時48分に普通小牛田行があるのだけど、課金してでも快適に移動して、小牛田での接続に余裕を持たせたので快速『湯けむり』に乗ることにした。

快速『湯けむり』は、快速『はまゆり』などに充当されていたキハ110系0番台を転属のうえ、鉄道開業時に客車イメージのレトロラッピングをしたものを充当している。2020年まで走っていたリゾートみのりはシートピッチ1200mmと新幹線のグリーン車を上回っていたが、キハ110系はシートピッチ940mmとだいぶ狭くなった。それでもE653系やE751系より広い。利用率はもう少しで座席の半分が埋まるくらい、3連休初日の割には低い印象を受けた。岩切を通過すると新幹線から離れて走行、塩釜は仙石東北ラインの特別快速は停車するが、快速『湯けむり』は通過となる。塩釜を出てしばらく走ると、トンネルが連続するようになる。明かり区間の山側の景色を見たら、仙石線の205系の姿が見えた。仙石線は海側を走っていると思ったが、陸前浜田の先から1キロくらい山側を走ることになる。ただ東北本線はオーバーパスして200mでトンネルに入って、そのトンネルの最中で仙石線もトンネルで海側に出るから、このように山側で走る姿が見えるのは貴重かもしれない。ちなみに見えたのは仙台を8分前に出た石巻行だ。

仙石東北ラインの分岐点を出ると、すぐに松島に10時01分に到着した。70キロ程度で流して走るためか、松島までの所要時間は後続の普通と変わらない。松島を出ても70キロ程度で走行するは、品井沼を通過して直線の割合が高くなると、90キロ以上出すようになる。小牛田着10時20分、仙台から43分かかったから、後続の普通より3分だけ早いことになる。快速『湯けむり』は小牛田で5分停車して、陸羽東線へ乗り入れる。東京発『はやぶさ103号』から快速『湯けむり』への接続時間は仙台では7分しかないが、古川では48分もある。古川での接続時間は長いが、余裕を見たら古川で乗り換えた方がいいのかと。小牛田では気仙沼線への接続時間が20分あったので、駅周辺を散策することに。小牛田駅は2006年に東西自由通路上に隣接した部分に改札や券売機が移設されたが、駅長室などは旧駅舎に残す変わった構造となっている。東口は改札口からヤードを跨ぐ形なので、往復したら時間を食ってしまった。
小牛田発10時40分の気仙沼線に乗ることに、接続の仙台発普通の到着前から10人ぐらい乗っており、ボックスは誰か1人いた。34分に対面に仙台発普通が到着、最終的に乗客は20人近くとなった。前谷地着10時55分、4分停車して女川発普通から接続する。この女川発普通は、仙台発9時25分の仙石東北ラインから石巻で接続するから、石巻経由でも12分しか変わらない。1人掛けクロスが空いたので移動した
。柳津には11時21分に到着した。

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